JP2546244Y2 - ガス燃料車の燃料充填部構造 - Google Patents
ガス燃料車の燃料充填部構造Info
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- JP2546244Y2 JP2546244Y2 JP1280192U JP1280192U JP2546244Y2 JP 2546244 Y2 JP2546244 Y2 JP 2546244Y2 JP 1280192 U JP1280192 U JP 1280192U JP 1280192 U JP1280192 U JP 1280192U JP 2546244 Y2 JP2546244 Y2 JP 2546244Y2
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- JP
- Japan
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- gas
- fuel
- filler base
- filler
- filling structure
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、天然ガス等
のガス燃料を使用する車両の燃料充填部構造に関するも
のである。
のガス燃料を使用する車両の燃料充填部構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車に中には、燃料として液化石油ガ
ス(以下「LPG」という)等の液化ガス燃料を使用す
るものが知られているが、環境保全の点で優れた天然ガ
スを、LPGエンジンの燃焼系技術が利用できる高圧状
態にしたもの(以下「CNG」という)を燃料として使
用する場合がある。
ス(以下「LPG」という)等の液化ガス燃料を使用す
るものが知られているが、環境保全の点で優れた天然ガ
スを、LPGエンジンの燃焼系技術が利用できる高圧状
態にしたもの(以下「CNG」という)を燃料として使
用する場合がある。
【0003】このようなCNGを燃料として使用する車
両の燃料充填部構造の一例を図3,4によって説明する
と、図3において、車体パネル1に形成された開口部2
には圧力計3、ガスを充填するカップリング4及びバル
ブ5のハンドル6が配置されている。圧力計3には、図
4に示すように圧力配管用のパイプ7が取り付けられ、
バルブ5には図示しないタンクへ延びるパイプ8とカッ
プリング4との間を結ぶパイプ9が接続されている。
両の燃料充填部構造の一例を図3,4によって説明する
と、図3において、車体パネル1に形成された開口部2
には圧力計3、ガスを充填するカップリング4及びバル
ブ5のハンドル6が配置されている。圧力計3には、図
4に示すように圧力配管用のパイプ7が取り付けられ、
バルブ5には図示しないタンクへ延びるパイプ8とカッ
プリング4との間を結ぶパイプ9が接続されている。
【0004】そして、これら圧力計3とカップリング4
とハンドル6はフィラーベース10の各開口部11,1
2,13に嵌合され、フィラーベース10はスペーサ1
4を介して車体パネル1の開口部2の周縁にビス15に
よって車室外側から固定されている。
とハンドル6はフィラーベース10の各開口部11,1
2,13に嵌合され、フィラーベース10はスペーサ1
4を介して車体パネル1の開口部2の周縁にビス15に
よって車室外側から固定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のガス燃料車
の燃料充填部構造においては、使用される燃料がガスで
あるため、ガス充填口付近のパイプ類の締め付けや、各
部品の締め付けを念入りにチェックする必要がある。と
りわけ高圧状態で使用されるCNG燃料を使用する車両
にあっては、比較的低圧でタンクに収容されるLPG燃
料車に比較して圧力が高いため、パイプの締付状態の確
認は注意深く行わなければならない。
の燃料充填部構造においては、使用される燃料がガスで
あるため、ガス充填口付近のパイプ類の締め付けや、各
部品の締め付けを念入りにチェックする必要がある。と
りわけ高圧状態で使用されるCNG燃料を使用する車両
にあっては、比較的低圧でタンクに収容されるLPG燃
料車に比較して圧力が高いため、パイプの締付状態の確
認は注意深く行わなければならない。
【0006】しかしながら、上記従来の燃料充填部構造
においては、各パイプ7,8,9がフィラーベース10
の裏側に隠れてしまっていて、外側からは、各パイプ
7,8,9の接続部分等が見えないため、そのままでは
燃料漏れの有無の確認を行うことができない。
においては、各パイプ7,8,9がフィラーベース10
の裏側に隠れてしまっていて、外側からは、各パイプ
7,8,9の接続部分等が見えないため、そのままでは
燃料漏れの有無の確認を行うことができない。
【0007】したがって、燃料漏れを確認するには、車
体をリフトアップして車体の下方から点検したり、各パ
イプ類を車体に組み付ける前に予め組み立てて行う必要
があり、そのために多くの作業時間が必要になっている
問題がある。
体をリフトアップして車体の下方から点検したり、各パ
イプ類を車体に組み付ける前に予め組み立てて行う必要
があり、そのために多くの作業時間が必要になっている
問題がある。
【0008】そこで、この考案は燃料漏れの有無の確認
を車体に組み付けられた状態で行うことができるガス燃
料車の燃料充填部構造を提供するものである。
を車体に組み付けられた状態で行うことができるガス燃
料車の燃料充填部構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】ガス配管部分に介装され
たガス充填用の機能部品がフィラーベースを介して車体
に支持されているガス燃料車の燃料充填部構造におい
て、上記フィラーベースの機能部品保持部の周囲に、ガ
ス配管部分を露出させる切欠部が設けられ、フィラーベ
ースには、機能部品を露出させる開口部を備え、かつ、
上記切欠部を覆うフィラーベースカバーが取り付けられ
ている。
たガス充填用の機能部品がフィラーベースを介して車体
に支持されているガス燃料車の燃料充填部構造におい
て、上記フィラーベースの機能部品保持部の周囲に、ガ
ス配管部分を露出させる切欠部が設けられ、フィラーベ
ースには、機能部品を露出させる開口部を備え、かつ、
上記切欠部を覆うフィラーベースカバーが取り付けられ
ている。
【0010】
【作用】フィラーベースカバーを取り外すと、フィラー
ベースの切欠部からガス配管部分が確認できるため、こ
こからガス漏れの確認を行う。
ベースの切欠部からガス配管部分が確認できるため、こ
こからガス漏れの確認を行う。
【0011】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面と共に説明
する。
する。
【0012】図1において、CNG燃料を使用した車両
の車体側部には、図示しないフィラーリッドが設けられ
ており、フィラーリッドを開くと、車体パネル16の開
口部17に各々機能部品としての圧力計18、燃料充填
用のカップリング19及び機能部品としてのバルブ20
のハンドル21が配置されている。
の車体側部には、図示しないフィラーリッドが設けられ
ており、フィラーリッドを開くと、車体パネル16の開
口部17に各々機能部品としての圧力計18、燃料充填
用のカップリング19及び機能部品としてのバルブ20
のハンドル21が配置されている。
【0013】圧力計18には、ガス配管としての圧力配
管用のパイプ22が接続され、カップリング19とバル
ブ20との間にはパイプ23が接続され、バルブ20に
は図示しないタンクに延びるパイプ24が接続されてい
る。
管用のパイプ22が接続され、カップリング19とバル
ブ20との間にはパイプ23が接続され、バルブ20に
は図示しないタンクに延びるパイプ24が接続されてい
る。
【0014】そして、圧力計18とカップリング19と
ハンドル21は、各々フィラーベース25に形成された
機能部品保持部としての開口部26,27,28に嵌挿
され、このフィラーベース25の取付部29が、図2に
示すように、車体としての車体パネル16の開口部17
周縁の車室内側に重合され、車室外側からビス30によ
って取り付けられている。
ハンドル21は、各々フィラーベース25に形成された
機能部品保持部としての開口部26,27,28に嵌挿
され、このフィラーベース25の取付部29が、図2に
示すように、車体としての車体パネル16の開口部17
周縁の車室内側に重合され、車室外側からビス30によ
って取り付けられている。
【0015】ここで、上記フィラーベース25には、図
1に示すように、圧力計18、カップリング19及びバ
ルブ20のハンドル21の各開口部26,27,28の
周囲に、各パイプ22,23,24を露出させ、外側か
ら見えるように切欠部31が設けられている。
1に示すように、圧力計18、カップリング19及びバ
ルブ20のハンドル21の各開口部26,27,28の
周囲に、各パイプ22,23,24を露出させ、外側か
ら見えるように切欠部31が設けられている。
【0016】そして、このフィラーベース25の各開口
部26,27,28に囲まれる中央部上面にはネジ孔3
2が設けられると共にスペーサ33がセットされ、この
ネジ孔32に上記フィラーベース25の切欠部31を覆
うフィラーベースカバー34が、図2に示すように、車
体パネル16の立ち上げフランジ部16Aをフィラーベ
ース25との間で挟持してボルト35によって車室外側
から取り付けられている。
部26,27,28に囲まれる中央部上面にはネジ孔3
2が設けられると共にスペーサ33がセットされ、この
ネジ孔32に上記フィラーベース25の切欠部31を覆
うフィラーベースカバー34が、図2に示すように、車
体パネル16の立ち上げフランジ部16Aをフィラーベ
ース25との間で挟持してボルト35によって車室外側
から取り付けられている。
【0017】ここで、図1に示すように、フィラーベー
スカバー34には圧力計18用の開口部36とカップリ
ング19用の開口部37とハンドル21用の切欠孔(開
口部)38が設けられている。尚、図1中39はビス3
5用の孔を示す。
スカバー34には圧力計18用の開口部36とカップリ
ング19用の開口部37とハンドル21用の切欠孔(開
口部)38が設けられている。尚、図1中39はビス3
5用の孔を示す。
【0018】上記実施例構造によれば、フィラーベース
カバー34が取り付けられた状態では、圧力計18、カ
ップリング19及びハンドル21以外の部分は覆われて
いるため、フィラーリッドを開いたときに見栄えを損ね
ることはなく、また内部に異物が入ることはない。
カバー34が取り付けられた状態では、圧力計18、カ
ップリング19及びハンドル21以外の部分は覆われて
いるため、フィラーリッドを開いたときに見栄えを損ね
ることはなく、また内部に異物が入ることはない。
【0019】次に、パイプ22,23,24の接続部分
の漏れを調べる場合にはフィラーベースカバー34を、
ボルト35をゆるめて取り外すと、フィラーベース25
の切欠部31の部分からパイプ22,23,24が露出
するため、この切欠部31が点検窓として機能し、フィ
ラーベース25を取り外すことなく、パイプ22,2
3,24の接続部分等に石けん水等をつけて、目視ある
いは鏡を用いる等して漏れの確認を行うことができる。
の漏れを調べる場合にはフィラーベースカバー34を、
ボルト35をゆるめて取り外すと、フィラーベース25
の切欠部31の部分からパイプ22,23,24が露出
するため、この切欠部31が点検窓として機能し、フィ
