JP2546575Y2 - 床 材 - Google Patents

床 材

Info

Publication number
JP2546575Y2
JP2546575Y2 JP1990035352U JP3535290U JP2546575Y2 JP 2546575 Y2 JP2546575 Y2 JP 2546575Y2 JP 1990035352 U JP1990035352 U JP 1990035352U JP 3535290 U JP3535290 U JP 3535290U JP 2546575 Y2 JP2546575 Y2 JP 2546575Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
pattern
floor tile
small
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990035352U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03125137U (ja
Inventor
貴久 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP1990035352U priority Critical patent/JP2546575Y2/ja
Publication of JPH03125137U publication Critical patent/JPH03125137U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546575Y2 publication Critical patent/JP2546575Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は床タイルの柄模様を自由に変えて敷設できる
床材に関する。
[従来の技術] 従来、床材に目地状の柄模様を設けたものは数多くあ
り、その多くが、エンボスロールやプレスを用いて溝状
部分を形成したものであった。
また特開昭63−264016号公報には、床タイル集合体の
その表面を削除して溝模様を形成することが開示されて
いる。
[考案が解決しようとする課題] 従来のエンボスロールやプレス等によって得られる床
材の目地状の模様は、床材の継目で目地がずれるという
問題があった。また、部分的な柄の変更が困難であり、
床材が敷設される場所の環境に合わせて単調な柄にアク
セントを付けるなど、ほとんど出来ないものであった。
また、床タイルの表面を削除して溝模様を形成するも
のにあっては、目地の通った柄模様を造ることは可能で
あるが、全体に線状の模様があるというだけにとどま
り、多様化の進む現在のニーズに対応するには、今一つ
物足りないものであり、ファッション性に欠けるという
大きな問題があった。
本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、目地の通
る柄模様の床材であり、且つ目地に沿って自由にしかも
簡単に折曲げ切離しができる種々の組み合わせが可能な
床タイルであって、その場の雰囲気に合わせて独自の柄
を造り出せる床材を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の床材は、少なくとも二層以上を有する床タイ
ルにおいて、表面層を線状に削り取って表面層と異色の
下層が現れる深さの断面略U字状の溝を形成すると共
に、該溝の底部又は/及び該溝と同位置の裏面に、該溝
の底部の幅より狭い溝幅を有するほとんど見えない鋭い
断面V字状の折曲げ切離し用の小溝を設けたことを特徴
とする、小溝に沿って折曲げ切離し自在な床材である。
[作用] 本考案の構成によると、床タイルは少なくとも二層以
上であり、表面層を線状に削り取ることによって、表面
層と色の異なる下層が現れ、その線状に削り取った断面
略U字状の溝が床材表面の模様となって美感を呈するも
のになる。また、本考案の床タイルは、該溝の底部又は
/及び該溝と同位置の裏面に鋭い断面V字状の折曲げ切
離し用の小溝を設けることにより、該小溝に沿って簡単
に折曲げ切離し自在としてあるので、種々の切離し辺を
それぞれジグソウパズルのようにして、床タイルの小片
の置き換えが自由にでき、該床タイルの敷設される場所
によって独自の柄が造り出せるものである。しかも、こ
の小溝は、断面略U字状の溝の底部の幅より狭い溝幅を
有するほとんど見えない鋭い断面V字状の小溝であっ
て、線状模様を形成する溝の底部に設けられても目立た
ないものであるから、線状模様の美観を損なう心配がな
く、また、模様形成用の溝は断面略U字状の溝であるか
ら、表面層と色の異なる太い線状の模様を形成すること
ができる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案の床タイルの一実施例を示す斜視図で
あって、1は床タイル、2はその表面層、3は下層、4
は線状の溝である。
床タイル1は通常約45cmの略正方形をした約2〜5mm
厚みの合成樹脂を主体としたシートである。特に置敷方
式の床タイルの場合は2.5〜6mm程度の厚みが望ましい。
そして、表面層2には無地又は柄を有する層があり、下
層3には黒、白、灰色その他単色の基材としての層があ
る。表面層の厚みは約0.2〜1.0mmであり、好ましくは約
0.5〜0.7mmのものがよい。また、線状の溝は、表面層2
を削り取り、下層が露出する程度の深さがあればよい。
溝を切削する方法は、彫刻刀や鋸歯など切削工具を使用
して機械的に行えば良い。またNC切削加工機などを使用
して同じ模様を大量に造ることも好ましい方法である。
本考案で使用される床タイルには、次のようなものが
ある。例えば、床タイルの表面層2として約0.2mmの透
明フィルム層を上面に、下面に柄が印刷された0.1mmの
フィルムをラミネートしたものを用いたり、その他木目
調の天然又は人工のシート、テラゾー、人工大理石等、
溝切削加工が可能なものであれば特に限定されない。表
面層2として例えばポリ塩化ビニルに可塑剤、顔料、加
工助剤等を加えた柔軟な柄のあるシートで厚みが約0.5m
m程度のものが切削加工などを容易にする上で好まし
い。
また下層3には、合成樹脂を用いたシートで例えばポ
リ塩化ビニルに炭酸カルシウム等の充填剤を多量に加え
た伸縮の少ない基材を用いるのが望ましく、厚みは約2m
m程度あれば良い。下層3は物性的には、軟質発泡体や
ガラス繊維マットなどが積層されたもののように、鋭い
切込みが施されていても容易に折曲げ切離しができない
ものは好ましくないが、人の力によって容易に折曲げ切
離しが可能なものであれば特に限定されない。
第2図は第1図のAの部分の拡大図である。同図にお
いて、床タイルの表面層2を削り取った断面略U字状の
溝4の底部には、下層3の色が上方から見えるようにな
っている。そして、下層3において溝4の底部中央には
折曲げ切離し用のV字状の小溝5が設けられている。前
記の断面略U字状の大きな溝4は上面から柄として、ま
た目地として見えるように形成されたものであるが、小
溝5は該溝4の底部の幅より狭い溝幅を有するほとんど
見えない鋭い断面V字状のカット溝であり、下層3の折
曲げ切離しを容易にするための溝である。小溝5の大き
さは下層3の材質や厚さによって異なるが、例えばポリ
塩化ビニル100部、充填剤200部、可塑剤を30部程度加え
て成形されたシートでは、下層3の厚みが約2mmの場
合、小溝5の深さは0,3mm程度あれば良い。従って、小
溝5の深さは下層3の厚みの1〜3割程度あれば良く、
あまり深い小溝を施すと運搬時や敷設作業中に割れるの
で注意が必要である。また、溝を多数設けることにより
形成される1区画の大きさは約3〜10cm、好ましくは約
5cm角である。その外形は四角形に限らず、円でも他の
形状でも特に限定されないが、折曲げの容易なものが好
ましい。
第3図は本考案の他の実施例であり、床タイルの小片
を示す部分斜視図であって、表面層2の下側の下層3が
二層となっており、偏平な断面略U字状の溝4は第二層
の深さまで刻み込まれている。そして、折曲げ切離し用
の小溝5は該溝4と同じ位置の裏面に刻まれているもの
で、小溝5に沿って割れば目地状の溝4の略中央で割れ
るものである。この他、下層の材質によっては、溝の底
部と裏面の両方に小溝を設けておいてもよい。
第4図は本考案の床タイルを敷設した状態の平面図で
ある。床タイル1において、線状の柄14をもつ床タイル
の一部を折曲げ切離して、そのスペースに柄10の床タイ
ルを折曲げ切離して嵌め込んだものである。また第5図
も本考案の床タイルを敷設した状態の平面図であって、
柄13の床タイルに柄11と柄12とを嵌め込んだものであ
る。このように本考案においては、現場で床タイルを簡
単に割ることができ、しかも柄を調整しながら作業がで
きるという利点がある。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案の床材は床タ
イル状のもので、線状に表面層を削り取って断面略U字
状の溝を形成するだけで自由に種々のデザインが可能で
あるだけでなく、該溝の底部又は/及び該溝と同位置の
裏面に設けた折曲げ切離し用の小溝に沿って折曲げ切離
し自在としてあるため、折曲げ切離しによって簡単に床
タイルの小片の置き換えができ、従来のデザインのパタ
ーンより何倍も多くの柄模様が表現できるので、敷設さ
れる場所の雰囲気に合わせて、独自の柄模様が創り出せ
るという著効を奏する。しかも、折曲げ切離し用の小溝
は、断面略U字状の溝の底部の幅より狭い溝幅を有する
ほとんど見えない鋭い断面V字状の小溝であって、線状
の柄模様を形成する溝の底部に設けられても目立たない
ものであるから、線状柄模様の美観を損なう心配がな
く、また、柄模様形成用の溝は断面略U字状の溝である
から、表面層と色の異なる太い線状の柄模様を形成する
ことができる。更に本考案の床タイルは、所望の大き
さ、パターンの柄模様を造り出すことができる上、目地
を通しても柄ずれなどを起こすことがないという利点が
ある。また、本考案の床タイルはジグソウパズルのよう
に切離しが可能であると同時に切離し部分が必ず目地内
になるため、別の小片の突き合わせ境界面との接触面に
線状の小間隙が生じていてもほとんど見えないので、突
き合わせ部分の美観を損なうことがないという優れた効
果を奏する。また現場で簡単に割ることができるため、
作業性がきわめて良いという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す床タイルの斜視図、第
2図は第1図のAの部分拡大図、第3図は本考案の他の
実施例を示す床タイルの部分斜視図、第4図及び第5図
はそれぞれ本考案の床タイルを多数敷設した状態を示す
平面図である。 1……床タイル、2……表面層、3……下層、4……
溝、5……小溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも二層以上を有する床タイルにお
    いて、表面層を線状に削り取って表面層と異色の下層が
    現れる深さの断面略U字状の溝を形成すると共に、該溝
    の底部又は/及び該溝と同位置の裏面に、該溝の底部の
    幅より狭い溝幅を有するほとんど見えない鋭い断面V字
    状の折曲げ切離し用の小溝を設けたことを特徴とする、
    小溝に沿って折曲げ切離し自在な床材。
JP1990035352U 1990-03-30 1990-03-30 床 材 Expired - Lifetime JP2546575Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990035352U JP2546575Y2 (ja) 1990-03-30 1990-03-30 床 材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990035352U JP2546575Y2 (ja) 1990-03-30 1990-03-30 床 材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03125137U JPH03125137U (ja) 1991-12-18
JP2546575Y2 true JP2546575Y2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=31540633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990035352U Expired - Lifetime JP2546575Y2 (ja) 1990-03-30 1990-03-30 床 材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546575Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002038698A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Toppan Printing Co Ltd 床材及びその製造方法
JP3671975B2 (ja) * 2002-01-28 2005-07-13 東陶機器株式会社 建材及びその製造方法
JP2010180672A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Daiken Corp 天井板
JP5883309B2 (ja) * 2012-02-16 2016-03-15 ケイミュー株式会社 建築板及びその施工構造、並びに建築板の塗装方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5661637U (ja) * 1979-10-17 1981-05-25
JPH0443539Y2 (ja) * 1985-03-29 1992-10-14
JPH0626528B2 (ja) * 1987-04-21 1994-04-13 東リ株式会社 床被覆材の形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03125137U (ja) 1991-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2239031C2 (ru) Покрытие пола, панель для пола, способ ее изготовления
US6688061B2 (en) Direct laminated floor
EP1590187B1 (en) Flooring planks having sub-panels with complementary edge patterns
AU2005258848B2 (en) Flooring system having sub-panels with complementary edge patterns
AU2005326961B2 (en) Flooring system having multiple alignment points
WO2006067642A2 (en) Flooring system with slant pattern
JP2546575Y2 (ja) 床 材
JP2513271Y2 (ja) 化粧板
JPH0626528B2 (ja) 床被覆材の形成方法
JPH05331997A (ja) 置敷きロッキングタイルおよびその施工方法
JPH0742180Y2 (ja) モザイクパネル用連タイル
JPH0788992A (ja) 建築用化粧板及びそれよりなる化粧床板、それらが組み合わされて構成される化粧床材
JPH0592330U (ja) 床 材