JP2547242B2 - 速動遮断器のラッチ装置 - Google Patents
速動遮断器のラッチ装置Info
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- JP2547242B2 JP2547242B2 JP63178288A JP17828888A JP2547242B2 JP 2547242 B2 JP2547242 B2 JP 2547242B2 JP 63178288 A JP63178288 A JP 63178288A JP 17828888 A JP17828888 A JP 17828888A JP 2547242 B2 JP2547242 B2 JP 2547242B2
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- Japan
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- connecting link
- latch
- shaft
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- Trip Switchboards (AREA)
- Sheet Holders (AREA)
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、可動接触ブリッジ内で軸に回転可能に支
承されたローラを備えた速動遮断器のラッチ装置を出発
点としている。このローラ上では、投入方向に回転可能
に支承されたラッチ棒が動作し、ローラに対向するこの
棒の端面が少なくとも部分的にローラの外形に合わせた
連結リンクとして形成されている。前記接触ブリッジは
遮断方向に力を受ける。ラッチ棒には解除装置が作用を
及ぼす。
承されたローラを備えた速動遮断器のラッチ装置を出発
点としている。このローラ上では、投入方向に回転可能
に支承されたラッチ棒が動作し、ローラに対向するこの
棒の端面が少なくとも部分的にローラの外形に合わせた
連結リンクとして形成されている。前記接触ブリッジは
遮断方向に力を受ける。ラッチ棒には解除装置が作用を
及ぼす。
従来の技術 可動接触ブリッジで軸上に回転可能に支承されたロー
ラを有する速動遮断器のラッチ装置は周知である。投入
時には、磁石で操作されるラッチ棒がローラに作用を及
ぼし、固定接触子に対して接触ブリッジを押し付け、こ
の速動遮断器で電流回路を閉ざす。必要な接触力も同じ
様に磁石からラッチ棒を経由してローラに伝達される。
この速動遮断器の通常の遮断では、磁石は励磁を止め、
同じ様にローラに作用し、付勢された遮断バネが接触ブ
リッジを遮断位置にする。この時に生じるアークは周知
の方法で消弧される。しかし、短絡電流が速動遮断器を
流れると、この通常の遮断が長く続き過ぎるので、この
短絡電流で直接操作される解除装置が作動する。この解
除装置はラッチ棒に作用を及ぼし、ローラとラッチ棒の
間のラッチを解除する。その時、ローラに作用する遮断
バネは直ちに動作し、接触ブリッジを急激に遮断位置に
なる。
ラを有する速動遮断器のラッチ装置は周知である。投入
時には、磁石で操作されるラッチ棒がローラに作用を及
ぼし、固定接触子に対して接触ブリッジを押し付け、こ
の速動遮断器で電流回路を閉ざす。必要な接触力も同じ
様に磁石からラッチ棒を経由してローラに伝達される。
この速動遮断器の通常の遮断では、磁石は励磁を止め、
同じ様にローラに作用し、付勢された遮断バネが接触ブ
リッジを遮断位置にする。この時に生じるアークは周知
の方法で消弧される。しかし、短絡電流が速動遮断器を
流れると、この通常の遮断が長く続き過ぎるので、この
短絡電流で直接操作される解除装置が作動する。この解
除装置はラッチ棒に作用を及ぼし、ローラとラッチ棒の
間のラッチを解除する。その時、ローラに作用する遮断
バネは直ちに動作し、接触ブリッジを急激に遮断位置に
なる。
ラッチ棒に作用する解除装置、例えば作動磁石は、ラ
ッチ棒をローラに対して確実に移動させるため、丈夫に
設計する必要がある。何故なら、大きな反発力に打ち勝
つ必要があるからである。この解除装置を幾分弱く設計
すると、それにより遮断時間が許容できない値まで長く
なる。
ッチ棒をローラに対して確実に移動させるため、丈夫に
設計する必要がある。何故なら、大きな反発力に打ち勝
つ必要があるからである。この解除装置を幾分弱く設計
すると、それにより遮断時間が許容できない値まで長く
なる。
発明の課題 ここに、この発明は上記難点に対して救済策を提供す
るものである。この発明の課題は、非常に急激に動くの
で、大きな遮断電流、特に短絡電流を極度に早く遮断で
