JP2545450Y2 - 多段式収納ラックの落下防止装置 - Google Patents

多段式収納ラックの落下防止装置

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JP2545450Y2
JP2545450Y2 JP8938492U JP8938492U JP2545450Y2 JP 2545450 Y2 JP2545450 Y2 JP 2545450Y2 JP 8938492 U JP8938492 U JP 8938492U JP 8938492 U JP8938492 U JP 8938492U JP 2545450 Y2 JP2545450 Y2 JP 2545450Y2
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JP
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storage rack
stage storage
slide frame
prevention device
frame
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康宏 永沼
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多段式収納ラックの落
下防止装置、特に倉庫等に設置されている大型の多段式
収納ラックの落下防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場経営において、生産を効率良く行う
ためには、省力化、物流費の削減、在庫管理の高度化等
を行う必要がある。特に在庫管理は、倉庫の限られたス
ペースを最大限に利用して、倉庫の充填率を向上させる
と共に、収納品(資材や製品)を整然と配列し管理する
ことが重要である。
【0003】従来、倉庫の限られたスペースを有効に使
用するために、角パイプ等の鋼材で複数段の棚を形成す
る多段式収納ラックが使用されている。この多段式収納
ラックは、通常、パレット(木製や金属製)等に平積み
された収納品を、フォークリフト等の運搬装置によって
前記パレットごと容易に前記多段式収納ラックの各段
(棚)に収納できるものである。
【0004】前記多段式収納ラックは棚の段数が3〜5
段、高さが5〜6mのものが一般的であるが、必要に応
じて棚を増設したり、高くしたりして収納能力を向上す
ることが可能であり、また許容積載重量も大きいため多
くの倉庫で利用されている。しかし、前記多段式収納ラ
ックの収納能力を重視して、棚数を増やしたり、高さを
高くしていくと収納品の荷崩れ防止や落下防止の対策が
必要になる。例えば、ドラム罐や石油罐は積み重ねた時
に接触する部分が罐外周部のツバのみであるため、僅か
な振動や地震によって荷崩れを起こし落下する恐れがあ
った。収納品の高所からの落下は人身事故の原因になっ
たり、収納品が可燃性や有害な物質である場合は大きな
災害の原因になるという問題があった。
【0005】従来、前記問題の対策として収納品、特に
ドラム罐や石油罐のような崩れ易いものは鎖やゴムバン
ドで複数個をまとめて固定して崩れないようにしたり、
多段式収納ラックに開閉扉を設けたりして荷崩れ防止や
落下防止を行っていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、多種類の収納
品を混在して同じ棚に収納したり、半端な数を収納した
りする場合、鎖やゴムバンドで複数個の収納品を安定し
た状態で固定することは、困難であるという問題があっ
た。
【0007】また、今まで使用してきた多段式収納ラッ
クに開閉扉を設けるためには大掛りな改造作業が必要で
あると共に、多段式収納ラックの高い部分の棚の扉の開
閉作業は容易ではなく、さらに、前記収納品の出し入れ
の際に前記開閉扉が邪魔になるという問題があった。
【0008】そこで本考案は、今まで使用してきた多段
式収納ラックに容易に取り付けることが可能であり、操
作が容易で、しかも収納品の出し入れの際に邪魔になら
ない多段式収納ラックの落下防止装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記問題点を
解決するため、資材・製品等の収納用に用いられる多段
式収納ラックの落下防止装置において、前記多段式収納
ラックの正面枠体に沿って枠状に形成され、前記正面枠
体に沿って上下にスライド可能に設けられたスライドフ
レームと、前記スライドフレームを所定領域間でスライ
ドさせる駆動手段と、を有することを特徴とする物であ
る。
【0010】
【作用】本考案に係る多段式収納ラックの落下防止装置
においては、多段式収納ラックの正面枠体に沿って枠状
に形成されたスライドフレームが駆動手段によって前記
正面枠体に沿って上下にスライド可能に設けられ、前記
収納品の出し入れの際には、前記スライドフレームを前
記正面枠体に重なる位置に移動させる。スライドフレー
ムが正面枠体に沿って枠状に形成されているので、収納
品の出入れに不都合をもたらすことがない。また、前記
収納品を収納状態にする場合(保管時や夜間)にはスラ
イドフレームを所定量だけ正面枠体に沿ってスライドさ
せ、収納品の側面部を保持して収納品の落下を防止す
る。
【0011】
【実施例】本考案の良好な実施例を図面を用いて説明す
る。
【0012】図1に示すように、多段式収納ラック1は
角パイプ等の鋼材から成る支柱10a、横棧10b、棚
板10cの組み合わせによって複数段の棚を形成してい
る。該多段式収納ラック1は前記支柱10a、横棧10
b、棚板10cを図示しないボルト・ナット等の接続手
段によって接続し、必要に応じて棚数(段数)を増やし
たり、棚1段の高さの調節を容易に行うことができる。
通常、倉庫等で使用されている多段式収納ラック1は棚
1段の高さが1m〜1.5m程度で、棚数は3〜4段、
多いものでは5段以上になる場合もある。
【0013】このような多段式収納ラック1は、収納品
12(資材や製品)をフォークリフト等の運搬車両・装
置によって運搬可能なパレット(木製や金属製)等に平
積みした状態のまま前記パレットと共に収納スペース
(棚内部)に収納するものである。前記パレットに平積
みする前記収納品12は、段ボール箱等によって梱包さ
れ比較的安定性のよいものは4〜5段またはそれ以上積
むことができるが、ドラム罐や石油罐のように安定性の
悪いものは2段に止めておく必要がある。
【0014】本考案の特徴とするところは、駆動手段4
によって前記多段式収納ラック1の支柱10a−1、横
棧10b−1からなる正面枠体10−1に沿って枠状に
形成されたスライドフレーム2が前記正面枠体10−1
に沿って上下にスライド可能に設けられ、該スライドフ
レームによって収納品の落下防止を行うところにある。
【0015】すなわち、図1、図2に示すように、前記
スライドフレーム2は金属パイプ等より成り、前記多段
式収納ラック正面枠体10−1の支柱10a−1および
横棧10b−1に沿った形状に溶接等することによって
形成されている。すなわち、横棧10b−1のピッチと
水平バー2aのピッチとを同じに形成している。該スラ
イドフレーム2は支柱10a−1に複数個設けられたガ
イドホルダ3によって所定領域間で上下にスライド可能
に保持されている。また、前記スライドフレーム2の上
端は、該スライドフレーム2を上下にスライドさせる駆
動手段としてのシリンダ4(エアシリンダや油圧シリン
ダ等)とワイヤ5によって連結されている。前記シリン
ダ4は多段式収納ラック1に固定されている。さらに、
前記ワイヤ5はプーリ6aを有するワイヤガイド6によ
ってスライド可能に保持されるのでスライドフレーム2
をスムーズに駆動することができる。
【0016】以上のように構成される多段式収納ラック
の落下防止装置の動作状態について説明する。
【0017】フォークリフト等によって収納品の出し入
れを行う時は、図1(a),(b) に示すようにシリンダ4の
ロット4aを突出させる。スライドフレーム2の水平バ
ー2aと横棧10b−1とは同ピッチで形成されている
ので、スライドフレーム2の水平バー2aを横棧10b
−1と重なる位置に移動させることができる。この位置
にスライドフレーム2を移動することによって、収納品
の出し入れは、スライドフレーム2の存在を意識するこ
となくスムーズに行うことができる。
【0018】次に、収納品の出し入れを行わないときや
夜間の場合は、図2(a),(b) に示すように、シリンダ4
のロット4aをシリンダ内に収納してワイヤ5を引き、
前記スライドフレーム2を上方へ移動する。この時、ス
ライドフレーム2の水平バー2aがパレット上に2段に
積まれている収納品12の上段中央位置付近に来るよう
に移動量を調整する。これによって、スライドフレーム
2は、パッレト上段に不安定な状態で積まれている収納
品が振動等によって崩れたり落下することを防止するこ
とができる。
【0019】前記実施例において、スライドフレームを
スライドさせる駆動手段としてシリンダを用いたがスプ
リング式のバランサを用いて手動によって上下にスライ
ドさせてもよい。この時、スライドフレームは僅かな外
力によってスライドしてしまうので、該スライドフレー
ムを落下防止位置と作業位置とのいずれかの位置に固定
する固定手段(ストッパ)と設けることが望ましい。
【0020】また、前記実施例においては多段式収納ラ
ック1台ごとに独立してスライドするスライドフレーム
を設けた例について説明したが、複数の多段式収納ラッ
クを隣接して配列し、この配列した多段式収納ラックの
幅に対応した1台のスライドフレーム(1台のスライド
フレームと1台の駆動手段)によって多数の多段式収納
ラックの落下防止を同時に行ってもよい。
【0021】さらに、前記実施例においては多段式収納
ラックの正面枠体の横棧と同数の平行バーを有するスラ
イドフレームについて説明したが、横棧の本数より1本
少ない本数の平行バーから成るスライドフレームを形成
し、前記スライドフレームを下方向にスライドさせても
同様の効果を得ることができる。
【0022】また、前記実施例においては多段式収納ラ
ックの背面に駆動手段を固定配置したが駆動手段の固定
位置はこれに限定されることなく、例えば天井や建物の
壁面等に固定してもよい。
【0023】さらに、前記実施例において駆動手段であ
るシリンダにロット突出長を段階的に調整できるものを
用いれば、収納品の積載状態(1段しか積まれない場合
や2段以上積まれる場合)によって、適切な位置にスラ
イドフレームを移動し、バランスよく収納品を保持し、
落下防止を行うことができる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る多段
式収納ラックの落下防止装置によれば、スライドフレー
ムをスライドさせて、該スライドフレームの水平バーを
多段式収納ラックの各段(棚)に不安定な状態で平積み
された収納品の正面中央付近に位置させることによっ
て、事故や地震による振動による収納品の荷崩れや落下
を防止することができる。また、収納品の出入れ作業の
時には、多段式収納ラックの横棧にスライドフレームの
水平バーを重ねて収納することによって、スライドフレ
ームの存在を意識することなくスムーズに収納品の出し
入れを行うことができる。
【0025】さらに、スライドフレームを駆動する駆動
手段を固定する位置は限定されず、また、スライドフレ
ームもガイドホルダのみで多段式収納ラックに装着でき
るので、今まで使用してきた多段式収納ラックに容易に
取り付けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく多段式収納ラックの落下防止装
置の収納品の出入れ時の状態を説明する概念図である。
【図2】本考案に基づく多段式収納ラックの落下防止装
置の落下防止状態を説明する概念図である。
【符号の説明】
1 多段式収納ラック 2 スライドフレーム 4 駆動手段(シリンダ) 10−1 枠体 12 収納品

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 資材・製品等の収納用に用いられる多段
    式収納ラックの落下防止装置において、 前記多段式収納ラックの正面枠体に沿って枠状に形成さ
    れ、前記正面枠体に沿って上下にスライド可能に設けら
    れたスライドフレームと、 前記スライドフレームを所定領域間でスライドさせる駆
    動手段と、 を有することを特徴とする多段式収納ラックの落下防止
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多段式収納ラックの落下
    防止装置において、 前記駆動手段が流体駆動式シリンダであることを特徴と
    する多段式収納ラックの落下防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の多段式収納ラックの落下
    防止装置において、 前記駆動手段がスプリング式のバランサであることを特
    徴とする多段式収納ラックの落下防止装置。
JP8938492U 1992-12-28 1992-12-28 多段式収納ラックの落下防止装置 Expired - Lifetime JP2545450Y2 (ja)

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JPH0652570U JPH0652570U (ja) 1994-07-19
JP2545450Y2 true JP2545450Y2 (ja) 1997-08-25

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