JPS61231343A - 室内空気監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭用の室内空気の汚染度を監視する室内空気
監視装置に関する。

従来の技術 家庭において閉め切った部屋での冷暖房時やガスコンロ
等の調理器具を使用している時は、室内空気の汚染が進
行する。特に開放燃焼型の暖房器を使用している場合は
汚染の進行度合は大きい。

従来から台所におけるガス漏れ警報器や石油ファンヒー
タにおける酸欠防止装置、また天井に設置されている煙
感知器といった防災型の監視装置は普及しつつあるが、
居間や応接間のように人間が比較的長い時間を過ごすよ
うな部屋で健康に害を与える程度の空気汚染も含めて室
内空気を監視するという装置は実現されていなかった０
発明が解決しようとする問題点 従来から行われている防災型の室内空気の監視に加え、
近年問題になってきている窒素酸化物のように直接致命
的ではなくとも健康に害を与えると考えられる有毒ガス
も含めて部屋の空気汚染をトータルに監視することの必
要性が重視されるようになってきた。

また換気に対して神経質になり過ぎて不必要な換気を行
い、そのため冷暖房時に余分なエネルギー消費を行うと
いう問題もある。

特に最近の傾向として健康重視と省エネルギーに対する
要請は顕著なものがあシ、空気関連分野における室内空
気の監視の重要性は増加している。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために設けられる手段を
実現するもので、酸素や有毒ガスの濃度を検出する少く
とも１個のガスセンサと、このガスセンサによって検出
される特定のガス成分の濃度を電気信号に変換する少く
とも１個の変換部と、この出力を受けて検出されるガス
成分の濃度が所定のレベルより大きいかどうかを判断す
る判断部と、これによっ□て判断されて有毒ガス濃度が
所定値以上かまたは酸欠状態である場合は警報を発する
報知部によって構成されている。

作　　用 閉め切った室内において開放燃焼型暖房器具等の空気汚
染源が使用されている場合、換気を怠ると酸欠状態や一
酸化炭素等の有毒ガス濃度の上昇を招く。このとき本発
明は、ガスセンサおよび変換部によって電気信号に変換
された室内空気の状態を判断部によって判定し、室内空
気の汚染度合が人体に影響を及ぼす程度に到達する以前
に報知部によって室内の人間に換気を促すよう警報を発
する。

実施例 第１図に本発明の一実施例を示す。１〜３はそれぞれ空
気中の酸素、−一酸化炭素二酸化窒素の濃度を選択的に
検出するためのガスセンサ、４〜６はそれぞれガスセン
サ１〜３によって検出されたガスの濃度を電圧値に変換
する変換部、７はこの電圧値に変換されているガス濃度
のレベルを判定する判断部、８は判断部７によって換気
が必要な状態であると、判定された場合その出力信号を
受けて換気を促すための警報を発する報知部である。

第２図に判断部の詳細を示す０９〜１１は比較部、１２
〜１４は基準電圧発生部、１６はＯＲ部、１６〜１８は
それぞれ変換部４〜６の出力が接続されている入力信号
線、１９は報知部８の入力に接続される出力信号線であ
る。比較部９〜１１は非反転入力端子（第２図に示す（
＋）側）の電圧が反転入力端子（同（−）側）の電圧よ
りも大きいときはハイレベルの出力信号を出し、それ以
外はロウレベルの出力信号を出す。基準電圧発生部１２
〜１４は、変換部４〜．６で電圧値に変換された酸素・
−酸化、炭素・二酸化窒素の濃度のそれぞれの基準しき
い値に対応した電圧を発生する。従って第２図の構成に
よれば、酸素濃度が基準しきい値よシ小さくなれば比較
部９はハイレベルの出力信号を出し、逆に一酸化炭素・
二酸化窒素についてはそれらの濃度がそれぞれの基準し
きい値より小さくなれば比較部１０．１１がそれぞれハ
イレベルの出力信号を出す。ＯＲ部１６は比較部９〜１
１の出力信号のうち少くとも１つがハイレベルになりた
ときは報知部８に向けてハイレベルの出力信号を出す。

本実施例においては報知部８はこのハイレベルの出力信
号を受けるとブザーを断続的に吹鳴させ、室内の人間に
換気を促す。このブザーの断続吹鳴報知は判断部７の出
力信号がロウレベルになるまで行われる。即ち判断部７
が換気を完了したと判断するまでは報知部８はブザーを
断続吹鳴する。

また前述したそれぞれのガスに対する基準しきい値は人
体に影響を及ぼし始めるレベル以下に設定されてあシ、
本実施例では酸素濃度については１８チ、−酸化炭素・
二酸化窒素は１．０　ｐｐｍ　としている。

従って本実施例によれば、室、内の空気汚染が進行して
も人体に影響が現われる以前に報知部８によって換気の
時期を知ることができる。即ち本実施例ではガスセンサ
１によって検出される酸素濃度が１８％以下、ガスセン
サ２によって検出される一酸化炭素濃度が１．０　ｐｐ
ｍ　以上、ガスセンサ３によって検出される二酸化窒素
濃度が１．０ｐｐｍ以上となるいずれかの条件が満足さ
れると換気警報が発令される。

発明の効果 以上述べてきたように、本発明によれば従来人間の直感
に頼っていた換気の時期を適切に知ることができ、開放
燃焼型暖房器具使用時等における安全性が格段に増加す
る。

また二酸化窒素のように慢性的な蓄積効果によって健康
に害を及ぼすと考えられている有毒ガスについても監視
を行うことができ、空気環境を総合的に監視することが
できる。

更に二次的な効果として、不必要な換気による冷暖房時
のエネルギー消費を節約することができ、非常に経済的
効果がある。

このように本発明のもたらす効果は大きく、非常に有用
であると考えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例装置を示すブロック図、第２
図は同装置の判断部のブロック部である。 １〜３・・・・−・ガスセンサ、４〜６・・・・・・変
換部、７・・・・・・判断部、８・・・・・・報知部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名Ｍ　
ｌ　図 ず９−−ｔノブ・ Ｌ−−−−−−Ｊ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室内の空気中に含まれる有毒ガスまたは酸素の濃度を検
   出する１個または複数個のガスセンサと、このガスセン
   サによって検出される前記有毒ガスまたは酸素の濃度の
   変化を電気信号の変化に変換する１個または複数個の変
   換部と、この変換部から出力される前記電気信号のレベ
   ルによって前記有毒ガスまたは酸素の濃度をそれぞれに
   対応する所定の値と比較判定する判断部と、この判断部
   の出力を受けて前記有毒ガス濃度が前記所定値よりも大
   きい場合または前記酸素濃度が前記所定値よりも小さい
   場合は警報を発する報知部とを有する室内空気監視装置
   。