JP2545291Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JP2545291Y2
JP2545291Y2 JP1991054048U JP5404891U JP2545291Y2 JP 2545291 Y2 JP2545291 Y2 JP 2545291Y2 JP 1991054048 U JP1991054048 U JP 1991054048U JP 5404891 U JP5404891 U JP 5404891U JP 2545291 Y2 JP2545291 Y2 JP 2545291Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
connector
fitting
cam pin
cam plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991054048U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH051178U (ja
Inventor
俊和 野原
正光 千島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP1991054048U priority Critical patent/JP2545291Y2/ja
Publication of JPH051178U publication Critical patent/JPH051178U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2545291Y2 publication Critical patent/JP2545291Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一対のコネクタハウジ
ングの前半部を相互に嵌合して電気的導通をなすコネク
タに関するもので、詳しくは、小さな操作力によって強
い嵌合力を機械的に与える嵌合力低減機構を有するコネ
クタの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】端子数が多い多極コネクタは、大きな嵌
合力を必要とするので、機械的に嵌合力を増幅して、手
作業による嵌合をやり易くした嵌合力低減機構を設けた
ものが使用されており、その一つの類型として図3に示
す嵌合用レバー方式のものがある。
【0003】即ち、操作部16の両端に対称の脚板17
を垂設した嵌合用レバー18を、雄コネクタハウジング
2(以下、単に雄ハウジング2という)のフード部3の
外側両側に脚板17を挾んで装着すると共に、雄ハウジ
ング2側の支承ピン19によって回動自在に支承し、そ
の脚板17に形成したカム溝11に、雌コネクタハウジ
ング1(以下、単に雌ハウジング1という)の側壁に突
設した従節のカムピン8を受け入れ、雌雄ハウジング1
・2を嵌合するとき、カムピン8をカム溝11で導かせ
ながら、雄ハウジング2側の嵌合用レバー18を雌ハウ
ジング1側に回転移転することによって、嵌合用レバー
18の回転力を増幅して大きな嵌合力になし、雌雄ハウ
ジング1・2を手作業によって容易に嵌合させる構造に
なっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来のレバー方
式の嵌合力低減機構のものは、嵌合用レバー18の脚板
17をフード部3の外側へ挟着する外装構造にして、そ
の脚板17は嵌合力増幅の倍力作用をなす応力負担部分
になるため、回転時の強い応力によって支承ピンから外
れたり、雄ハウジング2の取扱い中に嵌合用レバー18
が器物に触れて破損・外れを生ずることがあり、その
上、外装構造に基づく形状肥大化が避けられない不具合
がある。
【0005】そして、この従来構造のものは、その嵌合
用レバー18の回転位置の目視による嵌合確認のため、
コネクタの正常嵌合確認の信頼性が劣り、嵌合量不足の
不良嵌合コネクタを見逃すことがある。
【0006】本考案は、以上の従来技術の難点を解消す
る嵌合力低減機構つきコネクタを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本考案のコネクタは「一側のコネクタハウジングの前
半のフード部に、他側のコネクタハウジングの前半を嵌
合するコネクタにおいて、他側のコネクタハウジングの
周壁にカムピンを立設すると共に、一側のコネクタハウ
ジングの該フード部に、該カムピンを該フード部周壁よ
り突き出してコネクタハウジングの嵌合方向に通すカム
ピン通路を形成し、さらに、該一側のコネクタハウジン
グの該フード部の周壁外側に、別体の嵌合用カム板を、
該カムピン通路と直交方向にスライド自在に受け入れる
カム板装着部を設け、さらに、該カム板は、該カム板の
スライドによって、従節の前記カムピンをコネクタハウ
ジングの正常嵌合位置に導き、かつ、該正常嵌合位置に
おいて該カムピンを解放して該カム板を取り出し自在に
なすカム溝を有し、該カム板とカムピンを主要部となす
嵌合力低減機構を設けた構造」が特徴である。
【0008】
【作用】以上の構成の本考案のコネクタは、前記構成の
嵌合力低減機構を有するので、そのカム板装着部等のカ
