JP2544543Y2 - 移動式ショットブラスト設備におけるショット回収ケース装置 - Google Patents

移動式ショットブラスト設備におけるショット回収ケース装置

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JP2544543Y2
JP2544543Y2 JP5632592U JP5632592U JP2544543Y2 JP 2544543 Y2 JP2544543 Y2 JP 2544543Y2 JP 5632592 U JP5632592 U JP 5632592U JP 5632592 U JP5632592 U JP 5632592U JP 2544543 Y2 JP2544543 Y2 JP 2544543Y2
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JP
Japan
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shot
processed
rotating plate
equipment
main body
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JP5632592U
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秀雄 竹内
邦光 渋谷
充司 今泉
常俊 鈴木
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Sintokogio Ltd
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Sintokogio Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、床面等の被処理面にシ
ョットを投射するとともに投射したショットを回収しな
がら被処理面を処理する移動式ショットブラスト設備に
おいて、ショットを回収するショット回収ケース装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動式ショットブラスト
設備の一つとして、特公昭56ー23753号公報に開
示されているものがある。そして、このショットブラス
ト設備においては、ショット投射装置とショット回収ケ
ース装置の接合部に位置して被処理面と対向する開口部
には、投射されたショットが飛び出さないように、可撓
性のシールが取り付けられている。
【0003】
【考案が解決しょうとする課題】しかし、このように構
成されたショットブラスト設備では、被処理面上に比較
的大きな突起物があると、その突起物がショット回収ケ
ース装置のショット回収ケース本体に当たって前進する
ことができず、そのため、従来は、ショットブラスト設
備に持ち上げ装置を設けて突起物位置で設備を持ち上げ
るようにしているが、ショットブラスト設備を持ち上げ
たときショットが飛び出す問題があった。このため、シ
ョットブラスト設備を持ち上げたときには、ショットの
投射を一時停止することも考えられるが、ショットの投
射を停止すると、その部分が未処理として残る問題が生
じる。
【0004】そこで、ショット回収ケース本体の下端面
を被処理面から高くすることも試みられているが、この
場合には、ショット回収ケース本体内に集塵機の吸引機
能が作用しているため、シールが内側へ引き込まれて被
処理面との隙間が大きくなってショットが飛び出し、ま
たショットがシール自体に当たってシールが早期に損傷
するなどの問題があり実用化されていない。本考案は上
記の事情に鑑みてなされたもので、被処理面上に比較的
大きな突起物があっても、ショットブラスト設備を持ち
上げることなくそのまま前進させることが可能なショッ
ト回収ケース装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案におけるショット回収ケース装置は、ショッ
ト投射装置とショット回収ケース装置とを概略V字状に
接合して、投射されたショットを回収しながら被処理面
を処理するようにした移動式ショットブラスト設備にお
けるショット回収ケース装置において、ショット回収ケ
ース装置のショット回収ケース本体を被処理面から比較
的高くして設け、ショット回収ケース本体の下部に補助
ケースを上下動可能に懸装し、ショット回収ケース本体
内の下部における設備の前進側に、回動板を、支持軸を
介して上下回動可能に設けかつ回動板の下端が被処理面
に接触した時、設備の前進方向へ上がり勾配状に傾斜す
るように構成し、前記支持軸の一端にアームの一端を嵌
着し、一端が前記アームの他端に連結した弾性部材の他
端を前記ショット回収ケース本体に装着し、前記弾性部
材の反発力に抗して前記回動板の下端が上昇するように
前記アームを押圧可能なシリンダを前記ショット回収ケ
ース本体に枢支したことを特徴とする。
【0006】
【作用】次にこのように構成された装置の作用について
説明する。ショット投射装置から投射されたショット
は、被処理面に当たって反射したのち回動板、ショット
回収ケース本体を介して回収され、その後再びショット
投射装置により投射される。そして、被処理面に比較的
大きな突起物がある場合には、弾性部材の反発力に抗し
て回動板の下端部が上昇する。ショット回収ケースの下
端が前記突起部の高さより高くなっているため、ショッ
トブラスト設備は突起部に邪魔されることなくそのまま
前進することができる。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例について図1から図4に基
づき詳細に説明する。一部断面側面図である図1に示す
ように、インペラ1を備えたショット投射装置2と、図
示しない集塵機に接続されたショット回収ケース装置3
は、これらの下部において接合されていて概略V字状を
成し、かつ図示しない自走台車に搭載してある。そし
て、ショット投射装置2のショット案内ケース4と、シ
ョット回収ケース装置3のショット回収ケース本体5と
が接合する部分(以下接合ケース6という)には補助ケ
ース7が懸装してあり、補助ケース7は、側壁に形成し
た上下に延びる長孔8、8に、接合ケース6の外側面に
突設した支持ピン9、9を挿入させて上下動自在に構成
してある。なお、接合ケース6は、下端部が被処理面か
ら比較的高い所に位置するように構成してある。また、
前記接合ケース6の外側面には、ショット飛び出し防止
用のゴム製のシール10が取り付けてあり、シール10
は、下面図である図3に示すように、全体的にはC字状
を成し、かつ図1に示すように、設備の前進側が縦断面
U字状を成していてショット回収ケース本体5内に生じ
る吸引力によって内側へ引き込まれることがないように
なっている。そして、ショットの飛び出しを防止するた
めに、シール10の外側にもシール10aが取り付けて
あって二重構造になっている。
【0008】また、ショット回収ケース装置3において
は、接合ケース6の下部における前進側(図1において
左側)に、前後方向へ指向する支持軸11が回転自在に
貫装してあり、支持軸11には回動板12の上端部が固
着してあり、回動板12は、下端が被処理面Cに接触し
た時、左側方向(設備の前進方向)へ上がり勾配状に傾
斜するようになっている。また、支持軸11の一端には
アーム13の一端が嵌着してあり、アーム13の他端に
は仲介部材14を介して弾性部材としての引っ張りコイ
ルバネ15が連結してあり、引っ張りコイルバネ15の
他端は前記ショット回収ケース本体5に装着してある。
また、前記ショット回収ケース本体5の外側面における
前記引っ張りコイルバネ15の付近には、前記引っ張り
コイルバネ15の引っ張り力に抗して前記仲介部材14
を下方へ押圧する下向きのシリンダ16が枢支してあ
る。
【0009】このように構成された装置の作動について
説明すると、図示しない集塵機を駆動してショット回収
ケース装置3のショット回収ケース本体5内に、上方へ
向かう気流を発生させた状態のもとに、ショット投射装
置2を駆動してショットを投射しながら設備を矢印方向
へ前進させる。すると、シール10は補助ケース7およ
び回動板12によって内側へ引き込まれるのを防止され
ながら進行し、かつ投射されたショットは被処理面Cに
当たったのち反射し、その後、ショット回収ケース本体
5内を貫流する気流に乗って上昇され回収される。こう
して、被処理面Cを処理している時に、被処理面C上に
比較的大きな突起物Wがある場合には、回動板12が引
っ張りコイルバネ15の引っ張り力に抗して反時計回り
方向へ回動して突起物W上に乗り上げる。したがって、
突起物Wがある場合でも設備はそのまま前進することが
できる。突起物Wのある位置を通過したのちは、回動板
12は引っ張りコイルバネ15の引っ張り力によって元
の状態に復帰する。なお、設備を後退させる場合には、
シリンダ16を伸長作動して仲介部材14の先端を下方
へ押圧し、これにより、図4に示すように、回動板12
を支持軸11を支点にして反時計回り方向へ回動させて
回動板12の下端部を被処理面C上から上昇させておい
て、回動板12が被処理面Cに接触しないようにしてお
く。
【0010】なお、上記の実施例では、弾性部材として
引っ張りコイルバネ15を用いたがこれに限定されるも
のではなく、ゴム等の弾性部材でも良い。また、弾性部
材は、引っ張りに対する反発力ではなく、圧縮に対する
反発力を利用するようにしても良い。また、アーム13
を長くして仲介部材14を省略するようにしても良い。
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案
は、ショット回収ケース本体の下部における設備の前進
側に、設備の前進側へ上がり勾配状に傾斜する回動板を
上下回動可能に設けて、ショット回収ケースの下部を構
成するようにしたから、被処理面上に突起物がある場合
には、回動板を、下部が被処理面から上昇するように回
動させて突起物から逃がすことができるため、突起物が
被処理面上にあってもそのまま設備を前進させて被処理
面を処理することでき、しかも、ショット投射装置とシ
ョット回収ケース装置の接合部である接合ケースを高く
しても、シールが内側へ引き込まれるのを回動板によっ
て防止することもできるなどの優れた実用的効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の主要部を示す一部断面側面
図である。
【図2】図1のAーA矢視図である。
【図3】図2のBーB矢視図である。
【図4】図1の作動説明図である。
【符号の説明】
3 ショット回収ケース装置 5 ショット回収ケース本体 7 補助ケース 11 支持軸 12 回動板 13 アーム 15 弾性部材 16 シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 佐伯 義文 (56)参考文献 特開 昭57−8075(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショット投射装置とショット回収ケース
    装置とを概略V字状に接合して、投射したショットを回
    収しながら被処理面を処理するようにした移動式ショッ
    トブラスト設備におけるショット回収ケース装置におい
    て、 前記ショット回収ケース装置3に設けられ被処理面から
    の高さが比較的高くされたショット回収ケース本体5
    と、このショット回収ケース本体5に上下動可能に懸装
    された補助ケース7と、前記ショット回収ケース本体5
    内の下部における設備の前進側に支持軸11を介して上
    下回動可能に設けられ下端が被処理面に接触可能である
    とともに、下端が被処理面に接触したとき設備の前進方
    向へ上り勾配状に傾斜する回動板12と、前記支持軸1
    1の一端にその一端が嵌着されたアーム13と、一端が
    前記ショット回収ケース本体5に装着され他端が前記ア
    ーム13の他端に連結され前記回動板12の下端が被処
    理面に接触するように回動板12を付勢する弾性部材1
    5と、前記ショット回収ケース本体5に枢支され前記弾
    性部材15の反発力に抗して前記回動板12の下端が上
    昇するように前記アーム13を押圧可能なシリンダ16
    と、を具備したことを特徴とする移動式ショットブラス
    ト設備におけるショット回収ケース装置。
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JPH0611963U JPH0611963U (ja) 1994-02-15
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