JP2545966Y2 - 自動演奏ピアノ - Google Patents
自動演奏ピアノInfo
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- JP2545966Y2 JP2545966Y2 JP9960191U JP9960191U JP2545966Y2 JP 2545966 Y2 JP2545966 Y2 JP 2545966Y2 JP 9960191 U JP9960191 U JP 9960191U JP 9960191 U JP9960191 U JP 9960191U JP 2545966 Y2 JP2545966 Y2 JP 2545966Y2
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- Japan
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- yoke
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- electromagnetic
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、自動演奏ピアノの鍵駆
動装置に関する。
動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動演奏ピアノに配設された鍵
駆動装置としては、励磁コイルとこれを収納すると共に
磁路を形成するヨーク及び鍵突上げボタンを備えるシャ
フト等から成る電磁プランジャが使用されている。しか
し、この電磁プランジャは、各鍵に対応して互いに独立
してレール等に設置されているため、コスト面、性能面
において不利であった。また前記不利な面を改善するも
のとして、ヨークを複数個の鍵駆動装置に共通のものと
して、ユニット化した鍵駆動装置が提案されている（例
えば、特公平３−２５７９４号公報）。
駆動装置としては、励磁コイルとこれを収納すると共に
磁路を形成するヨーク及び鍵突上げボタンを備えるシャ
フト等から成る電磁プランジャが使用されている。しか
し、この電磁プランジャは、各鍵に対応して互いに独立
してレール等に設置されているため、コスト面、性能面
において不利であった。また前記不利な面を改善するも
のとして、ヨークを複数個の鍵駆動装置に共通のものと
して、ユニット化した鍵駆動装置が提案されている（例
えば、特公平３−２５７９４号公報）。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上述した鍵駆動装置に
よれば、故障など何等かの理由により電磁プランジャの
１つを交換しようとした場合、既にピアノの鍵盤と棚板
との間に形成された空間に配設されたものにおいては、
鍵をすべて外し、更にユニット全体を分解した上で交換
しなければならず、作業に大変手間がかかるという不都
合があった。本考案は、従来のこのような不都合を解消
し、電磁プランジャを容易に交換できる自動演奏ピアノ
の鍵駆動装置を提供することをその目的としたものであ
る。
よれば、故障など何等かの理由により電磁プランジャの
１つを交換しようとした場合、既にピアノの鍵盤と棚板
との間に形成された空間に配設されたものにおいては、
鍵をすべて外し、更にユニット全体を分解した上で交換
しなければならず、作業に大変手間がかかるという不都
合があった。本考案は、従来のこのような不都合を解消
し、電磁プランジャを容易に交換できる自動演奏ピアノ
の鍵駆動装置を提供することをその目的としたものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、鍵盤と棚板との間に形成された空間に
配設され且つ複数個の鍵にそれぞれ対応する複数個の電
磁プランジャと、該複数個の電磁プランジャを収容固定
する共通のヨーク構成体とを備え、該電磁プランジャ
は、励磁コイルと固定ヨークと可動ヨークとを備える電
磁プランジャ本体と、該可動ヨークに一端が固着され、
前記ヨーク構成体から突出した他端に鍵突上げボタンを
備えるシャフトとから成る自動演奏ピアノの鍵駆動装置
において、前記ヨーク構成体は、鍵の配列方向に沿って
