JP2547152Y2 - スプリットダンパ - Google Patents

スプリットダンパ

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JP2547152Y2
JP2547152Y2 JP1990121363U JP12136390U JP2547152Y2 JP 2547152 Y2 JP2547152 Y2 JP 2547152Y2 JP 1990121363 U JP1990121363 U JP 1990121363U JP 12136390 U JP12136390 U JP 12136390U JP 2547152 Y2 JP2547152 Y2 JP 2547152Y2
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JP
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pulverized coal
disk
damper
shaft
branch
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周廣 岩瀬
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は微粉炭搬送管用のスプリットダンパに関する
ものである。
[従来の技術] 石炭の微粉を一次空気と混合してバーナから噴出し、
浮遊燃焼させるボイラの微粉炭燃焼方式については、種
々研究が進められている。第4図はその一例であり、微
粉炭と一次空気との混合気を直接バーナaへ送給する方
式と、前記混合気をバーナaの直前に設けたサイクロン
bを通してバーナaへ送給する方式とを併設する方式を
示す。
前記の併設方式にあっては、バーナaへ送給する微粉
炭と一次空気との混合気を2ルートに区分して送給する
必要があるので、微粉炭搬送管cの配管途中に、微粉炭
搬送支管dと微粉炭搬送支管eに分岐する分岐部fを設
け、該分岐部fにスプリットダンパgを備える必要があ
る。
そこで、前記分岐部fの上流側に、微粉炭搬送方向に
直交する方向へ回動自在に挿通した軸iと、分岐部f内
側の前記軸i両端部に固設され互いに平行して前記微粉
炭搬送支管d方向へ延びる一対の扇形のアームj,j、お
よび該アームj,jの半径に沿う曲面を有し、且つ前記分
岐部fで分岐する一方の微粉炭搬送支管dを閉塞し得る
所定幅を有するディスク本体kを設け、該ディスク本体
kの長手方向両端部を前記両アームj,jの先端に溶接し
たダンパディスクmとにより形成され、前記軸iを図示
していない駆動装置で回動することにより、前記微粉炭
搬送支管dを開閉し得るよう形成されたスプリットダン
パgが提案されている。
なお、図中hはサイクロンbから排出される空気を前
記スプリットダンパg直後の微粉炭搬送支管dへ回送す
る排気管である。
[考案が解決しようとする課題] 前述のスプリットダンパgはダンパディスクmが常に
微粉炭の流れに曝されているのでディスク本体k内面側
が磨耗する。特に、スプリットダンパgを回動し、微粉
炭搬送支管dへのルートを僅かに開放すると、ディスク
本体k内面に沿って流れる微粉炭の流速が早くなり、デ
ィスク本体kの内面側の磨耗を促進し、更にディスク本
体kの外面側にも微粉炭がまき込まれるのでディスク本
体kの外面側も磨耗する。
また、排気管hによってサイクロンbから微粉炭搬送
支管dへ回送される空気にも若干の微粉炭が含まれてい
るため、前記ディスク本体k外面側も微粉炭の流れの影
響を受けて磨耗するなどの問題がある。
本考案は、前述の実情に鑑み、ディスク本体の内面側
および外面側に耐磨耗材を取付けてダンパディスク磨耗
防止を図ったスプリットダンパを提供することを目的と
してなしたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、微粉炭搬送管の分岐部上流側に、微粉炭搬
送方向と直交する方向へ回動自在に挿通した軸と、該軸
の分岐部内側に位置する両端部に固設され互いに平行と
なって前記分岐部方向へ延びるアームの先端に、該アー
ムの半径に沿う曲面を有し分岐部において一方の微粉炭
搬送支管を閉塞し得るよう形成したディスク本体を取付
けたダンパディスクとにより形成され、前記軸を回動す
ることにより前記分岐部の一方の微粉炭搬送管支管への
ルートを開閉するスプリットダンパにおいて、ディスク
本体の内面側と外面側に耐磨耗材を取付け、微粉炭搬送
管の軸挿通部分に、ダンパディスクを外部へ露出するた
めの着脱可能なカバーを取付けた構成としている。
[作用] 従って、本考案のスプリットダンパでは、ディスク本
体の内面側に取付けた耐磨耗材が、ダンパディスク内を
流れる微粉炭によるディスク本体内面の磨耗を防止す
る。また、ディスク本体の外面側に取付けた耐磨耗材
が、ダンパディスクを少し開いたときにディスク本体の
外面側にまき込まれる微粉炭、および排気管によってサ
イクロンから微粉炭搬送支管へ回送される空気に含まれ
る微粉炭、等の流れによるディスク本体外面の磨耗を防
止する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例であり、微粉炭
搬送管1の配管途中に接続する分岐部2は、上流側にあ
って上下方向に長い矩形断面を有する基部3と、該基部
3に連続して上下方向に分岐する矩形断面の微粉炭搬送
支管4,5を有する先端部6とで形成し、微粉炭搬送支管
4は直接バーナ7へ連結し、微粉炭搬送支管5はサイク
ロン8を介してバーナ7へ連結し、サイクロン8から排
出される空気を前記微粉炭搬送支管4へ回送する排気管
9をサイクロン8から微粉炭搬送支管4の分岐点t下流
へ連結する。
前記基部3の微粉炭搬送支管4の上流側に、基部3の
幅方向両側へ突出した突出部11を設ける。該突出部11の
上面は、突出長さを加えた基部3の全幅を有し、且つ基
部3の上面から前記微粉炭搬送支管4の分岐点tにかけ
て所定の半径をもって曲げられ、さらに前記微粉炭搬送
支管4の軸線上に微粉炭搬送支管4の延設方向へ通る角
孔10を備えた曲面により連続形成され、また前記突出部
11の上流側と下面は、基部3の幅方向外側へ突出した垂
直面と水平面とにより形成され、突出部11は側方からみ
ると中心角90度の扇形をなしている。
前記角孔10の水平方向幅は微粉炭搬送支管4の内幅と
同一とし、上下方向長さは微粉炭搬送支管4上下方向高
さより少し短く形成し、角孔10の上下の孔縁から微粉炭
搬送支管4と排気管9の接続部孔縁へ達するガイド板12
を設ける。
前記突出部11に、突出部11の外周に沿う所定幅のフラ
ンジ13を設け、外周フランジ13に複数のボルト孔14を設
け、前記フランジ13の外形に適合し、且つ前記フランジ
13のボルト孔14と同心同径の複数のボルト孔15を有する
カバー16を、前記ボルト孔14,15にボルトを挿通するこ
とにより取付ける。
前記フランジ13に設ける複数のボルト孔14は、突出部
11の扇形中心角付近となるフランジ13の部分に設けたボ
ルト孔14を基にして所定の間隔で配列し、カバー16を取
外す場合に、前記の基にしたボルト孔14のボルトを残す
ことによって、カバー16がそのボルトを中心に回動する
よう形成され、基部3内の点検が容易にできるよう図ら
れている。
前記カバー16の扇形中心角近くに基部3の幅方向へ貫
通する軸孔17を穿設し、該軸孔17に一端部が基部3幅方
向の一方に突出するよう回動自在な軸18を挿通し、該軸
18の前記一端部にレバー19を設け、前記軸18の両端部の
前記カバー16内側に近い部分に固設され、互いに平行し
て微粉炭搬送支管4方向へ延びる扇形のアーム20を設
け、前記基部3の上面から微粉炭搬送支管4分岐点tに
かけて形成された曲面に適合し、且つ前記アーム20の半
径に沿う曲面を有し、前記角孔10を閉塞し得るよう形成
したディスク本体21を前記アーム20の先端に溶接し、ダ
ンパディスク22を形成する。
前記アーム20はダンパディスク22が微粉炭を噛み込
み、作動不能にならないよう扇形中心角度を35−60度程
度の範囲内とするのが好ましい。
前記ディスク本体21を前記アーム20に溶接する以前に
ディスク本体21の内面側に耐磨耗材23を、またディスク
本体21の外面側に耐磨耗材24をそれぞれタップ溶接によ
り取付け、耐磨耗材23,24を取付けた後、ディスク本体2
1に所定の曲面を付加する。
そして、耐磨耗材23,24が高い硬度を有し、曲げによ
って亀裂を生じ易く、特に曲げに加えて引張力がかかる
ディスク本体21外面側の耐磨耗材24は加工時に破損し易
いことを考慮し、且つ微粉炭流に曝される条件を勘案し
て、ディスク本体21の内面側の耐磨耗材23は厚く2−5m
m程度とし、ディスク本体21の外面側の耐磨耗材24は薄
く0.5mm程度とし、曲げ加工時の亀裂発生防止を図る。
また、このときのディスク本体21の板厚は12mm、曲率半
径は280mm程度とする。
さらに、アーム20とディスク本体21との溶接部角の外
側にも耐磨耗材による肉盛り溶接26を行なう。
さらにまた、微粉炭流による前記軸18の磨耗を防止す
るため、アーム20間の軸18に耐磨耗材管25を外嵌する。
次に作動について説明する。図示していない駆動装置
を作動し、前記レバー19を介して軸18を回動することに
より、ディスク本体21で角孔10を閉塞しているダンパデ
ィスク22を上方へスライドさせ、前記角孔10を開放す
る。ダンパディスク22の作動範囲は前記突出部11の扇形
中心角90度である。ダンパディスク22の開度により、角
孔10を通過し微粉炭搬送支管4中を流れバーナ7へ送給
される微粉炭の流量が変化するので、他の一方の微粉炭
搬送支管5からサイクロン8を通りバーナ7へ送給され
る微粉炭に加えて総量を規制し、ボイラ負荷の増減に対
応する。
前記によれば、ディスク本体21の内外面両側に耐磨耗
材23,24を取付けたので、ダンパディスク22内を流れる
微粉炭によるディスク本体21の内面の磨耗を防止し得ら
れ、またダンパディスク22を少し開いたときディスク本
体21の外面側にまき込まれる微粉炭、排気管9によって
サイクロン8から微粉炭搬送支管4へ回送される空気に
含まれる微粉炭、等によるディスク本体21外面の磨耗を
防止し得る。さらに、アーム20とディスク本体21との溶
接部角に耐磨耗材による肉盛り溶接26を施したので、当
該部の磨耗を防止でき、さらにまた、軸18に耐磨耗材管
25を外嵌したので、微粉炭による軸18の磨耗も防止でき
る。
なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるもので
はなく、耐磨耗材の取付けに種々の方法を採用するこ
と、耐磨耗材の厚み、ディスク本体の板厚、等を適宜選
定すること、軸に外嵌する耐磨耗材管の採否を適宜選定
すること及び軸の回動を手動により行うようにするこ
と、突出部の側方からみた中心角を適宜選定すること、
等は任意であり、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のスプリットダンパによれ
ば、微粉炭管分岐内において微粉炭流に曝されるスプリ
ットダンパディスク本体の内外面に耐磨耗材を取付け、
ディスク本体の磨耗を防止し得るようにしたので、スプ
リットダンパの耐用寿命の延命を図ることができ、さら
にはボイラの機能を長期間にわたり保持することがで
き、また、微粉炭搬送管の軸挿通部分に、ダンパディス
クを外部へ露出するための着脱可能なカバーを取付けた
ので、カバーを外すことにより、ダンパディスクを容易
に点検したり交換したりすることができるようになる
等、優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスプリットダンパの一実施例の側面
図、第2図は第1図のII−II矢視図、第3図は第2図の
III−III矢視図、第4図は従来のスプリットダンパの一
例の側面図である。 図中、1は微粉炭搬送管、2は分岐部、4,5は微粉炭搬
送支管、18は軸、20はアーム、21はディスク本体、22は
ダンパディスク、23,24は耐磨耗材を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】微粉炭搬送管の分岐部上流側に、微粉炭搬
    送方向と直交する方向へ回動自在に挿通した軸と、該軸
    の分岐部内側に位置する両端部に固設され互いに平行と
    なって前記分岐部方向へ延びるアームの先端に、該アー
    ムの半径に沿う曲面を有し分岐部において一方の微粉炭
    搬送支管を閉塞し得るよう形成したディスク本体を取付
    けたダンパディスクとにより形成され、前記軸を回動す
    ることにより前記分岐部の一方の微粉炭搬送管支管への
    ルートを開閉するスプリットダンパにおいて、ディスク
    本体の内面側と外面側に耐磨耗材を取付け、微粉炭搬送
    管の軸挿通部分に、ダンパディスクを外部へ露出するた
    めの着脱可能なカバーを取付けたことを特徴とするスプ
    リットダンパ。
JP1990121363U 1990-11-20 1990-11-20 スプリットダンパ Expired - Lifetime JP2547152Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4570549A (en) * 1984-05-17 1986-02-18 Trozzi Norman K Splitter for use with a coal-fired furnace utilizing a low load burner
JPS6234127U (ja) * 1985-08-15 1987-02-28

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