JP2544038Y2 - 左官材料用スプレーガン - Google Patents
左官材料用スプレーガンInfo
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- JP2544038Y2 JP2544038Y2 JP1991099184U JP9918491U JP2544038Y2 JP 2544038 Y2 JP2544038 Y2 JP 2544038Y2 JP 1991099184 U JP1991099184 U JP 1991099184U JP 9918491 U JP9918491 U JP 9918491U JP 2544038 Y2 JP2544038 Y2 JP 2544038Y2
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- elastic tube
- roller
- plastering
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モルタル、吹付けタイ
ル、リシンもしくはスタッコなどの左官材料が圧送され
るホースの先端に取付けられて、上記左官材料の吹付け
を行うスプレーガンに関する。
ル、リシンもしくはスタッコなどの左官材料が圧送され
るホースの先端に取付けられて、上記左官材料の吹付け
を行うスプレーガンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の左官材料用スプレー
ガンとしては、左官材料供給通路による左官材料の供給
をスプレーガン側で停止させるための左官材料バルブ
と、エアーバルブとがスプレーガンの側に設けられたも
のが知られている(例えば、実開昭57−199656
号公報参照)。このスプレーガンにおける左官材料バル
ブは直径方向に連通孔を形成した円柱形バルブにより構
成され、その円柱形バルブを左官材料供給通路に回転可
能に嵌合させたものである。
ガンとしては、左官材料供給通路による左官材料の供給
をスプレーガン側で停止させるための左官材料バルブ
と、エアーバルブとがスプレーガンの側に設けられたも
のが知られている(例えば、実開昭57−199656
号公報参照)。このスプレーガンにおける左官材料バル
ブは直径方向に連通孔を形成した円柱形バルブにより構
成され、その円柱形バルブを左官材料供給通路に回転可
能に嵌合させたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記左官材
料バルブでは、回転摺動面が左官材料供給通路に開口し
て左官材料に接触しているために、その回転摺動面に左
官材料が侵入するおそれがある。そして、左官材料が侵
入すると、回転操作が重くなるばかりでなく、早期(例
えば30分〜4時間)に回転摺動不能に至る。この場合
には、分解して洗浄を行う必要があり、この作業に多大
の手間を要している。しかも、上記円柱形バルブを半開
状態などの回転操作途中で止めた場合などには、左官材
料が固結してつまり易くなるという不都合もある。
料バルブでは、回転摺動面が左官材料供給通路に開口し
て左官材料に接触しているために、その回転摺動面に左
官材料が侵入するおそれがある。そして、左官材料が侵
入すると、回転操作が重くなるばかりでなく、早期(例
えば30分〜4時間)に回転摺動不能に至る。この場合
には、分解して洗浄を行う必要があり、この作業に多大
の手間を要している。しかも、上記円柱形バルブを半開
状態などの回転操作途中で止めた場合などには、左官材
料が固結してつまり易くなるという不都合もある。
【0004】また、上記スプレーガンに付設されたエア
ーバルブは、上記左官材料バルブのバルブケース自体に
穿った細孔内に配設されているために、エアー内に混入
した微細なごみなどの異物の詰まりにより作動不能など
のトラブルが発生した場合には、その分解、清掃作業に
多大の手間を要している。
ーバルブは、上記左官材料バルブのバルブケース自体に
穿った細孔内に配設されているために、エアー内に混入
した微細なごみなどの異物の詰まりにより作動不能など
のトラブルが発生した場合には、その分解、清掃作業に
多大の手間を要している。
【0005】この考案は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、左官材料バ
ルブの開閉操作の確実化及び分解、洗浄などの維持点検
作業の省力化を図ることができ、しかも、エアーバルブ
に発生したトラブルを早期に解消することができる左官
材料用スプレーガンを提供することにある。
れたものであり、その目的とするところは、左官材料バ
ルブの開閉操作の確実化及び分解、洗浄などの維持点検
作業の省力化を図ることができ、しかも、エアーバルブ
に発生したトラブルを早期に解消することができる左官
材料用スプレーガンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の考案は、スプレーノズルに左官材料
を圧送する左官材料供給通路と、上記左官材料供給通路
を開閉する左官材料バルブとを備え、上記左官材料バル
ブが、バルブケース内に配設されて上記左官材料供給通
路の一部を形成する弾性チューブと、この弾性チューブ
を外側から押しつぶす押圧手段とを備え、加えて、上記
押圧手段が、上記弾性チューブを外側から押しつぶして
この弾性チューブの内部を遮断する閉操作位置と、上記
弾性チューブから離れた開操作位置との間を位置変換可
能に設けられたものを前提とする。このものにおいて、
上記押圧手段を、弾性チューブと所定距離隔てた位置で
その管軸に直交する方向に延びかつバルブケースに回転
可能に支持させた支軸と、バルブケース外に延出した上
記支軸の端部に取付け、この支軸を回転させるハンドル
と、上記支軸にアーム部材を介して取付け、上記支軸の
回転により上記弾性チューブを押しつぶす方向に旋回す
るローラとにより構成する。加えて、閉操作位置で、上
記支軸及び上記ローラのそれぞれの軸心が、弾性チュー
ブからの復元力の作用方向に並ぶ構成とするものであ
る。
に、請求項1記載の考案は、スプレーノズルに左官材料
を圧送する左官材料供給通路と、上記左官材料供給通路
を開閉する左官材料バルブとを備え、上記左官材料バル
ブが、バルブケース内に配設されて上記左官材料供給通
路の一部を形成する弾性チューブと、この弾性チューブ
を外側から押しつぶす押圧手段とを備え、加えて、上記
押圧手段が、上記弾性チューブを外側から押しつぶして
この弾性チューブの内部を遮断する閉操作位置と、上記
弾性チューブから離れた開操作位置との間を位置変換可
能に設けられたものを前提とする。このものにおいて、
上記押圧手段を、弾性チューブと所定距離隔てた位置で
その管軸に直交する方向に延びかつバルブケースに回転
可能に支持させた支軸と、バルブケース外に延出した上
記支軸の端部に取付け、この支軸を回転させるハンドル
と、上記支軸にアーム部材を介して取付け、上記支軸の
回転により上記弾性チューブを押しつぶす方向に旋回す
るローラとにより構成する。加えて、閉操作位置で、上
記支軸及び上記ローラのそれぞれの軸心が、弾性チュー
ブからの復元力の作用方向に並ぶ構成とするものであ
る。
【0007】また、請求項2記載の考案は、上記請求項
1記載の考案において、左官材料バルブの開閉に連動し
て開閉するエアーバルブを設け、このエアーバルブのバ
ルブケースを上記左官材料バルブのバルブケースに着脱
可能に取付けた構成とするものである。
1記載の考案において、左官材料バルブの開閉に連動し
て開閉するエアーバルブを設け、このエアーバルブのバ
ルブケースを上記左官材料バルブのバルブケースに着脱
可能に取付けた構成とするものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の考案では、
左官材料バルブの押圧手段が閉操作位置に位置変換され
ることにより、外側から弾性チューブが押しつぶされて
上記弾性チューブ内の左官材料の供給が停止され、上記
押圧手段が開操作位置に位置変換されることにより、上
記弾性チューブ内が連通して左官材料が通過可能にな
る。ここで、左官材料が通る弾性チューブの内部と、上
記押圧手段とが上記弾性チューブによって完全に分離、
遮断されているために、上記弾性チューブ内の左官材料
が外部の押圧手段側に侵入することはない。そして、ロ
ーラを、支軸を中心として弾性チューブを押しつぶす方
向に旋回させることにより、開操作位置と閉操作位置と
の位置変換が行われるために、その位置変換作業が容易
で、かつ確実になる。また、上記閉操作位置でのローラ
は、弾性チューブを押しつぶすことにより生じる復元力
によってその位置が保持されることになるため、左官材
料バルブの閉操作において、上記ローラの旋回を閉操作
位置の手前の途中段階で止めることはできず、上記ロー
ラを確実に閉操作位置まで位置変換しなければならな
い。これにより、上記閉操作を途中段階で止めることに
よる左官材料の詰まり発生が確実に防止され、詰まり発
生に伴う維持点検作業の省力化が図られる。
左官材料バルブの押圧手段が閉操作位置に位置変換され
ることにより、外側から弾性チューブが押しつぶされて
上記弾性チューブ内の左官材料の供給が停止され、上記
押圧手段が開操作位置に位置変換されることにより、上
記弾性チューブ内が連通して左官材料が通過可能にな
る。ここで、左官材料が通る弾性チューブの内部と、上
記押圧手段とが上記弾性チューブによって完全に分離、
遮断されているために、上記弾性チューブ内の左官材料
が外部の押圧手段側に侵入することはない。そして、ロ
ーラを、支軸を中心として弾性チューブを押しつぶす方
向に旋回させることにより、開操作位置と閉操作位置と
の位置変換が行われるために、その位置変換作業が容易
で、かつ確実になる。また、上記閉操作位置でのローラ
は、弾性チューブを押しつぶすことにより生じる復元力
によってその位置が保持されることになるため、左官材
料バルブの閉操作において、上記ローラの旋回を閉操作
位置の手前の途中段階で止めることはできず、上記ロー
ラを確実に閉操作位置まで位置変換しなければならな
い。これにより、上記閉操作を途中段階で止めることに
よる左官材料の詰まり発生が確実に防止され、詰まり発
生に伴う維持点検作業の省力化が図られる。
【0009】また、請求項2記載の考案では、上記請求
項1に記載の考案による作用に加えて、左官材料バルブ
の開閉操作に連動してエアーバルブが連動し、また、上
記エアーバルブ内に異物の詰まりなどのトラブルが発生
した場合には、エアーバルブケースが左官材料バルブの
ケースに着脱可能に取付けられているために、上記エア
ーバルブケースを取り外すことにより上記異物の除去が
容易となり、または、上記エアーバルブ自体を交換する
ことにより作業中断時間が短縮化される。
項1に記載の考案による作用に加えて、左官材料バルブ
の開閉操作に連動してエアーバルブが連動し、また、上
記エアーバルブ内に異物の詰まりなどのトラブルが発生
した場合には、エアーバルブケースが左官材料バルブの
ケースに着脱可能に取付けられているために、上記エア
ーバルブケースを取り外すことにより上記異物の除去が
容易となり、または、上記エアーバルブ自体を交換する
ことにより作業中断時間が短縮化される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0011】図1ないし図4は、本考案の一実施例に係
る左官材料用スプレーガンを示し、1は左官材料供給通
路である材料圧送パイプ、2,2aはエアー供給通路で
あるエアーホース、3は上記材料圧送パイプ1に介在さ
