JP2545484Y2 - 電子部品収納用テープのリール装置 - Google Patents

電子部品収納用テープのリール装置

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JP2545484Y2
JP2545484Y2 JP1991026658U JP2665891U JP2545484Y2 JP 2545484 Y2 JP2545484 Y2 JP 2545484Y2 JP 1991026658 U JP1991026658 U JP 1991026658U JP 2665891 U JP2665891 U JP 2665891U JP 2545484 Y2 JP2545484 Y2 JP 2545484Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、小型電子部品の収納用
テープを巻き取るために使用するリール装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】チップ型抵抗器等の小型の電子部品の運
搬には収納用テープが多用されている。この収納用テー
プは、例えば、帯板状の軟質材製ベース体に、電子部品
が嵌まる収納凹所を適宜間隔で凹み形成し、前記ベース
体の上面に、前記収納凹所を塞ぐ長尺状の粘着テープを
貼着した構造になっている。これらの収納用テープは、
電子部品を収容してからリール装置に巻き取って運搬さ
れ、実装工程ではリール装置を回転させて収納用テープ
を繰り出しつつ、粘着テープを剥がして電子部品をピッ
クアップするようにしている。
【0003】そして、図11に示すように、従来のリール
装置11は、回転軸Aが嵌まる貫通穴12を備えた巻き芯部
13の両端にフランジ14を連接し、前記巻き芯部13の内周
面に、前記回転軸Aの外周面に突設した複数枚のひれ状
突起A1が嵌まる係合溝15を形成した構成になっている。
このリール装置11で収納用テープを巻き取るに際して、
回転軸Aにリール装置11を自動的に装填するため、図12
〜図14に示すような手段が採られている。
【0004】すなわち、リール装置11の外径よりも大径
の穴21を穿設したテーブル20上に、リール装置11を同心
状に保持するための支柱22を立設すると共に、前記穴21
に向けて前後移動自在な支持板23を上下多段状に配置
し、最下段の支持板23を後退させて最下段に位置したリ
ール装置11を穴21より落下してから、最下段の支持板11
を前進させて2段目の支持板23を後退させることによ
り、2段目に位置していたリール装置11を最下段に位置
させると言う操作を順次上方の支持板23に向けて繰り返
すことにより、リール装置11を1枚ずつ落下させる。
【0005】また、前記テーブル20の下方に、上面に駆
動ローラ25を備え下面には光センサー26を備えた左右一
対の受け台24を、互いの間隔が広狭自在となるよう水平
移動自在に配置し、両受け台24を前進させた状態で、テ
ーブル20から落下したリール装置11を受けて、これを駆
動ローラ25にて回転させつつ、光センサー26にて、リー
ル装置11に穿設した位置決め用穴11aの位置を検出する
ことにより、リール装置11を所定の姿勢に位置決めす
る。
【0006】そして、前記受け台24の下方に、テーブル
20の穴21と同心状に回転軸Aを配設し、該回転軸Aに、
位置検出用の円板体A3を固着し、回転軸Aを回転しつつ
検知手段27にて円板体A3のマークを検知することによ
り、回転軸Aを、その突起A1がリール装置11の係合溝15
と平面視で一致するように位置決めし、それから、左右
両受け台24を後退させてリール装置11を落下させて、リ
ール装置11を回転軸Aに装填するものであった。回転軸
Aには、リール装置11に対する支持板A2を設けている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来の手
段では、リール装置11を回転軸Aに被嵌するための装置
が著しく複雑であるため、設備費用が嵩むことに加え
て、リール装置11と回転軸Aとの位置合わせに長い時間
を要するため、装填工程の能率が低いと言う問題があっ
た。
【0008】また、手作業でリール装置11を回転軸Aに
装填する場合においても、リール装置11における係合溝
15の位置と、回転軸Aにおける突起A1との位置とを一々
目視で確認してから、リール装置11を回転軸Aに被嵌し
なければならないため作業能率が低かった。本考案は、
これらの問題を解消することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本考案は、「電子部品収納用テープが巻かれる巻き芯部
と、収納用テープを巻いた状態に保持するために前記巻
き芯部の両端に設けた一対のフランジとを備え、前記巻
き芯部の中心部に、回転軸が嵌まる貫通穴を、巻き芯部
の両端面に開口するように形成し、前記巻き芯部の内周
面のうち円周方向に沿った複数の箇所に、前記回転軸の
外周面に突設したひれ状等の突起が嵌まる係合溝を、巻
き芯部の両端面に開口するようにして形成して成るリー
ル装置において、前記巻き芯部のうち隣合った係合溝で
挟まれた各円弧状部位の両端面を、それぞれ円周方向に
沿って同一方向に傾斜する螺旋状の傾斜面に形成する」
の構成にした。
【0010】
【考案の作用・効果】このように構成すると、例えば、
鉛直状の軸線回りに回転する回転軸に対して上方からリ
ール装置を落下して、リール装置を回転軸に嵌め入れた
り、逆に、回転軸を回転させつつリール装置の貫通穴に
挿入したりして、リール装置を回転軸に自動的に装填す
る場合、リール装置の係合溝と回転軸の突起との位置が
一致していなくても、巻き芯部における各円弧状部の端
面が傾斜していることによるガイド作用により、回転軸
の突起がリール装置の係合溝に接近するようにリール装
置と回転軸とが相対的に回転し、しかも、係合溝を挟ん
で両側に位置した円弧状部の端面間に段差が存在するこ
とによるストッパー作用により、回転軸の突起がリール
装置の係合溝に自動的に嵌まり込む。
【0011】また、手作業でリール装置を回転軸に嵌め
る場合においても、リール装置を回転軸の先端部に嵌め
て、巻き芯部の傾斜状端面を回転軸の突起に当てた状態
で両者を相対的に回転させると、リール装置の係合溝と
回転軸のすれ片とが一致していなくても、巻き芯部にお
ける傾斜状端面のガイド作用と、巻き芯部における隣合
った円弧状部位の端部間に段差が存在することによるス
トッパー作用とによって、回転軸の突起がリール装置の
係合溝に自動的に嵌まり込む。
【0012】そして、巻き芯部の両端面を傾斜状に形成
したものであるから、リール装置に回転軸を嵌めるに際
してリール装置の方向性がなくなる。すなわち、リール
装置の両面のうちいずれの方向から回転軸を挿入して
も、自動的にガイドされて回転軸の突起がリール装置の
係合穴に嵌め入れられる。従って本考案によると、電子
部品収納用テープが巻き取られるリール装置を回転軸に
嵌め合わせるにおいて、一々リール装置における巻き芯
部の係合溝と回転軸の突起との位置決めを行なう必要が
ないことと、リール装置の姿勢を一々確認する必要がな
いこととが相俟って、自動工程であると手作業であると
を問わず、回転軸とリール装置との嵌め合わせを能率良
く行うことができ、延いては、収納用テープの巻き取り
や巻き戻しの作業能率を向上できる効果を有する。ま
た、自動的な装填工程においては従来のような位置決め
手段を不要にできるから、それだけ装填装置を簡単化し
て設備費を節約できる効果を有する。
【0013】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面(図1〜図10)
に基づいて説明する。図1〜図6に示すのは第1実施例
であり、図1は分離斜視図、図2はリール装置1の平面
図、図3は図2の III-III視断面図、図4は図2のIV−
IV視断面図、図5は装填工程を示す図、図6は図5のVI
−VI視底断面図である。
【0014】リール装置1は、回転軸Aが嵌まる貫通穴
2を形成した巻き芯部3と、該巻き芯部3の両端に一体
的に連接したフランジ4とを備えており、前記巻き芯部
3の内周面には、前記回転軸Aの外周面に突設した3枚
のひれ状突起A1に対応した3条の係合溝5を、巻き芯部
3の両端面に開口するように形成している。そして、隣
合った係合溝5で挟まれた各円弧状部位の両端面を、円
周方向に沿って同じ方向に傾斜する螺旋状の傾斜面6に
形成している。電子部品収納用テープは図1に一点鎖線
で示している。
【0015】以上の構成において、図5に示すように、
リール装置1を載置するテーブル20の下方に回転軸Aを
直接に配設して、回転する回転軸Aに対してテーブル20
からリール装置1を落下させるだけで、リール装置1を
回転軸Aに装填することができる。つまり、回転軸A
を、リール装置1における下面の傾斜面6の傾斜する方
向と同じ方向に回転しつつ、回転軸Aに向けてリール装
置1を落下すると、先ず、回転軸Aにおける突起A1の上
端がリール装置1における巻き芯部3の傾斜面6に当た
る。
【0016】すると、巻き芯部3の傾斜面6が回転軸A
の回転方向に沿って傾斜しているため、滑りによるガイ
ド作用によって回転軸Aの突起A1とリール装置1とが相
対的に回転し、更に、係合溝6を挟んで両側に位置した
円弧状部位の傾斜面6の間に段差が存在するため、回転
軸Aの突起A1が係合溝5の箇所に来ると、突起A1が当た
った傾斜面6の隣に位置した円弧状部位の端面によるス
トッパー作用を受けて、リール装置1と回転軸Aとの相
対的な回転は停止し、これにより、リール装置1の係合
溝5と回転軸Aの突起A1とが自動的に嵌まり合う。
【0017】そして、リール装置1における巻き芯部2
の両端面に係止面6を形成しているから、リール装置1
は、一方の面と他方の面とのいずれを上にした姿勢であ
っても、回転軸Aに自動的に装填できる。換言すると、
リール装置1の表裏の方向性がないため、一々姿勢を確
認する必要はない。上記の実施例は、リール装置1にお
ける係合溝5の数と回転軸Aにおける突起A1の数とを同
数にした場合であったが、図7に第2実施例として示す
ように、例えば、突起A1が3枚の場合には係合溝5を6
条に形成すると言うように、係合溝5の条数を突起A1の
数の整数倍にしても良いのであり、このように構成する
と、隣合った係合溝5の間の間隔が狭まるため、嵌め合
わせのガイド機能を一層向上できる。
【0018】また、図8に第3実施例として示すよう
に、係合溝5を十字状に延びるように形成すると、回転
軸Aの突起A1が2枚の場合と4枚の場合との両方に対応
できる。図 9〜10に示すのは、リール装置1を回転軸A
によってピックアップするようにした例である。すなわ
ち、リール装置1を載置するテーブル28の上方に、真空
吸引具29付きの回転軸Aを配設して、回転軸Aを回転さ
せつつ上下往復動させることにより、リール装置1をピ
ックアップするようにしたものである。この場合も、前
記図5〜図6の説明と同じ作用により、回転軸Aの突起
A1をリール装置1の係合溝5に自動的に挿入することが
できる。
【0019】なお、この図 9〜10における真空吸着具29
は回転軸Aに固着されており、回転軸Aの上端面に摺動
自在に接当するヘッダー30を昇降部材31に固着し、該ヘ
ッダー30を真空源に接続する一方、前記回転軸Aに、真
空吸着具29とヘッダー30とを連通する連貫通穴32を穿設
することにより、回転軸Aを回転しつつリール装置1を
吸引して持ち上げできるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】リール装置の要部を示す断面図である。
【図2】リール装置の平面図である。
【図3】図2のIII-III 視拡大断面図である。
【図4】図2のIV−IV視拡大断面図である。
【図5】リール装置を回転軸に装填する手段を示す正面
図である。
【図6】図5のVI−VI視断面図である。
【図7】第2実施例を示す要部平面図である。
【図8】第3実施例を示す要部平面図である。
【図9】回転軸の別構造を示す図である。
【図10】図9の回転軸にリール装置を装填する手段を
示す断面図である。
【図11】従来のリール装置を示す斜視図である。
【図12】従来のリール装置を回転軸に装填する手段を
示す正面図である。
【図13】図12のXIII −XIII 視断面図である。
【図14】図12のXIV −XIV 視平面図である。
【符号の説明】
1 リール装置 2 貫通穴 3 巻き芯部 4 フランジ 5 係合溝 6 傾斜面 A 回転軸 A1 突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品収納用テープが巻かれる巻き芯部
    と、電子部品収納用テープを巻いた状態に保持するため
    に前記巻き芯部の両端に設けた一対のフランジとを備
    え、 前記巻き芯部の中心部に、回転軸が嵌まる貫通穴を、巻
    き芯部の両端面に開口するように形成し、前記巻き芯部
    の内周面のうち円周方向に沿った複数の箇所に、前記回
    転軸の外周面に突設したひれ状等の突起が嵌まる係合溝
    を、巻き芯部の両端面に開口するようにして形成して成
    るリール装置において、 前記巻き芯部のうち隣合った係合溝で挟まれた各円弧状
    部位の両端面を、それぞれ円周方向に沿って同一方向に
    傾斜する螺旋状の傾斜面に形成したこと、 を特徴とする電子部品収納用テープのリール装置。
JP1991026658U 1991-03-26 1991-03-26 電子部品収納用テープのリール装置 Expired - Lifetime JP2545484Y2 (ja)

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JPH04115867U JPH04115867U (ja) 1992-10-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3813488A (en) * 1973-03-08 1974-05-28 Rca Corp Video stripper

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