JP2546496Y2 - 模型船自動追跡装置 - Google Patents

模型船自動追跡装置

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JP2546496Y2
JP2546496Y2 JP10928290U JP10928290U JP2546496Y2 JP 2546496 Y2 JP2546496 Y2 JP 2546496Y2 JP 10928290 U JP10928290 U JP 10928290U JP 10928290 U JP10928290 U JP 10928290U JP 2546496 Y2 JP2546496 Y2 JP 2546496Y2
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一博 河野
賢治 内田
公一 正司
真一 朝原
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石川島播磨重工業株式会社
安川エンジニアリング株式会社
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、模型船自動追跡装置に関するものである。
[従来の技術] 船舶の運動性能や推進性能を調査するため、船舶の縮
尺した模型を造り、その模型船を大型の水槽に浮かべて
自走させ、模型船を水槽に設けた模型船自動追跡装置で
追跡してその挙動を調べるという水槽実験が行なわれて
いる。
以下、従来の模型船自動追跡装置を第3図〜第6図を
用いて説明する。
1は大型の水槽、2は水槽1の長手方向3両側に設け
られたレール、4は水槽1を幅方向5に跨いでレール2
上を走行可能に積置された主電車、6は主電車4に設け
られた幅方向5に延びるレール、7は主電車4に設けら
れた幅方向5に延びるレール6上を走行可能に支持され
た副電車、8は副電車7の底面に上下方向の軸を中心と
して回転可能に取り付けられ中央部に観測窓9を有する
回転円板であって、主電車4、副電車7、回転円板8に
よって曳引車10が構成されている。
11は副電車7内部に観測窓9へ向けて固定された追跡
用カメラ、12は水槽1に浮かべられた模型船、13は模型
船12に取り付けられた追跡用光源である。
14は追跡用カメラ11からの映像信号15を入力して、追
跡用光源13の回転円板8の中心からの、長手方向3(X
方向)と幅方向5(Y方向)の変位量16(x,y)を夫々
計測するX−Yトラッカー、17はX−Yトラッカー14か
らの変位量16(x,y)を入力して主電車4駆動用のモー
タ18及び副電車7駆動用のモータ19に夫々制御信号20,2
1を送る制御装置である。
模型船12を水槽1に浮かべて自走させ、追跡用カメラ
11に模型船12が映るようにしておくと、X−Yトラッカ
ー14は追跡用カメラ11からの映像信号15を入力して、追
跡用光源13の回転円板8の中心からの、長手方向3(X
方向)と幅方向5(Y方向)の変位量16(x,y)を夫々
計測し、制御装置17はX−Yトラッカー14からの変位量
16(x,y)を入力して主電車4駆動用のモータ18及び副
電車7駆動用のモータ19に夫々制御信号20,21を送り、
主電車4と副電車7を夫々長手方向3(X方向)と幅方
向5(Y方向)へ走行させる。
これにより、曳引車10を構成する副電車7の部分が模
型船12の走行に従って模型船12を自動的に追跡し、副電
車7に乗った操作員は模型船12の運動性能や推進性能を
調査することができる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の模型船自動追跡装置には、
以下のような問題があった。
即ち、模型船12の走行に従って、主電車4は長手方向
3(X方向)へ副電車7は幅方向5(Y方向)へ夫々自
動的に走行されるようになっているが、回転円板8につ
いては制御が行なわれていなかったので、模型船12の旋
回に合せて操作員が回転円板8を手動で操作しなければ
ならず、従って、正確に回転円板8を模型船12の角度に
合せることができなかった。
本考案は、上述の実情に鑑み、模型船12の旋回に合せ
て回転円板8が自動的に角度調整され得るようにした模
型船自動追跡装置を提供することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は、水槽1を幅方向5に跨ぐように配設されて
水槽1の長手方向3に走行可能な主電車4と、主電車4
に前記幅方向5へ走行可能に支持された副電車7と、副
電車7の底部に上下方向の軸を中心として回転自在に支
持された回転円板8と、水槽1に自走可能に浮かべられ
た模型船12と、副電車7に模型船12へ向けて固定された
追跡用カメラ11と、追跡用カメラ11からの映像信号15を
入力して、追跡用光源13の回転円板8の中心からの、長
手方向3と幅方向5の変位量16を夫々計測するX−Yト
ラッカー14と、X−Yトラッカー14からの変位量16を入
力して主電車4駆動用のモータ18及び副電車7駆動用の
モータ19に夫々主電車4と副電車7を模型船12に合せて
移動させるための制御信号20,21を送る制御装置17とを
備えた模型船自動追跡装置において、模型船12の追跡用
光源13から離れた位置に角度検出用光源23を取り付け、
追跡用カメラ11からの映像信号15を入力して、角度検出
用光源23の回転円板8の中心からの、長手方向3と幅方
向5の変位量25を夫々計測する前記とは別のX−Yトラ
ッカー24を設け、両X−Yトラッカー14,24からの変位
量16,25を入力して回転円板8駆動用のモータ27に回転
円板8を模型船12の角度に合せて角度調整させるための
角度制御信号28を送る演算制御装置26を設けたことを特
徴とする模型船自動追跡装置にかかるものである。
[作用] 本考案によれば、水槽1に浮かべられた模型船12を自
走させると、副電車7に模型船12へ向けて固定された追
跡用カメラ11からの映像信号15を入力して、X−Yトラ
ッカー14が追跡用光源13の回転円板8の中心からの、長
手方向3と幅方向5の変位量16を夫々計測し、制御装置
17がX−Yトラッカー14からの変位量16を入力して主電
車4駆動用のモータ18及び副電車7駆動用のモータ19に
夫々制御信号20,21を送り、模型船12に合せて主電車4
を水槽1の長手方向3に副電車7を水槽1の幅方向5に
移動させる。
一方、前記とは別のX−Yトラッカー24が、追跡用カ
メラ11からの映像信号15を入力して、模型船12の追跡用
光源13から離れた位置に取り付けられた角度検出用光源
23の前記回転円板8の中心からの、長手方向3と幅方向
5の変位量25を夫々計測し、演算制御装置26が両X−Y
トラッカー14,24からの変位量16,25を入力して回転円板
8駆動用のモータ27に角度制御信号28を送り、回転円板
8を模型船12の角度に合せて上下方向の軸を中心として
角度調整させる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図・第2図は、本考案の一実施例である。
又、図中、模型船自動追跡装置の基本構成自体につい
ては、第3図〜第6図に示すものと同様であるため、同
一の構成部分については同一の符号を付して説明に代え
るものとし、以下、本考案に特有の構成についてのみ説
明して行く。
図中、23は模型船12の追跡用光源13前方距離rの位置
に取り付けられた角度検出用光源である。
24は追跡用カメラ11からの映像信号15を入力して、角
度検出用光源23の回転円板8の中心からの、長手方向3
(X方向)と幅方向5(Y方向)の変位量25(x′,
y′)を夫々計測するX−Yトラッカー、26はX−Yト
ラッカー24からの変位量25(x′,y′)及びX−Yトラ
ッカー14からの変位量16(x,y)を入力して回転円板8
駆動用のモータ27に制御信号28を送る演算制御装置であ
る。
次に、作用について説明する。
模型船12の走行に従って、主電車4が長手方向3(X
方向)へ自動的に走行され、副電車7が幅方向5(Y方
向)へ自動的に走行されて模型船12を追跡する作動につ
いては第6図のものと同じなので説明を省略する。
模型船12が水槽1内を自走する際、模型船12の旋回に
伴って模型船12の角度が変って行く。
すると、X−Yトラッカー24は追跡用カメラ11からの
映像信号15を入力して、第2図に示すように、角度検出
用光源23の回転円板8の中心Oからの、長手方向3(X
方向)と幅方向5(Y方向)の変位量25(x′,y′)を
夫々計測し、制御装置17はX−Yトラッカー24からの変
位量25(x′,y′)及びX−Yトラッカー14からの変位
量16(x,y)を入力して、 (y′−y)/(x′−x)=tanθ 或いは、 (y′−y)/r=sinθ 又は、 (x′−x)/r=cosθ 等の演算を行ない、tanθ、或いはsinθ、又はcosθ
から模型船12の角度θを求めて、求めた角度θに基づい
て回転円板8駆動用のモータ27に制御信号28を送り、回
転円板8を角度調整させる。
これにより、第6図のものと同様に、曳引車10を構成
する副電車7の部分が模型船12の走行に従って模型船12
を自動的に追跡することに加えて、模型船12の旋回に合
せて副電車7に設けた回転円板8が自動的に角度調整さ
れるようになるので、副電車7に乗った操作員は、模型
船12と正確に同じ方向に向いた状態で模型船12の運動性
能や推進性能を調査することができる。
尚、本考案は、上述の実施例にのみ限定されるもので
はなく、モータに回転数検出器を取り付けてフィードバ
ック制御を行なっても良いこと、その他、本考案の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の模型船自動追跡装置に
よれば、模型船の旋回に合せて副電車に設けた回転円板
を自動的に角度調整させることができるという優れた効
果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の制御系統図、第2図は水槽
の長手方向と幅方向を基準として追跡用光源と角度検出
用光源の位置を表わした図、第3図は水槽及び曳引車の
全体平面図、第4図は第3図のIV−IV矢視図、第5図は
第3図のV−V矢視図、第6図は従来例の制御系統図で
ある。 図中1は水槽、2はレール、3は長手方向、4は主電
車、5は幅方向、6はレール、7は副電車、8は回転円
板、9は観測窓、10は曳引車、11は追跡用カメラ、12は
模型船、13は追跡用光源、14はX−Yトラッカー、15は
映像信号、16は変位量、17は制御装置、18はモータ、19
はモータ、20は制御信号、21は制御信号、23は角度検出
用光源、24はX−Yトラッカー、25は変位量、26は演算
制御装置、27はモータ、28は制御信号を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 正司 公一 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)考案者 朝原 真一 千葉県習志野市茜浜2丁目19―7 安川 エンジニアリング株式会社東京支社内 (56)参考文献 特開 昭61−201132(JP,A) 特開 昭59−46832(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽1を幅方向5に跨ぐように配設されて
    水槽1の長手方向3に走行可能な主電車4と、主電車4
    に前記幅方向5へ走行可能に支持された副電車7と、副
    電車7の底部に上下方向の軸を中心として回転自在に支
    持された回転円板8と、水槽1に自走可能に浮かべられ
    た模型船12と、副電車7に模型船12へ向けて固定された
    追跡用カメラ11と、追跡用カメラ11からの映像信号15を
    入力して、追跡用光源13の回転円板8の中心からの、長
    手方向3と幅方向5の変位量16を夫々計測するX−Yト
    ラッカー14と、X−Yトラッカー14からの変位量16を入
    力して主電車4駆動用のモータ18及び副電車7駆動用の
    モータ19に夫々主電車4と副電車7を模型船12に合せて
    移動させるための制御信号20,21を送る制御装置17とを
    備えた模型船自動追跡装置において、模型船12の追跡用
    光源13から離れた位置に角度検出用光源23を取り付け、
    追跡用カメラ11からの映像信号15を入力して、角度検出
    用光源23の回転円板8の中心からの、長手方向3と幅方
    向5の変位量25を夫々計測する前記とは別のX−Yトラ
    ッカー24を設け、両X−Yトラッカー14,24からの変位
    量16,25を入力して回転円板8駆動用のモータ27に回転
    円板8を模型船12の角度に合せて角度調整させるための
    角度制御信号28を送る演算制御装置26を設けたことを特
    徴とする模型船自動追跡装置。
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