きる、投入された速動遮断器の投入接触ブリッジに対す
るラッチ装置を提供することにある。
るものである。この発明の課題は、非常に急激に動くの
で、大きな遮断電流、特に短絡電流を極度に早く遮断で
きる、投入された速動遮断器の投入接触ブリッジに対す
るラッチ装置を提供することにある。
課題を解決する手段 上記の課題は、この発明により、可動接触ブリッジ4
内で軸13に回転可能に支承されたローラ14と、このロー
ラ14に対向する端面が少なくとも部分的にローラ外形に
合わせてある連結リンク16として形成され、遮断方向に
接触ブリッジ4に及ぼす力を与え、投入方向に向けてロ
ーラ14に作用し、回転可能に支承されたラッチ棒15と、
このラッチ棒15に作用する解除装置25を備えた、速動遮
断器用のラッチ装置にあって、 連結リンク16が接触ブリッジ4の投入状態でローラ14
に及ぼす摩擦力を補償しているように構成されていて、
連結リンク16のローラ外形に合わせた部分がローラ14に
対して接線方向に延びて部分に移行し、連結リンク16の
ローラに対して接線方向に延びる部分が投入方向に対し
て角度90゜−αほど傾いていて、その場合、角度αが のように決定され、C5が軸13とローラ14の間の摩擦係
数、C6がローラ14と連結リンク16の間の摩擦係数、R1が
軸13の半径、R2がローラ14の半径であることによって解
決されている。
内で軸13に回転可能に支承されたローラ14と、このロー
ラ14に対向する端面が少なくとも部分的にローラ外形に
合わせてある連結リンク16として形成され、遮断方向に
接触ブリッジ4に及ぼす力を与え、投入方向に向けてロ
ーラ14に作用し、回転可能に支承されたラッチ棒15と、
このラッチ棒15に作用する解除装置25を備えた、速動遮
断器用のラッチ装置にあって、 連結リンク16が接触ブリッジ4の投入状態でローラ14
に及ぼす摩擦力を補償しているように構成されていて、
連結リンク16のローラ外形に合わせた部分がローラ14に
対して接線方向に延びて部分に移行し、連結リンク16の
ローラに対して接線方向に延びる部分が投入方向に対し
て角度90゜−αほど傾いていて、その場合、角度αが のように決定され、C5が軸13とローラ14の間の摩擦係
数、C6がローラ14と連結リンク16の間の摩擦係数、R1が
軸13の半径、R2がローラ14の半径であることによって解
決されている。
この発明による他の有利な構成は、特許請求の範囲の
従属請求項に記載されている。
従属請求項に記載されている。
発明の効果 この発明で得られる利点は、ラッチ装置を止めた直
後、投入方向に向けてローラに未だ作用している力がラ
ッチ棒の移動を更に加速させるので、接触ブリッジの更
に早い遮断運動を可能にする点にある。
後、投入方向に向けてローラに未だ作用している力がラ
ッチ棒の移動を更に加速させるので、接触ブリッジの更
に早い遮断運動を可能にする点にある。
実施例 以下、この発明をただ一つの実施例を示す図面に基づ
きより詳しく説明する。
きより詳しく説明する。
この発明の実施例 第1図には、速動遮断器の接触システムが非常に単純
化して示してある。電流シール1には固定接触子2が固
定されている。投入状態では、固定接触子2に可動接触
片3が押圧され、この接触片3は可動接触ブリッジ4の
一端に接続している。この可動接触ブリッジ4の他端は
電流案内部に適した転がり軸受5に回転可能に支承され
ている。この転がり軸受5は電流レール6の中に嵌まっ
ている。前記の部材1〜6は速動遮断器の主電流通路を
形成している。遮断過程の間、固定接触子2と接触片3
の間で燃えるアークが周知の方法でスパーク端8と9に
切り換わる時、短時間、バイパス電流通路10に電流が流
れる。その時、接触ブリッジ4には電流が流れず、電流
負荷を難なく遮断位置にする。周知のようにスパーク端
8,9から図示していない多数の消弧板に飛び移るアーク
が消えると、速動遮断器による電流の流れは確実に止ま
る。こうして、固定接触子2と接触片3の間に再び電圧
が生じる。
化して示してある。電流シール1には固定接触子2が固
定されている。投入状態では、固定接触子2に可動接触
片3が押圧され、この接触片3は可動接触ブリッジ4の
一端に接続している。この可動接触ブリッジ4の他端は
電流案内部に適した転がり軸受5に回転可能に支承され
ている。この転がり軸受5は電流レール6の中に嵌まっ
ている。前記の部材1〜6は速動遮断器の主電流通路を
形成している。遮断過程の間、固定接触子2と接触片3
の間で燃えるアークが周知の方法でスパーク端8と9に
切り換わる時、短時間、バイパス電流通路10に電流が流
れる。その時、接触ブリッジ4には電流が流れず、電流
負荷を難なく遮断位置にする。周知のようにスパーク端
