JP2546605Y2 - 貼着フック - Google Patents

貼着フック

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JP2546605Y2
JP2546605Y2 JP1990040731U JP4073190U JP2546605Y2 JP 2546605 Y2 JP2546605 Y2 JP 2546605Y2 JP 1990040731 U JP1990040731 U JP 1990040731U JP 4073190 U JP4073190 U JP 4073190U JP 2546605 Y2 JP2546605 Y2 JP 2546605Y2
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JP
Japan
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hook
base plate
foam
adhesive
sticking
Prior art date
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JP1990040731U
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English (en)
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JPH04642U (ja
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俊策 佐藤
良成 里田
哲哉 内山
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Nitoms Inc
Original Assignee
Nitoms Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、壁面などに接着剤によって固定してフッ
ク部に物品等を吊り下げる貼着フックに関し、特に詳し
く言うと、フックが不要になった場合には温風やお湯を
吹きかけることにより簡単に剥がすことができる貼着フ
ックに関する。
〔従来の技術〕
壁面などに固定して使用するフックのうち、台板の裏
面に貼着剤などの接着剤層を設けて、この接着剤層によ
り壁面などに固定する貼着フックは、釘により固定する
ものに比べて取り付け作業が容易であり、壁面を傷付け
ることもないなどの利点により広く使用されている。
しかし、貼着フックはこのフックに物を吊り下げたと
きに壁面から剥離しないように強い接着力が要求されて
おり、フックが不要になったり、新しいフックに変える
ために取り付けられていたフックを剥がす場合には、簡
単に手で引っ張って剥がすことができない場合がある。
そのため、フックの台板と貼着されている壁面間にドラ
イバ、カッタあるいは剥がし具などを強制的に差し込ん
で、無理に剥離せざるを得ない。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、このようにしてドライバやカッタなどの用具
を使用して無理に剥離すると、貼着していた壁面にこれ
ら用具によって傷を付ける可能性が多く、壁面に傷を付
けることなく取り付けることができるという貼着フック
の利点はなくなってしまう。
この考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、貼着していた壁面に傷を付け
ることなくフックを取り外すことができる貼着フックを
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するため、この考案は、下端に物
を吊すフックが設けられた台板と、この台板の反フック
突出側の面に設けられた接着層とを備え、この接着層を
介して壁面などに接着固定される貼着フックにおいて、
前記接着層が加熱により厚み方向に膨張する復元性発泡
フォームを介して前記台板の反フック突出側の面に設け
られていることを特徴としている。
〔作用〕
上述のように構成すると、フック本体を例えば壁面に
取り付けるときには、接着層を介して接着し、取り外す
ときには、復元性フォームを元の状態になるような処
理、例えば、加熱処理などを行う。これにより、復元性
フォームが元の状態、すなわちその厚み方向に膨張して
元の形に復元する。そこで、膨張したフォームから剥離
すれば、フック本体を簡単に壁面から離すことができ
る。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図はこの実施例に係る貼着フックの斜視図であ
る。同図において貼着フック1は台板2と、台板2の背
面3に貼着された第1の両面接着テープ4と、その表面
に形成された復元性発泡フォーム5と、その復元性発泡
フォーム5の表面に貼着された接着層としての第2の両
面接着テープ6とから基本的に構成されている。また、
図示してないが、両面接着テープ6の表面には使用する
までこのテープ6の接着面を保護するためのセパレータ
が貼着されている。
台板2は例えば、硬質の合成樹脂もしくは金属材料に
よって成形され、下端に物を吊すためのフック7が一体
的に設けられている。なお、台板2を合成樹脂で構成
し、フック7を金属材料で構成してもよいことは勿論で
ある。
復元性発泡フォーム5は、例えば、連続気泡のエーテ
ル系ウレタンフォームで構成され、その密度が0.02〜0.
025g/cm2のベース発泡フォームに、融点80℃のエポキシ
系樹脂1002番を固着樹脂として含浸させ、その厚みを1m
m程度まで扁平化した復元発泡性シートである。このよ
うな復元性フォームでは、発泡倍率は8倍程度、発泡密
度は0.05〜0.06g/cm2程度、復元発泡開始温度は80〜85
℃となり、標準発泡条件は100℃×1minである。
上述のように構成された貼着フック1を壁面8に固定
する際には、まず、第2の両面接着テープ6の表面の図
示しない保護シートであるセパレータを剥がし、壁面8
に接着させて固定する。この状態が第2図である。復元
性発泡フォーム5はその厚み方向が圧縮されてはいる
が、厚み方向に多少の弾力性が残されているので、壁面
8等への接着はこの弾性により確実に行なわれる。そし
て、このように固定された状態で下部のフック7に物を
吊すことになる。
一方、貼着フック1を剥がす際には、両面接着テープ
4,6に挾まれた復元性発泡フォーム5部分をドライヤー
などによって加熱したり、熱湯をかけて加熱すると、ベ
ース発泡フォームをその厚み方向に圧縮するように保持
している固着樹脂が熱で融解するので、ベース発泡フォ
ームが備えている本来の厚みまで復元していく。このよ
うにして、第3図に示すように復元性発泡フォーム5は
発泡して上述のような特性の場合、約8倍程度に膨張す
る。したがって、ドライバやカッタ等の剥離用の工具を
この膨張した復元性発泡フォーム5の中に挿入するよう
にすれば、壁面8等を傷つけることなく、貼着フック1
を取り除くことができる。また、この復元性発泡フォー
ム5はベースフォームが連続気泡なので、台板2を手で
引っ張れば簡単に裂け、これにより貼着フック1を容易
に壁面8から剥離することができる。なお、復元性発泡
フォーム5の加熱は台板2側を温めるようにしてもよ
く、この場合には台板2やフック7は金属や耐熱性の合
成樹脂で作ればよい。
このように、上述実施例によれば、復元性発泡フォー
ム5を加熱するだけで、扁平化するまでの状態に復元
し、連続気泡状態のフォームになるので簡単に台板2を
剥がすことが可能になる。
なお、上述実施例においては貼着フック1はその台板
2と復元性発泡フォーム5との間、および復元性発泡フ
ォーム5の外部側表面にはそれぞれ両面接着テープ4,6
が介在しているが、台板2の面や復元性発泡フォー5の
外部側表面に接着剤を直接塗布して、復元性発泡フォー
ム5を台板2に固定したり、壁面8に復元性発泡フォー
ム5を固定するようにしてもよい。また、復元性発泡フ
ォーム5の両側の接着面には、ポリエステルフィルムの
ようなラミネート層を設け、粘着フック1を剥がす時
に、復元性発泡フォーム5が切断されないようにしても
よい。
〔考案の効果〕
これまでの説明で明らかなように、台板の反フック突
出側の面に復元性発泡フォームを介して接着層を設けた
この考案によれば、復元性発泡フォーム部分を加熱する
だけで発泡して膨張するので、台板に指等を掛け易くな
り、指を掛けて台板を引っ張るだけで、壁面に傷を付け
ることなく台板を壁面から簡単に剥離することができ
る。更に粘着時には圧縮された復元性発泡フォームの弾
性により表面が平坦でない場所にも軽く押圧するだけ
で、接着面を取付け面に密に接触させることができ、強
固な貼着力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例に係る貼着フックの斜視図、
第2図は壁面にその貼着フックを固定した状態を示す側
面図、第3図は発泡して膨張し、剥離可能な状態を示す
貼着フックの側面図である。 図面において、1は貼着フック、2は台板、3は背面、
4,6は両面接着テープ、5は復元性発泡フォーム、7は
フック、8は壁面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−4480(JP,U) 実開 平1−128679(JP,U) 実開 平2−132481(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に物を吊すフックが設けられた台板
    と、この台板の反フック突出側の面に設けられた接着層
    とを備え、この接着層を介して壁面などに接着固定され
    る貼着フックにおいて、前記接着層が加熱により厚み方
    向に膨張する復元性発泡フォームを介して前記台板の反
    フック突出側の面に設けられていることを特徴とする貼
    着フック。
JP1990040731U 1990-04-17 1990-04-17 貼着フック Expired - Lifetime JP2546605Y2 (ja)

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JPH04642U JPH04642U (ja) 1992-01-07
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JP2509466B2 (ja) * 1994-12-21 1996-06-19 ヤンマー農機株式会社 田植機の苗載台下端部構造
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