JP2544818Y2 - 急勾配用搬送車のブレーキ装置 - Google Patents
急勾配用搬送車のブレーキ装置Info
- Publication number
- JP2544818Y2 JP2544818Y2 JP6294192U JP6294192U JP2544818Y2 JP 2544818 Y2 JP2544818 Y2 JP 2544818Y2 JP 6294192 U JP6294192 U JP 6294192U JP 6294192 U JP6294192 U JP 6294192U JP 2544818 Y2 JP2544818 Y2 JP 2544818Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- rail
- brake device
- piston rod
- hydraulic chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、急勾配用搬送車のブレ
ーキ装置に関する。
ーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】搬送車は急勾配部において逸走を防止す
るため、急ブレーキをかける必要がある。
るため、急ブレーキをかける必要がある。
【0003】このブレーキ装置には、従来、車輪外周を
ブレーキシューで締め付けるドラムブレーキ装置や、デ
ィスクをマグネット又はシリンダで挟持して車輪軸を固
定するディスクブレーキ装置、又は、マグネットでレー
ルを吸着する電磁石ブレーキ装置が用いられている。
ブレーキシューで締め付けるドラムブレーキ装置や、デ
ィスクをマグネット又はシリンダで挟持して車輪軸を固
定するディスクブレーキ装置、又は、マグネットでレー
ルを吸着する電磁石ブレーキ装置が用いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のブレーキ装置
は、車輪を固定するものなので、急勾配部ではレールと
平行な力すなわち落下力が大きく、車輪を固定しても、
車輪とレールとの摩擦力では確実に急停車させることは
できない。また、電磁石ブレーキ装置は、レールとの吸
着力が弱くて実用に適さない。
は、車輪を固定するものなので、急勾配部ではレールと
平行な力すなわち落下力が大きく、車輪を固定しても、
車輪とレールとの摩擦力では確実に急停車させることは
できない。また、電磁石ブレーキ装置は、レールとの吸
着力が弱くて実用に適さない。
【0005】本考案は、確実に急停車できる急勾配用搬
送車のブレーキ装置を提供することを目的としている。
送車のブレーキ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、搬送車
に吊設されガイドローラによりレールにガイドされる基
台と、該基台に設けられたピストンロッドで選択的にレ
ールを挟持してブレーキをかける1対のブレーキユニッ
トとからなり、該ブレーキユニットのレール側に油圧ポ
ンプ又はタンクに選択的に接続される油圧室を設け、レ
ールに対向する側に皿ばねを介装したばね室を設けてい
る。
に吊設されガイドローラによりレールにガイドされる基
台と、該基台に設けられたピストンロッドで選択的にレ
ールを挟持してブレーキをかける1対のブレーキユニッ
トとからなり、該ブレーキユニットのレール側に油圧ポ
ンプ又はタンクに選択的に接続される油圧室を設け、レ
ールに対向する側に皿ばねを介装したばね室を設けてい
る。
【0007】
【作用】上記のように構成された急勾配用搬送車におい
て、走行時は油圧室を油圧ポンプに接続し、油圧室に圧
油を導いて皿ばねを圧縮し、ピストンロッドとレールと
の間に隙間を形成してブレーキオフ状態にする。
て、走行時は油圧室を油圧ポンプに接続し、油圧室に圧
油を導いて皿ばねを圧縮し、ピストンロッドとレールと
の間に隙間を形成してブレーキオフ状態にする。
【0008】停車時は、油圧室をタンクに接続すると、
油圧室の油圧が消勢し、皿ばねが伸長してピストンロッ
ドでレールを挟持押圧し、確実に停車させる。
油圧室の油圧が消勢し、皿ばねが伸長してピストンロッ
ドでレールを挟持押圧し、確実に停車させる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
る。
【0010】図1において、一対のレール4上を走行す
る急勾配用搬送車1の運転席2側の下部には、選択的に
レール4を挟持してブレーキをかける全体を符号10で
示すブレーキ装置が設けられている。
る急勾配用搬送車1の運転席2側の下部には、選択的に
レール4を挟持してブレーキをかける全体を符号10で
示すブレーキ装置が設けられている。
【0011】図2ないし図5において、そのブレーキ装
置10には、搬送車1に固設された上部ブラケット11
が設けられ、この上部ブラケット11には、前後1対の
シャフト12により基台すなわち下部ブラケット13が
吊設されている。
置10には、搬送車1に固設された上部ブラケット11
が設けられ、この上部ブラケット11には、前後1対の
シャフト12により基台すなわち下部ブラケット13が
吊設されている。
【0012】その下部ブラケット13の前後には、レー
ル4の上部4aの側面にガイドされる一対のガイドロー
ラ14がそれぞれ回転自在に設けられている。そして、
ブラケット13の前後のガイドローラ14の内方には、
レール4の上部4aの側面を選択的に挟持してブレーキ
をかける全体を符号15で示す1対のブレーキユニット
が設けられている。
ル4の上部4aの側面にガイドされる一対のガイドロー
ラ14がそれぞれ回転自在に設けられている。そして、
ブラケット13の前後のガイドローラ14の内方には、
レール4の上部4aの側面を選択的に挟持してブレーキ
をかける全体を符号15で示す1対のブレーキユニット
が設けられている。
【0013】そのブレーキユニット15のシリンダ16
には、レール4の上部4a側面を押圧してブレーキをか
けるピストンロッド17と一体のピストン18により油
圧室19とばね室20とが画成されている。この油圧室
19は、図示しないブレーキ弁を介して選択的に図示し
ない油圧ポンプ又はタンクに接続されるようになってお
り、ばね室20には、複数の皿ばね21が介装されてい
る。
には、レール4の上部4a側面を押圧してブレーキをか
けるピストンロッド17と一体のピストン18により油
圧室19とばね室20とが画成されている。この油圧室
19は、図示しないブレーキ弁を介して選択的に図示し
ない油圧ポンプ又はタンクに接続されるようになってお
り、ばね室20には、複数の皿ばね21が介装されてい
る。
【0014】次に、作用を説明する。
【0015】走行時は、ブレーキ弁を油圧ポンプ側に切
換え、油圧室19に圧油を導き、ピストン18を介して
皿ばね21を圧縮し、ピストンロッド17とレール4の
上部4aの側面との間に隙間を設け、ブレーキオフの状
態にする。この隙間は、1対のガイドローラ14により
常に一定に保持される。
換え、油圧室19に圧油を導き、ピストン18を介して
皿ばね21を圧縮し、ピストンロッド17とレール4の
上部4aの側面との間に隙間を設け、ブレーキオフの状
態にする。この隙間は、1対のガイドローラ14により
常に一定に保持される。
【0016】停車時は、ブレーキ弁をタンク側に切換え
る。したがって、油圧室19の油圧がなくなり、伸長す
る皿ばね21によりピストン18を介してピストンロッ
ド17がレール4の上部4a側面を押圧し、急速にブレ
ーキをかける。
る。したがって、油圧室19の油圧がなくなり、伸長す
る皿ばね21によりピストン18を介してピストンロッ
ド17がレール4の上部4a側面を押圧し、急速にブレ
ーキをかける。
【0017】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、急勾配部において搬送車が逸走しても、皿
ばねの力で確実に停車させることができ、安全である。
ているので、急勾配部において搬送車が逸走しても、皿
ばねの力で確実に停車させることができ、安全である。
【図1】本考案を実施したブレーキ装置を備えた急勾配
用搬送車を示す側面図。
用搬送車を示す側面図。
【図2】本考案の一実施例を示す側面図。
【図3】図1の上面図。
【図4】ガイドローラ回りを示す正面図。
【図5】ブレーキユニット回りを示す一部を断面で示し
た正面図。
た正面図。
1・・・急勾配用搬送車 2・・・運転席 4・・・レール 4a・・・レールの上部 10・・・ブレーキ装置 11・・・上部ブラケット 12・・・シャフト 13・・・下部ブラケット 14・・・ガイドローラ 15・・・ブレーキユニット 16・・・シリンダ 17・・・ピストンロッド 18・・・ピストン 19・・・油圧室 20・・・ばね室 21・・・皿ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山岸 勝也 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)考案者 山崎 賢三 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−139106(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送車に吊設されガイドローラによりレ
ールにガイドされる基台と、該基台に設けられたピスト
ンロッドで選択的にレールを挟持してブレーキをかける
1対のブレーキユニットとからなり、該ブレーキユニッ
トのレール側に油圧ポンプ又はタンクに選択的に接続さ
れる油圧室を設け、レールに対向する側に皿ばねを介装
したばね室を設けたことを特徴とする急勾配用搬送車の
ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6294192U JP2544818Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 急勾配用搬送車のブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6294192U JP2544818Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 急勾配用搬送車のブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628371U JPH0628371U (ja) | 1994-04-15 |
JP2544818Y2 true JP2544818Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=13214837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6294192U Expired - Lifetime JP2544818Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 急勾配用搬送車のブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544818Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP6294192U patent/JP2544818Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0628371U (ja) | 1994-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |