JP2544655Y2 - ミストコレクタ - Google Patents

ミストコレクタ

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JP2544655Y2
JP2544655Y2 JP12807990U JP12807990U JP2544655Y2 JP 2544655 Y2 JP2544655 Y2 JP 2544655Y2 JP 12807990 U JP12807990 U JP 12807990U JP 12807990 U JP12807990 U JP 12807990U JP 2544655 Y2 JP2544655 Y2 JP 2544655Y2
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修一 長谷川
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Amano Corp
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ファンの回転により吸引した気流から水溶
性の切削油剤とか洗浄液と云った各種のミストを捕集す
るミストコレクタに関するものであって、具体的には、
ミストを捕集するのに適したミスト捕集用の整流箱を備
えたミストコレクタに関する。
〔従来の技術〕
洗浄、防錆、エアーブロウ等の物理的要因と、切削、
研磨、冷却等の熱的要因から発生するオイルミスト(オ
イルヒューム)を、そのまま作業場内に飛散浮遊させる
と、作業者の健康を害するだけでなく、作業の安全性を
損い、作業能率の低下を招く問題がある。
そこで従来は、エリミネータとかデミスタ、並びに、
フイルタと云った濾過装置を備えたミストコレクタを用
いて、上記の各種ミストをその発生源から直接吸引して
捕集していた。
第4図は本出願人によって開発された上記従来のミス
トコレクタを示したものであって、モータCによって回
転されるファンDの吸引作用により、機体Aの吸込口B
から吸込まれたミストの気流を、エリミネータE、デミ
スタF、フイルタGの順番に通すことにより、気流中か
らミストを捕集して清浄空気を排気口Tより排出すると
共に、捕集したミストはこれを排出タンクHに溜めて廃
棄する仕組に成っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のミストコレクタによれば、ミスト発生源に設け
た吸引フードと吸込口Bの間をダクトで連結することに
より、ミストをその発生源から直接吸引して捕集できる
から、作業環境と作業能率を著しく向上することが可能
であるが、しかし、上記第4図に示した従来のミストコ
レクタの場合、濾過能力(ミスト捕集能力)を増大させ
ようとすると、フイルタGの面積を大きくし、それに伴
ってエリミネータEやデミスタFも一緒に大型化すると
共に、これ等を収容する機体A自体も大型化する必要が
あるから、ミストコレクタ全体の大型化を招いて、設置
スペースの面、並びに、製造コストの面で不都合が生じ
てしまって、安易に大型化できない問題があった。
従って本考案の技術的課題は、機体を大型化せずに従
来と同じスペースの中でミストの濾過能力を増大させる
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案で講じた手
段は以下の如くである。
ファンの回転による吸引作用によって吸込口から機体
内に吸込んだ気流を濾過してミストを捕集するミストコ
レクタに於いて、 (1)上記機体内の吸込口の部分に、吸込口側の端面を
開口し、且つ、底面を中心方向に左右対称に傾斜する断
面略V字状に形成した複数枚のパンチングメタルを間隔
をあけて多層状に取付けて構成した整流箱を抜き差し自
在に嵌込むこと。
(2)この整流箱を中心とする機体内部の左右対称位置
に、夫々デミスタとフイルタを抜き差し自在に嵌込むこ
と。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)の要素は、ファンの回転によって吸込口か
ら吸込んだミストの流れを、パンチングメタルで造った
整流箱の底面を通して、一層目のパンチングメタルの多
孔から分散させながら下降せしめ、更に二層目、三層目
と順番に流し、且つ、断面略V字状に形成した左右対称
形状に従って左右均一なバランスの良い流れに整流する
から、濾過能力を高めてその処理能力を増大することを
可能にすると共に、ミストは各パンチングメタルに衝突
する度に捕集され、且つ、このパンチングメタルを多層
構造にしているため、捕集効果が更に促進されて優れた
捕集効果を発揮することを可能にする。
上記(2)の要素は、整流箱を通過して左右均等に分
けられるミストの流れを、左右のデミスタとフイルタに
通すことによって夫々別個に濾過できるため、ミストの
捕集を効果的に行うことができるから、同一スペース内
に約2倍のミスト濾過能力を発揮することを可能にす
る。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。
〔実施例〕
以下に、上述した本考案に係るミストコレクタの好適
な実施例を添付した図面と共に詳細に説明する。
第1図は本考案に係るミストコレクタの全体を一部を
断面にして示した斜視図で、第2図はその正断面図を示
すものであって、これ等の図面に於いて、1は機体、1c
は機体1の内部を濾過室1aと清浄室1bに仕切る仕切板、
2は機体1の濾過室1aの側面に開口した吸込口、3は機
体1の清浄室1b内に取付けたモータ、4はこのモータ3
によって回転されるファンを示し、こんファン4の回転
による吸引作用を受けて吸込口2より濾過室1a内に吸込
まれたミストを含む気流は、濾過室1a内でミストが捕集
されて清浄化された後、清浄室1bを通って天井に形成し
た排出口1eより外部に排気される仕組に成っている。
次に、上記濾過室1a内に設けた濾過装置の構成を図面
と共に説明する。
図中、符号5で全体的に示したのは、上記濾過室1aの
吸込口2の内側に取付ける整流箱であって、これは、上
記吸込口2に面する端面を開口し、この開口に対向する
端面には壁板6cを構成すると共に、左右の側板6,6の間
隔を吸込口2の直径と略同一寸法に形成し、更に、上面
を開口すると共に、底面を中心方向に左右対称に傾斜す
る断面略V字形状のパンチングメタル6Tを用いて構成さ
れている。また、7と8は上記パンチングメタル6Tの上
部に一定間隔をあけて多層状に並設した、同じく断面略
V字形状のパンチングメタルであって、図示の場合は整
流箱5の底面を上から順番に計3層のパンチングメタル
8,7,6Tで構成しているが、この層数の増減は任意とす
る。
尚、第1図と第3図に於いて6aと7aと8aは各パンチン
グメタル6T,7,8に多数穿設した穴である。また、6b,6b
は左右の側板6,6の上端部を外側に折曲げて構成したガ
イド片で、整流箱5は第2図に示す如くこのガイド片6
b,6bを濾過室1aに設けた支持片1T,1Tに支持させた状態
で吸込口2の内側に嵌込まれ、また、必要時にはこれを
濾過室1aから自由に引出せる仕組に成っている。
更に、第1図と第2図に於いて、9,9と10,10は、上記
濾過室1aの内部に上記の整流箱5を中心にしてその左右
対称位置に嵌込んだデキスタとフイルタであって、9aと
9b並びに10aと10bはこれ等左右のデミスタ9,9とフイル
タ10,10の取付けを支持する保持レールを示し、各デミ
スタ9,9とフイルタ10,10は、これ等保持レール9a,9bと1
0a,10bにガイドされて濾過室1aに対して抜き差し自在に
構成されている。
尚、1cと1dは濾過室1aの上下に取付けた各支持フレー
ムを示す。
本考案に係るミストコレクタは以上述べた如き構成で
あるから、濾過室1aの吸込口2の内側に整流箱5を嵌込
み、更に、その左右両側にデミスタ9,9とフイルタ10,10
を嵌込んで、ファン4をモータ3を起動して回転すれ
ば、吸込口2から吸込まれたミストを含む気流は、整流
箱5の内部に入って下方に流れ、先ず、断面略V字型に
形成した第1層目のパンチングメタル8の各穴8a…から
分散されながら下降し、次いで、第2層目、第3層目の
各パンチングメタル7,6Tの順番に流れる。
この時、ミストの流れは底部パンチングメタル8,7,6T
の左右対称形状(断面略V字形状)に従って、左右均等
にバランスの良い流れを形成する。また、これ等パンチ
ングメタル8,7,6Tに気流が衝突する度に、機械加工用の
切り粉とか油分等が捕集、除去される。
この様にして整流箱5を通過して左右均等に流れる気
流は、次いで、デミスタ9,9とフイルタ10,10を通過する
ことで、残りのミストが捕集され、最終的には清浄室1b
を通って排気口1eより外部に排気される。
また、このように整流箱5の各パンチングメタル6T,
7,8と、デミスタ9,9並びにフイルタ10,10に捕集された
ミストは、順次濾過室1a内の底部、又は、第4図に示し
た如きタンクに溜められて廃棄される。
〔効果〕
本考案に係るミストコレクタは以上述べた如くである
から、ファンの回転によって吸込口より吸込んだミスト
の流れを、断面略V字形状に形成したパンチングメタル
を通して、左右均一にバランス良く整流し、次いで、左
右両側に対称的に設けたデミスタとフイルタを通してミ
ストを捕集するから、機体を大きくすることなく濾過能
力(ミスト捕集能力)を倍増できる利点を発揮できると
共に、パンチングメタルを複数層に重ねて構成した整流
箱の底面はそれ自体が従来のエリミネータと同じ機能を
発揮して、切り粉とか油分を除去できる利点を発揮でき
るものであって、整流箱を抜き差し自在に構成し、且
つ、その一端面を開口して捕集した切り粉等の除去を極
めて簡単に行えるようにした点と相俟って、各種ミスト
の捕集に用いて洵に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るミストコレクタの全体を一部断面
にして示した斜視図で、第2図はその正断面図、第3図
は整流箱の正面斜視図、第4図は従来例の一部断面斜視
図である。 1は機体、2は吸込口、3はモータ、4はファン、5は
整流箱、6T,7,8は断面略V字状に造ったパンチングメタ
ル、9はデミスタ、10はフイルタ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンの回転による吸引作用によって吸込
    口から機体内に吸込んだ気流を濾過してミストを捕集す
    るミストコレクタに於いて、 上記機体内の吸込口の部分に、吸込口側の端面を開口
    し、且つ、底面を中心方向に左右対称に傾斜する断面略
    V字状に形成した複数枚のパンチングメタルを間隔をあ
    けて多層状に取付けて構成した整流箱を抜き差し自在に
    嵌込むと共に、この整流箱を中心とする機体内部の左右
    対称位置に、夫々デミスタとフイルタを抜き差し自在に
    嵌込んだことを特徴とするミストコレクタ。
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