JP2546501C - - Google Patents
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- 230000000875 corresponding Effects 0.000 claims description 32
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 9
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- 230000000051 modifying Effects 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は着信時に付加情報として発信者情報を収容端末に
対して送信することが可能なデジタル交換機に収容された無線電話装置に関し,
特に応答着信に際し発信者電話番号毎に自動応答する応答メッセージを切り替え
る無線電話装置とそれを備えた無線システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来この種の無線電話装置は,発生した着信呼に対し全て画一的
に同じ応答メッセージで応答する方式となっている(例えば,特開昭63−24
5047公報参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の無線電話装置は,特に操作者の
在又は不在に拘らず,自動応答する応答メッセージは常に同一メッセージでのみ
応答可能である。 【0004】しかし,操作者としては着信呼によって,即ち,発信相手によって
は自動応答する際のメッセージ(又は伝達したいメッセージ)を切り替え,相手
毎に対応したメッセージで応答したいというニーズが有り,従来の方式では対応
できない欠点があった。 【0005】そこで,本発明の技術的課題は,操作者の存又は不在に拘らず付加
情報として得られる発信者情報である発信者電話番号をキー情報として,当該キ
ー情報に対応する応答情報,即ち,応答メッセージを自動的に送信することが可
能であり,操作者の判断に基いて登録された電話番号グループ分類により発信者
を意識した応答行為を行うことにより円滑な情報交換を推進出来る無線電話装置
及び無線電話システムを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明によれば,送受信アンテナを有する無線送
受信部と,前記無線送受信部に接続され電話サービスを実現する為の所要の処理
を行うベースバンド回路部と,複数の電話番号グループを記憶するとともに各電
話番号グループ毎に複数の電話番号を記憶する電話番号メモリ部と,前記ベース
バンド回路部に接続され,着信呼に応答する為に各電話番号グループに対応した
応答メッセージを記憶する応答メッセージ記憶部と,前記各部の制御を行う制御
部とを備え,前記制御部は,着信呼に自動応答し,当該着信呼毎に受信する発信
者情報に含まれる発信者電話番号を前記電話番号メモリ部の電話番号と比較し,
当該電話番号の属する電話番号グループに対応した応答メッセージを前記応答メ
ッセージ記憶部から読出し,前記ベースバンド回路及び前記無線送受信部を介し て発信者に送信するとともに前記発信者電話番号が前記電話番号メモリ部の電話
番号に該当する電話番号がない時には,予め定められた対応動作を行うことを特
徴とする無線電話装置が得られる。 【0007】本発明によれば,発生した着信呼に対して予め定められた応答メッ
セージで応答する無線電話装置において,複数の電話番号グループを記憶すると
ともに各電話番号グループ毎に複数の電話番号を記憶する電話番号メモリ部と,
着信呼に応答する為に各電話番号グループに対応した応答メッセージを記憶する
応答メッセージ記憶部と,着信呼に自動応答し,当該着信呼毎に受信する発信者
情報に含まれる発信者電話番号を前記電話番号メモリ部の電話番号と比較し,当
該電話番号の属する電話番号グループに対応した応答メッセージを前記応答メッ
セージ記憶部から読出して発信者に送信するとともに前記発信者電話番号が前記
電話番号メモリ部の電話番号に該当する電話番号がない時には,予め定められた
対応動作を行うことを特徴と制御部とを備えたことを特徴とする無線電話装置が
得られる。本発明によれば,前記いずれかの無線電話装置において,前記発信者
電話番号が前記電話番号メモリ部の電話番号に該当する電話番号がない時の前記
制御部による前記対応動作は,予め設定する応答メッセージの中の一種類を割り
当て自動応答するか,又は,自動応答しないかいずれかであることを特徴とする
無線電話装置が得られる。 【0008】本発明によれば,前記いずれかの無線電話装置と,前記無線電話装
置に無線回線を介して接続している固定無線装置と,前記固定無線装置に電話回
線を経由して接続されているデジタル交換機とを備えていることを特徴とする無
線電話システムが得られる。 【0009】本発明によれば,着信呼に応答する為の応答メッセージを記憶して
所要の電話サービスを実現する無線電話方法において,着信呼に自動応答し,当
該着信呼毎に受信する発信者情報に含まれる発信者電話番号を予め各電話番号グ
ループ毎に記憶された複数の電話番号と比較し,該当する電話番号グループに対
応した応答メッセージを送信するとともに前記発信者電話番号が前記電話番号メ
モリ部の電話番号に該当する電話番号がない時に予め定められた対応動 作を行うことを特徴とする無線電話応答方法が得られる。本発明によれば,前記
無線電話応答方法において,前記対応動作は,予め設定する応答メッセージの中
の一種類を割り当て自動応答するか,又は,自動応答しないかいずれかであるこ
とを特徴とする無線電話応答方法が得られる。 【0010】 【実施例】次に,本発明の実施例について図面を参照して説明する。 【0011】図1は本発明の一実施例に係る無線電話装置を有する無線電話サー
ビスのシステム構成図である。図1において,無線電話サービスのシステムは,
デジタル交換機100と,固定無線装置200と,無線電話装置300とを備え
ている。デジタル交換機100は,電話回線101〜10N(N≧1の整数)を
収容している。固定無線装置200は,デジタル交換機100に電話回線を経由
して接続されている。また,無線電話装置300は,固定無線装置200に無線
回線を介して接続している。 【0012】図2は図1の無線電話装置300の構成を示すブロック図である。
図2において,無線電話装置300は,無線送受信部301と,ベースバンド回
路部302と,制御部303と,電話番号メモリ部304と,表示部305と,
操作キー部306と,応答メッセージ記憶部307とを備えている。 【0013】無線送受信部301は,デジタル交換機100から電話回線101
経て固定無線装置200という経路でデジタル交換機100から送信される信号
を,固定無線装置200から無線回線を介して送信・受信される制御・通話信号
の相互変換を行うインタフェース部である。 【0014】ベースバンド回路部302は,無線送受信部301に接続され,無
線回線を介して送信・受信される制御・通話信号がベースバンド信号としてイン
タフェースし,制御信号を変調して送信・受信するモデム回路,マイクロホン3
09等の送話器の駆動部,及びスピーカ308等の受話器から入力される信号の
増幅及び対向する無線装置である固定無線装置との間で送受する命令符号等の記
憶回路を含む。 【0015】応答メッセージ記憶部307は,ベースバンド回路部302に接続 され少なくとも一種類の応答メッセージを記憶することが出来る。 【0016】操作キー部306は,この無線電話装置300が無線電話機として
機能する為にダイヤルやその他のキー入力を行う。 【0017】表示部305は,操作キー部306からのキー入力対して入力情報
及び制御状態を可視的に表示するために少なくとも数字表示器及びランプ等を備
えている。 【0018】制御部303は,無線送受信部301に対する無線回線の選択・起
動・データの送信及び受信・開放と,ベースバンド回路部302に対する通話信
号送信・受信ルート形成と,制御信号の送信・受信と,表示部305に対する可
視表示制御と,操作キー部306から入力されるキー情報の認識・制御と,無線
電話装置300全体の制御を行う。 【0019】電話番号メモリ部304は,固定無線装置200による収容された
電話回線に対するデジタル交換機100からの着信呼発生によって,無線送受信
部301からベースバンド回路部302を経由して受信した,デジタル交換機1
00を起点として送信された“発信者情報”即ち,発信者電話番号と比較する為
の少なくとも1種類の電話番号グループとこの電話番号グループ内に属する少な
くとも1つの電話番号を記憶することが可能である。 【0020】図3は図2の電話番号メモリ部304の電話番号グループとこのグ
ループを構成する電話番号データとして記憶するメモリの記憶パターンの一例を
示したものである。図3において,本発明の実施例の無線電話装置300に着信
した着信呼に対するデジタル交換機を起点として発生する“発信者情報”に対応
して記憶する電話番号メモリ部304内の電話番号グループ数及び当該グループ
の構成電話番号数と応答メッセージ記憶部307内のメッセージの対応関係の一
例が示されている。各電話番号グループ1〜qに対して,それぞれ対応するメッ
セージ , …(q種類)を夫々備えている。 【0021】尚,電話番号メモリ部304内のそれぞれメモリ容量の大小によっ
て記憶可能となる容量は可変となることは論を待たないところである。 【0022】次に,本発明の実施例に係る無線電話装置の動作について,図1乃 至3を参照して説明する。 【0023】デジタル交換機100に発生,即ち,無線電話装置300に対する
着信呼が発生した場合には,デジタル交換機100からデジタル交換機内線10
1を経由して固定無線装置200から無線電波により無線電話装置300へ伝送
される。無線電話装置300では,この無線電話装置300に対する着信呼情報
,即ち発信者情報である発信者の電話番号は,無線送受信部301を経由してベ
ースバンド回路部302で受信識別され,受信結果は制御部303において表示
部305に対し表示制御等が行われ,表示される。 【0024】次に制御部303は,着信呼に自動応答すると共に電話番号メモリ
部304内に記憶された電話番号であるか否かの検索を行う。検索の結果,電話
番号メモリ部304内に一致する電話番号が存在する場合には,図3で示すよう
に当該電話番号が所属する電話番号グループに対応した応答メッセージを応答メ
ッセージ記憶部307から読出し,ベースバンド回路部302を経由して発信者
側へ返送する。 【0025】一方,この検索において,発信者電話番号が電話番号メモリ部30
4に記憶されていないことが判明した場合には,予め設定する応答メッセージの
中の一種類を割当て自動応答する。自動応答しない場合には,自動応答しない等
の応答アルゴリズムを制御部303により設定することにより対応することがで
きる。 【0026】自動応答した着信呼に対する制御としては,応答メッセージ(例え
ば,○△支社の方は,PM6:00迄に933−1234の××へ本日の状況を
連絡して下さい。)を送信中に,例えばオフフック操作を行えばメッセージに続
いて通話状態へ移行することも可能である。尚,応答メッセージの送信が完了す
るまでにオフフック操作を実施しなかった場合には,メッセージ送信後,終話処
理を実施する等自動応答後の制御は,制御部303のプログラムによりフレキシ
ブルに対応出来ることは明白である。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように,本発明の無線電話装置及び無線電話システ ムでは,操作者の存又は不在に拘らず,付加情報として得られる発信者情報であ
る発信者電話番号をキー情報として,当該キー情報に対応する応答情報,即ち,
応答メッセージを自動的に送信することが可能であり,操作者の判断に基いて登
録された電話番号グループ分類により発信者を意識した応答行為を行うことによ
り円滑な情報交換を推進出来るという効果がある。
対して送信することが可能なデジタル交換機に収容された無線電話装置に関し,
特に応答着信に際し発信者電話番号毎に自動応答する応答メッセージを切り替え
る無線電話装置とそれを備えた無線システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来この種の無線電話装置は,発生した着信呼に対し全て画一的
に同じ応答メッセージで応答する方式となっている(例えば,特開昭63−24
5047公報参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の無線電話装置は,特に操作者の
在又は不在に拘らず,自動応答する応答メッセージは常に同一メッセージでのみ
応答可能である。 【0004】しかし,操作者としては着信呼によって,即ち,発信相手によって
は自動応答する際のメッセージ(又は伝達したいメッセージ)を切り替え,相手
毎に対応したメッセージで応答したいというニーズが有り,従来の方式では対応
できない欠点があった。 【0005】そこで,本発明の技術的課題は,操作者の存又は不在に拘らず付加
情報として得られる発信者情報である発信者電話番号をキー情報として,当該キ
ー情報に対応する応答情報,即ち,応答メッセージを自動的に送信することが可
能であり,操作者の判断に基いて登録された電話番号グループ分類により発信者
を意識した応答行為を行うことにより円滑な情報交換を推進出来る無線電話装置
及び無線電話システムを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明によれば,送受信アンテナを有する無線送
受信部と,前記無線送受信部に接続され電話サービスを実現する為の所要の処理
を行うベースバンド回路部と,複数の電話番号グループを記憶するとともに各電
話番号グループ毎に複数の電話番号を記憶する電話番号メモリ部と,前記ベース
バンド回路部に接続され,着信呼に応答する為に各電話番号グループに対応した
応答メッセージを記憶する応答メッセージ記憶部と,前記各部の制御を行う制御
部とを備え,前記制御部は,着信呼に自動応答し,当該着信呼毎に受信する発信
者情報に含まれる発信者電話番号を前記電話番号メモリ部の電話番号と比較し,
当該電話番号の属する電話番号グループに対応した応答メッセージを前記応答メ
ッセージ記憶部から読出し,前記ベースバンド回路及び前記無線送受信部を介し て発信者に送信するとともに前記発信者電話番号が前記電話番号メモリ部の電話
番号に該当する電話番号がない時には,予め定められた対応動作を行うことを特
徴とする無線電話装置が得られる。 【0007】本発明によれば,発生した着信呼に対して予め定められた応答メッ
セージで応答する無線電話装置において,複数の電話番号グループを記憶すると
ともに各電話番号グループ毎に複数の電話番号を記憶する電話番号メモリ部と,
着信呼に応答する為に各電話番号グループに対応した応答メッセージを記憶する
応答メッセージ記憶部と,着信呼に自動応答し,当該着信呼毎に受信する発信者
情報に含まれる発信者電話番号を前記電話番号メモリ部の電話番号と比較し,当
該電話番号の属する電話番号グループに対応した応答メッセージを前記応答メッ
セージ記憶部から読出して発信者に送信するとともに前記発信者電話番号が前記
電話番号メモリ部の電話番号に該当する電話番号がない時には,予め定められた
対応動作を行うことを特徴と制御部とを備えたことを特徴とする無線電話装置が
得られる。本発明によれば,前記いずれかの無線電話装置において,前記発信者
電話番号が前記電話番号メモリ部の電話番号に該当する電話番号がない時の前記
制御部による前記対応動作は,予め設定する応答メッセージの中の一種類を割り
当て自動応答するか,又は,自動応答しないかいずれかであることを特徴とする
無線電話装置が得られる。 【0008】本発明によれば,前記いずれかの無線電話装置と,前記無線電話装
置に無線回線を介して接続している固定無線装置と,前記固定無線装置に電話回
線を経由して接続されているデジタル交換機とを備えていることを特徴とする無
線電話システムが得られる。 【0009】本発明によれば,着信呼に応答する為の応答メッセージを記憶して
所要の電話サービスを実現する無線電話方法において,着信呼に自動応答し,当
該着信呼毎に受信する発信者情報に含まれる発信者電話番号を予め各電話番号グ
ループ毎に記憶された複数の電話番号と比較し,該当する電話番号グループに対
応した応答メッセージを送信するとともに前記発信者電話番号が前記電話番号メ
モリ部の電話番号に該当する電話番号がない時に予め定められた対応動 作を行うことを特徴とする無線電話応答方法が得られる。本発明によれば,前記
無線電話応答方法において,前記対応動作は,予め設定する応答メッセージの中
の一種類を割り当て自動応答するか,又は,自動応答しないかいずれかであるこ
とを特徴とする無線電話応答方法が得られる。 【0010】 【実施例】次に,本発明の実施例について図面を参照して説明する。 【0011】図1は本発明の一実施例に係る無線電話装置を有する無線電話サー
ビスのシステム構成図である。図1において,無線電話サービスのシステムは,
デジタル交換機100と,固定無線装置200と,無線電話装置300とを備え
ている。デジタル交換機100は,電話回線101〜10N(N≧1の整数)を
収容している。固定無線装置200は,デジタル交換機100に電話回線を経由
して接続されている。また,無線電話装置300は,固定無線装置200に無線
回線を介して接続している。 【0012】図2は図1の無線電話装置300の構成を示すブロック図である。
図2において,無線電話装置300は,無線送受信部301と,ベースバンド回
路部302と,制御部303と,電話番号メモリ部304と,表示部305と,
操作キー部306と,応答メッセージ記憶部307とを備えている。 【0013】無線送受信部301は,デジタル交換機100から電話回線101
経て固定無線装置200という経路でデジタル交換機100から送信される信号
を,固定無線装置200から無線回線を介して送信・受信される制御・通話信号
の相互変換を行うインタフェース部である。 【0014】ベースバンド回路部302は,無線送受信部301に接続され,無
線回線を介して送信・受信される制御・通話信号がベースバンド信号としてイン
タフェースし,制御信号を変調して送信・受信するモデム回路,マイクロホン3
09等の送話器の駆動部,及びスピーカ308等の受話器から入力される信号の
増幅及び対向する無線装置である固定無線装置との間で送受する命令符号等の記
