JP2546555Y2 - 塗料攪拌機 - Google Patents
塗料攪拌機Info
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- JP2546555Y2 JP2546555Y2 JP1992075370U JP7537092U JP2546555Y2 JP 2546555 Y2 JP2546555 Y2 JP 2546555Y2 JP 1992075370 U JP1992075370 U JP 1992075370U JP 7537092 U JP7537092 U JP 7537092U JP 2546555 Y2 JP2546555 Y2 JP 2546555Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、塗料容器に入っている
塗料を自動的にかつ効率よく攪拌するための塗料攪拌機
に関する。
塗料を自動的にかつ効率よく攪拌するための塗料攪拌機
に関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば自動車の車体への補修塗装は、
その補修部位および補修面積に応じて塗装筆やスプレー
ガンを用いて行なわれるものであるが、そのような小量
の補修塗装用塗料を塗料容器で攪拌するにあたって、従
来では、作業者が塗料容器内を棒やヘラで掻き回した
り、塗料容器を前後または上下に振動させる攪拌機を用
いたりしている。
その補修部位および補修面積に応じて塗装筆やスプレー
ガンを用いて行なわれるものであるが、そのような小量
の補修塗装用塗料を塗料容器で攪拌するにあたって、従
来では、作業者が塗料容器内を棒やヘラで掻き回した
り、塗料容器を前後または上下に振動させる攪拌機を用
いたりしている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な自動車車体の補修塗装を行なう際に、塗料を充分に攪
拌していないと、補修塗装部とその周囲との間に色味に
差が生じてしまう。このため、塗料容器に入っている塗
料を充分に攪拌した後に補修塗装を行なう必要がある
が、上記従来のように作業員が棒やヘラで掻き回した
り、塗料容器を前後または上下に振動させる攪拌機によ
る攪拌では、充分な攪拌を行なうのに時間がかかり、補
修塗装の作業能率が非常に悪くなっていた。
な自動車車体の補修塗装を行なう際に、塗料を充分に攪
拌していないと、補修塗装部とその周囲との間に色味に
差が生じてしまう。このため、塗料容器に入っている塗
料を充分に攪拌した後に補修塗装を行なう必要がある
が、上記従来のように作業員が棒やヘラで掻き回した
り、塗料容器を前後または上下に振動させる攪拌機によ
る攪拌では、充分な攪拌を行なうのに時間がかかり、補
修塗装の作業能率が非常に悪くなっていた。
【０００４】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、短時間に充分な攪拌を行ない得るようにした
塗料攪拌機を提供することを目的とする。
のであり、短時間に充分な攪拌を行ない得るようにした
塗料攪拌機を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の考案に従う装置は、固定の基台と、
水平な軸線まわりの回転を可能として基台に支承される
複数の回転部材と、それらの回転部材にその回転軸線と
平行な軸線を有する連結軸を介して連結される可動台
と、塗料容器を載置可能に形成されるとともに前記連結
軸とは交差する方向に延びる水平な支軸を介して可動台
に枢支されるトレーと、前記支軸の両側で相互に対向す
る可動台およびトレーの対向面の一方に設けられるとと
もにトレーの前記支軸周りの揺動に伴って前記対向面の
他方に当接、反発するばねと、前記複数の回転部材の少
なくとも１つに連結されて基台に配設される回転駆動手
段とを備える。
に、請求項１記載の考案に従う装置は、固定の基台と、
水平な軸線まわりの回転を可能として基台に支承される
複数の回転部材と、それらの回転部材にその回転軸線と
平行な軸線を有する連結軸を介して連結される可動台
と、塗料容器を載置可能に形成されるとともに前記連結
軸とは交差する方向に延びる水平な支軸を介して可動台
に枢支されるトレーと、前記支軸の両側で相互に対向す
る可動台およびトレーの対向面の一方に設けられるとと
もにトレーの前記支軸周りの揺動に伴って前記対向面の
他方に当接、反発するばねと、前記複数の回転部材の少
なくとも１つに連結されて基台に配設される回転駆動手
段とを備える。
【０００６】また請求項２記載の考案によれば、上記請
求項１記載の考案の構成に加えて、前記トレーは、回転
部材の回転軸線と直交する軸線を有する支軸を介して可
動台に枢支される。
求項１記載の考案の構成に加えて、前記トレーは、回転
部材の回転軸線と直交する軸線を有する支軸を介して可
動台に枢支される。
【０００７】請求項３記載の考案によれば、上記請求項
１記載の考案の構成に加えて、前記トレーは、回転部材
の回転軸線とは斜めに交差する軸線を有する支軸を介し
て可動台に枢支される。
１記載の考案の構成に加えて、前記トレーは、回転部材
の回転軸線とは斜めに交差する軸線を有する支軸を介し
て可動台に枢支される。
【０００８】請求項４記載の考案によれば、上記請求項
１、２または３記載の考案の構成に加えて、前記回転部
材が円盤状に形成される。
１、２または３記載の考案の構成に加えて、前記回転部
材が円盤状に形成される。
【０００９】さらに請求項５記載の考案によれば、上記
請求項４記載の考案の構成に加えて、前記回転部材が、
その中心からずれた位置で基台に回転可能に支承され
る。
請求項４記載の考案の構成に加えて、前記回転部材が、
その中心からずれた位置で基台に回転可能に支承され
る。
【００１０】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。
明する。
【００１１】図１ないし図４は本考案の第１実施例を示
すものであり、図１は塗料攪拌機の斜視図、図２は図１
の２矢視平面図、図３は図１の３矢視正面図、図４は図
１の４矢視側面図である。
すものであり、図１は塗料攪拌機の斜視図、図２は図１
の２矢視平面図、図３は図１の３矢視正面図、図４は図
１の４矢視側面図である。
【００１２】先ず図１において、この塗料攪拌機は、固
定の基台６と、水平な軸線まわりの回転を可能として基
台６に支承される複数たとえば一対の回転部材７1 ，７
2 と、それらの回転部材７1 ，７2 に連結される可動台
８と、可動台８に揺動可能に枢支されるトレー９と、ト
レー９の可動台８への対向面に接触可能として可動台８
上に配設される複数たとえば一対のコイル状であるばね
１０1 ，１０2 と、一対の回転部材７1 ，７2 の一方７
1 に連結されて基台６に配設される回転駆動手段１１と
を備え、攪拌すべき塗料容器１２がトレー９上に載置さ
れる。
定の基台６と、水平な軸線まわりの回転を可能として基
台６に支承される複数たとえば一対の回転部材７1 ，７
2 と、それらの回転部材７1 ，７2 に連結される可動台
８と、可動台８に揺動可能に枢支されるトレー９と、ト
レー９の可動台８への対向面に接触可能として可動台８
上に配設される複数たとえば一対のコイル状であるばね
１０1 ，１０2 と、一対の回転部材７1 ，７2 の一方７
1 に連結されて基台６に配設される回転駆動手段１１と
を備え、攪拌すべき塗料容器１２がトレー９上に載置さ
れる。
【００１３】図２、図３および図４を併せて参照して、
基台６は、矩形の直方体状に形成される基台主部６ａ
と、該基台主部６ａの一側下部から側方に張出す鍔部６
ｂとで横断面略Ｌ字状に形成されるものであり、図示し
ない床面上に固定される。
基台６は、矩形の直方体状に形成される基台主部６ａ
と、該基台主部６ａの一側下部から側方に張出す鍔部６
ｂとで横断面略Ｌ字状に形成されるものであり、図示し
ない床面上に固定される。
【００１４】この基台６の基台主部６ａ上には、その長
手方向一端側に回転駆動手段１１が配設される。該回転
駆動手段１１は、水平な回転軸線を有する原動機１３
と、該原動機１３に同軸に連結される減速機１４とから
成るものである。而して減速機１４の出力軸１５は、基
台６における鍔部６ｂの上方側に水平な軸線を有して延
出される。一方、前記基台主部６ａ上の長手方向他端側
には軸受部１７が設けられており、該軸受部１７には、
前記出力軸１５と平行な軸線を有する回転軸１６が回転
自在に軸支される。
手方向一端側に回転駆動手段１１が配設される。該回転
駆動手段１１は、水平な回転軸線を有する原動機１３
と、該原動機１３に同軸に連結される減速機１４とから
成るものである。而して減速機１４の出力軸１５は、基
台６における鍔部６ｂの上方側に水平な軸線を有して延
出される。一方、前記基台主部６ａ上の長手方向他端側
には軸受部１７が設けられており、該軸受部１７には、
前記出力軸１５と平行な軸線を有する回転軸１６が回転
自在に軸支される。
【００１５】両回転部材７1 ，７2 は、それぞれ円盤状
に形成されるものであり、一方の回転部材７1 の中心部
が出力軸１５に固定され、他方の回転部材７2 の中心部
が回転軸１６に固定される。
に形成されるものであり、一方の回転部材７1 の中心部
が出力軸１５に固定され、他方の回転部材７2 の中心部
が回転軸１６に固定される。
【００１６】可動台８は、両回転部材７1 ，７2 の上方
に配置される水平板部８ａと、水平板部８ａの一側から
両回転部材７1 ，７2 の背部に対向するようにして下方
に垂下される連結板部８ｂとで横断面略Ｌ字状に形成さ
れるものであり、連結板部８ｂが、出力軸１５と平行な
連結軸１８1 を介して回転部材７1 に連結されるととも
に回転軸１６と平行な連結軸１８2 を介して回転部材７
2 に連結される。したがって両回転部材７1 ，７2 は可
動台８を介して相互に連結されることになり、回転駆動
手段１１により一方の回転部材７1 を回転駆動すると、
可動台８は、その水平板部８ａの水平姿勢を保ちながら
両回転部材７1 ，７2 の回転軸線と直交する鉛直面内で
円運動を描くように駆動されることになる。
に配置される水平板部８ａと、水平板部８ａの一側から
両回転部材７1 ，７2 の背部に対向するようにして下方
に垂下される連結板部８ｂとで横断面略Ｌ字状に形成さ
れるものであり、連結板部８ｂが、出力軸１５と平行な
連結軸１８1 を介して回転部材７1 に連結されるととも
に回転軸１６と平行な連結軸１８2 を介して回転部材７
2 に連結される。したがって両回転部材７1 ，７2 は可
動台８を介して相互に連結されることになり、回転駆動
手段１１により一方の回転部材７1 を回転駆動すると、
可動台８は、その水平板部８ａの水平姿勢を保ちながら
両回転部材７1 ，７2 の回転軸線と直交する鉛直面内で
円運動を描くように駆動されることになる。
【００１７】トレー９は長方形の平板状に形成されるも
のであり、このトレー９の上面には、複数の塗料容器１
２…を嵌合、載置するための複数の凹部１９…が設けら
れる。このトレー９は、前記連結軸１８1 ，１８2 の軸
線と直交する水平な軸線を有する支軸２０を介して可動
台８上に枢支される。すなわち可動台８における水平板
部８ａの上面には、連結軸１８1 ，１８2 の軸線と直交
する方向に延びる隆起部２１が設けられており、トレー
９の下面には該隆起部２１を両端から挟むようにしてブ
ラケット２２，２２が設けられる。而してブラケット２
２，２２で両端を支承される支軸２０が隆起部２１に挿
通されることにより、トレー９が支軸２０を介して可動
台８上に枢支されることになる。
のであり、このトレー９の上面には、複数の塗料容器１
２…を嵌合、載置するための複数の凹部１９…が設けら
れる。このトレー９は、前記連結軸１８1 ，１８2 の軸
線と直交する水平な軸線を有する支軸２０を介して可動
台８上に枢支される。すなわち可動台８における水平板
部８ａの上面には、連結軸１８1 ，１８2 の軸線と直交
する方向に延びる隆起部２１が設けられており、トレー
９の下面には該隆起部２１を両端から挟むようにしてブ
ラケット２２，２２が設けられる。而してブラケット２
２，２２で両端を支承される支軸２０が隆起部２１に挿
通されることにより、トレー９が支軸２０を介して可動
台８上に枢支されることになる。
【００１８】両ばね１０1 ，１０2 は、前記支軸２０の
両側で可動台８の水平板部８ａ上に配設されるものであ
り、両ばね１０1 ，１０2 の下端は、トレー９における
対角線上の隅角部にそれぞれ対応する位置で水平板部８
ａ上に固定される。而して、両ばね１０1 ，１０2 の自
然長は、トレー９が水平姿勢にあるときには該トレー９
の底部との間に間隔をあけるように設定されるものであ
り、該トレー９が支軸２０の軸線まわりにいずれか一方
側に傾動したときに両ばね１０1 ，１０2 の一方がトレ
ー９の底部に当接して圧縮され、その反発力によりトレ
ー９が支軸２０の軸線まわりに上述と逆方向に弾発付勢
されることになる。
両側で可動台８の水平板部８ａ上に配設されるものであ
り、両ばね１０1 ，１０2 の下端は、トレー９における
対角線上の隅角部にそれぞれ対応する位置で水平板部８
ａ上に固定される。而して、両ばね１０1 ，１０2 の自
然長は、トレー９が水平姿勢にあるときには該トレー９
の底部との間に間隔をあけるように設定されるものであ
り、該トレー９が支軸２０の軸線まわりにいずれか一方
側に傾動したときに両ばね１０1 ，１０2 の一方がトレ
ー９の底部に当接して圧縮され、その反発力によりトレ
ー９が支軸２０の軸線まわりに上述と逆方向に弾発付勢
されることになる。
【００１９】次にこの実施例の作用について説明する
と、トレー９上に１あるいは複数の塗料容器１２を載置
した状態で回転駆動手段１１を作動せしめると、可動台
８は、両回転部材７1 ，７2 の回転軸線と直交する鉛直
面内で円運動を描くようにして作動せしめられる。一
方、支軸２０を介して可動台８に枢支されているトレー
９は、支軸２０に関する左、右の重量アンバランスによ
り可動台８の上記円運動に伴って支軸２０の左、右いず
れか一方側に傾動し、トレー９の傾動に伴って両ばね１
０1 ，１０2 の一方が弾発力を発揮し、トレー９は他方
側に撥ね上げられ、その繰り返しによりトレー９は支軸
２０の左、右への傾動作動を繰り返すことになる。
と、トレー９上に１あるいは複数の塗料容器１２を載置
した状態で回転駆動手段１１を作動せしめると、可動台
８は、両回転部材７1 ，７2 の回転軸線と直交する鉛直
面内で円運動を描くようにして作動せしめられる。一
方、支軸２０を介して可動台８に枢支されているトレー
９は、支軸２０に関する左、右の重量アンバランスによ
り可動台８の上記円運動に伴って支軸２０の左、右いず
れか一方側に傾動し、トレー９の傾動に伴って両ばね１
０1 ，１０2 の一方が弾発力を発揮し、トレー９は他方
側に撥ね上げられ、その繰り返しによりトレー９は支軸
２０の左、右への傾動作動を繰り返すことになる。
【００２０】したがってトレー９上の塗料容器１２に
は、鉛直面内での円運動と、支軸２０の左、右への傾動
運動とを複合した運動が与えられることになり、塗料容
器１２内の塗料が短時間で充分に攪拌されることにな
る。
は、鉛直面内での円運動と、支軸２０の左、右への傾動
運動とを複合した運動が与えられることになり、塗料容
器１２内の塗料が短時間で充分に攪拌されることにな
る。
【００２１】しかも両回転部材７1 ，７2 は、円盤状に
形成されているのでフライホィールとしての機能を発揮
することになり、可動台８が円運動を描くときの慣性モ
ーメントを大きくして円滑な円運動を行なわしめること
ができる。また可動台８に枢支されているトレー９は、
支軸２０の左、右での重量にアンバランスが生じている
程、頻繁な揺動運動を繰り返すことになるので、トレー
９上に載置する塗料容器１２…を重量バランスがいずれ
かに傾くように配置することが臨まれるが、トレー９が
回転部材７1 ，７2 の回転軸線と直交する軸線を有する
支軸２０を介して可動台８に枢支されているので、トレ
ー９で隠されている支軸２０の位置をほぼ推定すること
ができ、重量バランスを考慮して塗料容器１２…を配置
することが容易である。
形成されているのでフライホィールとしての機能を発揮
することになり、可動台８が円運動を描くときの慣性モ
ーメントを大きくして円滑な円運動を行なわしめること
ができる。また可動台８に枢支されているトレー９は、
支軸２０の左、右での重量にアンバランスが生じている
程、頻繁な揺動運動を繰り返すことになるので、トレー
９上に載置する塗料容器１２…を重量バランスがいずれ
かに傾くように配置することが臨まれるが、トレー９が
回転部材７1 ，７2 の回転軸線と直交する軸線を有する
支軸２０を介して可動台８に枢支されているので、トレ
ー９で隠されている支軸２０の位置をほぼ推定すること
ができ、重量バランスを考慮して塗料容器１２…を配置
することが容易である。
【００２２】図５は本考案の第２実施例を示すものであ
り、トレー９は、連結軸１８1 ，１８2 の軸線と斜めに
交差する水平な軸線を有する支軸２０を介して可動台８
上に枢支される。
り、トレー９は、連結軸１８1 ，１８2 の軸線と斜めに
交差する水平な軸線を有する支軸２０を介して可動台８
上に枢支される。
【００２３】この第２実施例によると、トレー９に対し
て支軸２０がどの位置にあるかを推定することが難し
く、したがってトレー９上に複数の塗料容器１２…を適
宜配置しても、支軸２０の左、右でのトレー９の重量に
アンバランスが生じ易く、したがってトレー９に揺動運
動を生じ易くすることができ、それに伴って塗料容器１
２…に充分な攪拌運動が与えられ、効率的な攪拌が達成
される。
て支軸２０がどの位置にあるかを推定することが難し
く、したがってトレー９上に複数の塗料容器１２…を適
宜配置しても、支軸２０の左、右でのトレー９の重量に
アンバランスが生じ易く、したがってトレー９に揺動運
動を生じ易くすることができ、それに伴って塗料容器１
２…に充分な攪拌運動が与えられ、効率的な攪拌が達成
される。
【００２４】図６は本考案の第３実施例を示すものであ
り、円盤状に形成された一対の回転部材７1 ′，７2 ′
が、その中心からずれた位置で基台６に回転可能に支承
され、一方の回転部材７1 ′に回転駆動手段１１が連結
される。また可動台８は、連結軸１８1 ，１８2 を介し
て両回転部材７1 ′，７2 ′に連結される。
り、円盤状に形成された一対の回転部材７1 ′，７2 ′
が、その中心からずれた位置で基台６に回転可能に支承
され、一方の回転部材７1 ′に回転駆動手段１１が連結
される。また可動台８は、連結軸１８1 ，１８2 を介し
て両回転部材７1 ′，７2 ′に連結される。
【００２５】この第３実施例によると、回転部材
７1 ′，７2 ′の重心位置が回転軸線とはずれた位置に
あるので、回転駆動手段１１から一方の回転部材７1 ′
に一定トルクの回転駆動力が与えられているときには、
前記重心位置が下降する際に速度が速くなり、また前記
重心位置が上昇する際には速度が遅くなるので、可動台
８すなわちトレー９の１回の円運動において運動速度が
速くなったり、遅くなったりすることにより、より効率
的な攪拌を達成することができる。
７1 ′，７2 ′の重心位置が回転軸線とはずれた位置に
あるので、回転駆動手段１１から一方の回転部材７1 ′
に一定トルクの回転駆動力が与えられているときには、
前記重心位置が下降する際に速度が速くなり、また前記
重心位置が上昇する際には速度が遅くなるので、可動台
８すなわちトレー９の１回の円運動において運動速度が
速くなったり、遅くなったりすることにより、より効率
的な攪拌を達成することができる。
【００２６】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種
々の設計変更を行なうことが可能である。
案は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種
々の設計変更を行なうことが可能である。
【００２７】たとえば支軸２０の左、右でトレー９にば
ね１０1 ，１０2 を固定し、トレー９の支軸２０周りの
揺動に伴ってそれらのばね１０1 ，１０2 を可動台８上
面に当接、反発させるようにしてもよい。
ね１０1 ，１０2 を固定し、トレー９の支軸２０周りの
揺動に伴ってそれらのばね１０1 ，１０2 を可動台８上
面に当接、反発させるようにしてもよい。
【００２８】
【考案の効果】以上のように請求項１記載の考案に従う
装置は、固定の基台と、水平な軸線まわりの回転を可能
として基台に支承される複数の回転部材と、それらの回
転部材にその回転軸線と平行な軸線を有する連結軸を介
して連結される可動台と、塗料容器を載置可能に形成さ
れるとともに前記連結軸とは交差する方向に延びる水平
な支軸を介して可動台に枢支されるトレーと、前記支軸
の両側で相互に対向する可動台およびトレーの対向面の
一方に設けられるとともにトレーの前記支軸周りの揺動
に伴って前記対向面の他方に当接、反発するばねと、前
記複数の回転部材の少なくとも１つに連結されて基台に
配設される回転駆動手段とを備えるので、複数の回転部
材の回転軸線と直交する鉛直面内での円運動と、前記回
転軸線と交差する支軸の左、右への傾動運動とをトレー
に与えることができ、前記円運動および傾動運動を複合
した運動をトレー上の塗料容器に与えて効率的な攪拌を
行なうことができる。
装置は、固定の基台と、水平な軸線まわりの回転を可能
として基台に支承される複数の回転部材と、それらの回
転部材にその回転軸線と平行な軸線を有する連結軸を介
して連結される可動台と、塗料容器を載置可能に形成さ
れるとともに前記連結軸とは交差する方向に延びる水平
な支軸を介して可動台に枢支されるトレーと、前記支軸
の両側で相互に対向する可動台およびトレーの対向面の
一方に設けられるとともにトレーの前記支軸周りの揺動
に伴って前記対向面の他方に当接、反発するばねと、前
記複数の回転部材の少なくとも１つに連結されて基台に
配設される回転駆動手段とを備えるので、複数の回転部
材の回転軸線と直交する鉛直面内での円運動と、前記回
転軸線と交差する支軸の左、右への傾動運動とをトレー
に与えることができ、前記円運動および傾動運動を複合
した運動をトレー上の塗料容器に与えて効率的な攪拌を
行なうことができる。
【００２９】また請求項２記載の考案によれば、上記請
求項１記載の考案の構成に加えて、前記トレーは、回転
部材の回転軸線と直交する軸線を有する支軸を介して可
動台に枢支されるので、トレーで隠された支軸の位置を
容易に推定し、該支軸の左、右での重量にアンバランス
が生じるように考慮してトレー上に塗料容器を配置する
ことが容易であり、それによりトレーに揺動運動をより
積極的に生じさせて、効率的な攪拌が達成される。
求項１記載の考案の構成に加えて、前記トレーは、回転
部材の回転軸線と直交する軸線を有する支軸を介して可
動台に枢支されるので、トレーで隠された支軸の位置を
容易に推定し、該支軸の左、右での重量にアンバランス
が生じるように考慮してトレー上に塗料容器を配置する
ことが容易であり、それによりトレーに揺動運動をより
積極的に生じさせて、効率的な攪拌が達成される。
【００３０】請求項３記載の考案によれば、上記請求項
１記載の考案の構成に加えて、前記トレーは、回転部材
の回転軸線とは斜めに交差する軸線を有する支軸を介し
て可動台に枢支されるので、重量アンバランスを考慮せ
ずにトレー上に塗料容器を適宜配置しても、支軸の左、
右でトレーに重量のアンバランスが生じ易く、したがっ
てトレーの揺動運動を確実に生じさせて、効率的な攪拌
が達成される。
１記載の考案の構成に加えて、前記トレーは、回転部材
の回転軸線とは斜めに交差する軸線を有する支軸を介し
て可動台に枢支されるので、重量アンバランスを考慮せ
ずにトレー上に塗料容器を適宜配置しても、支軸の左、
右でトレーに重量のアンバランスが生じ易く、したがっ
てトレーの揺動運動を確実に生じさせて、効率的な攪拌
が達成される。
【００３１】請求項４記載の考案によれば、上記請求項
１、２または３記載の考案の構成に加えて、前記回転部
材が円盤状に形成されるので、回転部材にフライホィー
ルの機能を持たせて、円滑な円運動を生じさせることが
できる。
１、２または３記載の考案の構成に加えて、前記回転部
材が円盤状に形成されるので、回転部材にフライホィー
ルの機能を持たせて、円滑な円運動を生じさせることが
できる。
【００３２】さらに請求項５記載の考案によれば、上記
請求項４記載の考案の構成に加えて、前記回転部材が、
その中心からずれた位置で基台に回転可能に支承される
ので、回転部材の重心位置が回転軸線からずれることに
より、可動台の円運動に遅・速を生じさせてより効果的
な攪拌が達成される。
請求項４記載の考案の構成に加えて、前記回転部材が、
その中心からずれた位置で基台に回転可能に支承される
ので、回転部材の重心位置が回転軸線からずれることに
より、可動台の円運動に遅・速を生じさせてより効果的
な攪拌が達成される。
【図１】第１実施例の塗料攪拌機の斜視図である。
【図２】図１の２矢視平面図である。
【図３】図１の３矢視正面図である。
【図４】図１の４矢視側面図である。
【図５】第２実施例の図２に対応する平面図である。
【図６】第３実施例の図３に対応する正面図である。
６……基台 ７1 ，７2 ，７1 ′，７2 ′……回転部材 ８……可動台 ９……トレー １０1 ，１０2 ……ばね １１……回転駆動手段 １８1 ，１８2 ……連結軸 ２０……支軸
Claims (5)
- 【請求項１】 固定の基台（６）と、水平な軸線まわり
の回転を可能として基台（６）に支承される複数の回転
部材（７1 ，７2 ，７1 ′，７2 ′）と、それらの回転
部材（７1 ，７2 ，７1 ′，７2 ′）にその回転軸線と
平行な軸線を有する連結軸（１８1 ，１８2 ）を介して
連結される可動台（８）と、塗料容器（１２）を載置可
能に形成されるとともに前記連結軸（１８1 ，１８2 ）
とは交差する方向に延びる水平な支軸（２０）を介して
可動台（８）に枢支されるトレー（９）と、前記支軸
（２０）の両側で相互に対向する可動台（８）およびト
レー（９）の対向面の一方に設けられるとともにトレー
（９）の前記支軸（２０）周りの揺動に伴って前記対向
面の他方に当接、反発するばね（１０1 ，１０2 ）と、
前記複数の回転部材（７1 ，７2 ，７1 ′，７2 ′）の
少なくとも１つに連結されて基台（６）に配設される回
転駆動手段（１１）とを備えることを特徴とする塗料攪
拌機。 - 【請求項２】 前記トレー（９）は、回転部材（７1 ，
７2 ，７1 ′，７2′）の回転軸線と直交する軸線を有
する支軸（２０）を介して可動台（８）に枢支されるこ
とを特徴とする請求項１記載の塗料攪拌機。 - 【請求項３】 前記トレー（９）は、回転部材（７1 ，
７2 ，７1 ′，７2′）の回転軸線とは斜めに交差する
軸線を有する支軸（２０）を介して可動台（８）に枢支
されることを特徴とする請求項１記載の塗料攪拌機。 - 【請求項４】 前記回転部材（７1 ，７2 ，７1 ′，７
2 ′）が円盤状に形成されることを特徴とする請求項
１、２または３記載の塗料攪拌機。 - 【請求項５】 前記回転部材（７1 ′，７2 ′）が、そ
の中心からずれた位置で基台（６）に回転可能に支承さ
れることを特徴とする請求項４記載の塗料攪拌機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992075370U JP2546555Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 塗料攪拌機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992075370U JP2546555Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 塗料攪拌機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0639125U JPH0639125U (ja) | 1994-05-24 |
| JP2546555Y2 true JP2546555Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=13574263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992075370U Expired - Lifetime JP2546555Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 塗料攪拌機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546555Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9676108B2 (en) * | 2009-05-28 | 2017-06-13 | Koninklijke Philips N.V. | Pivoting arrangement |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP1992075370U patent/JP2546555Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0639125U (ja) | 1994-05-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |