JP2545245Y2 - 携帯型酸素欠乏自動防止器 - Google Patents

携帯型酸素欠乏自動防止器

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JP2545245Y2
JP2545245Y2 JP1990123964U JP12396490U JP2545245Y2 JP 2545245 Y2 JP2545245 Y2 JP 2545245Y2 JP 1990123964 U JP1990123964 U JP 1990123964U JP 12396490 U JP12396490 U JP 12396490U JP 2545245 Y2 JP2545245 Y2 JP 2545245Y2
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JP
Japan
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oxygen
cylinder
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oxygen concentration
closing means
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JP1990123964U
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JPH0480552U (ja
Inventor
秀雄 高須
Original Assignee
日立プラント建設株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は携帯型酸素欠乏自動防止器に係り、特にタ
ンク洗浄や地下作業などにおいて酸欠事故が発生しやす
い箇所に携帯して作業の安全性を高めるために用いる酸
素欠乏自動防止器に関する。
【従来の技術】
従来、密閉又は密閉に近い状態のタンク又は室内等に
人が入り作業する場合、酸素欠乏による災害を防ぐた
め、事前に密閉室内の酸素濃度を酸素測定器で測定し確
認している。又、作業中に種々の要員で酸素濃度が低下
する可能性があるため、定期的或いは、常時酸素濃度を
測定し酸素欠乏に備えるが、その他に換気ファン等を設
置し常時換気している。 第4図は従来の作業の状況を表わし、密閉容器のタン
ク1内の作業中で開口部は出入口4のみであり、自然通
風の可能性が低い。酸素欠乏状態か或いは内部で酸素を
消費する可能性がある作業の場合、酸素濃度測定器2を
出入口4から入れて酸素濃度を確認後、換気ファン3を
設置し換気作業員5が入る。作業中は酸素濃度測定器2
をタンク1内に持込み常時作動状態としておく、又、出
入口4の外側に監視人6を常時配置し万一の事故に備え
ている。
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の酸素欠乏対策では、酸欠要因が種々有
って予想しにくいので、現状の酸素濃度が充分あると、
作業に夢中になり、濃度監視が疎かになり易く、安心感
からくる災害の起こりやすい。酸素欠乏は死亡に至るこ
とが多く、その上、一事件で多数の被害者が出ることが
多い。しかも、測定と換気には常時気を使わなければな
らず、その手間も多くかかっている。 この考案は前記従来の危険を解消し、取扱い容易で自
動で酸素濃度を測定し、濃度が低下した場合は自動的に
酸素を供給し、酸素濃度が充分になった場合には酸素供
給を停止できるようにした酸素欠乏自動防止器を提供す
るにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る携帯型酸素
欠乏自動防止器は、酸素欠乏が発生し易い作業空間に搬
入して用いる携帯型酸素欠乏防止器であって、圧縮酸素
或いは圧縮空気の入っているボンベと、このボンベの開
閉手段と、酸素濃度センサとを備えるとともに、前記酸
素濃度センサは引回し可能なケーブルを介して複数の離
れた任意の作業位置で測定可能に複数設けられ、前記ボ
ンベの噴出口を複数設けてそれぞれにホースを接続し各
々離れた位置にて吹き出し可能とし、前記センサからの
検出信号により最低値を示すセンサ信号が第1の設定値
以下になったときに前記開閉手段を開放してボンベの圧
縮酸素或いは圧縮空気を噴出させ、前記センサ信号が第
2の設定値に復帰したときに前記開閉手段を閉鎖してボ
ンベ噴出を停止させる制御手段を備えたことを特徴とす
るものである。 また、酸素欠乏が発生し易い作業空間に搬入して用い
る携帯型酸素欠乏防止器であって、圧縮酸素或いは圧縮
空気の入っているボンベと、このボンベの開閉手段と、
酸素濃度センサとを備えるとともに、前記酸素濃度セン
サは引回し可能なケーブルを介して複数の離れた任意の
作業位置で測定可能に複数設けられ、前記ボンベの噴出
口を複数設けてそれぞれにホースを接続し各々離れた位
置にて吹き出し可能とし、前記センサからの検出信号に
より最低値を示すセンサ信号が第1の設定値以下になっ
たときに前記開閉手段を開放してボンベの圧縮酸素或い
は圧縮空気を噴出させ、前記センサ信号が第2の設定値
に復帰したときに前記開閉手段を閉鎖してボンベ噴出を
停止させるとともに、各ホースからの吹出量を酸素濃度
信号ベースとしてホース毎に制御する制御手段を備えた
ことを特徴とするものである。
【作用】
上記構成によれば、酸素濃度が危険濃度である例えば
19%以下になった場合、その低下信号により電磁弁など
から形成された開閉手段を開き、ボンベから酸素又は空
気を噴出させることができる。このとき同時に低下警報
器により警報音声や警報ランプの点滅などを行なわせる
こともできる。そして、濃度が安全領域である例えば21
%に復帰すると、開閉手段を閉じてボンベからの自動噴
出停止するようにできる。したがって、的確に必要酸素
の供給と停止ができるので無駄のない安全装置となる。
また、濃度センサを複数設けることにより、複数箇所で
の測定が可能になり、作業領域によって異なる酸素濃度
の低下があった場合の高い安全性を確保することができ
る。
【実施例】
以下に、本考案に係る携帯型自動酸素欠乏防止器の具
体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。 第1図は実施例に係る携帯型自動酸素欠乏防止器の構
成図を示している。 図に示したように、実施例に係る携帯型自動酸素欠乏
防止器は、圧縮酸素或いは圧縮空気が入っているボンベ
10を備え、このボンベ10の出口には開閉手段としての電
磁弁12が接続されている。また、電磁弁12を開閉制御す
るための制御装置14が設けられており、これにはガルバ
ニ式濃度発信機等からなる複数の酸素濃度センサ16が接
続され、検出した酸素濃度信号を制御装置14に出力する
ようにしている。 制御装置14は前記センサ16からの信号入力部にA/D変
換器18を備え、この変換器18を介してデジタル変換され
た酸素濃度信号を取込むようにしている。変換器18の出
力端には比較演算器20が接続され、ここで複数のセンサ
16から検出された濃度信号を比較演算し、最小値を求め
て出力するようになっている。また、比較演算器20の出
力側には第1の比較判定器22と第2の比較判定器24を介
して電磁弁ドライバ26が接続ている。 前記第1の比較判定器22では検出された最小濃度が設
定濃度19%以下になったときに電磁弁ドライバ26に開弁
信号を生成するように比較基準値が設定されている。ま
た、第2の比較判定器24は検出された最小濃度が設定濃
度21%以上になったときに電磁弁ドライバ26に閉弁信号
を生成するように比較基準値が設定されている。これは
具体的には第1の比較判定器22でONの場合にはドライバ
26に「1」を出力し、第2の比較判定器24がONの場合に
ドライバ26に「0」を出力するようにすればよい。ドラ
イバ26は「1」のときに前記電磁弁12に通電して開弁さ
せ、「0」のときには通電を遮断する。これによってボ
ンベ10から酸素あるいは空気を噴出させ、あるいは噴出
を停止するのである。なお、上記判定器22、24からの信
号はデジタル表示器28に出力され、計測時の酸素濃度を
逐次表示するようになっている。 このような酸素欠乏防止器は、第2図に示されるよう
に、ハウジング32にパッケージ化され、これには把手34
を取付けて携帯できるように構成され、複数のセンサ16
はA/D変換器18及び比較演算器20を組込んだアッセンブ
リ36をハウジング32にジャック接続できるようにしてい
る。また、警報ランプ38及び警報鳴動器(図示せず)が
組込まれ、これは第1の比較判定器22からの信号がON信
号であるとき、すなわち酸素濃度が19%以下になったと
きに起動されて点滅表示するようにしている。 なお、酸素濃度を複数酸素濃度検出センサ16で検出
し、複数のセンサ16毎にセンサNo.と濃度表示を一致さ
せて複数表示するとよい。 このような構成に係る携帯型酸素欠乏防止器では、酸
素濃度が低下し最低値が19%になると警報ランプ38が点
滅し警報を鳴らす。同時に電磁弁12等が作動し、圧縮空
気ボンベ10の空気を清浄空気噴出口40より噴出する。酸
素濃度が一定の値(21%)になると自動停止する。 第3図は、実施例の自動酸素欠乏防止器Aを使用し、
タンク42内の作業をしている作業状況図で、第4図の換
気ファン3と監視人6が不要となり作業員5は安心して
作業できる。 前記実施例において複数の吹出口40にそれぞれホース
をつなぎ、空気(酸素)の吹出を容器内の離れた位置に
吹き出すことが好ましい。さらに好ましくは、吹出量を
酸素濃度信号ベースとしてホース毎に制御するように構
成することも可能である。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、 1、酸素濃度測定ができる(複数箇所の測定が出来る) 2、圧縮空気ボンベが組込まれており、測定結果で噴出
する。 3、酸素濃度の低下を警報と警報ランプ点滅でしらせ
る。(自動復帰もする) 4、携帯容易な小型になって
いる。 という機能があるので、下記の効果がある。 1、換気ファン等の装置が不要で準備、片付け作業が減
る。 2、自動作動のため監視人が不要となる。 3、停電、故障等による換気ファンの停止等二次的要因
の影響が減りより安全なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る酸素欠乏防止器の構成ブロック
図、第2図はその外観構成図、第3図はその使用状態の
説明図、第4図は従来作業状況図である。 10……ボンベ、12……電磁弁、14……制御装置、16……
酸素濃度センサ、20……比較演算器、22……第1比較判
定器、24……第2比較判定器、26……電磁弁ドライバ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸素欠乏が発生し易い作業空間に搬入して
    用いる携帯型酸素欠乏防止器であって、圧縮酸素或いは
    圧縮空気の入っているボンベと、このボンベの開閉手段
    と、酸素濃度センサとを備えるとともに、前記酸素濃度
    センサは引回し可能なケーブルを介して複数の離れた任
    意の作業位置で測定可能に複数設けられ、前記ボンベの
    噴出口を複数設けてそれぞれにホースを接続し各々離れ
    た位置にて吹き出し可能とし、前記センサからの検出信
    号により最低値を示すセンサ信号が第1の設定値以下に
    なったときに前記開閉手段を開放してボンベの圧縮酸素
    或いは圧縮空気を噴出させ、前記センサ信号が第2の設
    定値に復帰したときに前記開閉手段を閉鎖してボンベ噴
    出を停止させる制御手段を備えたことを特徴とする携帯
    型酸素欠乏自動防止器。
  2. 【請求項2】酸素欠乏が発生し易い作業空間に搬入して
    用いる携帯型酸素欠乏防止器であって、圧縮酸素或いは
    圧縮空気の入っているボンベと、このボンベの開閉手段
    と、酸素濃度センサとを備えるとともに、前記酸素濃度
    センサは引回し可能なケーブルを介して複数の離れた任
    意の作業位置で測定可能に複数設けられ、前記ボンベの
    噴出口を複数設けてそれぞれにホースを接続し各々離れ
    た位置にて吹き出し可能とし、前記センサからの検出信
    号により最低値を示すセンサ信号が第1の設定値以下に
    なったときに前記開閉手段を開放してボンベの圧縮酸素
    或いは圧縮空気を噴出させ、前記センサ信号が第2の設
    定値に復帰したときに前記開閉手段を閉鎖してボンベ噴
    出を停止させるとともに、各ホースからの吹出量を酸素
    濃度信号ベースとしてホース毎に制御する制御手段を備
    えたことを特徴とする携帯型酸素欠乏自動防止器。
JP1990123964U 1990-11-26 1990-11-26 携帯型酸素欠乏自動防止器 Expired - Lifetime JP2545245Y2 (ja)

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JPH0480552U JPH0480552U (ja) 1992-07-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5068498A (ja) * 1973-10-19 1975-06-07
JPS5934270A (ja) * 1982-08-20 1984-02-24 伊藤精機製作所 循環式呼吸器の酸素濃度制御装置
JPS6173417U (ja) * 1984-10-22 1986-05-19
JPS61231343A (ja) * 1985-04-05 1986-10-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 室内空気監視装置
JPS63169607A (ja) * 1987-01-07 1988-07-13 Minolta Camera Co Ltd カメラの焦点検出装置

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