憶回路を含む。 【0015】応答メッセージ記憶部307は,ベースバンド回路部302に接続 され少なくとも一種類の応答メッセージを記憶することが出来る。 【0016】操作キー部306は,この無線電話装置300が無線電話機として
機能する為にダイヤルやその他のキー入力を行う。 【0017】表示部305は,操作キー部306からのキー入力対して入力情報
及び制御状態を可視的に表示するために少なくとも数字表示器及びランプ等を備
えている。 【0018】制御部303は,無線送受信部301に対する無線回線の選択・起
動・データの送信及び受信・開放と,ベースバンド回路部302に対する通話信
号送信・受信ルート形成と,制御信号の送信・受信と,表示部305に対する可
視表示制御と,操作キー部306から入力されるキー情報の認識・制御と,無線
電話装置300全体の制御を行う。 【0019】電話番号メモリ部304は,固定無線装置200による収容された
電話回線に対するデジタル交換機100からの着信呼発生によって,無線送受信
部301からベースバンド回路部302を経由して受信した,デジタル交換機1
00を起点として送信された“発信者情報”即ち,発信者電話番号と比較する為
の少なくとも1種類の電話番号グループとこの電話番号グループ内に属する少な
くとも1つの電話番号を記憶することが可能である。 【0020】図3は図2の電話番号メモリ部304の電話番号グループとこのグ
ループを構成する電話番号データとして記憶するメモリの記憶パターンの一例を
示したものである。図3において,本発明の実施例の無線電話装置300に着信
した着信呼に対するデジタル交換機を起点として発生する“発信者情報”に対応
して記憶する電話番号メモリ部304内の電話番号グループ数及び当該グループ
の構成電話番号数と応答メッセージ記憶部307内のメッセージの対応関係の一
例が示されている。各電話番号グループ1〜qに対して,それぞれ対応するメッ
セージ , …(q種類)を夫々備えている。 【0021】尚,電話番号メモリ部304内のそれぞれメモリ容量の大小によっ
て記憶可能となる容量は可変となることは論を待たないところである。 【0022】次に,本発明の実施例に係る無線電話装置の動作について,図1乃 至3を参照して説明する。 【0023】デジタル交換機100に発生,即ち,無線電話装置300に対する
着信呼が発生した場合には,デジタル交換機100からデジタル交換機内線10
1を経由して固定無線装置200から無線電波により無線電話装置300へ伝送
される。無線電話装置300では,この無線電話装置300に対する着信呼情報
,即ち発信者情報である発信者の電話番号は,無線送受信部301を経由してベ
ースバンド回路部302で受信識別され,受信結果は制御部303において表示
部305に対し表示制御等が行われ,表示される。 【0024】次に制御部303は,着信呼に自動応答すると共に電話番号メモリ
部304内に記憶された電話番号であるか否かの検索を行う。検索の結果,電話
番号メモリ部304内に一致する電話番号が存在する場合には,図3で示すよう
に当該電話番号が所属する電話番号グループに対応した応答メッセージを応答メ
ッセージ記憶部307から読出し,ベースバンド回路部302を経由して発信者
側へ返送する。 【0025】一方,この検索において,発信者電話番号が電話番号メモリ部30
4に記憶されていないことが判明した場合には,予め設定する応答メッセージの
中の一種類を割当て自動応答する。自動応答しない場合には,自動応答しない等
の応答アルゴリズムを制御部303により設定することにより対応することがで
きる。 【0026】自動応答した着信呼に対する制御としては,応答メッセージ(例え
ば,○△支社の方は,PM6:00迄に933−1234の××へ本日の状況を
連絡して下さい。)を送信中に,例えばオフフック操作を行えばメッセージに続
いて通話状態へ移行することも可能である。尚,応答メッセージの送信が完了す
るまでにオフフック操作を実施しなかった場合には,メッセージ送信後,終話処
理を実施する等自動応答後の制御は,制御部303のプログラムによりフレキシ
ブルに対応出来ることは明白である。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように,本発明の無線電話装置及び無線電話システ ムでは,操作者の存又は不在に拘らず,付加情報として得られる発信者情報であ
る発信者電話番号をキー情報として,当該キー情報に対応する応答情報,即ち,
応答メッセージを自動的に送信することが可能であり,操作者の判断に基いて登
録された電話番号グループ分類により発信者を意識した応答行為を行うことによ
り円滑な情報交換を推進出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る無線電話装置を用いた無線電話システム構成図で
ある。 【図2】図1の無線電話装置の構成を示すブロック図である。 【図3】図2の電話番号メモリ部304の記憶パターンの一例を示す図である。 【符号の説明】 100 デジタル交換機 10N 電話回線(デジタル交換機内線,但し,N≧1の整数) 200 固定無線装置 300 無線電話装置 301 無線送受信部 302 ベースバンド回路部 303 制御部 304 電話番号メモリ部 305 表示部 306 操作キー部 307 応答メッセージ記憶部 308 スピーカ 309 マイクロホン
ある。 【図2】図1の無線電話装置の構成を示すブロック図である。 【図3】図2の電話番号メモリ部304の記憶パターンの一例を示す図である。 【符号の説明】 100 デジタル交換機 10N 電話回線(デジタル交換機内線,但し,N≧1の整数) 200 固定無線装置 300 無線電話装置 301 無線送受信部 302 ベースバンド回路部 303 制御部 304 電話番号メモリ部 305 表示部 306 操作キー部 307 応答メッセージ記憶部 308 スピーカ 309 マイクロホン
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 送受信アンテナを有する無線送受信部と,前記無線送受信部に接
続され電話サービスを実現する為の所要の処理を行うベースバンド回路部と,複
数の電話番号グループを記憶するとともに各電話番号グループ毎に複数の電話番
号を記憶する電話番号メモリ部と,前記ベースバンド回路部に接続され,着信呼
に応答する為に各電話番号グループに対応した応答メッセージを記憶する応答メ
ッセージ記憶部と,前記各部の制御を行う制御部とを備え, 前記制御部は,着信呼に自動応答し,当該着信呼毎に受信する発信者情報に含
まれる発信者電話番号を前記電話番号メモリ部の電話番号と比較し,当該電話番
号の属する電話番号グループに対応した応答メッセージを前記応答メッセージ記
憶部から読出し,前記ベースバンド回路及び前記無線送受信部を介して発信者に
送信するとともに,前記発信者電話番号が前記電話番号メモリ部の電話番号に該
当する電話番号がない時には,予め定められた対応動作を行うことを特徴とする
無線電話装置。 【請求項2】 発生した着信呼に対して予め定められた応答メッセージで応答す
る無線電話装置において, 複数の電話番号グループを記憶するとともに各電話番号グループ毎に複数の電
話番号を記憶する電話番号メモリ部と, 着信呼に応答する為に各電話番号グループに対応した応答メッセージを記憶す
る応答メッセージ記憶部と, 着信呼に自動応答し,当該着信呼毎に受信する発信者情報に含まれる発信者電
話番号を前記電話番号メモリ部の電話番号と比較し,当該電話番号の属する電話
番号グループに対応した応答メッセージを前記応答メッセージ記憶部から読出し
て発信者に送信するとともに前記発信者電話番号が前記電話番号メモリ部の電話 番号に該当する電話番号がない時に予め定められた対応動作を行う制御部とを備
えたことを特徴とする無線電話装置。 【請求項3】 請求項1又は2記載の無線電話装置において,前記発信者電話番
号が前記電話番号メモリ部の電話番号に該当する電話番号がない時の前記制御部
による前記対応動作は,予め設定する応答メッセージの中の一種類を割り当て自
動応答するか,又は,自動応答しないかいずれかであることを特徴とする無線電
話装置。 【請求項4】 請求項1乃至3の内のいずれかに記載の無線電話装置と,前記無
線電話装置に無線回線を介して接続している固定無線装置と,前記固定無線装置
に電話回線を経由して接続されているデジタル交換機とを備えていることを特徴
とする無線電話システム。 【請求項5】 着信呼に応答する為の応答メッセージを記憶して所要の電話サー
ビスを実現する無線電話方法において, 着信呼に自動応答し,当該着信呼毎に受信する発信者情報に含まれる発信者電話
番号を予め各電話番号グループ毎に記憶された複数の電話番号と比較し,該当す
る電話番号グループに対応した応答メッセージを送信するとともに前記発信者電
話番号が前記電話番号メモリ部の電話番号に該当する電話番号がない時に予め定
められた対応動作を行うことを特徴とする無線電話応答方法。 【請求項6】 請求項5記載の無線電話応答方法において,前記対応動作は,予
め設定する応答メッセージの中の一種類を割り当て自動応答するか,又は,自動
応答しないかいずれかであることを特徴とする無線電話応答方法。
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