8,9から図示していない多数の消弧板に飛び移るアーク
が消えると、速動遮断器による電流の流れは確実に止ま
る。こうして、固定接触子2と接触片3の間に再び電圧
が生じる。
接触ブリッジ4には長手方向に延びる切欠12がある。
この切欠12の側壁は軸13を保持し、この軸13が円筒状に
形成されたローラ14を回転可能に支承する。軸13とロー
ラ14には接触ブリッジ4の移動方向に垂直に延びる共通
の中心軸がある。接触ブリッジ4の投入位置では、ロー
ラ14はラッチ棒15に載っていて、ローラ14に対向するこ
のラッチ棒の端面は少なくとも部分的にローラ外形に合
った連結リンク16として形成されている。ローラに対向
するラッチ棒15の端部は絶縁部17に回転可能に支承され
ている。連結片18はこの絶縁部17を図示していない原理
的に周知の遮断器に連結している。バネ19は絶縁材料製
のサポート20に支持されているが、ラッチ棒15をローラ
14に対して上向きに押圧する。遮断器はラッチ棒15を介
してローラ14と接触ブリッジ4に作用を及ぼす。投入状
態では、この遮断器は固定接触子2と接触片3に接触力
も与え、その場合、可能性のある接触片の消耗を自動的
に均等にする。
この切欠12の側壁は軸13を保持し、この軸13が円筒状に
形成されたローラ14を回転可能に支承する。軸13とロー
ラ14には接触ブリッジ4の移動方向に垂直に延びる共通
の中心軸がある。接触ブリッジ4の投入位置では、ロー
ラ14はラッチ棒15に載っていて、ローラ14に対向するこ
のラッチ棒の端面は少なくとも部分的にローラ外形に合
った連結リンク16として形成されている。ローラに対向
するラッチ棒15の端部は絶縁部17に回転可能に支承され
ている。連結片18はこの絶縁部17を図示していない原理
的に周知の遮断器に連結している。バネ19は絶縁材料製
のサポート20に支持されているが、ラッチ棒15をローラ
14に対して上向きに押圧する。遮断器はラッチ棒15を介
してローラ14と接触ブリッジ4に作用を及ぼす。投入状
態では、この遮断器は固定接触子2と接触片3に接触力
も与え、その場合、可能性のある接触片の消耗を自動的
に均等にする。
投入方向で接触ブリッジ4に働く力は遮断器で与えら
れる。運転に必要な通常の遮断に対して、投入方向の力
が相殺され、接触ブリッジ4に直接作用する遮断バネ22
が接触ブリッジを遮断位置に引っ張る。この遮断バネ22
は、遮断バネによる漏洩電流をなくすため、少なくとも
片側を絶縁して吊るしてある。非常に大きい電流、例え
ば短絡電流を遮断する場合、遮断過程を早める必要があ
る。付加的な解除装置25,例えば大電流で直接励磁され
る磁石はラッチ26で切り欠き12を通り抜けて突き出てい
るラッチ棒15の端部27に作用を及ぼす。その場合、ラッ
チ棒15は下向きに押圧され、ローラ14は連結リンク16に
沿って遮断方向に転動する。ローラ14とラッチ棒15の間
のロキッキングは、その様にして非常に早く解除され
る。
れる。運転に必要な通常の遮断に対して、投入方向の力
が相殺され、接触ブリッジ4に直接作用する遮断バネ22
が接触ブリッジを遮断位置に引っ張る。この遮断バネ22
は、遮断バネによる漏洩電流をなくすため、少なくとも
片側を絶縁して吊るしてある。非常に大きい電流、例え
ば短絡電流を遮断する場合、遮断過程を早める必要があ
る。付加的な解除装置25,例えば大電流で直接励磁され
る磁石はラッチ26で切り欠き12を通り抜けて突き出てい
るラッチ棒15の端部27に作用を及ぼす。その場合、ラッ
チ棒15は下向きに押圧され、ローラ14は連結リンク16に
沿って遮断方向に転動する。ローラ14とラッチ棒15の間
のロキッキングは、その様にして非常に早く解除され
る。
このラッチ装置の動作様式を説明するため、先ず第2
図を詳しく検討する。連結リンク16として形成されたラ
ッチ棒15の端面は、部分的にローラの外形に合わせてあ
る。点A以降では、ローラ外形に合わせた連結リンク16
の部分はローラ14に対して接線方向に延びる部分に移行
する。連結リンク16は、接触ブリッジ4の投入状態でロ
ーラに加わる摩擦力を補償するように構成されている。
ローラ14に対して接線方向に延びる連結リンク16の部分
は投入方向に対して角度90゜−αだけ傾いている。投入
方向は矢印28で示してある。角度α自体は、点Aを軸13
の中点Zに結び付ける接続線29と投入方向の間の角度と
して定義される。同じ角度αは、ローラ14に対して接線
方向に延びる連結リンク16の部分とラッチ棒15の投入方
向に対して垂直に延びる線分の間の角度としても現れ
る。ローラ14に対して接線方向に延びる連結リンク16の
部分はラッチ棒15の上方縁部まで直線で延びる必要でな
く、ローラ14の進みを容易にするため、点線30で示すよ
うに、幾分丸みを付けてあってもよい。
図を詳しく検討する。連結リンク16として形成されたラ
ッチ棒15の端面は、部分的にローラの外形に合わせてあ
る。点A以降では、ローラ外形に合わせた連結リンク16
の部分はローラ14に対して接線方向に延びる部分に移行
する。連結リンク16は、接触ブリッジ4の投入状態でロ
ーラに加わる摩擦力を補償するように構成されている。
ローラ14に対して接線方向に延びる連結リンク16の部分
は投入方向に対して角度90゜−αだけ傾いている。投入
方向は矢印28で示してある。角度α自体は、点Aを軸13
の中点Zに結び付ける接続線29と投入方向の間の角度と
して定義される。同じ角度αは、ローラ14に対して接線
方向に延びる連結リンク16の部分とラッチ棒15の投入方
向に対して垂直に延びる線分の間の角度としても現れ
る。ローラ14に対して接線方向に延びる連結リンク16の
部分はラッチ棒15の上方縁部まで直線で延びる必要でな
く、ローラ14の進みを容易にするため、点線30で示すよ
うに、幾分丸みを付けてあってもよい。
第3図から、ローラ14とラッチ棒15の間の点Aで作用
する実際の力がかなりなものであることが分かる。力P1
は投入位置方向に作用し、遮断器で与えられている。こ
の力P1は周知のように成分P2とP3に分解できる。成分P2
は軸13の中点Zの方向に作用し、関係式P3=P1・sinα
で表せる成分P3は、成分P2に垂直に作用する。成分P
3は、その作用方向が連結リンク16の接線方向に延びる
部分の方向と合致するまで平行に移動する。この成分は
上から点Aに作用する。この力の成分P3は同じ軸に正確
に等しい大きさの力P4に逆らう。この力P4はこの系の軸
13、ローラ14及び連結リンク16に生じる摩擦力の加算値
である。
する実際の力がかなりなものであることが分かる。力P1
は投入位置方向に作用し、遮断器で与えられている。こ
の力P1は周知のように成分P2とP3に分解できる。成分P2
は軸13の中点Zの方向に作用し、関係式P3=P1・sinα
で表せる成分P3は、成分P2に垂直に作用する。成分P
3は、その作用方向が連結リンク16の接線方向に延びる
部分の方向と合致するまで平行に移動する。この成分は
上から点Aに作用する。この力の成分P3は同じ軸に正確
に等しい大きさの力P4に逆らう。この力P4はこの系の軸
13、ローラ14及び連結リンク16に生じる摩擦力の加算値
である。
この場合、ローラ14と連結リンク16の間に生じる摩擦
力P41は関係式P41=P1・cosα・C6で決まり、C6はロー
ラ14と連結リンク16の間の摩擦係数である。軸13とロー
ラ14の間の摩擦力はローラ14の半径R2に対する軸13の半
径R1の比で低減される。点Aでは、後者の摩擦力から成
分 となる。力P4は関係式P4=P41+P42で求まる。
力P41は関係式P41=P1・cosα・C6で決まり、C6はロー
ラ14と連結リンク16の間の摩擦係数である。軸13とロー
ラ14の間の摩擦力はローラ14の半径R2に対する軸13の半
径R1の比で低減される。点Aでは、後者の摩擦力から成
分 となる。力P4は関係式P4=P41+P42で求まる。
成分P3と力P4を互いに等しくと置くと、角度αの大き
さに対して次の式 を得る。
さに対して次の式 を得る。
ローラ14は溝状の切欠が嵌まる外周面を有する。この
切欠はラッチ棒15の端面に対する案内部として使用され
る。このようにして、ラッチ棒15はローラ14から横方向
に滑り落ちなくなる。同じ様に、両方の部分が引っ掛か
ることも回避できる。更に、より良い案内を得るため、
ラッチ棒15の端面をローラ14の切欠の形に合わせるとも
できる。
切欠はラッチ棒15の端面に対する案内部として使用され
る。このようにして、ラッチ棒15はローラ14から横方向
に滑り落ちなくなる。同じ様に、両方の部分が引っ掛か
ることも回避できる。更に、より良い案内を得るため、
ラッチ棒15の端面をローラ14の切欠の形に合わせるとも
できる。
第1図、速動遮断器の接触系の原理図、 第2図、この発明によるラッチ装置の詳細図、 第3図、第2図のラッチ装置に作用する力を表す図面。 図中参照符号: 1,6……電流レール 2……固定接触子 3……接触片 4……接触ブリッジ 5……転がり軸受 8,9……スパーク端 10……併置電流通路 12……切り欠き 13……軸 14……ローラ 15……ラッチ棒 16……連結リンク 17……絶縁部 18……連結片 19……バネ 20……サポート 22……遮断バネ 25……解除装置 26……ラッチ 27……ラッチ棒の一端 29……接続線 P1,P4……力 P2,P3……P1の成分 R1……軸13の半径 R2……ローラ14の半径 C5……軸13とローラ14間の摩擦係数 C6……ローラ14と連結リンク16間の摩擦係数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 米国特許3012800(US,A) 米国特許3111565(US,A) 米国特許3864649(US,A)
Claims (3)
- 【請求項1】可動接触ブリッジ(4)内で軸(13)に回
転可能に支承されたローラ(14)と、このローラ(14)
に対向する端面が少なくとも部分的にローラ外形に合わ
せてある連結リンク(16)として形成され、遮断方向に
接触ブリッジ(4)に及ぼす力を与え、投入方向に向け
てローラ(14)に作用し、回転可能に支承されたラッチ
棒(15)と、このラッチ棒(15)に作用する解除装置
(25)を備えた、速動遮断器用のラッチ装置において、 連結リンク(16)が接触ブリッジ(4)の投入状態でロ
ーラ(14)に及ぼす摩擦力を補償しているように構成さ
れていて、連結リンク(16)のローラ外形に合わせた部
分がローラ(14)に対して接線方向で延びる部分に移行
し、連結リンク(16)のローラに対して接線方向に延び
る部分が投入方向に対して角度(90゜−α)ほど傾いて
いて、その場合、角度(α)が のように決定され、C5が軸(13)とローラ(14)の間の
摩擦係数、C6がローラ(14)と連結リンク(16)の間の
摩擦係数、R1が軸(13)の半径、R2がローラ(14)の半
径であることを特徴とするラッチ装置。 - 【請求項2】ローラ(14)の外周面はラッチ棒(15)の
端面に対する案内部として使用される切欠を有すること
を特徴とする請求項1記載のラッチ装置。 - 【請求項3】ラッチ棒(15)の端面は切欠の形状に合わ
せてあることを特徴とする請求項3記載のラッチ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH2776/87-4 | 1987-07-22 | ||
CH2776/87A CH673175A5 (ja) | 1987-07-22 | 1987-07-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6441125A JPS6441125A (en) | 1989-02-13 |
JP2547242B2 true JP2547242B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=4241347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63178288A Expired - Lifetime JP2547242B2 (ja) | 1987-07-22 | 1988-07-19 | 速動遮断器のラッチ装置 |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4877928A (ja) |
EP (1) | EP0300270B1 (ja) |
JP (1) | JP2547242B2 (ja) |
KR (1) | KR970004395B1 (ja) |
CN (1) | CN1010903B (ja) |
AT (1) | ATE84913T1 (ja) |
BR (1) | BR8803654A (ja) |
CA (1) | CA1330224C (ja) |
CH (1) | CH673175A5 (ja) |
CZ (1) | CZ279701B6 (ja) |
DE (1) | DE3877645D1 (ja) |
ES (1) | ES2038246T3 (ja) |
FI (1) | FI88552C (ja) |
PL (1) | PL158664B1 (ja) |
SK (1) | SK521188A3 (ja) |
SU (1) | SU1748663A3 (ja) |
UA (1) | UA18262A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104299813A (zh) * | 2014-10-28 | 2015-01-21 | 大全集团有限公司 | 一种电磁斥力机构开断器 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02250628A (ja) * | 1989-03-22 | 1990-10-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複合機能素子 |
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