ム板をスライドさせることによって、該カムピンに大き
な嵌合力が付与され、一対のコネクタハウジングが容易
に嵌合できる。そして、そのカム板は板体をなしてカム
板装着部等に装着されるので、実用性を阻害する程の形
状肥大化を生ずることがなく、該カム板のスライド構造
は機械的に安定して外力等からも保護され、嵌合力低減
機構の機能低下や損傷のおそれはない。
【0009】そして、コネクタハウジングが正常嵌合姿
勢になると、カムピンがカム溝から外れて引き出し自在
になるので、外したカム板の現物管理によるコネクタの
正常嵌合の確認が可能になり、その確認信頼性が向上す
る。さらに、そのカム板の集中管理によって、例えばワ
イヤハーネスのコネクタ群の正常嵌合の体系的管理が行
える。
【0010】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。本
考案の一実施例を示す図1を参照して、雌ハウジング1
の前半部4を雄ハウジング2の前半のフード部3に嵌着
して、雌雄ハウジング1・2を相互に嵌合するコネクタ
において、雌ハウジング1側のカムピン8と、雄ハウジ
ング2に装着するカム板7を主要部となす嵌合力低減機
構が設けてある。なお、このコネクタは、ロッキングア
ーム5とロッキングホール6からなる正常嵌合姿勢の嵌
合ロック機構を有している。
【0011】詳しくは、カムピン8は雌ハウジング1の
前半部4の周壁外側に立設され、雄ハウジング1のフー
ド部3には、ハウジング嵌合のとき、カムピン8をハウ
ジング1・2の嵌合方向に通すカムピン通路9が形成さ
れている。そして、そのカムピン通路9は、後述するカ
ム板装着部10の部分においては、カムピン8の上半を
フード部3の周壁より外に突き出して通過させる周壁貫
通路になっている。なお、フード部3の前端若干部分の
カム板装着部10以外の部分は、カムピン8の頭をカバ
ーするカバーつきカムピン通路9Aになっている。
【0012】そして、雄ハウジング2のフード部3の周
壁の外側には、ハウジングの嵌合方向と直交して対向す
る一対の挿入溝15を隆設したカム板装着部10があ
り、カム板7を図示点線のようにカム板装着部10に挿
入し、カム板7をカムピン通路9に対して直交する図示
矢印A方向へスライド自在に受け入れる構造になってい
る。
【0013】さらに、このカム板7の裏面には、従節の
カムピン8を受け入れてカムピン8に大きい嵌合力を付
与する原節側のカム溝11が切設され、このカム溝11
はカム板7の前端中央にカム溝始口12を有して、カム
板7の後方に傾斜して続き、カム板7の側端でカム溝終
口13の開放口となる形状を有している。
【0014】そして、図2参照、雌雄ハウジング1・2
の嵌合初期(雌雄ハウジング1・2の端子が嵌合を開始
する前の嵌合状態)において、カムピン8をカム溝始口
12に受け入れ、その状態からカム板7を図示矢印A方
向にスライドさせると、カムピン8がカム溝11に導か
れてカムピン通路9を進行すると共に、そのカムピン8
にカム板7のスライド力を増幅した図示矢印Fの強い嵌
合力が付与されて雌雄ハウジング1・2の嵌合が進行す
る。そして、最後にカムピン8がカム溝終口13に至る
と、カムピン8はカムピン通路9の終端、即ち、雌雄ハ
ウジング1・2の正常嵌合位置に達して、ロッキングア
ーム5とロッキングホール6が、かみ合い係合する。
【0015】そして、その正常姿勢になってカム板7を
更にスライドさせると、カムピン8がカム溝終口13か
ら外れて、カム板7が雄ハウジング2から外される。な
お、図中の14はカム板7をスライドさせるときの摘み
である。
【0016】以上の実施例のコネクタは、カム板7をス
ライドさせることによって、従節になる雌ハウジング1
のカムピン8に、強い嵌合力を付与すると共に、ハウジ
ングが正常嵌合になると、カム板7を雄ハウジング2か
ら外せるので前記の作用が存在する。
【0017】なお、本考案のコネクタは、図示しない
が、図2に示すカム板7の雄ハウジング2への装着姿勢
が、ハウジングの取扱い中に「ガタガタ」しないよう
に、カム板7の仮係止手段を設けたり、或は、カム板装
着部10へのカム板7の挿入・引き出し口のみを残して
カム板装着部10にカバーを着ける等の変化がある。
【0018】
【考案の効果】以上の説明のとおり、本考案のコネクタ
は、正常嵌合ロック後に、嵌合力低減機構用のカム板を
外すことができるので、外したカム板による、コネクタ
の正常嵌合ロックの確認が可能になり、その確認信頼性
が向上すると共に、外したカム板の集中管理によって、
ワイヤハーネス等のコネクタ群の正常嵌合ロックを体系
的に高度管理することができる。さらに、嵌合力低減機
構の機械的安定性が良いので、その機能が安定し、コネ
クタの大形化を生じない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例のコネクタの斜視図
【図2】図1実施例の作用状態を示す平面図
【図3】従来のコネクタの嵌合力低減機構を示す斜視図
【符号の説明】
1 雌コネクタハウジング 2 雄コネクタハウジング 3 フード部 5 ロッキングアーム 6 ロッキングホール 7 カム板 8 カムピン 9 カムピン通路 10 カム板装着部 11 カム溝 12 カム溝始口 13 カム溝終口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側のコネクタハウジングの前半のフー
    ド部に、他側のコネクタハウジングの前半を嵌合するコ
    ネクタにおいて、他側のコネクタハウジングの周壁にカ
    ムピンを立設すると共に、一側のコネクタハウジングの
    該フード部に、該カムピンを該フード部周壁より突き出
    してコネクタハウジングの嵌合方向に通すカムピン通路
    を形成し、さらに、該一側のコネクタハウジングの該フ
    ード部の周壁外側に、別体の嵌合用カム板を、該カムピ
    ン通路と直交方向にスライド自在に受け入れるカム板装
    着部を設け、さらに、該カム板は、該カム板のスライド
    によって、従節の前記カムピンをコネクタハウジングの
    正常嵌合位置に導き、かつ、該正常嵌合位置において該
    カムピンを解放して該カム板を取外し自在になすカム溝
    を有し、該カム板とカムピンを主要部となす嵌合力低減
    機構を設けた構造を特徴とするコネクタ。
JP1991054048U 1991-06-17 1991-06-17 コネクタ Expired - Fee Related JP2545291Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991054048U JP2545291Y2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991054048U JP2545291Y2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH051178U JPH051178U (ja) 1993-01-08
JP2545291Y2 true JP2545291Y2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=12959726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991054048U Expired - Fee Related JP2545291Y2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2545291Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5129458U (ja) * 1974-08-21 1976-03-03
JP2013246897A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Yazaki Corp レバー式コネクタ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5580282A (en) * 1978-12-06 1980-06-17 Molex Inc Connector assembly with low inserting strength
JPS63298985A (ja) * 1987-05-29 1988-12-06 Yazaki Corp 低挿抜力多極コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH051178U (ja) 1993-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2624049B2 (ja) コネクタ
JP2525502B2 (ja) 電気コネクタ
JPH0534676U (ja) コネクタ
JPH06119951A (ja) 低挿抜力コネクタのロック機構
JPH06124747A (ja) フレーム結合式コネクタ
JPH05290921A (ja) レバー式コネクタの誤作動防止機構
US6733313B2 (en) Connector having an operable member and a connector assembly
JP2001023729A (ja) コネクタ
JP2001237026A (ja) レバー付コネクタ
JP3023868B2 (ja) レバー結合式コネクタ
JP3422925B2 (ja) 電気コネクタ
JP2604520Y2 (ja) レバー式コネクタ
JPH08180930A (ja) レバー式コネクタ
JP2545291Y2 (ja) コネクタ
JPH09213413A (ja) コネクタ
JPH0587845U (ja) レバー式コネクタ
JPH11250985A (ja) コネクタ嵌合構造
JPH0357028Y2 (ja)
JPH0228280B2 (ja)
JP3770050B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2004103557A (ja) レバー式嵌合コネクタ
JP2574778Y2 (ja) レバー式コネクタ
JP2587276Y2 (ja) レバー駆動型コネクタ
JP3726639B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2595880Y2 (ja) レバー式コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees