JP2544966B2 - 長尺成形瓦の屋根葺工法 - Google Patents

長尺成形瓦の屋根葺工法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、長尺成形瓦の屋根葺工法の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来の成形瓦は、その殆んどが短尺な為、縦・横の重
なりに柔軟性があり、下地材に敷設する際に発生し得る
共下りや重ね部分の隙間等の問題は無い。
しかし現場で短尺な成形瓦を葺く方法は、施工工数が
かかり、さらに工事内容も作業者の熟練度により品質が
一定しない等の問題があることから、近年種々の長尺成
形瓦が開発されている。その1つに意匠登録第615270号
の金属製波形長尺瓦がある。
この金属製波形長尺瓦は、第1図に示す如く金属板1
の幅方向に山部2を一定間隔に5本平行に形成し、山部
2間のフラット部に2本のリブ3を、両側の山部2の外
側のフラット部に1本のリブ3を、山部2と平行に形成
し、これらを金属板1の長手方向で多数段に例えば6段
に金属板の断面形状に沿った平面形状の屈曲4により段
差を付したものである。
上記構造の金属製波形長尺瓦5を屋根葺きするには、
屋根用下地材上に軒先部分より順次金属製波形長尺瓦5
を左から右へ側端部を重ねて配列し、その重ね個所をね
じ釘等にて下地材に固定し、次に前記金属製波形長尺瓦
5の棟方向端に金属製波形長尺瓦5の軒先方向端をかぶ
せながら左から右へ側端部を重ねて配列し、その重ね個
所をねじ釘等にて下地材に固定する。以後前記工程を繰
返して棟部分まで金属製波形長尺瓦5を配列し、所要の
位置にねじ釘等を下地材に打ち込んで固定する屋根葺工
法を施工していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記屋根葺工法では、金属製波形長尺瓦5
を順次一側端の山部2を重ねて左から右へ配列していく
為、段差により板厚分だけ順次下方にずれていき、大き
な屋根では前記のずれが蓄積されて右側方の金属製波形
長尺瓦5が軒先から出すぎるという問題点があった。例
えば幅805mmの金属製波形長尺瓦5を10〜15枚左から右
へ重ねると、右側端の金属製波形長尺瓦5は左側端の金
属製波形長尺瓦5から40〜50mmもずれるものであった。
また金属製波形長尺瓦5が軒先から出すぎるのを防ぐ
為に無理に重ね部分で調整すると、即ち金属製波形長尺
瓦5を少し斜めにすると、隣り同志がきちんと重ならな
いので、隣り同志を重ねた部分に大きな隙間があき、著
しく外観デザインが損なわれるという問題点が発生し
た。
そこで本発明は、長尺瓦を屋根用下地材に固定する際
の重ねずれを無くし、軒先から出を一定にし、且つ重ね
部分に隙間が生じないようにした長尺成形瓦の屋根葺工
法を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題を解決するための本発明の1つは、長尺成形
瓦を屋根用下地材上に敷設する屋根葺工法に於いて、屋
根用下地材上に、棟と平行に前記長尺成形瓦の長さの間
隔にてストッパーを一定数仮止めし、次に棟とその下の
ストッパーとの間に該ストッパーにより長尺成形瓦を保
持し乍ら左又は右から他方へ側端部を重ねて配列すると
共に、重ね部をねじ釘等にて下地材に固定し、次いで前
記長尺成形瓦を保持したストッパーを取外し、先に敷設
した前記長尺成形瓦の下端部の裏面側に次の長尺成形瓦
の上端部を差し込んで左又は右から側方へ順次側端部を
重ねてストッパーに保持し乍ら配列し、その重ね部をね
じ釘等にて下地材に固定し、以後前記工程を繰り返して
長尺成形瓦を屋根上に敷設することを特徴とするもので
ある。
本発明の他の1つは、長尺成形瓦を屋根用下地材上に
敷設する屋根葺工法に於いて、屋根用下地材上に、棟と
平行に前記長尺成形瓦の長さの間隔にてストッパーを一
本仮止めし、次に棟とストッパーとの間に該ストッパー
により長尺成形瓦を保持し乍ら左又は右から他方へ側端
部を重ねて配列すると共に重ね部をねじ釘等にて下地材
に固定し、次いで前記ストッパーを下地材より取り外
し、先に敷設した前記長尺成形瓦の下端部の裏面側に次
の長尺成形瓦の上端部を差し込んで左又は右から側方へ
順次側端部を重ねて配列すると共に、重ね部をねじ釘等
にて下地材に固定し、以後長尺成形瓦の下端部の裏面側
に順次左又は右から側方へ下段の長尺成形瓦の上端部を
差し込み係止し乍ら側端部を重ねて配列すると共に、重
ね部をねじ釘等にて下地材に固定して長尺成形瓦を屋根
上に敷設することを特徴とするものである。
〔作用〕
上述の如く本発明の2つの長尺成形瓦の屋根葺工法
は、棟と平行に長尺成形瓦の長さの間隔にてストッパー
を一定数仮止めし、棟とその下のストッパーとの間にス
トッパーにより長尺成形瓦を保持し乍ら左又は右から他
方へ側端部を重ねて配列すると共に、重ね部をねじ釘等
にて下地材に固定するので、重ね部分に隙間が生じなく
なる。また前記長尺成形瓦を保持したストッパーを取外
し、先に敷設した長尺成形瓦の下端部の裏面側に次の長
尺成形瓦の上端部を差し込んで左又は右から側方へ順次
側端部を重ねて配列すると共に、重ね部をねじ釘等にて
下地材に固定するので、長尺成形瓦が段差により板厚分
だけが順次下方にずれる所謂共下りが防止されると共に
重ね部分に隙間が発生するのが防止される。
そして前記工程を繰返すことにより、軒先専用の成形
瓦を下地材の軒先面に合わせ乍ら配列できるので、屋根
用下地材の棟と軒先が多少平行していなくとも軒先から
の出を一定に保つことができる。
〔実施例〕 本発明による長尺成形瓦の屋根葺工法の1つの一実施
例を図によって説明する。先ず第2図a,bに示す如く屋
根用下地材である野地板14にアスファルトルーフィング
13を張設したその上に棟芯Lから屋根葺きする長尺成形
瓦本例では第1図に示す金属製波形長尺瓦5の長さの間
隔にて棟と平行に断面角形のストッパー11として角材を
釘12にて野地板14に仮止めする。次に棟芯Lとその下の
ストッパー11との間に金属製波形長尺瓦5をストッパー
11により保持し乍ら左から右へ側端部を重ねて配列し、
その重ね部をねじ釘6にて2個所野地板14に固定する。
3次いで前記金属製波形長尺瓦5を保持したストッパー
11を野地板14より取外し、第4図の鎖線に示す如く先に
敷設した前記金属製波形長尺瓦5の下端部5aを僅かに上
方に引き起してその裏面側に次の金属製波形長尺瓦5の
上端部5bを差し込んで左から右へ順次第3図a,bに示す
如く側端部を重ねてストッパー11(第3図a,bで省略)
に保持し乍ら配列し、その重ね部をねじ釘6にて2個所
野地板14に固定する。
以後前記工程を繰り返して金属製波形長尺瓦5を軒先
付近まで配列し、その後軒先専用の短尺の金属製波形長
尺瓦5′を野地板14の軒先面に合わせ乍ら上端部を先に
敷設した金属製波形長尺瓦5の下端部を僅かに上方に引
き起してその裏面側に差し込んで左から右へ順次側端部
を重ねて配列し、この重ね部をねじ釘6にて1個所野地
板14に固定する。そして各金属製波形長尺瓦5,5′の山
部の所定位置をねじ釘6′にて野地板14に固定する。
尚、第2図a,b、第3図a,b中、15はタル木、16は鼻隠
し板、17はけらば包である。また第2図b及び第3図b
中の18は金属製波形長尺瓦5の敷設後、棟芯Lの部分に
敷設した棟包で、図示せぬ通し桟木及びその上に配した
棟面戸を被って金属製波形長尺瓦5の上端部と共に棟桟
木を通して野地板14にスクリュー釘にて固定されてい
る。
次に本発明による長尺成形瓦の屋根葺工法の他の1つ
の一実施例について説明する。先ず前記実施例と同様に
第1図に示す屋根用下地材である野地板14にアスファル
トルーフィング13を張設したその上に棟芯Lから金属製
波形長尺瓦5と長さの間隔にて棟と平行に断面角形のス
トッパー11として一本の角材を釘12にて野地板14に仮止
する。次に棟芯Lとストッパー11との間に金属製波形長
尺瓦5をストッパー11により保持し乍ら左から右へ側端
部を重ねて配列し、その重ね部をねじ釘6にて2個所野
地板14に固定する。次いでストッパー11を野地板14より
取外し、先に敷設した下端部を第4図の鎖線に示す如く
僅かに上方に引き起してその裏面側に次の金属製波形長
尺瓦5の上端部5bを差し込んで左から右へ順次第3図に
示す如く側端部を重ねて配列し、その重ね部をねじ釘6
にて2個所野地板14に固定する。
以後金属製波形長尺瓦5の下端部を僅かに上方に引き
起してその裏面側に順次左から右へ下段の金属製波形長
尺瓦5の上端部を差し込み係止し乍ら側端部を重ねて配
列すると共に、重ね部をねじ釘6にて2個所野地板14に
固定することを繰返して軒先付近まで配列する。
その後、前記実施例と同様に軒先専用の短尺の金属製
波形長尺瓦5′を配列固定する。そして各金属製波形長
尺瓦5,5′の山部の所定位置をねじ釘6′にて野地板14
に固定する。
〔発明の効果〕
以上の説明で判るように本発明の長尺成形瓦の屋根葺
工法は、棟のその下に平行に配したストッパーとの間
に、長尺成形瓦を左又は右から他方への側端部を重ねて
配列すると共に、重ね部をねじ釘棟にて下地材に固定す
るので、長尺成形瓦は棟と平行に配列できると共に重ね
部分に隙間が生じない。また前記ストッパーを取外して
先に敷設した長尺成形瓦の下端部の裏側に、次の長尺成
形瓦の上端部を差し込み乍ら側端部を重ねて配列すると
共に重ね部をねじ釘等にて下地材に固定するので、長尺
成形瓦が段差により板厚分だけ順次下方にずれる所謂共
下りが防止されると共に重ね部分に隙間が生じることが
無い。さらに軒先専用の成形瓦を下地材の軒先面に合わ
せ乍ら配列できるので、屋根用下地材の棟と軒先が多少
平行していなくとも軒先からの出を一定に保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は金属製波形長尺瓦の一例を示す斜視図、第2図
はa,bは金属製波形長尺瓦を屋根葺きし始め状態を示す
正面図及び側断面図、第3図a,bは金属製波形長尺瓦を
屋根葺きし終えた状態を示す正面図及び側断面図、第4
図は第3図bのA部拡大図である。 5……金属製波形長尺瓦、6,6′……ねじ釘 11……ストッパー 14……野地板(屋根用下地材)、L……棟芯

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺成形瓦を屋根用下地材上に敷設する屋
    根葺工法に於いて、 屋根用下地材上に、棟と平行に前記長尺成形瓦の長さの
    間隔にてストッパーを一定数仮止めし、 次に棟とその下のストッパーとの間に該ストッパーによ
    り長尺成形瓦を保持し乍ら左又は右から他方へ側端部を
    重ねて配列すると共に、重ね部をねじ釘等にて下地材に
    固定し、 次いで前記長尺成形瓦を保持したストッパーを下地材よ
    り取り外し、先に敷設した前記長尺成形瓦の下端部の裏
    面側に次の長尺成形瓦の上端部を差し込んで左又は右か
    ら側方へ順次側端部を重ね且つストッパーに保持して配
    列すると共に、重ね部をねじ釘等にて下地材に固定し、 以後前記工程を繰り返して長尺成形瓦を屋根上に敷設す
    ることを特徴とする長尺成形瓦の屋根葺工法。
  2. 【請求項2】長尺成形瓦の屋根用下地材上に敷設する屋
    根葺工法に於いて、 屋根用下地材上に、棟と平行に前記長尺成形瓦の長さの
    間隔にてストッパーを一本仮止めし、 次に棟とストッパーとの間に該ストッパーにより長尺成
    形瓦を保持し乍ら左又は右から他方へ側端部を重ねて配
    列すると共に重ね部をねじ釘等にて下地材に固定し、 次いで前記ストッパーを下地材より取り外し、先に敷設
    した前記長尺成形瓦の下端部の裏面側に次の長尺成形瓦
    の上端部を差し込んで左又は右から側方へ順次側端部を
    重ねて配列すると共に、重ね部をねじ釘等にて下地材に
    固定し、 以後長尺成形瓦の下端部の裏面側に順次左又は右から側
    方へ下段の長尺成形瓦の上端部を差し込み係止し乍ら側
    端部を重ねて配列すると共に、重ね部をねじ釘等にて下
    地材に固定して長尺成形瓦を屋根上に敷設することを特
    徴とする長尺成形瓦の屋根葺工法。
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