JP2547073Y2 - ストレーナ - Google Patents

ストレーナ

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JP2547073Y2
JP2547073Y2 JP8342592U JP8342592U JP2547073Y2 JP 2547073 Y2 JP2547073 Y2 JP 2547073Y2 JP 8342592 U JP8342592 U JP 8342592U JP 8342592 U JP8342592 U JP 8342592U JP 2547073 Y2 JP2547073 Y2 JP 2547073Y2
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JP
Japan
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hose
strainer
tapered
mounting pipe
tapered portion
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順一 宮本
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、薬液タンク等へ水道
等からの水等を投入する際に使用されるストレーナに関
する。
【0002】
【従来の技術】薬液タンクへ給水する場合、薬液タンク
の投入口にかご状のストレーナを嵌挿、装着するととも
に、ホースを、水道の蛇口等から引いて来て、先端から
ストレーナへ向けて放水している。従来周知のストレー
ナには、ホース端部を留める係止部は装備されていなか
った。このため、作業者は、ホース端部からの水がスト
レーナへ適切に入るように、給水中、ホース端部を把持
する必要があり、他の作業を並行して行なうことができ
ず、作業の能率が低下している。
【0003】そこで、実開昭63−54406号公報で
は、種々の径の区画部をストレーナ上部開口側に設け、
ホース端部を、その径に対応する区画部内へ挿入し、係
止するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】実開昭63−5440
6号公報のストレーナの問題点は次の通りである。 (a)多種の径のホースに対処するために、区画部の個
数を増大すると、それら区画部がストレーナの開口部に
占める全体の面積が増大し、その結果、ストレーナに粉
粒状の薬剤を入れて、ストレーナ内で溶解させるときの
作業面積が狭くなってしまう。 (b)ホースは、区画部の内側へ挿入しているだけなの
で、抜け易い。 (c)ホースの径に対応する区画部を探すのが煩雑であ
る。
【0004】この考案の目的は、上記問題点を克服した
ストレーナを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。この考案のスト
レーナ(10)は、(a)筒状側壁部(14)と、(b)筒状側
壁部(14)の下端側開口部を覆うストレーナ材(20)と、
(c)下端を開口しストレーナ材(20)より上側に立設さ
れるホース装着管(22)とを有している。ホース装着管(2
2)は、上方へ向かって径を漸減するテーパ部(26)を上下
方向へ複数個備える。各テーパ部(26)の最大径は上側の
テーパ部(26)程小さく、少なくとも最上側のテーパ部(2
6)には、通孔(28)が形成されている。
【0006】
【作用】ホース(30)の放液側端部は、ホース装着管(22)
の上端側からホース装着管(22)の外周側へ嵌め込まれ、
下へ押し込まれていく。そして、最大径がホース(30)の
径に対応するテーパ部(26)に達すると、ホース(30)の押
し込みが困難になるとともに、ホース(30)はそのテーパ
部(26)の最大径部に嵌着状態になる。ホース(30)を介し
て送られて来る液体は、通孔(28)を介してホース装着管
(22)内へ流れ、ホース装着管(22)の下端からストレーナ
材(20)を通過する。
【0007】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図1はストレーナ10を上方から見た斜視図、図2
はストレーナ10の垂直断面図である。ボデー12は、下方
へ向かって径を漸減するテーパ状側壁部14と、テーパ状
側壁部14の上端周部において放射方向外側へ張り出すフ
ランジ16と、テーパ状側壁部14の下端側開口を周方向へ
等角度間隔で放射方向へ延びる複数個のスポーク部18と
を有している。フランジ16は、薬液タンクの投入口にス
トレーナ10を嵌挿する際、投入口の周縁部の上面側に当
接し、薬液タンク内へのストレーナ10の落下を阻止す
る。ストレーナ材20は、スポーク部18の下面側に固定さ
れ、テーパ状側壁部14の下端側開口を覆っている。
【0008】ホース装着管22は、ボデー12のほぼ中心線
上にあるスポーク部18の集中部の上面に下端を固定さ
れ、上方へ突出している。ホース装着管22は、下側の直
管部24と、直管部24の上側に配列される複数個のテーパ
部26とを有している。図3はホース装着管22の平面図で
ある。図1〜図3において、各テーパ部26は、上方へ向
かって径を漸減し、上側のテーパ部26程、最大径が減少
する。直管部24及び各テーパ部26には通孔28が形成され
る。
【0009】図4はホース装着管22への給水ホース30の
装着状態を示す断面図である。給水ホース30は水導入側
の端部において水道の蛇口やポンプの吐出口等へ装着さ
れる。
【0010】実施例の作用について説明する。ホース装
着管22へ給水ホース30の放水側の端部を装着する際は、
給水ホース30をホース装着管22の上端から嵌め込み、下
方へ押し込んで行く。最大径が給水ホース30の内径に対
応するテーパ部26に給水ホース30が達すると、それ以上
の給水ホース30の押し込みが困難になるとともに、給水
ホース30は、その押し込みが困難となったときに内周側
にあるテーパ部26の内の最下端のものの最大径部に嵌着
状態になる。給水ホース30からの放出水は、給水ホース
30の内周側に臨んでいるすべての通孔28を介してホース
装着管22内へ流れ、ホース装着管22の下端からストレー
ナ材20を経て薬液タンク内へ落下し、ストレーナ材20の
通過の際に異物を除去される。ホース装着管22内へ流れ
た水の一部は、給水ホース30から露出しているテーパ部
26及び直管部24の通孔28を経て再びホース装着管22の外
へ流れ、ホース装着管22の周辺部のストレーナ材20の部
位を経てストレーナ10を下方へ通過する。
【0011】粉粒状の薬剤等を溶かして、薬液タンクへ
投入するときは、テーパ状側壁部14内へ粉粒状の薬剤を
投入して、溶解作業を行う。溶解された薬液は、ストレ
ーナ材20を介して薬液タンク内へ落下し、ストレーナ材
20を通過の際に異物を除去される。
【0012】図示の実施例では、装着された給水ホース
30からホース装着管22への水の導入のために、上から2
番目以降のテーパ部26にも通孔28が形成されているが、
通孔28は、最上側のテーパ部26のみとし、他のテーパ部
26では省略することも可能である。図示の実施例では、
ホース装着管22の下端開口はストレーナ材20の上面側に
接触しているが、ストレーナ材20から適当な高さだけ浮
かされていてもいい。図示の実施例では、ホース装着管
22へは給水ホース30が装着されるが、水以外の液体を放
出するホースをホース装着管22へ装着することも可能で
ある。
【0013】
【考案の効果】この考案の効果は次の通りである。 (a)ホースは、その径に対応した径のテーパ部に嵌着
され、複数個のテーパ部は上下方向の配列となっている
ので、種々の径のホースの装着に対処するために、テー
パ部の個数を増大した場合にも、それが原因となって、
ストレーナの開口部の作業面積が狭くなるのを回避する
ことができる。 (b)ホースはホース装着管の外周部への嵌着により端
部を固定されるので、ホースの多少の引っ張りにもかか
わらず、ホースの抜けを防止できる。 (c)ホースは、ホース装着管の上端から押し込みが困
難になるまで押し込んでいくだけで、適切な径のテーパ
部へ嵌着することができるので、装着作業が能率的とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストレーナを上方から見た斜視図である。
【図2】ストレーナの垂直断面図である。
【図3】ホース装着管の平面図である。
【図4】ホース装着管への給水ホースの装着状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 ストレーナ 14 テーパ状側壁部(筒状側壁部) 20 ストレーナ材 22 ホース装着管 26 テーパ部 28 通孔 30 給水ホース(ホース)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状側壁部(14)と、この筒状側壁部(14)
    の下端側開口部を覆うストレーナ材(20)と、下端を開口
    し前記ストレーナ材(20)より上側に立設されるホース装
    着管(22)とを有し、前記ホース装着管(22)は、上方へ向
    かって径を漸減するテーパ部(26)を上下方向へ複数個備
    え、各テーパ部(26)の最大径は上側のテーパ部(26)程小
    さく、少なくとも最上側のテーパ部(26)には、通孔(28)
    が形成されていることを特徴とするストレーナ。
JP8342592U 1992-11-10 1992-11-10 ストレーナ Expired - Fee Related JP2547073Y2 (ja)

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