れた左官材料バルブ、4は上記エアーホース2,2aの
間に介在されたエアーバルブである。
る左官材料用スプレーガンを示し、1は左官材料供給通
路である材料圧送パイプ、2,2aはエアー供給通路で
あるエアーホース、3は上記材料圧送パイプ1に介在さ
れた左官材料バルブ、4は上記エアーホース2,2aの
間に介在されたエアーバルブである。
【0012】上記材料圧送パイプ1は二つの接続パイプ
5,6を備え、この二つの接続パイプ5,6の間に上記
左官材料バルブ3が介在されている。一方の接続パイプ
5の下流側端部はノズル7aを有するスプレーヘッド7
に接続され、他方の接続パイプ6の上流側端部は材料ホ
ース8を介して図示しないポンプと接続され、このポン
プの駆動により図示しない材料タンクからモルタルや吹
付けタイルなどの左官材料が上記左官材料バルブ3を通
して上記ノズル7aまで圧送されようになっている。
5,6を備え、この二つの接続パイプ5,6の間に上記
左官材料バルブ3が介在されている。一方の接続パイプ
5の下流側端部はノズル7aを有するスプレーヘッド7
に接続され、他方の接続パイプ6の上流側端部は材料ホ
ース8を介して図示しないポンプと接続され、このポン
プの駆動により図示しない材料タンクからモルタルや吹
付けタイルなどの左官材料が上記左官材料バルブ3を通
して上記ノズル7aまで圧送されようになっている。
【0013】上記エアーホース2の下流側端部は上記ス
プレーヘッド5に装着されたエアーノズル9aに、上流
側端部はエアーコック9bを介してエアーバルブ4の下
流側にそれぞれ接続されている。上記エアーバルブ4の
上流側は他のエアーホース2aにより図示しないフロー
スイッチを介してエアー源に接続されている。このエア
ー源からのエアーが上記フロースイッチ及びエアーバル
ブ4を通して上記エアーノズル9aまで供給されて、そ
のエアーノズル9aからノズル7a内に吹出されるよう
になっている。また、上記フロースイッチは、エアーバ
ルブ4が閉状態になって上記エアーホース2a内のエア
ーの流れが止まった場合、そのエアーの流れの停止を検
出して左官材料圧送用のポンプの駆動を停止するように
なっている。
プレーヘッド5に装着されたエアーノズル9aに、上流
側端部はエアーコック9bを介してエアーバルブ4の下
流側にそれぞれ接続されている。上記エアーバルブ4の
上流側は他のエアーホース2aにより図示しないフロー
スイッチを介してエアー源に接続されている。このエア
ー源からのエアーが上記フロースイッチ及びエアーバル
ブ4を通して上記エアーノズル9aまで供給されて、そ
のエアーノズル9aからノズル7a内に吹出されるよう
になっている。また、上記フロースイッチは、エアーバ
ルブ4が閉状態になって上記エアーホース2a内のエア
ーの流れが止まった場合、そのエアーの流れの停止を検
出して左官材料圧送用のポンプの駆動を停止するように
なっている。
【0014】上記左官材料バルブ3は、バルブケース1
0と、合成ゴムなどにより形成された弾性チューブ11
と、支軸12と、この支軸12に支持されたローラ13
とを備える。
0と、合成ゴムなどにより形成された弾性チューブ11
と、支軸12と、この支軸12に支持されたローラ13
とを備える。
【0015】上記バルブケース10には、材料圧送パイ
プ軸X方向の両側の端部10a,10a(図3参照)
に、上記二つの接続パイプ5,6の端部5a,6aが内
嵌されるとともに、これら端部5a,6aと上記両側端
部10a,10aとの間に弾性チューブ11の両側端部
を挟み込んだ状態でナット部材14a,14bにより連
結されている。これにより、左官材料バルブ3及び二つ
の接続パイプ5,6はパイプ軸X及び弾性チューブ11
の管軸が一直線上に合致した状態に保持されるととも
に、上記弾性チューブ11及び二つの接続パイプ5,6
が互いに連通して、上記弾性チューブ11が左官材料供
給通路の一部を構成している。そして、上記弾性チュー
ブ11の上面にはバルブケース10の上部カバー10b
が当接して、上方への変形が規制されている。
プ軸X方向の両側の端部10a,10a(図3参照)
に、上記二つの接続パイプ5,6の端部5a,6aが内
嵌されるとともに、これら端部5a,6aと上記両側端
部10a,10aとの間に弾性チューブ11の両側端部
を挟み込んだ状態でナット部材14a,14bにより連
結されている。これにより、左官材料バルブ3及び二つ
の接続パイプ5,6はパイプ軸X及び弾性チューブ11
の管軸が一直線上に合致した状態に保持されるととも
に、上記弾性チューブ11及び二つの接続パイプ5,6
が互いに連通して、上記弾性チューブ11が左官材料供
給通路の一部を構成している。そして、上記弾性チュー
ブ11の上面にはバルブケース10の上部カバー10b
が当接して、上方への変形が規制されている。
【0016】また、上記弾性チューブ11の下方には、
上記バルブケース10が下方に膨出されて上記支軸12
の収容部10cが形成されているとともに、その収容部
10cの外側方に突出するボス部10dが形成されてい
る。上記支軸12は、上記収容部10C内にスリーブ1
5,15を介して上記パイプ軸Xと直交する水平軸Zの
回りに回転可能に保持されるとともに、その一端部12
aが上記ボス部10dを貫通して外部に突出するように
配置されている。この一端部12aには、ハンドル16
が回り止めされた状態で外嵌され、このハンドル16は
袋ナット16aにより固定されている。また、上記ボス
部10d内に収容された支軸12の軸体部分12bに
は、その外周面に環状の凹溝部12cが形成されるとと
もに、この凹溝部12cの水平軸Z方向両側にOリング
17がそれぞれ外嵌されている。これら二つのOリング
17,17に挟まれた凹溝部12cとボス部12dの内
周面との間に、エアー供給通路の一部を構成する隙間1
8が形成されている。
上記バルブケース10が下方に膨出されて上記支軸12
の収容部10cが形成されているとともに、その収容部
10cの外側方に突出するボス部10dが形成されてい
る。上記支軸12は、上記収容部10C内にスリーブ1
5,15を介して上記パイプ軸Xと直交する水平軸Zの
回りに回転可能に保持されるとともに、その一端部12
aが上記ボス部10dを貫通して外部に突出するように
配置されている。この一端部12aには、ハンドル16
が回り止めされた状態で外嵌され、このハンドル16は
袋ナット16aにより固定されている。また、上記ボス
部10d内に収容された支軸12の軸体部分12bに
は、その外周面に環状の凹溝部12cが形成されるとと
もに、この凹溝部12cの水平軸Z方向両側にOリング
17がそれぞれ外嵌されている。これら二つのOリング
17,17に挟まれた凹溝部12cとボス部12dの内
周面との間に、エアー供給通路の一部を構成する隙間1
8が形成されている。
【0017】また、上記収容部10cの支軸12には、
水平軸Z方向の両側部に半径方向に突出する二つのアー
ム部材12d,12dが一体的に形成され、この二つの
アーム部材12d,12dの先端部にローラ軸体13a
が回り止めされた状態で上記支軸12に平行に取付けら
れている。そして、このローラ軸体13aに上記ローラ
13がスリーブ13bを介して水平軸Zに平行なローラ
軸Wの回りに回転可能に保持されている。
水平軸Z方向の両側部に半径方向に突出する二つのアー
ム部材12d,12dが一体的に形成され、この二つの
アーム部材12d,12dの先端部にローラ軸体13a
が回り止めされた状態で上記支軸12に平行に取付けら
れている。そして、このローラ軸体13aに上記ローラ
13がスリーブ13bを介して水平軸Zに平行なローラ
軸Wの回りに回転可能に保持されている。
【0018】上記ローラ13は、ハンドル16の回転操
作により、支軸12の水平軸Zを中心とする回転軌跡上
を旋回するローラ軸体13aに伴って旋回するととも
に、そのローラ軸体13aの回りを回転自在になってお
り、上記旋回によって、二つの接続パイプ5,6間が遮
断される閉操作位置(図2及び図3に実線で示す状態)
と、その両者5,6が連通される開操作位置(図2及び
図3に二点鎖線で示す状態)との間を位置変換されるよ
うになっている。すなわち、上記閉操作位置では、水平
のパイプ軸Xに対して水平軸Z及びローラ軸Wの軸心が
側面視で鉛直に並ぶように配置され(図3の実線参
照)、ローラ13が弾性チューブ11の下面を上方に向
けて押圧して、上記弾性チューブ11がローラ13と上
部カバー10bとの間に挟まれて押しつぶされる結果、
上記弾性チューブ11の内面同士が密着押圧されて二つ
の接続パイプ5,6間が遮断された状態になる。また、
上記開状態では、上記水平軸Zとローラ軸Wとが側面視
で水平に並ぶように配置され(図3の二点鎖線参照)、
上記ローラ13が上記弾性チューブ11から離される結
果、上記弾性チューブ11は元の円形断面に復元して、
上記二つの接続パイプ5,6が連通された状態になる。
上記支軸12、ローラ13及びハンドル16などによっ
て押圧手段が構成されている。
作により、支軸12の水平軸Zを中心とする回転軌跡上
を旋回するローラ軸体13aに伴って旋回するととも
に、そのローラ軸体13aの回りを回転自在になってお
り、上記旋回によって、二つの接続パイプ5,6間が遮
断される閉操作位置(図2及び図3に実線で示す状態)
と、その両者5,6が連通される開操作位置(図2及び
図3に二点鎖線で示す状態)との間を位置変換されるよ
うになっている。すなわち、上記閉操作位置では、水平
のパイプ軸Xに対して水平軸Z及びローラ軸Wの軸心が
側面視で鉛直に並ぶように配置され(図3の実線参
照)、ローラ13が弾性チューブ11の下面を上方に向
けて押圧して、上記弾性チューブ11がローラ13と上
部カバー10bとの間に挟まれて押しつぶされる結果、
上記弾性チューブ11の内面同士が密着押圧されて二つ
の接続パイプ5,6間が遮断された状態になる。また、
上記開状態では、上記水平軸Zとローラ軸Wとが側面視
で水平に並ぶように配置され(図3の二点鎖線参照)、
上記ローラ13が上記弾性チューブ11から離される結
果、上記弾性チューブ11は元の円形断面に復元して、
上記二つの接続パイプ5,6が連通された状態になる。
上記支軸12、ローラ13及びハンドル16などによっ
て押圧手段が構成されている。
【0019】上記エアーバルブ4は、図5に詳細を示す
ように、両側端に開口した筒状のエアーバルブケース1
9と、このエアーバルブケース19内にその先端開口部
19aに向かって進退可能に保持された棒状の弁体20
と、上記先端開口部19aの内部に収容されたボール2
1とを備える。
ように、両側端に開口した筒状のエアーバルブケース1
9と、このエアーバルブケース19内にその先端開口部
19aに向かって進退可能に保持された棒状の弁体20
と、上記先端開口部19aの内部に収容されたボール2
1とを備える。
【0020】上記エアーバルブケース19は、左官材料
バルブ3のバルブケース10のボス部10dに外側から
Oリング22を介して着脱可能に捩じ込まれており、上
記先端開口部19aを介して隙間18に気密的に連通さ
れている。また、支軸12の軸体部分12bを挟んだ反
対側のボス部10dの部分には、エアーコック9bを介
してエアーホース2が接続される連通孔10eが形成さ
れている。そして、これら連通孔10e、上記隙間18
及びエアーバルブケース19が互いに連通されて、エア
ーホース2と他のエアーホース2aとが連通されてい
る。また、上記エアーバルブケース19の上記先端開口
部19a側の内面にはテーパー面を有する弁座19bが
設けられている。
バルブ3のバルブケース10のボス部10dに外側から
Oリング22を介して着脱可能に捩じ込まれており、上
記先端開口部19aを介して隙間18に気密的に連通さ
れている。また、支軸12の軸体部分12bを挟んだ反
対側のボス部10dの部分には、エアーコック9bを介
してエアーホース2が接続される連通孔10eが形成さ
れている。そして、これら連通孔10e、上記隙間18
及びエアーバルブケース19が互いに連通されて、エア
ーホース2と他のエアーホース2aとが連通されてい
る。また、上記エアーバルブケース19の上記先端開口
部19a側の内面にはテーパー面を有する弁座19bが
設けられている。
【0021】上記弁体20は、棒状の本体部20aと、
上記弁座19bに接触する先端側のテーパー面20b
と、先端ピン部20cとが一体に形成されてなる。上記
本体部20aは、図6に示すように、横断面形状がほぼ
三角形となるように形成されて、その各頂縁部20dが
上記エアーバルブケース19の内面に摺動可能に接触し
て支持されているとともに、隣接する頂縁部20d,2
0dの間と上記エアーバルブケース19の内面との間の
隙間20eによって、上記エアーバルブケース19内に
エアーの通路が形成されている。上記弁体20の基端部
とエアーバルブケース19との間にはコイルスプリング
23が配設され、上記弁体20はこのコイルスプリング
23により上記テーパー面20bが上記弁座19bに接
触する前進方向(図5の上方)に付勢されて、上記先端
ピン部20cは上記ボール21を介して支軸12の凹溝
部12cの周面を押圧するようになっている。
上記弁座19bに接触する先端側のテーパー面20b
と、先端ピン部20cとが一体に形成されてなる。上記
本体部20aは、図6に示すように、横断面形状がほぼ
三角形となるように形成されて、その各頂縁部20dが
上記エアーバルブケース19の内面に摺動可能に接触し
て支持されているとともに、隣接する頂縁部20d,2
0dの間と上記エアーバルブケース19の内面との間の
隙間20eによって、上記エアーバルブケース19内に
エアーの通路が形成されている。上記弁体20の基端部
とエアーバルブケース19との間にはコイルスプリング
23が配設され、上記弁体20はこのコイルスプリング
23により上記テーパー面20bが上記弁座19bに接
触する前進方向(図5の上方)に付勢されて、上記先端
ピン部20cは上記ボール21を介して支軸12の凹溝
部12cの周面を押圧するようになっている。
【0022】また、上記凹溝部12cには、ローラ13
を閉操作位置にした場合に、上記ボール21に相対向す
ることになる位置に、上記ボール21が嵌入する凹穴1
2eが形成されている。このボール21が上記コイルス
プリング23の付勢力によって上記凹穴12eに嵌入し
た弁体20の前進位置(図5に実線で示す位置)でエア
ーバルブ4は閉状態になり、上記ボール21が上記凹穴
12eから凹溝部12cの周面に上記コイルスプリング
23に抗して乗り上げた弁体20の後退位置(図5に一
点鎖線で示す位置)で上記エアーバルブ4は開状態にな
るようになっている。すなわち、上記閉状態では、上記
ボール21の凹穴12eへの嵌入によって弁体20が前
進してテーパー面20bが弁座19aに当接する結果、
エアーバルブ4を挟む二つのエアーホース2,2a間が
遮断されるようになっており、また、上記開状態では、
上記閉状態の弁体20が後退して上記テーパー面20b
が弁座19aから離れる結果、上記二つのエアーホース
2,2aが互いに連通されるようになっている。
を閉操作位置にした場合に、上記ボール21に相対向す
ることになる位置に、上記ボール21が嵌入する凹穴1
2eが形成されている。このボール21が上記コイルス
プリング23の付勢力によって上記凹穴12eに嵌入し
た弁体20の前進位置(図5に実線で示す位置)でエア
ーバルブ4は閉状態になり、上記ボール21が上記凹穴
12eから凹溝部12cの周面に上記コイルスプリング
23に抗して乗り上げた弁体20の後退位置(図5に一
点鎖線で示す位置)で上記エアーバルブ4は開状態にな
るようになっている。すなわち、上記閉状態では、上記
ボール21の凹穴12eへの嵌入によって弁体20が前
進してテーパー面20bが弁座19aに当接する結果、
エアーバルブ4を挟む二つのエアーホース2,2a間が
遮断されるようになっており、また、上記開状態では、
上記閉状態の弁体20が後退して上記テーパー面20b
が弁座19aから離れる結果、上記二つのエアーホース
2,2aが互いに連通されるようになっている。
【0023】次に、上記構成の実施例の作用・効果につ
いて説明する。
いて説明する。
【0024】上記スプレーガンを用いて左官材料の吹付
けを行うには、左官材料バルブ3及びエアーバルブ4を
それぞれ開状態にしてから、左官材料圧送用ポンプを駆
動させる。上記左官材料バルブ3及びエアーバルブ4を
開状態にするには、ハンドル16の回転操作により支軸
12を回転させて、ローラ13を開操作位置まで旋回さ
せればよい。これにより、上記ローラ13は弾性チュー
ブ11から離れて二つの接続パイプ5,6間が連通状態
になるとともに、上記支軸12の回転に伴いエアーバル
ブ4のボール21が凹溝部12cの周面に乗り上げるた
めに、弁体20が後退位置に保持されてエアーバルブ4
を挟んだ二つのエアーホース2,2a間が連通状態にな
る。そして、上記左官材料がスプレーヘッド7まで圧送
され、この左官材料がエアーノズル9aから吹出される
エアーによりノズル7aから吹付け対象に向かって吹付
けられる。
けを行うには、左官材料バルブ3及びエアーバルブ4を
それぞれ開状態にしてから、左官材料圧送用ポンプを駆
動させる。上記左官材料バルブ3及びエアーバルブ4を
開状態にするには、ハンドル16の回転操作により支軸
12を回転させて、ローラ13を開操作位置まで旋回さ
せればよい。これにより、上記ローラ13は弾性チュー
ブ11から離れて二つの接続パイプ5,6間が連通状態
になるとともに、上記支軸12の回転に伴いエアーバル
ブ4のボール21が凹溝部12cの周面に乗り上げるた
めに、弁体20が後退位置に保持されてエアーバルブ4
を挟んだ二つのエアーホース2,2a間が連通状態にな
る。そして、上記左官材料がスプレーヘッド7まで圧送
され、この左官材料がエアーノズル9aから吹出される
エアーによりノズル7aから吹付け対象に向かって吹付
けられる。
【0025】そして、上記吹付けを中断、もしくは停止
する場合は、上記ハンドル16を図1に実線で示す閉操
作位置まで反時計方向に回転操作して上記左官材料バル
ブ3を閉状態にすればよい。このハンドル16の回転操
作により、支軸12が水平軸Z回りに図3の反時計方向
に回転して、上記ローラ13が上記水平軸Zを中心とす
る回転軌跡上を上記半時計方向に閉操作位置まで旋回す
る。これにより、上記ローラ13は上記弾性チューブ1
1を上部カバー10bとの間に挟み込んで押しつぶすた
めに、上記弾性チューブ11を挟む二つの接続パイプ
5,6間が遮断されて左官材料のスプレーヘッド7への
供給が停止される。
する場合は、上記ハンドル16を図1に実線で示す閉操
作位置まで反時計方向に回転操作して上記左官材料バル
ブ3を閉状態にすればよい。このハンドル16の回転操
作により、支軸12が水平軸Z回りに図3の反時計方向
に回転して、上記ローラ13が上記水平軸Zを中心とす
る回転軌跡上を上記半時計方向に閉操作位置まで旋回す
る。これにより、上記ローラ13は上記弾性チューブ1
1を上部カバー10bとの間に挟み込んで押しつぶすた
めに、上記弾性チューブ11を挟む二つの接続パイプ
5,6間が遮断されて左官材料のスプレーヘッド7への
供給が停止される。
【0026】この際、ハンドル16は図1の反時計方向
にこれ以上回転しないようにストッパー16bによって
止められ、しかも、上記弾性チューブ11の遮断部より
上流側(図1の右側)が高圧となって、その圧力がロー
ラ13を介して上記ハンドル16を上記反時計方向に作
用するために、上記ハンドル16は閉操作位置に保持さ
れる。さらに、上記弾性チューブ11の変形に伴う引張
り復元力が上記ローラ13を介して支軸12に鉛直に作
用するため、この引張り復元力によっても上記ローラ1
3は上記閉操作位置に保持される。すなわち、上記ハン
ドル16の回転操作を閉操作位置の手前の途中段階で停
止しても、その位置が保持できないため、上記ハンドル
16の閉回転操作は、開操作位置から必ず上記閉操作位
置まで行う必要がある。このため、上記吹付けの停止操
作においては、確実に左官材料バルブ3を全閉状態にす
ることができ、半開き状態などの途中段階で回転操作を
停止することによる左官材料の固結、詰まりなどの発生
を確実に防止することができる。
にこれ以上回転しないようにストッパー16bによって
止められ、しかも、上記弾性チューブ11の遮断部より
上流側(図1の右側)が高圧となって、その圧力がロー
ラ13を介して上記ハンドル16を上記反時計方向に作
用するために、上記ハンドル16は閉操作位置に保持さ
れる。さらに、上記弾性チューブ11の変形に伴う引張
り復元力が上記ローラ13を介して支軸12に鉛直に作
用するため、この引張り復元力によっても上記ローラ1
3は上記閉操作位置に保持される。すなわち、上記ハン
ドル16の回転操作を閉操作位置の手前の途中段階で停
止しても、その位置が保持できないため、上記ハンドル
16の閉回転操作は、開操作位置から必ず上記閉操作位
置まで行う必要がある。このため、上記吹付けの停止操
作においては、確実に左官材料バルブ3を全閉状態にす
ることができ、半開き状態などの途中段階で回転操作を
停止することによる左官材料の固結、詰まりなどの発生
を確実に防止することができる。
【0027】そして、上記左官材料バルブ3を閉状態に
するハンドル16の回転操作に伴い、エアーバルブ4の
ボール21が支軸12の凹溝12cの周面を転動し、上
記ローラ13が閉操作位置に至ると、上記ボール21が
凹穴12eに嵌入して弁体20が前進位置まで前進す
る。この前進作動によって、上記弁体20のテーパー面
20bが弁座19bに当接するため、上記エアーバルブ
4をも上記左官材料バルブ3の閉操作に連動させて閉状
態にすることができる。そして、エアーホース2a内の
エアー流の停止がフロースイッチにより検出されて、左
官材料圧送用のポンプの駆動が停止される。
するハンドル16の回転操作に伴い、エアーバルブ4の
ボール21が支軸12の凹溝12cの周面を転動し、上
記ローラ13が閉操作位置に至ると、上記ボール21が
凹穴12eに嵌入して弁体20が前進位置まで前進す
る。この前進作動によって、上記弁体20のテーパー面
20bが弁座19bに当接するため、上記エアーバルブ
4をも上記左官材料バルブ3の閉操作に連動させて閉状
態にすることができる。そして、エアーホース2a内の
エアー流の停止がフロースイッチにより検出されて、左
官材料圧送用のポンプの駆動が停止される。
【0028】また、左官材料バルブ3において、左官材
料は弾性チューブ11の内部を通り、上記左官材料と、
ローラ13や支軸12が収容された収容部10c及びエ
アーバルブ4が装着されたボス部10dとは、上記弾性
チューブ11によって、完全に分離、遮断されているた
めに、上記ローラ13や支軸12の回転摺動面に左官材
料が侵入することはなく、この左官材料の侵入によるト
ラブルの発生を確実に防止することができる。このた
め、上記トラブル発生による吹付け作業の中断の発生、
及び分解、洗浄などの維持点検作業などなくすことがで
き、これらの問題を解消することができる。
料は弾性チューブ11の内部を通り、上記左官材料と、
ローラ13や支軸12が収容された収容部10c及びエ
アーバルブ4が装着されたボス部10dとは、上記弾性
チューブ11によって、完全に分離、遮断されているた
めに、上記ローラ13や支軸12の回転摺動面に左官材
料が侵入することはなく、この左官材料の侵入によるト
ラブルの発生を確実に防止することができる。このた
め、上記トラブル発生による吹付け作業の中断の発生、
及び分解、洗浄などの維持点検作業などなくすことがで
き、これらの問題を解消することができる。
【0029】さらに、上記エアーバルブ4は、エアーバ
ルブケース19が左官材料バルブ3のバルブケース10
に対して捩じ込まれて着脱可能になっているために、エ
アー内に混入した異物により上記エアーバルブケース1
9内のエアーの通路が詰まった場合でも、上記エアーバ
ルブケース19を取り外すことにより、その分解、清掃
作業を容易に行うことができる。また、上記エアーバル
ブ4が着脱可能であるために、上記詰まりが発生した場
合には、その詰まったエアーバルブ4を他のエアーバル
ブ4に交換することにより、吹付け作業の中断時間の短
縮化を図ることができる。
ルブケース19が左官材料バルブ3のバルブケース10
に対して捩じ込まれて着脱可能になっているために、エ
アー内に混入した異物により上記エアーバルブケース1
9内のエアーの通路が詰まった場合でも、上記エアーバ
ルブケース19を取り外すことにより、その分解、清掃
作業を容易に行うことができる。また、上記エアーバル
ブ4が着脱可能であるために、上記詰まりが発生した場
合には、その詰まったエアーバルブ4を他のエアーバル
ブ4に交換することにより、吹付け作業の中断時間の短
縮化を図ることができる。
【0030】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、以下に列挙する種々の態様を包含するもの
である。
のではなく、以下に列挙する種々の態様を包含するもの
である。
【0031】上記実施例では、弾性チューブ11の下方
にローラ13や支軸12を配置しているが、これに限ら
ず、例えば、上下を逆転したり、左右に配置したりして
もよい。
にローラ13や支軸12を配置しているが、これに限ら
ず、例えば、上下を逆転したり、左右に配置したりして
もよい。
【0032】上記実施例では、弾性チューブ11を上部
カバー10bとローラ13との間で押しつぶすようにし
ているが、これに限らず、例えばローラ及び支軸の組み
合わせを弾性チューブを挟んで上下両側のそれぞれに、
あるいは左右両側のそれぞれに設けて、一対のローラ間
で押しつぶすようにしてもよい。
カバー10bとローラ13との間で押しつぶすようにし
ているが、これに限らず、例えばローラ及び支軸の組み
合わせを弾性チューブを挟んで上下両側のそれぞれに、
あるいは左右両側のそれぞれに設けて、一対のローラ間
で押しつぶすようにしてもよい。
【0033】上記実施例では、押圧手段であるローラの
開操作位置を、ローラが弾性チューブから離れた位置に
しているが、これに限らず、弾性チューブを通した左官
材料の圧送に支障がない範囲で上記ローラが弾性チュー
ブに当接している位置をも本考案に含まれるものとす
る。
開操作位置を、ローラが弾性チューブから離れた位置に
しているが、これに限らず、弾性チューブを通した左官
材料の圧送に支障がない範囲で上記ローラが弾性チュー
ブに当接している位置をも本考案に含まれるものとす
る。
【0034】上記実施例では、合成ゴム製の弾性チュー
ブを用いているが、これに限らず、押しつぶされた状態
に繰り返しの変形が可能な素材により形成されたもので
あればよく、例えば、合成ゴムとは異なる他の合成樹脂
製のものでもよい。
ブを用いているが、これに限らず、押しつぶされた状態
に繰り返しの変形が可能な素材により形成されたもので
あればよく、例えば、合成ゴムとは異なる他の合成樹脂
製のものでもよい。
【0035】また、以下に列挙する技術を左官材料用ス
プレーガンに対し適用することも可能である。
プレーガンに対し適用することも可能である。
【0036】上記実施例では、ローラの開操作位置と閉
操作位置との位置変換を旋回運動により行っているが、
例えば弾性チューブに対して圧着する方向に上記ローラ
を直線往復運動させることにより上記位置変換が行われ
るように構成することも可能である。
操作位置との位置変換を旋回運動により行っているが、
例えば弾性チューブに対して圧着する方向に上記ローラ
を直線往復運動させることにより上記位置変換が行われ
るように構成することも可能である。
【0037】上記実施例では、押圧手段としてローラを
利用しているが、例えば単なる棒状部材、あるいは先端
縁が一直線状に形成された板状部材などを利用すること
も可能である。
利用しているが、例えば単なる棒状部材、あるいは先端
縁が一直線状に形成された板状部材などを利用すること
も可能である。
【0038】上記実施例では、ローラの閉操作位置の保
持を弾性チューブの引っ張り復元力により行わせている
が、例えば係合手段などにより上記保持を行なわせるよ
うに構成することも可能である。
持を弾性チューブの引っ張り復元力により行わせている
が、例えば係合手段などにより上記保持を行なわせるよ
うに構成することも可能である。
【0039】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載の考
案における左官材料用スプレーガンによれば、押圧手段
が回転ローラにより構成されているために、上記弾性チ
ューブを押しつぶす閉操作を容易に行うことができる。
しかも、そのローラを弾性チューブの変形に伴う復元力
により閉操作位置に確実に保持することができる一方、
必ず所定の閉操作位置まで旋回操作を行わなければなら
ないため、閉操作途中でローラの位置変換操作を止める
ことにより生ずる詰まりの発生を確実に防止することが
できる。
案における左官材料用スプレーガンによれば、押圧手段
が回転ローラにより構成されているために、上記弾性チ
ューブを押しつぶす閉操作を容易に行うことができる。
しかも、そのローラを弾性チューブの変形に伴う復元力
により閉操作位置に確実に保持することができる一方、
必ず所定の閉操作位置まで旋回操作を行わなければなら
ないため、閉操作途中でローラの位置変換操作を止める
ことにより生ずる詰まりの発生を確実に防止することが
できる。
【0040】また、請求項2記載の考案によれば、上記
請求項1に記載の考案による効果に加えて、エアーバル
ブが左官材料バルブのバルブケースに着脱可能に取付け
られているために、上記エアーバルブ内に詰まりなどの
トラブルが発生しても、そのトラブルを容易に解消する
ことができ、作業中断時間の短縮化を図ることができ
る。
請求項1に記載の考案による効果に加えて、エアーバル
ブが左官材料バルブのバルブケースに着脱可能に取付け
られているために、上記エアーバルブ内に詰まりなどの
トラブルが発生しても、そのトラブルを容易に解消する
ことができ、作業中断時間の短縮化を図ることができ
る。
【図1】この考案の実施例を示す一部切り欠き側面図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−A線における拡大断面図である。
【図3】図2のB−B線における断面図である。
【図4】図2のC−C線における断面図である。
【図5】図4におけるエアーバルブの拡大図である。
【図6】図5のD−D線における断面図である。
1 材料圧送パイプ(左官材料供給通路) 2,2a エアーホース(エアー供給通路) 3 左官材料バルブ 4 エアーバルブ 5,6 接続パイプ(左官材料供給通路) 7a スプレーノズル 10 左官材料バルブのバルブケース 11 弾性チューブ 12 支軸(押圧手段) 12d アーム部材(押圧手段) 13 ローラ(押圧手段) 16 ハンドル 19 エアーバルブケース X パイプ軸(弾性チューブの管軸) Z 水平軸(支軸の軸) W ローラ軸(支軸の軸に平行な軸)
Claims (2)
- 【請求項1】 スプレーノズルに左官材料を圧送する左
官材料供給通路と、上記左官材料供給通路を開閉する左
官材料バルブとを備え、上記左官材料バルブは、バルブ
ケース内に配設されて上記左官材料供給通路の一部を形
成する弾性チューブと、この弾性チューブを外側から押
しつぶす押圧手段とを備え、上記押圧手段は、上記弾性
チューブを外側から押しつぶしてこの弾性チューブの内
部を遮断する閉操作位置と、上記弾性チューブから離れ
た開操作位置との間を位置変換可能に設けられている左
官材料用スプレーガンにおいて、 上記押圧手段は、上記弾性チューブと所定距離隔てた位
置でその管軸に直交する方向に延びかつ上記バルブケー
スに回転可能に支持された支軸と、バルブケース外に延
出された上記支軸の端部に取付けられ、この支軸を回転
させるハンドルと、上記支軸にアーム部材を介して取付
けられ、上記支軸の回転により上記弾性チューブを押し
つぶす方向に旋回するローラとから構成され、 上記閉操作位置では、上記支軸及び上記ローラのそれぞ
れの軸心が、弾性チューブからの復元力の作用方向に並
ぶように配置されている ことを特徴とする左官材料用ス
プレーガン。 - 【請求項2】 左官材料バルブの開閉に連動して開閉す
るエアーバルブを有しており、このエアーバルブのバル
ブケースが上記左官材料バルブのバルブケースに着脱可
能に取付けられている請求項1記載の左官材料用スプレ
ーガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991099184U JP2544038Y2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 左官材料用スプレーガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991099184U JP2544038Y2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 左官材料用スプレーガン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0547201U JPH0547201U (ja) | 1993-06-22 |
JP2544038Y2 true JP2544038Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=14240567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991099184U Expired - Fee Related JP2544038Y2 (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 左官材料用スプレーガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544038Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5314617Y2 (ja) * | 1975-08-15 | 1978-04-18 |
-
1991
- 1991-12-02 JP JP1991099184U patent/JP2544038Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0547201U (ja) | 1993-06-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |