JP2545649B2 - 改良ゼオライトβ触媒および改良ゼオライトβ触媒を使用したジイソプロピルベンゼンの製造方法 - Google Patents

改良ゼオライトβ触媒および改良ゼオライトβ触媒を使用したジイソプロピルベンゼンの製造方法

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はイソプロピルの不均化反応により
ジイソプロピルベンゼンを生成させるゼオライトβ触媒
の改良に関する。
【0002】
【発明の背景】ジイソプロピルベンゼン、特にm−及び
p−ジイソプロピルベンゼン異性体は酸化防止剤、安定
剤であり、現像剤、ポリカーボネートの重要な中間体で
ある。また、ジイソプロピルベンゼンは脱水素によりス
チレン単量体に似た構造のジイソプロピレンベンゼンに
することもできる。例えば、 H. A. Covin & J. Muse,"
Polymers Diisopropenylbenzene" Chemtech, 500 (198
6)に記載の通り、ジイソプロピレンベンゼンは構造修飾
上の多様性により、スチレン単量体より更に発展性のあ
る中間体である。ジイソプロピルベンゼンは工程プラス
チック、エポキシ樹脂、ポリウレタンにも発展応用され
ているので、ジイソプロピルベンゼンの製造は極めて産
業上利用價値のある研究である。
【0003】ジイソプロピルベンゼンの一般的製造方法
は下記二種の方法がある。第1の方法は触媒を使い、プ
ロピル基を直接ベンゼンに結合する。適用する触媒はフ
リーデル・クラフツ、ZSM−5,ZSM−12等があ
る。第2の方法はイソプロピルベンゼンの不均化反応で
あり、2分子のイソプロパンを触媒の存在下、互いに反
応させ、1分子のベンゼンと1分子のジイソプロピルベ
ンゼンを生成することができる。一般に、不均化反応の
製造方法はアルキル化反応より反応選擇性が優れてい
る。
【0004】ソ連特許第192,109 号はAlCl3 触媒の
存在下のイソプロピルベンゼンの不均化反応によるジイ
ソプロピルベンゼンの製造方法を開示している。このA
lCl3 触媒は異性体の選擇性が劣るばかりか、環境汚
染の問題も起こす。米国特許第3,780,123 号はアルキル
ベンゼンの不均化反応を開示している。その反応は複合
触媒の存在下で行い、複合触媒はH型モルデナイト、酸
化アルミニウム及びVIII族金属硫化物より組成される。
【0005】W. W. Kaeding は、 J. Catal. 120号, 4
09 頁(1989)の "Shape-SelectiveReactions with Zeoli
te Catalysts VII. Alkylation and Dispropotionatio
nof Cumene to Produce Diisopropylbenzene"の論文に
てZSM−12触媒の存在下、イソプロピルベンゼンを
触媒反応によりジイソプロピルベンゼンを製造する方法
を開示した。このZSM−12触媒のイソプロピルベン
ゼン不均化反応に対する選擇性はAlCl3 触媒より優
れているが、まだ改良の余地がある。
【0006】米国特許第3,308,069 号はゼオライトβ触
媒を開示している。その化学組成計算式は次の通りであ
【数1】 ■ 〔XNa(1.0 ±0.1-X)TEA 〕AlO2 ・ YSiO2 ・ WH2O 数1式中、Xは1より小さい。Yは5より大きいが10
0より小さい。Wは4以下で、TEAはテトラエチルア
ンモニウムイオンを示す。
【0007】米国特許第4,615,997 号はn−パラフィン
の異性化に適用する触媒を開示している。その触媒はゼ
オライト触媒( ゼオライトβを含む) に貴金属を均一に
分散している。ソプロピルベンゼンを生成する。
【0008】本発明者が先に発表した論文 "Dispropoti
onation of Toluene and Trimethylbenzene and Their
Transalkylation over Zeolite Beta", Ind. Eng. Che
m. Resarch, 1990.9 に水素アニオン型のゼオライトβ
触媒がトルエンとトリメチルベンゼンの不均化とトラン
スアルキル化反応にて優れた反応活性、選擇性と安定性
を示すことを開示している。
【0009】本発明者が1990年10月18日の出願
した台湾第79108803号特許出願はゼオライトβ
触媒でイソプロピルベンゼンの不均化反応を起こさせる
ジイソプロピルベンゼンの製造を開示した。このゼオラ
イトβ触媒は周知のイソプロピルベンゼン不均化反応触
媒より優れた反応活性、選擇性と安定性を示す。
【0010】本発明者の一人である王亦凱らは "Select
ivation of p-Dialkylbenzene withIn-Site Vapor Phas
e Modification of HZSM-5", 9th. Int. Congr. Cata
l., 1987, 324-331 頁にp−ジアルキルベンゼンの製造
反応に応用される珪素付着触媒であるSi/HZSM−
5を開示し、この珪素付着触媒Si/HZSM−5の製
造は、触媒を180−230℃の蒸気化した50%トル
エン+45%メタノール+5%Si(OR)4 〔但しR
はC1-4 アルキル基を示す〕液體溶媒供給原料に曝す。
【0011】本発明の主な目的は改良したゼオライトβ
触媒を提供するもので、この改良ゼオライトβ触媒をイ
ソプロピルの不均化反応によるジイソプロピルベンゼン
の製造法に使用し優れた安定性を示す。
【0012】
【発明の構成】本発明は改良したゼオライトβ触媒に関
する。その改良は周知のゼオライトβ触媒にゼオライト
β触媒1グラム毎に0.001−0.5グラムのSiO2
付着させる。
【0013】SiO2 付着の適切の方法は、式Si(O
R)4 〔但しRはC1-5 アルキル基を示す〕で示される
n−珪酸エステル化合物を蒸気相にて周知のゼオライト
β触媒と所定の時間接触処理し、好ましくはn−珪酸エ
ステル化合物をメタノール、トルエン、水又はそれらの
混合物等の適した非反応性希釈溶媒と混合使用し、更に
400−660℃の空気で2−48時間焼き付ける。
【0014】本発明の改良したゼオライトβ触媒はジイ
ソプロピルベンゼンの製造方法に応用される。この改良
ゼオライトβ触媒の存在下、イソプロピルを含む原料を
90−250℃にて接触反応させる。この改良ゼオライ
トβ触媒は優れた安定性を示すと共に、元来の優れた不
均化生成物選擇率を保持している。
【0015】本発明者が前に出願した台湾第79108
803号特許出願はゼオライトβ触媒でイソプロピルベ
ンゼンの不均化反応を起こさせるジイソプロピルベンゼ
ンの製造方法を開示した。このゼオライトβ触媒の存在
下、イソプロピルを含む原料を90−250℃にて接触
反応させる。このゼオライトβ触媒は他の触媒と比べ、
優れた反応活性、選擇性及び安定性を示すが、ゼオライ
ト触媒はモノアルキルベンゼンの不均化反応には一般に
いずれも活性減退の問題がある。
【0016】本発明はイソプロピルベンゼンの不均化反
応に優れた安定性を示す改良したゼオライトβ触媒を提
供する。ゼオライトβ触媒1グラム毎に0.001−0.5
グラムのSiO2 を付着させている。
【0017】周知のゼオライトβ触媒の製造は、前記米
国特許第3,308,069 号及びParienteらが Appl. Catal.
第31号、第35頁(1987)に発表した論文 "Crystallizatio
nMechanism of Zeolite Beta from (TEA)2O , Na2O an
d K2O Containing Aluminosilicate Gels" により周知
である。この論文の内容は本発明の参考とする。一般
に、ゼオライト触媒は定温水熱法(hydrothermal metho
d) によりSiO2 −Al2 3 −水酸化テトラエチル
アンモニウム−水の混合物から結晶固体を製造する。毎
回得られた固体の生成物を濾過、水洗し、120 ℃にて一
夜乾燥すると、SiO2 /Al2 3 のモル比が10−
150の間のものが得られる。得られた製品を450℃
−660℃にて2−48時間焼き、NH4 NO3 溶液で
イオン交換を行い、濾過、水洗い、乾燥して、望む寸
法、形の粒子にし、及び/又は更に望ましいサイズの粒
子に粉砕する。
【0018】本発明におけるSiO2 付着の適切の方法
は、式Si(OR)4 〔但しRはC1-5 アルキル基を示
す〕で示されるn−珪酸エステル化合物を蒸気相にて周
知のゼオライトβ触媒と所定の時間接触処理する。好ま
しくはn−珪酸エステル化合物をメタノール、トルエ
ン、水又はそれらの混合物等の適した非反応性希釈溶媒
と混合使用し、更に400−600℃の空気で2−48
時間焼き付ける。好ましくは約450℃にて6時間焼
く。
【0019】この改良ゼオライトβ触媒をイソプロピル
ベンゼンの不均化反応を起こさせるジイソプロピルベン
ゼンの製造に応用する方法は、基本的には出願人が前に
出願した台湾第79108803号特許出願と同じで、
該出願の内容は本出願の参考資料とする。反応温度は1
00℃−200℃の間が好ましい、反応壓力は特に制限
がないが、約1大気圧が好ましい。本発明の方法の反応
雰囲気も特に制限がない。例えば何のガスも添加しな
い、又はN2 、H2 などを反応器に添加する。一般に、
添加したガスとイソプロピルベンゼン原料のモル比は0.
05以上である。その接触反応は何れの周知の反応器系
統でも行うことができるが、本発明の好ましい実施例に
は連続固定床反応器系統を使用し、固定床反応器系統を
通過する原料の重量空間速度(WHSV)は0.2−50
g hr-1gcat-1で、2.8−3.4g hr-1gcat-1の間が好まし
い。
【0020】
【実施例】本発明の方法を下記の実施例により更に詳し
く説明するが、これらの実施例は只説明にするだけで、
本発明の範囲を制限するものではない。 〔実施例1〕: ゼオライトβ触媒の製造 ゼオライトβ触媒の製造は定温水熱法によりSiO2
Al2 3 −水酸化テトラエチルアンモニウム−水の混
合物から結晶生成し水洗いし、120 ℃にて一夜乾燥す
る。得られた製品をSimens D-500 X- 線回析計で分析す
ると、X-線粉末回折図は前記本発明人が発表した"Dispr
opotionation of Toluene and Trimethyl-benzene and
Their Transalkylation over Zeolite Beta"論文の図1
に示す通りである。又、誘導カップリングプラズマで測
定したSiO2 /Al2 3 のモル比は15.3である。
【0021】上記乾燥製品を450℃にて6時間焼いた
後、次のイオン交換を行う:(1) 固体と80℃の1N
NH4 NO3 溶液を該固体/溶液重量比1:20で8時
間接触させ、(2) 該固体を濾過回収し、(3) 該固体を熱
い脱イオン水で洗う。このイオン交換工程を6回繰り返
してから、このNH4 + イオン交換固体を120℃にて
一夜乾燥した後、450℃の空氣中で6時間焼いて、こ
のH型ゼオライトを造粒し、12−20メッシュの粒子
にした。
【0022】SiO2 の修飾は2.54グラムの上記の通
り製造したゼオライトβ触媒と4.65グラムのセラミッ
クフレークスを反応器に混合充填し、450℃の熱空氣
を通して6時間活性化した後、窒素を通して望む修飾温
度まで冷却する。次に反応器に下記の組成であるテトラ
エチルn−珪酸エステル(TEOS)、Si(OC2
5 4 の溶液を導入する
【0023】SiO2 の付着量は修飾温度と修飾時間の
変化により制御される。修飾の進行に伴う排出液は回収
し、ジメチルシロキサンカラム、HPUltra 1を
配備したHewllett-Packard 5890 ガスクロマトグラフィ
で分析した。トルエンは200℃以下では反応性がない
から、希釈剤となすと共に、TEOS転化率を計算する
内部指標ともなる。SiO2 の付着量は下記の公式によ
り計算される:
【0024】
【数2】 数2式中、τ:修飾進行時間(分) (TEOS,wt%) F :修飾供給組成物中のTEOSの重量% (TEOS,wt%) P :修飾完了後排出液中のTEOSの重量% (トルエン,wt%) F :修飾供給組成物中のトルエンの重
量% (トルエン,wt%) P :修飾完了後排出液中のトルエンの
重量% WHSV:全体修飾供給の重量空間流速、g hr-1gcat-1 修飾完了後、反応器に窒素を導入し3時間洗ってから、
更に450℃の空氣中に導入して6時間焼いた。
【0025】〔実施例2〕:イソプロピルベンゼンの不
均化反応 2.54グラムの上記実施例1にて製造した未修飾ゼオライ
トβと4.65グラムのセラミックフレークスを上記実施例
1と同様の反応器に混合充填し、450℃の熱空氣を通
して6時間活性化した後、窒素を通して望む反応温度ま
で冷却する。又上記実施例1中のSiO2 修飾済のゼオ
ライトβ触媒を充填した反応器系統はそのまま使用し、
窒素を望む反応温度になるまで導入した。
【0026】Jassen Chemical 社から購入したイソプ
ロピルベンゼンを計量ポンプで反応器に通すと共に、別
に計量された窒素気流を通し、イソプロピルベンゼン/
窒素のモル比を=14.5にして反応を行う。反応器か
ら流出した反応生成物を15分毎に回収し、ジメチルシ
ロキサンカラム、HP Ultra 1を配備したHewllett
-Packard 5890 ガスクロマトグラフィで分析した。
【0027】イソプロピルベンゼンの転化率XC 及び不
均化反応の選擇率SD の定義はそれぞれ下記の通りであ
る。
【数3】 XC (重量%)=100−(イソプロピルベンゼン、重量%)p
【数4】 数3式中及び数4式中、(イソプロピルベンゼン、重量
%)p と(DPB,重量%)p はそれぞれ生成物流れ中
のイソプロピルベンゼン組成成分とジプロピルベンゼン
(DPBと略す)の組成成分を示す。
【0028】反応の結果と条件は表1の通りである。粘
結率は反応時間終了後、窒素で反応温度にて3時間洗
い、沈着したコールタール量をDupont 951 Thermogravi
metryで測定した。
【表1】SiO2 修飾のゼオライトβ触媒の反応活性と
安定性に対する影響1 1 イソプロピルベンゼン/窒素=14.5モル/モル、
反応時間:60分間 2 反応時間:3時間 3 反応時間:1時間
【0029】ゼオライト触媒反応活性の老化は、一般に
いずれも下記指数公式で表す。
【数5】 数5式中、Xt は反応時間がtの時のイソプロピルベン
ゼン転化率を示す。Xo は反応時間を0に外挿した時の
転化率を示す。αは衰退指数であり、α値が小さい程、
安定性がよいことを示す。例えば表1に示す通り、ゼオ
ライトβ触媒はSiO2 を付着させると優れた安定性を
示す。又この改良によりp−ジイソプロピルベンゼンの
選擇率が向上する。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オライトβ触媒1グラム毎に0.001
    −0.5グラムのSiO2 を付着させることにより得られ
    た改良されたゼオライトβ触媒であり、 前記SiO2 の付着は、ゼオライトβ触媒を式Si(O
    R)4 〔但しRはC1-5 アルキル基を示す〕で示される
    n−珪酸エステル化合物と蒸気相にて接触処理し、更に
    400−600℃の空気で2−48時間焼くことにより
    行われることを特徴とする改良ゼオライトβ触媒。
  2. 【請求項2】 ゼオライトβ触媒は水素アニオン型であ
    り、そのSiO2 /Al2 3 のモル比が10−150
    の間である請求項1の改良触媒。
  3. 【請求項3】 n−珪酸エステル化合物は非反応性希釈
    溶媒と混合して使用されることを特徴とする請求項1の
    改良触媒。
  4. 【請求項4】 イソプロピルを含む原料に改良ゼオライ
    トβ触媒の存在下、90−250℃にて触媒反応を与え
    ることによりジイソプロピルベンゼンを製造する方法で
    あり、前記改良ゼオライトβ触媒として オライトβ触媒1グラム毎に0.001−0.5グラムの
    SiO2 を付着させることにより得られ、 前記SiO2 の付着は、ゼオライトβ触媒を式Si(O
    R)4 〔但しRはC1-5 アルキル基を示す〕で示される
    n−珪酸エステル化合物と蒸気相にて接触処理し、更に
    400−600℃の空気で2−48時間焼くことにより
    行われたものを使用することを特徴とする改良ゼオライ
    トβ触媒を使用したジイソプロピルベンゼンの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 触媒反応を連続固定床反応器系統にて行
    う請求項4のジイソプロピルベンゼンの製造方法。
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