長く、上記ヨーク構成体と、該上記ヨーク構成体とその
鍵の長さ方向の両端において接続される下部ヨーク構成
体とから成り、該下部ヨーク構成体に対して上部ヨーク
構成体は、電磁プランジャの少くとも２個以上を収容固
定する複数個の分割ヨーク構成体から成ることを特徴と
する。
達成するために、鍵盤と棚板との間に形成された空間に
配設され且つ複数個の鍵にそれぞれ対応する複数個の電
磁プランジャと、該複数個の電磁プランジャを収容固定
する共通のヨーク構成体とを備え、該電磁プランジャ
は、励磁コイルと固定ヨークと可動ヨークとを備える電
磁プランジャ本体と、該可動ヨークに一端が固着され、
前記ヨーク構成体から突出した他端に鍵突上げボタンを
備えるシャフトとから成る自動演奏ピアノの鍵駆動装置
において、前記ヨーク構成体は、鍵の配列方向に沿って
長く、上記ヨーク構成体と、該上記ヨーク構成体とその
鍵の長さ方向の両端において接続される下部ヨーク構成
体とから成り、該下部ヨーク構成体に対して上部ヨーク
構成体は、電磁プランジャの少くとも２個以上を収容固
定する複数個の分割ヨーク構成体から成ることを特徴と
する。
【０００５】
【作用】上記構成の自動演奏ピアノの鍵駆動装置におい
て、故障等により、一つの電磁プランジャを交換する場
合に、その電磁プランジャの位置する分割ヨーク構成体
のみを外し、ピアノに装着された場合でもその一枚の分
割ヨーク構成体の上部にある数本の鍵を外すことにより
交換等の修理が可能である。
て、故障等により、一つの電磁プランジャを交換する場
合に、その電磁プランジャの位置する分割ヨーク構成体
のみを外し、ピアノに装着された場合でもその一枚の分
割ヨーク構成体の上部にある数本の鍵を外すことにより
交換等の修理が可能である。
【０００６】
【実施例】以下本考案の実施例を添付図面に沿って説明
する。図１及び図２は、本考案の一実施例を示す。同図
において、１は電磁プランジャ、２は下部ヨーク構成体
２1及び上部ヨーク構成体２2から成るヨーク構成体であ
る。電磁プランジャ１は、中空円筒体３の一端にフラン
ジ４1を、中間にフランジ４2を有し、且つ他端が底板に
よって閉塞されたボビン５に励磁コイル６が巻装され、
中空円筒体３の中に非磁性体パイプ７が嵌挿され、前記
フランジ４1の外側面に形成された段部に係合して中空
円筒体３内方に突出した固定ヨーク８が固定され、非磁
性体パイプ７内に可動ヨーク９が摺動自在に配置され、
この可動ヨーク９の下部と、中空円筒体３の底板の上に
載置された雑音の防止のためのフェルト等から成る緩衝
材１０との間に可動ヨーク９を弾性的に支持するための
スプリング１１を介在して構成した電磁プランジャ本体
１２と、上面に凹部１３が形成された可動ヨーク９の上
部に固着されたシャフト１４とから成り、シャフト１４
は固定ヨーク８の貫通孔８ａに挿通され、先端に鍵突上
げボタン１５を備える。
する。図１及び図２は、本考案の一実施例を示す。同図
において、１は電磁プランジャ、２は下部ヨーク構成体
２1及び上部ヨーク構成体２2から成るヨーク構成体であ
る。電磁プランジャ１は、中空円筒体３の一端にフラン
ジ４1を、中間にフランジ４2を有し、且つ他端が底板に
よって閉塞されたボビン５に励磁コイル６が巻装され、
中空円筒体３の中に非磁性体パイプ７が嵌挿され、前記
フランジ４1の外側面に形成された段部に係合して中空
円筒体３内方に突出した固定ヨーク８が固定され、非磁
性体パイプ７内に可動ヨーク９が摺動自在に配置され、
この可動ヨーク９の下部と、中空円筒体３の底板の上に
載置された雑音の防止のためのフェルト等から成る緩衝
材１０との間に可動ヨーク９を弾性的に支持するための
スプリング１１を介在して構成した電磁プランジャ本体
１２と、上面に凹部１３が形成された可動ヨーク９の上
部に固着されたシャフト１４とから成り、シャフト１４
は固定ヨーク８の貫通孔８ａに挿通され、先端に鍵突上
げボタン１５を備える。
【０００７】ヨーク構成体２は、軟鉄などの磁性材から
成り、複数個の鍵１６に各対応する複数個の電磁プラン
ジャ１に共用するに足る長さを有し、その下部ヨーク構
成体２1はその長さ方向と直角方向の断面形状が横倒コ
字状で、その底板部には、鍵１６の配列ピッチと同じピ
ッチで且つ少くとも鍵１６の数の孔１７が千鳥状に明け
られている。この下部ヨーク構成体２1の両端部は、電
磁プランジャ本体１２のボビン５の両フランジ４1及び
４2間の長さとほゞ同じ長さのところから直角に折曲さ
れて上部ヨーク構成体２2との接続部１８になってお
り、ビス孔１９を有する。上部ヨーク構成体２2は、平
板状で、それぞれ少なくとも２個以上、図示の例では１
１個の電磁プランジャ１を収容固定する複数枚の分割ヨ
ーク構成体２21、２22…から成り、鍵１６の長さ方向の
両端部に形成されたビス孔２０と前記ビス孔１９にビス
２１を螺着して下部ヨーク構成体２1と接続固定したと
き、前記孔１７に合致する位置に孔２２が形成されてい
る。下部ヨーク構成体２1の各孔１７に中空円筒体３を
嵌入して下部ヨーク構成体２1の底板部上に載置し、孔
２２にシャフト１４を挿通して上部ヨーク構成体２2を
下部ヨーク構成体２1にビス２１で接続固定する。この
後シャフト１４に鍵突上げボタン１５を固着する。電磁
プランジャ１は、上部ヨーク構成体２2と下部ヨーク構
成体２1の接続固定によりヨーク構成体２に固定され、
ユニット化された鍵駆動装置が完成する。
成り、複数個の鍵１６に各対応する複数個の電磁プラン
ジャ１に共用するに足る長さを有し、その下部ヨーク構
成体２1はその長さ方向と直角方向の断面形状が横倒コ
字状で、その底板部には、鍵１６の配列ピッチと同じピ
ッチで且つ少くとも鍵１６の数の孔１７が千鳥状に明け
られている。この下部ヨーク構成体２1の両端部は、電
磁プランジャ本体１２のボビン５の両フランジ４1及び
４2間の長さとほゞ同じ長さのところから直角に折曲さ
れて上部ヨーク構成体２2との接続部１８になってお
り、ビス孔１９を有する。上部ヨーク構成体２2は、平
板状で、それぞれ少なくとも２個以上、図示の例では１
１個の電磁プランジャ１を収容固定する複数枚の分割ヨ
ーク構成体２21、２22…から成り、鍵１６の長さ方向の
両端部に形成されたビス孔２０と前記ビス孔１９にビス
２１を螺着して下部ヨーク構成体２1と接続固定したと
き、前記孔１７に合致する位置に孔２２が形成されてい
る。下部ヨーク構成体２1の各孔１７に中空円筒体３を
嵌入して下部ヨーク構成体２1の底板部上に載置し、孔
２２にシャフト１４を挿通して上部ヨーク構成体２2を
下部ヨーク構成体２1にビス２１で接続固定する。この
後シャフト１４に鍵突上げボタン１５を固着する。電磁
プランジャ１は、上部ヨーク構成体２2と下部ヨーク構
成体２1の接続固定によりヨーク構成体２に固定され、
ユニット化された鍵駆動装置が完成する。
【０００８】このユニット化された鍵駆動装置は、鍵１
６の後端の下方の棚板２３上に配置し、上部ヨーク構成
体２2及び下部ヨーク構成体２1の後端部を例えば図示し
ない筬後にネジ止めし、前端部を取付金具を用いて棚板
２３にネジ止めして固定する。
６の後端の下方の棚板２３上に配置し、上部ヨーク構成
体２2及び下部ヨーク構成体２1の後端部を例えば図示し
ない筬後にネジ止めし、前端部を取付金具を用いて棚板
２３にネジ止めして固定する。
【０００９】以上の実施例の装置において、ある鍵１６
に対応する電磁プランジャ１の励磁コイル６に信号電流
を流すと、磁束が可動ヨーク９、固定ヨーク８、上部ヨ
ーク構成体２2及び下部ヨーク構成体２1に発生し、磁力
により可動ヨーク９は固定ヨーク８に吸引されて上昇
し、これと一体のシャフト１４の上昇により鍵１６を押
し上げる。したがって鍵１６は、あたかも手によって押
鍵したように駆動される。励磁コイル６への信号電流を
遮断すると、可動ヨーク９は自重で落下して初期位置に
復帰し、それに伴って鍵１６も復帰し、その下面はシャ
フト１４の上端の鍵突上げボタン１５と接触する。
に対応する電磁プランジャ１の励磁コイル６に信号電流
を流すと、磁束が可動ヨーク９、固定ヨーク８、上部ヨ
ーク構成体２2及び下部ヨーク構成体２1に発生し、磁力
により可動ヨーク９は固定ヨーク８に吸引されて上昇
し、これと一体のシャフト１４の上昇により鍵１６を押
し上げる。したがって鍵１６は、あたかも手によって押
鍵したように駆動される。励磁コイル６への信号電流を
遮断すると、可動ヨーク９は自重で落下して初期位置に
復帰し、それに伴って鍵１６も復帰し、その下面はシャ
フト１４の上端の鍵突上げボタン１５と接触する。
【００１０】
【考案の効果】本考案は、上述のように構成されている
から、ユニット化することによるコストの低減と性能の
向上という効果を有し、かつ電磁プランジャの故障等に
対して修理作業が容易であるという効果を有する。
から、ユニット化することによるコストの低減と性能の
向上という効果を有し、かつ電磁プランジャの故障等に
対して修理作業が容易であるという効果を有する。
【図１】 本考案の一実施例の要部の分解斜視図
【図２】 上記実施例の断面図
１ 電磁プランジャ ２ ヨーク構成体 ２1 下部ヨーク構成体 ２2 上部ヨーク構成
体 ２21、２22 分割ヨーク構成体 ６ 励磁コイ
ル ８ 固定ヨーク ９ 可動ヨーク １２ 電磁プランジャ本体 １４ シャフト １５ 突上げボタン １６ 鍵 １７ 孔 ２２ 孔 ２３ 棚板
体 ２21、２22 分割ヨーク構成体 ６ 励磁コイ
ル ８ 固定ヨーク ９ 可動ヨーク １２ 電磁プランジャ本体 １４ シャフト １５ 突上げボタン １６ 鍵 １７ 孔 ２２ 孔 ２３ 棚板
Claims (1)
- 【請求項１】 鍵盤と棚板との間に形成された空間に配
設され且つ複数個の鍵にそれぞれ対応する複数個の電磁
プランジャと、該複数個の電磁プランジャを収容固定す
る共通のヨーク構成体とを備え、該電磁プランジャは、
励磁コイルと固定ヨークと可動ヨークとを備える電磁プ
ランジャ本体と、該可動ヨークに一端が固着され、前記
ヨーク構成体から突出した他端に鍵突上げボタンを備え
るシャフトとから成る自動演奏ピアノの鍵駆動装置にお
いて、前記ヨーク構成体は、鍵の配列方向に沿って長
く、上部ヨーク構成体と、該上部ヨーク構成体とその鍵
の長さ方向の両端において接続される下部ヨーク構成体
とから成り、該下部ヨーク構成体に対して上部ヨーク構
成体は、電磁プランジャの少くとも２個以上を収容固定
する複数個の分割ヨーク構成体から成ることを特徴とす
る自動演奏ピアノの鍵駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9960191U JP2545966Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 自動演奏ピアノ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9960191U JP2545966Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 自動演奏ピアノ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0547995U JPH0547995U (ja) | 1993-06-25 |
| JP2545966Y2 true JP2545966Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=14251617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9960191U Expired - Fee Related JP2545966Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 自動演奏ピアノ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2545966Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5958514B2 (ja) * | 2014-09-24 | 2016-08-02 | ヤマハ株式会社 | 鍵駆動装置 |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP9960191U patent/JP2545966Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0547995U (ja) | 1993-06-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |