JP2543980B2 - 石膏ボ―ドの製造方法 - Google Patents
石膏ボ―ドの製造方法Info
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Description
「産業上の利用分野」 本発明は、石膏を芯材として両面をボード用原紙で被
覆してなる石膏ボードの製造方法に関するものである。 「従来の技術」 一般に、一戸建てプレハブ住宅等の工業化住宅では、
その躯体や外装および内装関係の部材等を規格化するこ
とによって現場での施工作業の簡略化が図られている
が、工業化住宅の内装については、現場での大工作業に
任せている場合が多く、一般には、躯体程プレハブ化、
部品化が進展していないのが実状である。したがって、
床、天井、間仕切といった部位は、下地をパネル化して
いるケースにとどまり、さらにその内装関係のプレハブ
化に対しては、従来よりその開発が待たれていた。 ところで、このような一戸建てプレハブ住宅等の内装
には、たとえば壁パネルの内面に貼られるような内装下
地を形成する建材ボードや、建具枠、額縁といった造作
部品あるいはクロスのような壁の仕上材等があるが、中
でも内装下地となる建材ボードは、現場での施工が大掛
かりなものとなるため、そのプレハブ化に対する要望が
大きかった。 従来、内装下地を形成する建材ボードには、種々の素
材のものが利用されているが、中でも石膏板の両面に厚
紙をサンドイッチ状に接着させた石膏ボードは、高い防
火性と、良好な遮音性、寸法安定性をもち、施工性に優
れ、なおかつ、安価であるといった利点をもつため、従
来より建築用の内装材料などとして広く用いられてい
る。 第8図ないし第11図は建築物の内装下地に石膏ボード
を利用した従来例を示すもので、これらは通常現場施工
で行なわれ、たとえば第9図に示すような玄関部位Aの
コーナー部では、外壁パネル1,2に貼る石膏ボード3に
いわゆる勝ち負けを作りコーナー部の入隅を収めるよう
にしている。すなわち、ドア枠4が取り付けられる一方
の外壁パネル1の内面には、この内面全面を覆う石膏ボ
ード3が貼られ、他方の外壁パネル2の内面には、外壁
パネル1の石膏ボード3を避けるようにして石膏ボード
3が貼られるものである。 また、第10図に示すような戸袋を形成する間仕切壁の
部位Bでも、第9図に示す構造と同様に、石膏ボード3
にいわゆる勝ち負けを作りコーナー部の入隅を収めるよ
うにしている。図示例では、戸袋の両側面を形成する間
仕切パネル4の内面全面にそれぞれ石膏ボード3が貼ら
れ、戸袋の奥面を形成する間仕切パネル5には戸袋両面
の石膏ボード3の干渉を除くようにして石膏ボード3が
貼られる。なお、間仕切壁のコーナー部では、コーナー
部の一方を形成する間仕切パネル6の両面にそれぞれ石
膏ボード3が貼られ、この間仕切パネル6の端面が突き
当たる間仕切パネル7の入隅側内面には間仕切パネル6
の石膏ボード3の干渉を除くようにして石膏ボード3が
貼られるとともに、出隅側全面には間仕切パネル7の外
面を覆うようにして石膏ボード3が貼られる。 一方、第11図に示すような外壁と間仕切壁との部位C
では、間仕切壁を形成する間仕切パネル8の両面全面に
石膏ボード3が貼られ、この間仕切パネル8の端面が突
き当たる外壁パネル9Aには、間仕切パネル8による突き
当たり部の干渉を避けるようにして石膏ボード3が貼ら
れる。なお、図示例では、間仕切パネル8の突き当たら
ない外壁パネル9Bには、間仕切パネル1と同様にその内
面全面を覆うようにして石膏ボード3が貼られた構造と
なっている。 「発明が解決しようとする課題」 ところで、従来、内装下地を形成する石膏ボード3は
現場で石膏ボード3を貼る部位に対応してカットし、パ
ネルに貼る作業をしているので、その施工に手間がかか
り、工期短縮を図ることができなかった。 特に石膏ボード3を現場でカットした場合には、現場
に石膏ボード3のごみが出る上、石膏ボードの品質を維
持するのが難しいといった問題点があり、また、このよ
うな石膏ボード3を予め工場生産した場合には、貼る部
位に対応させたあらゆる大きさ種類の石膏ボードを用意
しなければならないので、コスト的に不満が生じるとい
った難点があった。 このため、近年においては、石膏ボード3と躯体を形
成するパネルとを一体化してプレハブ化することが提案
されているが、この場合には、パネルに貼る石膏ボード
3のいわるゆ勝ち負けの組み合わせを考えて、パネルを
製作しなければならず、この結果、パネル自身の種類も
増え、現場でのパネルと取付順序等が複雑化し、施工効
率が低下するといった新たな問題点が生じてしまう。 そこで本発明者は、このような従来の難点を解決すべ
く鋭意研究した結果、たとえば第12図および第13図に示
すように、パネルに貼る石膏ボード3の端面3aを45゜の
角度を持ったテーパ状に成形しておけば、石膏ボード3
の勝ち負けを考えることなく、コーナー部においてパネ
ルどうしを容易に接合することができる、との考えに至
った。 ところが、現在のところ、このようなテーパをもった
石膏ボードの有効適切な製造方法は提供されていないの
が実状であり、その方法の開発が望まれていた。 本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、
その目的とするところは、端面にテーパをもった石膏ボ
ードを製造するための有効適切な方法を提供することを
目的とするものである。 「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するために本発明は、石膏の原液を
混合するミキサーに向け、第1のボード用原紙を送り出
し、このボード用原紙の上にミキサーからスラリー状の
石膏原液を供給したあと、この石膏原液の上から第2の
ボード用原紙を送り出して、石膏部分を上下よりサンド
イッチ状にはさみこみ、さらに、この第2のボード用原
紙の上から成型ローラで加圧しつつ石膏ボードを成型
し、石膏部分を硬化させて石膏ボードを製造する方法に
おいて、第1のボード用原紙を送り出す際に、第1のボ
ード用原紙の幅方向両側の少なくとも一方の縁部にすじ
付けグラインダにてボード用原紙の送り出し方向に沿っ
て折曲げ用のすじを複数条つけ、前記ミキサーに向け第
1のボード用原紙を送り出しつつ、すじ付けグラインダ
でつけたすじを基準にボード用原紙の縁部を折り返して
該縁部にテーパ面を形成することを特徴とするものであ
る。 「作用」 本発明にかかる石膏ボードの製造方法によれば、第1
のボード用原紙がミキサーに向け送り出される際に、す
じ付けグラインダによりボード用原紙の縁部に長手方向
に沿って複数条のすじがつけられ、これらのすじを基準
に第1のボード用原紙が送り出されるときに、この第1
のボード用原紙の縁部が折り返されて該縁部にテーパ面
が形成されるので、ミキサーから石膏原液が第1のボー
ド用原紙の上に供給されると、石膏原液は、ボード原紙
の折り返し部に沿って充填されて硬化され、この結果、
端部がテーパとなった石膏ボードが容易に製造されるこ
とになる。 「実施例」 以下、本発明の実施例を第1図ないし第6図を参照し
て説明する。 第1図はこの石膏ボードの製造方法に用いられる製造
装置の概略を示す図であり、図中符号10が原料石膏Sを
乾燥させるためのドライヤーであり、このドライヤー10
の下方にはベルトコンベア12が配置され、乾燥させた原
料石膏Sを焼成炉13に移送するように構成されており、
また、この焼成炉13のあとには粉砕機14、貯蔵サイロ15
がそれぞれ配置されている。また、図中符号16は貯蔵サ
イロ15に貯蔵された原料石膏Sをミキサー17に向けて送
る輸送機であり原料石膏Sの自動秤量機16a、ベルトコ
ンベア16bおよびスクリューコンベア16c等を主体として
構成され、また、その移送途中で、混和剤、添加剤がそ
れぞれそれらの自動秤量機18を介して添加されるように
なっている。 一方、図中符号20は第1のボード用原紙21を巻いたロ
ール、符号21は第2のボード用原紙23を巻いたロールで
あり、各ボード用原紙21,23はそれぞれ第1および第2
の成型ローラ24A,24Bを介してベルトコンベア25の移送
方向に送出されるように構成されている。そして、本発
明においては、ミキサー17と第1の成型ローラ24Aとの
間にすじ付けグラインダ26が配置され、ミキサー17に向
け送られてきた第1のボード用原紙21の縁部にボード用
原紙21の送り出し方向(長手方向)に沿って折り曲げ用
のすじを複数条つけるように配慮されている。 また、ベルトコンベア25の前進位置には、成型ローラ
24Bによって所定の厚さに成型された石膏ボードを切断
するカッタ27が配置され、さらにその前進位置には、石
膏ボード3の乾燥機28が設けられている。なお、乾燥機
28により乾燥された石膏ボード3はさらにボードの裁断
機29により所定の大きさに裁断され、製品として出荷さ
れるようになっている。 次ぎに、前記の構成にかかる石膏ボードの製造装置を
用いて実際に石膏ボードを製造する方法について、第2
図を参照しつつ工程順に説明する。
覆してなる石膏ボードの製造方法に関するものである。 「従来の技術」 一般に、一戸建てプレハブ住宅等の工業化住宅では、
その躯体や外装および内装関係の部材等を規格化するこ
とによって現場での施工作業の簡略化が図られている
が、工業化住宅の内装については、現場での大工作業に
任せている場合が多く、一般には、躯体程プレハブ化、
部品化が進展していないのが実状である。したがって、
床、天井、間仕切といった部位は、下地をパネル化して
いるケースにとどまり、さらにその内装関係のプレハブ
化に対しては、従来よりその開発が待たれていた。 ところで、このような一戸建てプレハブ住宅等の内装
には、たとえば壁パネルの内面に貼られるような内装下
地を形成する建材ボードや、建具枠、額縁といった造作
部品あるいはクロスのような壁の仕上材等があるが、中
でも内装下地となる建材ボードは、現場での施工が大掛
かりなものとなるため、そのプレハブ化に対する要望が
大きかった。 従来、内装下地を形成する建材ボードには、種々の素
材のものが利用されているが、中でも石膏板の両面に厚
紙をサンドイッチ状に接着させた石膏ボードは、高い防
火性と、良好な遮音性、寸法安定性をもち、施工性に優
れ、なおかつ、安価であるといった利点をもつため、従
来より建築用の内装材料などとして広く用いられてい
る。 第8図ないし第11図は建築物の内装下地に石膏ボード
を利用した従来例を示すもので、これらは通常現場施工
で行なわれ、たとえば第9図に示すような玄関部位Aの
コーナー部では、外壁パネル1,2に貼る石膏ボード3に
いわゆる勝ち負けを作りコーナー部の入隅を収めるよう
にしている。すなわち、ドア枠4が取り付けられる一方
の外壁パネル1の内面には、この内面全面を覆う石膏ボ
ード3が貼られ、他方の外壁パネル2の内面には、外壁
パネル1の石膏ボード3を避けるようにして石膏ボード
3が貼られるものである。 また、第10図に示すような戸袋を形成する間仕切壁の
部位Bでも、第9図に示す構造と同様に、石膏ボード3
にいわゆる勝ち負けを作りコーナー部の入隅を収めるよ
うにしている。図示例では、戸袋の両側面を形成する間
仕切パネル4の内面全面にそれぞれ石膏ボード3が貼ら
れ、戸袋の奥面を形成する間仕切パネル5には戸袋両面
の石膏ボード3の干渉を除くようにして石膏ボード3が
貼られる。なお、間仕切壁のコーナー部では、コーナー
部の一方を形成する間仕切パネル6の両面にそれぞれ石
膏ボード3が貼られ、この間仕切パネル6の端面が突き
当たる間仕切パネル7の入隅側内面には間仕切パネル6
の石膏ボード3の干渉を除くようにして石膏ボード3が
貼られるとともに、出隅側全面には間仕切パネル7の外
面を覆うようにして石膏ボード3が貼られる。 一方、第11図に示すような外壁と間仕切壁との部位C
では、間仕切壁を形成する間仕切パネル8の両面全面に
石膏ボード3が貼られ、この間仕切パネル8の端面が突
き当たる外壁パネル9Aには、間仕切パネル8による突き
当たり部の干渉を避けるようにして石膏ボード3が貼ら
れる。なお、図示例では、間仕切パネル8の突き当たら
ない外壁パネル9Bには、間仕切パネル1と同様にその内
面全面を覆うようにして石膏ボード3が貼られた構造と
なっている。 「発明が解決しようとする課題」 ところで、従来、内装下地を形成する石膏ボード3は
現場で石膏ボード3を貼る部位に対応してカットし、パ
ネルに貼る作業をしているので、その施工に手間がかか
り、工期短縮を図ることができなかった。 特に石膏ボード3を現場でカットした場合には、現場
に石膏ボード3のごみが出る上、石膏ボードの品質を維
持するのが難しいといった問題点があり、また、このよ
うな石膏ボード3を予め工場生産した場合には、貼る部
位に対応させたあらゆる大きさ種類の石膏ボードを用意
しなければならないので、コスト的に不満が生じるとい
った難点があった。 このため、近年においては、石膏ボード3と躯体を形
成するパネルとを一体化してプレハブ化することが提案
されているが、この場合には、パネルに貼る石膏ボード
3のいわるゆ勝ち負けの組み合わせを考えて、パネルを
製作しなければならず、この結果、パネル自身の種類も
増え、現場でのパネルと取付順序等が複雑化し、施工効
率が低下するといった新たな問題点が生じてしまう。 そこで本発明者は、このような従来の難点を解決すべ
く鋭意研究した結果、たとえば第12図および第13図に示
すように、パネルに貼る石膏ボード3の端面3aを45゜の
角度を持ったテーパ状に成形しておけば、石膏ボード3
の勝ち負けを考えることなく、コーナー部においてパネ
ルどうしを容易に接合することができる、との考えに至
った。 ところが、現在のところ、このようなテーパをもった
石膏ボードの有効適切な製造方法は提供されていないの
が実状であり、その方法の開発が望まれていた。 本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、
その目的とするところは、端面にテーパをもった石膏ボ
ードを製造するための有効適切な方法を提供することを
目的とするものである。 「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するために本発明は、石膏の原液を
混合するミキサーに向け、第1のボード用原紙を送り出
し、このボード用原紙の上にミキサーからスラリー状の
石膏原液を供給したあと、この石膏原液の上から第2の
ボード用原紙を送り出して、石膏部分を上下よりサンド
イッチ状にはさみこみ、さらに、この第2のボード用原
紙の上から成型ローラで加圧しつつ石膏ボードを成型
し、石膏部分を硬化させて石膏ボードを製造する方法に
おいて、第1のボード用原紙を送り出す際に、第1のボ
ード用原紙の幅方向両側の少なくとも一方の縁部にすじ
付けグラインダにてボード用原紙の送り出し方向に沿っ
て折曲げ用のすじを複数条つけ、前記ミキサーに向け第
1のボード用原紙を送り出しつつ、すじ付けグラインダ
でつけたすじを基準にボード用原紙の縁部を折り返して
該縁部にテーパ面を形成することを特徴とするものであ
る。 「作用」 本発明にかかる石膏ボードの製造方法によれば、第1
のボード用原紙がミキサーに向け送り出される際に、す
じ付けグラインダによりボード用原紙の縁部に長手方向
に沿って複数条のすじがつけられ、これらのすじを基準
に第1のボード用原紙が送り出されるときに、この第1
のボード用原紙の縁部が折り返されて該縁部にテーパ面
が形成されるので、ミキサーから石膏原液が第1のボー
ド用原紙の上に供給されると、石膏原液は、ボード原紙
の折り返し部に沿って充填されて硬化され、この結果、
端部がテーパとなった石膏ボードが容易に製造されるこ
とになる。 「実施例」 以下、本発明の実施例を第1図ないし第6図を参照し
て説明する。 第1図はこの石膏ボードの製造方法に用いられる製造
装置の概略を示す図であり、図中符号10が原料石膏Sを
乾燥させるためのドライヤーであり、このドライヤー10
の下方にはベルトコンベア12が配置され、乾燥させた原
料石膏Sを焼成炉13に移送するように構成されており、
また、この焼成炉13のあとには粉砕機14、貯蔵サイロ15
がそれぞれ配置されている。また、図中符号16は貯蔵サ
イロ15に貯蔵された原料石膏Sをミキサー17に向けて送
る輸送機であり原料石膏Sの自動秤量機16a、ベルトコ
ンベア16bおよびスクリューコンベア16c等を主体として
構成され、また、その移送途中で、混和剤、添加剤がそ
れぞれそれらの自動秤量機18を介して添加されるように
なっている。 一方、図中符号20は第1のボード用原紙21を巻いたロ
ール、符号21は第2のボード用原紙23を巻いたロールで
あり、各ボード用原紙21,23はそれぞれ第1および第2
の成型ローラ24A,24Bを介してベルトコンベア25の移送
方向に送出されるように構成されている。そして、本発
明においては、ミキサー17と第1の成型ローラ24Aとの
間にすじ付けグラインダ26が配置され、ミキサー17に向
け送られてきた第1のボード用原紙21の縁部にボード用
原紙21の送り出し方向(長手方向)に沿って折り曲げ用
のすじを複数条つけるように配慮されている。 また、ベルトコンベア25の前進位置には、成型ローラ
24Bによって所定の厚さに成型された石膏ボードを切断
するカッタ27が配置され、さらにその前進位置には、石
膏ボード3の乾燥機28が設けられている。なお、乾燥機
28により乾燥された石膏ボード3はさらにボードの裁断
機29により所定の大きさに裁断され、製品として出荷さ
れるようになっている。 次ぎに、前記の構成にかかる石膏ボードの製造装置を
用いて実際に石膏ボードを製造する方法について、第2
図を参照しつつ工程順に説明する。
原料検査および品質検査の終わった原料石膏Sは、ド
ライヤー10の内部で熱風(100℃前後)により乾燥させ
られ水分が取り除かれる。そして、乾燥された原料石膏
Sは、自動秤量機によって計量されつつ焼成炉13に送ら
れ、炉内温度170℃〜180℃程度で3〜4時間焼成され
る。 その後、焼成された原料石膏Sは、粉砕機14によって
微粒子状に粉砕され、貯蔵サイロ15に貯蔵される。
ライヤー10の内部で熱風(100℃前後)により乾燥させ
られ水分が取り除かれる。そして、乾燥された原料石膏
Sは、自動秤量機によって計量されつつ焼成炉13に送ら
れ、炉内温度170℃〜180℃程度で3〜4時間焼成され
る。 その後、焼成された原料石膏Sは、粉砕機14によって
微粒子状に粉砕され、貯蔵サイロ15に貯蔵される。
貯蔵サイロ15に貯蔵された原料石膏Sは、ボードの成
型に必要な量だけベルトコンベア16b、スクリューコン
ベア16cによりミキサー17に向け送られ、その途中でボ
ードの成型に必要な混和剤、添加剤が混合される。そし
て、ミキサー17では、原料石膏Sと混和剤とが水を介し
てペースト状に混ぜ合わされる。 ロール20よりミキサー17に向け送られた第1のボード
用原紙21は、その途中ですじ付けグラインダ26によりそ
の幅方向の少なくとも一方の縁部にすじが付けられ、そ
の移動とともに、すじ付けグラインダによりつけられた
すじを基準に折り返されて、所定のテーパに保持され
る。この工程は、たとえば、第3図および第4図に示す
ようにして行なわれる。すなわち、すじ付けグラインダ
26に向け送りだされた第1のボード用原紙21は、第3図
に示すように、すじ付けグラインダ26によって2条のす
じ21a,21bが付けられ、その移動途中で第4図イに示す
ように折り返されて、所定のテーパ状に保持されるので
ある。なお、ボード用原紙は300g/cm2程度のものが用い
られる。 そして、このようにして縁部が折り返された第1のボ
ード用原紙21は、ミキサー17まで送られ、この上にミキ
サー17からペースト状の石膏の原液が供給される。ミキ
サー17より供給された石膏の原液は、第4図に示すよう
に、第1のボード用原紙21の折り返し部に沿って充填さ
れ、硬化されて行き、その上に第2のボード用原紙23が
貼られて、石膏部分がサンドイッチ状にはさみ込まれ、
さらに、第2の成型ローラ24Bにより、その厚みがコン
トロールされながら、成型されていくことになる。 そして、このようにして成形された石膏ボードは、ベ
ルトコンベア25の上を移動する途中に硬化され、カッタ
27により所定の大きさに切断されたあと、乾燥機28に向
け送り出されていく。
型に必要な量だけベルトコンベア16b、スクリューコン
ベア16cによりミキサー17に向け送られ、その途中でボ
ードの成型に必要な混和剤、添加剤が混合される。そし
て、ミキサー17では、原料石膏Sと混和剤とが水を介し
てペースト状に混ぜ合わされる。 ロール20よりミキサー17に向け送られた第1のボード
用原紙21は、その途中ですじ付けグラインダ26によりそ
の幅方向の少なくとも一方の縁部にすじが付けられ、そ
の移動とともに、すじ付けグラインダによりつけられた
すじを基準に折り返されて、所定のテーパに保持され
る。この工程は、たとえば、第3図および第4図に示す
ようにして行なわれる。すなわち、すじ付けグラインダ
26に向け送りだされた第1のボード用原紙21は、第3図
に示すように、すじ付けグラインダ26によって2条のす
じ21a,21bが付けられ、その移動途中で第4図イに示す
ように折り返されて、所定のテーパ状に保持されるので
ある。なお、ボード用原紙は300g/cm2程度のものが用い
られる。 そして、このようにして縁部が折り返された第1のボ
ード用原紙21は、ミキサー17まで送られ、この上にミキ
サー17からペースト状の石膏の原液が供給される。ミキ
サー17より供給された石膏の原液は、第4図に示すよう
に、第1のボード用原紙21の折り返し部に沿って充填さ
れ、硬化されて行き、その上に第2のボード用原紙23が
貼られて、石膏部分がサンドイッチ状にはさみ込まれ、
さらに、第2の成型ローラ24Bにより、その厚みがコン
トロールされながら、成型されていくことになる。 そして、このようにして成形された石膏ボードは、ベ
ルトコンベア25の上を移動する途中に硬化され、カッタ
27により所定の大きさに切断されたあと、乾燥機28に向
け送り出されていく。
カッタ27により切断された石膏ボード3は、自動転送
機により乾燥機28に送り出され、乾燥させられる。乾燥
温度は120℃くらいから徐々に引き下げられ、乾燥機28
より取り出される段階では、常温となる。 なお、このようにして乾燥された石膏ボード3は裁断
機29により所定の寸法に切断され、製品検査を待って長
手、幅方向の何れかを包装し、倉庫に保管されることに
なる。 以上の各工程によって所望の石膏ボードが製造される
のである。 なお、このように製造された石膏ボード3は、第6図
および第7図に示すように、四角枠状の枠体と枠体の両
面に張られた合板とからなるパネルPの表面に接着等の
手段で貼られ、さらに、シート本体50aの上下両端に接
着テープ50bを取り付けた養生シート50によって被覆さ
れ、現場に運搬されることになる。なお、前記接着テー
プ50bは衝撃吸収性のある素材を主体として構成され、
その内面に接着層を設けてなるもので、接着テープ50b
の外面には、折曲げ線50cが形成されていて、石膏ボー
ド3の上下縁部に接着テープ50bがなじむように配慮さ
れている。また、接着テープ50bをこのような構成とす
ることにより、石膏ボード3の戸口の欠損を防止できる
とともに、雨水の侵入も防止できる。 「発明の効果」 以上説明したように、本発明の石膏ボードの製造方法
は、石膏の原液を混合するミキサーに向け、第1のボー
ド用原紙を送り出し、このボード用原紙の上にミキサー
からスラリー状の石膏原液を供給したあと、この石膏原
液の上から第2のボード用原紙を送り出して、石膏部分
を上下よりサンドイッチ状にはさみこみ、さらに、この
第2のボード用原紙の上から成型ローラで加圧しつつ石
膏ボードを成型し、石膏部分を硬化させて石膏ボードを
製造する方法において、第1のボード用原紙を送り出す
際に、第1のボード用原紙の幅方向両側の少なくとも一
方の縁部にすじ付けグラインダにてボード用原紙の送り
出し方向に沿って折曲げ用のすじを複数条つけ、前記ミ
キサーに向け第1のボード用原紙を送り出しつつ、すじ
付けグラインダでつけたすじを基準にボード用原紙の縁
部を折り返して該縁部にテーパ面を形成することを特徴
とするものであるから、次のような優れた効果を有す
る。 (a) 第1のボード用原紙がミキサーに向け送り出さ
れる際に、すじ付けグラインダによりボード用原紙の縁
部に長手方向に沿って複数条のすじがつけられ、これら
のすじを基準に第1のボード用原紙が送り出されるとき
に、この第1のボード用原紙の縁部が折り返されて該縁
部にテーパ面が形成されるので、ミキサーから石膏原液
が第1のボード用原紙の上に供給されると、石膏原液
は、ボード原紙の折り返し部に沿って充填されて硬化さ
れ、この結果、端部がテーパとなった石膏ボードを容易
に製造することができる。 (b) 前記により、端部がテーパとなった石膏ボード
を有効適切に得ることができる。
機により乾燥機28に送り出され、乾燥させられる。乾燥
温度は120℃くらいから徐々に引き下げられ、乾燥機28
より取り出される段階では、常温となる。 なお、このようにして乾燥された石膏ボード3は裁断
機29により所定の寸法に切断され、製品検査を待って長
手、幅方向の何れかを包装し、倉庫に保管されることに
なる。 以上の各工程によって所望の石膏ボードが製造される
のである。 なお、このように製造された石膏ボード3は、第6図
および第7図に示すように、四角枠状の枠体と枠体の両
面に張られた合板とからなるパネルPの表面に接着等の
手段で貼られ、さらに、シート本体50aの上下両端に接
着テープ50bを取り付けた養生シート50によって被覆さ
れ、現場に運搬されることになる。なお、前記接着テー
プ50bは衝撃吸収性のある素材を主体として構成され、
その内面に接着層を設けてなるもので、接着テープ50b
の外面には、折曲げ線50cが形成されていて、石膏ボー
ド3の上下縁部に接着テープ50bがなじむように配慮さ
れている。また、接着テープ50bをこのような構成とす
ることにより、石膏ボード3の戸口の欠損を防止できる
とともに、雨水の侵入も防止できる。 「発明の効果」 以上説明したように、本発明の石膏ボードの製造方法
は、石膏の原液を混合するミキサーに向け、第1のボー
ド用原紙を送り出し、このボード用原紙の上にミキサー
からスラリー状の石膏原液を供給したあと、この石膏原
液の上から第2のボード用原紙を送り出して、石膏部分
を上下よりサンドイッチ状にはさみこみ、さらに、この
第2のボード用原紙の上から成型ローラで加圧しつつ石
膏ボードを成型し、石膏部分を硬化させて石膏ボードを
製造する方法において、第1のボード用原紙を送り出す
際に、第1のボード用原紙の幅方向両側の少なくとも一
方の縁部にすじ付けグラインダにてボード用原紙の送り
出し方向に沿って折曲げ用のすじを複数条つけ、前記ミ
キサーに向け第1のボード用原紙を送り出しつつ、すじ
付けグラインダでつけたすじを基準にボード用原紙の縁
部を折り返して該縁部にテーパ面を形成することを特徴
とするものであるから、次のような優れた効果を有す
る。 (a) 第1のボード用原紙がミキサーに向け送り出さ
れる際に、すじ付けグラインダによりボード用原紙の縁
部に長手方向に沿って複数条のすじがつけられ、これら
のすじを基準に第1のボード用原紙が送り出されるとき
に、この第1のボード用原紙の縁部が折り返されて該縁
部にテーパ面が形成されるので、ミキサーから石膏原液
が第1のボード用原紙の上に供給されると、石膏原液
は、ボード原紙の折り返し部に沿って充填されて硬化さ
れ、この結果、端部がテーパとなった石膏ボードを容易
に製造することができる。 (b) 前記により、端部がテーパとなった石膏ボード
を有効適切に得ることができる。
第1図ないし第6図は本発明に係る石膏ボードの製造方
法を示すもので、第1図はこの製造方法に用いられる製
造装置の概略を示す図、第2図は製造工程を示すフロー
チャート、第3図はすじ付けグラインダによりボード用
原紙にすじを複数条つける状態を示す正面図、第4図は
ボード用原紙を折り返し部に沿って石膏原液を供給する
状態を示す正面図、第5図はボード用原紙によって石膏
部分をはさみ込んだ状態を示す断面図、第6図は石膏ボ
ードを養生シートで被覆する状態を示す分解斜視図、第
7図は養生シートで石膏ボードを覆った状態を示す断面
図、第8図ないし第13図は、従来技術を説明するために
示したもので、第8図は建築物のパネル配置を示す平面
図、第9図は第8図鎖線IX円部を拡大した平面図、第10
図は第8図鎖線X円部を拡大した平面図、第11図は第8
図鎖線XI円部を拡大した平面図、第12図はコーナー部の
構造を示す平面図、第13図は石膏ボード貼パネルの断面
図である。 1,2……外壁パネル、3……石膏ボード、 4……ドア枠、5,6,7,8……間仕切パネル、 9A,9B……外壁パネル、 10……ドライヤー、12……ベルトコンベア、 13……焼成炉、14……粉砕機、 15……貯蔵サイロ、16……輸送機、 16a……自動秤量機、16b……ベルトコンベア、16c……
スクリューコンベア、 17……ミキサー、18……自動秤量機、 20,22……ロール、 21……第1のボード用原紙、21a,21b……すじ、 23……第2のボード用原紙、 24A,24B……成型ローラ、 25……ベルトコンベア、 26……すじ付けグラインダ、27……カッタ、 28……乾燥機、29……裁断機。
法を示すもので、第1図はこの製造方法に用いられる製
造装置の概略を示す図、第2図は製造工程を示すフロー
チャート、第3図はすじ付けグラインダによりボード用
原紙にすじを複数条つける状態を示す正面図、第4図は
ボード用原紙を折り返し部に沿って石膏原液を供給する
状態を示す正面図、第5図はボード用原紙によって石膏
部分をはさみ込んだ状態を示す断面図、第6図は石膏ボ
ードを養生シートで被覆する状態を示す分解斜視図、第
7図は養生シートで石膏ボードを覆った状態を示す断面
図、第8図ないし第13図は、従来技術を説明するために
示したもので、第8図は建築物のパネル配置を示す平面
図、第9図は第8図鎖線IX円部を拡大した平面図、第10
図は第8図鎖線X円部を拡大した平面図、第11図は第8
図鎖線XI円部を拡大した平面図、第12図はコーナー部の
構造を示す平面図、第13図は石膏ボード貼パネルの断面
図である。 1,2……外壁パネル、3……石膏ボード、 4……ドア枠、5,6,7,8……間仕切パネル、 9A,9B……外壁パネル、 10……ドライヤー、12……ベルトコンベア、 13……焼成炉、14……粉砕機、 15……貯蔵サイロ、16……輸送機、 16a……自動秤量機、16b……ベルトコンベア、16c……
スクリューコンベア、 17……ミキサー、18……自動秤量機、 20,22……ロール、 21……第1のボード用原紙、21a,21b……すじ、 23……第2のボード用原紙、 24A,24B……成型ローラ、 25……ベルトコンベア、 26……すじ付けグラインダ、27……カッタ、 28……乾燥機、29……裁断機。
Claims (1)
- 【請求項1】石膏の原液を混合するミキサーに向け、第
1のボード用原紙を送り出し、このボード用原紙の上に
ミキサーからスラリー状の石膏原液を供給したあと、こ
の石膏原液の上から第2のボード用原紙を送り出して、
石膏部分を上下よりサンドイッチ状にはさみこみ、さら
に、この第2のボード用原紙の上から成型ローラで加圧
しつつ石膏ボードを成型し、石膏部分を硬化させて石膏
ボードを製造する方法において、 第1のボード用原紙を送り出す際に、第1のボード用原
紙の幅方向両側の少なくとも一方の縁部にすじ付けグラ
インダにてボード用原紙の送り出し方向に沿って折曲げ
用のすじを複数条つけ、前記ミキサーに向け第1のボー
ド用原紙を送り出しつつ、すじ付けグラインダでつけた
すじを基準にボード用原紙の縁部を折り返して該縁部に
テーパ面を形成することを特徴とする石膏ボードの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1108692A JP2543980B2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | 石膏ボ―ドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1108692A JP2543980B2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | 石膏ボ―ドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02286205A JPH02286205A (ja) | 1990-11-26 |
JP2543980B2 true JP2543980B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=14491226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1108692A Expired - Fee Related JP2543980B2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | 石膏ボ―ドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543980B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4928912B2 (ja) * | 2006-11-07 | 2012-05-09 | 吉野石膏株式会社 | 石膏ボード製造装置のスコーリング装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3964944A (en) * | 1973-11-06 | 1976-06-22 | United States Gypsum Company | Manufacture of cementitious board |
JPS54126221A (en) * | 1978-03-24 | 1979-10-01 | Central Glass Co Ltd | Continuous production of gypsum board |
US4417883A (en) * | 1981-11-05 | 1983-11-29 | United States Gypsum Company | Apparatus for creasing paper used in the production of gypsum wallboard |
-
1989
- 1989-04-27 JP JP1108692A patent/JP2543980B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02286205A (ja) | 1990-11-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |