JP2545846Y2 - 高周波焼入用コイル - Google Patents

高周波焼入用コイル

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JP2545846Y2
JP2545846Y2 JP1991046920U JP4692091U JP2545846Y2 JP 2545846 Y2 JP2545846 Y2 JP 2545846Y2 JP 1991046920 U JP1991046920 U JP 1991046920U JP 4692091 U JP4692091 U JP 4692091U JP 2545846 Y2 JP2545846 Y2 JP 2545846Y2
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JP
Japan
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coil
dummy
quenching
cylinder
cooling water
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JP1991046920U
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English (en)
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JPH04131644U (ja
Inventor
誠治 惠良
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Okuma Corp
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Okuma Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • General Induction Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は同一部品の多数個或いは
類似形状部品、若しくは同程度の大きさの部品の少数個
を焼入れする好適な高周波焼入用コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の焼入用コイルは図3に示すよう
に、角形の銅パイプ1の両端部を図示しない焼入用の高
周波発振器の出力端となる二枚のコイルプレート2a,
2bにろう付され、角形の銅パイプ1の折り返し部が焼
入れのためのワークコイル3に形づくられている。そし
てコイルプレート2a,2bの間及び銅パイプ1a,1
bの並列する間には絶縁シート4が介在されて短絡しな
いようになっている。さらに銅パイプ1a端はワンタッ
チ継手5でコイル冷却のため冷却水供給ホースに他端1
bは排水ホースにワンタッチ継手6で接続されるように
なっている。さらにワークコイル3の中心にワークをの
せるように形成したベークライト板7が設けられてい
る。
【0003】このように形成された焼入用コイルで焼入
するにはワークコイル継手5から冷却水を通しワークコ
イル3の磁界内に焼入れすべき部品の焼入部をベークラ
イト板7上に載せ高周波発振器を発振させワークコイル
3に通電する。部品が適温になったことを通電時間,温
度計,赤熱の度合等で感知して通電を止め部品を取り出
して油槽に浸漬する。部品毎に通電の入切を行う。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ワークコイルの通電状
態で焼入部品を取り出し順次供給すると、部品を取出し
たとき又は作業ミスでワークコイルは無負荷の状態とな
り、発振器内のダイオード等を収納している制御箱内の
温度が上昇する。また特にワークコイルが小さくなれば
なる程短絡に近い状態となってCT,発振装置内の発熱
は異常なものとなり、発振不能或いは故障するという問
題があった。
【0005】そこでこのような異常現象をなくするため
に部品が適温になった時点で、通電を止め部品を取換え
る毎にオン・オフを繰り返しその個数回行うことが必要
であった。このため作業が煩わしく、極めて機動性が劣
るという問題点があった。またワークコイルのマッチン
グは重要でマッチングが悪いと焼入れ効率が低下し、ボ
リュームを上げて通電量を多くしカバーしようとすると
発振部の発熱が増大して悪影響を及ぼすという問題があ
った。
【0006】本考案はこのような従来の技術の有する問
題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは電
通を入切することなく且発振部の温度上昇の問題を起こ
さず作業の煩わしさから開放する焼入用コイルを提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本考案は、先端部に焼入用コイルを形成し中心を冷
却水通路とし高周波発振器と接続する銅パイプの途中直
列にそれぞれ半円形を形成して対向配置してダミー用コ
イルを形成して対向する半円部を絶縁材で絶縁された半
割りの中空円筒の半円筒の外周にそれぞれ固着し該中
空円筒のそれぞれの半円筒の外周に半月形の冷却用管路
を設け、さらに該中空円筒中心に冷却水通路を穿設し
たダミー円筒を挿通してなり、焼入れの前後に誘導負荷
変更のためコイルを移動させることなく焼入用コイルと
ともに中空円筒ダミー円筒を冷却するものである。
【0008】
【作用】ワークコイルに通電状態で焼入部品を挿入する
と高周波の磁界により焼入れに必要な温度に加熱され
る。所定温度になり部品が取出され、次の新しい部品が
挿入されるが、取出したときワークコイルは無負荷とな
る。しかしダミーコイルによりマッチングが保たれてい
るのでダミーコイル部の発熱は多くなるが負荷の変動は
小さく発振部の発熱は押さえられる。
【0009】
【実施例】以下実施例を図1,図2にもとづき説明す
る。従来の技術の図3と同じ部品については同符号を付
して説明を省略する。ワークコイル3への途中の2本1
a,1bの銅パイプ1のそれぞれには半円形で対向して
円形をなすダミーコイル11が形成されている。したが
ってワークコイル3とダミーコイル11とは直列接続で
ある。そしてダミーコイル11の対向する半円部は銅材
でなり絶縁材シート4で絶縁された半割りの中空円筒1
0の半円筒の外周にそれぞれろう付されている。
【0010】また中空円筒10のそれぞれの半円筒の外
には軸方向に離れて角形の半月形の補助銅パイプ12
a,12bが対となる位置にろう付されていてそれ
ぞれ冷却水入口の継手13a,14a、冷却水出口13
b,14bが設けられ冷却水を流すようになっている。
半割りの中空円筒10には酸化防止のためSUS材でな
るダミー円筒15が絶縁材18を介して挿入されてお
り、このダミー円筒15の中心には冷却水通路16が穿
設されている。そして補助銅パイプ12aの冷却水出口
13bと補助銅パイプ12bの冷却水入口14aとがジ
ョイントホース17aで接続され更に補助銅パイプ12
bの冷却出口14bと冷却水通路16の一端の16a
がジョインホース17bで接続されて排水される。
【0011】このように構成されたものにおいて、例え
ばボルトの局焼を行うとすれば専用または類似部品にも
適用できる寸法のワークコイル3が選択される。ボルト
はベーク材7の切欠上に載置されワークコイル3のほぼ
中心に局焼部が位置される。継手5,13aより冷却水
を供給し、銅パイプ1a・1b,ワークコイル3,ダミ
ーコイル11内を通水するとともに継手13aより補助
銅パイプ12a,12b、ダミー円筒15の冷却水通路
16に通水して、ワークコイル3,ダミーコイル11,
ダミー円筒15を冷却状態としておき、高周波発振器よ
り発振電流を鋼パイプに流す。ボルトは高周波の磁界に
より急速に加熱される。挿入時間,赤熱程度等により自
動または手動で加熱されたボルトを取出し油槽に投入す
る。
【0012】ボルトが取出されるとワークコイル3は無
負荷となるが直列にダミーコイル11が接続されていて
ダミー円筒15が挿入されているので大きな負荷の変動
が押さえられる。なおダミーコイル11はワークコイル
3の無負荷時に特に加熱が集中して寿命を短くしないよ
うに中空円筒10を付属させて電流密度を低くして熱の
分散が考慮されている。またワークコイル3とダミーコ
イル11の大きさはダミーコイル11により効率は落ち
るものの発振装置,効率等を考慮して一方が小さければ
他方を大きくして適正なコイルとなるように大きさの比
率の釣合いが考えられた設計になされている。
【0013】
【考案の効果】上述のように構成されているので本考案
は以下の効果を奏する。ワークの定置焼入状態でワーク
の出し入れでワークコイルが無負荷となった場合におい
てもダミーコイル,ダミー円筒により負荷の変動が小さ
く、また小形のワークコイル使用時において無負荷時の
短絡状態が防止でき、発振器内の発熱上昇が押さえられ
機器の損傷,発振不能が防止されるとともに発振のオン
・オフ操作のわずらわしさがなくなり、作業性が改善さ
れる。さらに回転,漸進焼入法における場合の負荷が間
欠するクラッチ等の部品処理中にも同様の効果がある。
またワークコイルのマッチングに対してダミーコイルの
マッチングを工夫することによりワークコイルのマッチ
ングがとり易くなりコイルの質的向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の焼入コイルの説明図である。
【図2】図1のA−A線説明断面図である。
【図3】従来の焼入コイルの説明図である。
【符号の説明】
1a,1b 銅パイプ 3 ワークコイル 7 ベークライト板 10 中空円筒 11 ダミーコイル 12a,12b 補助銅パイプ 15 ダミー円筒

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に焼入用コイルを形成し中心を冷
    却水通路とし高周波発振器と接続する銅パイプの途中直
    列にそれぞれ半円形を形成して対向配置してダミー用コ
    イルを形成して対向する半円部を絶縁材で絶縁された半
    割りの中空円筒の半円筒の外周にそれぞれ固着し該中
    空円筒のそれぞれの半円筒の外周に半月形の冷却用管路
    を設け、さらに該中空円筒中心に冷却水通路を穿設し
    たダミー円筒を挿通してなり、焼入れの前後に誘導負荷
    変更のためコイルを移動させることなく焼入用コイルと
    ともに中空円筒ダミー円筒を冷却することを特徴とする
    高周波焼入用コイル。
JP1991046920U 1991-05-24 1991-05-24 高周波焼入用コイル Expired - Lifetime JP2545846Y2 (ja)

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JPH04131644U JPH04131644U (ja) 1992-12-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61887A (ja) * 1984-06-13 1986-01-06 岩佐 昭好 通貨自動交換及び表示装置
JPH0678574B2 (ja) * 1990-05-24 1994-10-05 富士電子工業株式会社 高周波往復移動焼入方法および装置

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JPH04131644U (ja) 1992-12-03

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