ラーベース25を取り外すことなく、パイプ22,2
3,24の接続部分等に石けん水等をつけて、目視ある
いは鏡を用いる等して漏れの確認を行うことができる。
【0020】そして、フィラーベース25は、切欠部3
1が形成されているため、強度が低下しているが、スペ
ーサ33を介在させ、かつ、フィラーベースカバー34
との間で車体パネル16の立ち上げフランジ部16Aを
挟持する構造となっているため、フィラーベース25と
フィラーベースカバー34とが車体パネル16と一体と
なり圧縮方向、曲げ方向で作用する外力に対して十分な
強度を確保することができる。
1が形成されているため、強度が低下しているが、スペ
ーサ33を介在させ、かつ、フィラーベースカバー34
との間で車体パネル16の立ち上げフランジ部16Aを
挟持する構造となっているため、フィラーベース25と
フィラーベースカバー34とが車体パネル16と一体と
なり圧縮方向、曲げ方向で作用する外力に対して十分な
強度を確保することができる。
【0021】尚、この考案は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えば、適用されるガス燃料は、CNG以外
の圧縮ガス燃料でもよく、また、LPG、液化天然ガス
(LNG)等の液化ガス燃料でも良い。
ではなく、例えば、適用されるガス燃料は、CNG以外
の圧縮ガス燃料でもよく、また、LPG、液化天然ガス
(LNG)等の液化ガス燃料でも良い。
【0022】
【考案の効果】以上説明してきたようにこの考案によれ
ば、フィラーベースカバーを取り外すことによってフィ
ラーベースの切欠部にガス配管部分が露出するため、外
側からガス漏れの点検を容易に行うことができる。
ば、フィラーベースカバーを取り外すことによってフィ
ラーベースの切欠部にガス配管部分が露出するため、外
側からガス漏れの点検を容易に行うことができる。
【0023】また、フィラーベースをフィラーベースカ
バーで覆うことにより切欠部が目に付かず、見栄えを向
上することができる。
バーで覆うことにより切欠部が目に付かず、見栄えを向
上することができる。
【図1】この考案の一実施例の平面図。
【図2】同組み立て状態を示す側面図。
【図3】従来技術の図1に相当する平面図。
【図4】同組み立て状態を示す側面図。
16…車体パネル(車体) 18…圧力計(機能部品) 19…カップリング(機能部品) 20…バルブ(機能部品) 22,23,24…パイプ(ガス配管) 25…フィラーベース 26,27,28…開口部(保持部) 31…切欠部 34…フィラーベースカバー 36,37…開口部 38…切欠孔(開口部)。
Claims (1)
- 【請求項1】 ガス配管部分に介装されたガス充填用の
機能部品がフィラーベースを介して車体に支持されてい
るガス燃料車の燃料充填部構造において、上記フィラー
ベースの機能部品保持部の周囲に、ガス配管部分を露出
させる切欠部が設けられ、フィラーベースには、機能部
品を露出させる開口部を備え、かつ、上記切欠部を覆う
フィラーベースカバーが取り付けられていることを特徴
とするガス燃料車の燃料充填部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1280192U JP2546244Y2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | ガス燃料車の燃料充填部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1280192U JP2546244Y2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | ガス燃料車の燃料充填部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574951U JPH0574951U (ja) | 1993-10-12 |
JP2546244Y2 true JP2546244Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=11815500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1280192U Expired - Lifetime JP2546244Y2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | ガス燃料車の燃料充填部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546244Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102162411A (zh) * | 2010-02-12 | 2011-08-24 | 铃木株式会社 | 车辆用发动机的气体燃料供给装置 |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP1280192U patent/JP2546244Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102162411A (zh) * | 2010-02-12 | 2011-08-24 | 铃木株式会社 | 车辆用发动机的气体燃料供给装置 |
CN102162411B (zh) * | 2010-02-12 | 2013-05-29 | 铃木株式会社 | 车辆用发动机的气体燃料供给装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0574951U (ja) | 1993-10-12 |
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