JP2543872Y2 - 特殊材料ガスボンベの運搬車輌 - Google Patents
特殊材料ガスボンベの運搬車輌Info
- Publication number
- JP2543872Y2 JP2543872Y2 JP1989077557U JP7755789U JP2543872Y2 JP 2543872 Y2 JP2543872 Y2 JP 2543872Y2 JP 1989077557 U JP1989077557 U JP 1989077557U JP 7755789 U JP7755789 U JP 7755789U JP 2543872 Y2 JP2543872 Y2 JP 2543872Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- gas
- special material
- tower
- combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は特殊材料ガスの運搬車輌に関し、特に毒性、
自燃性及び可燃性の性質を有する特殊材料ガスのボンベ
を安全に運送する運搬車輌に関する。
自燃性及び可燃性の性質を有する特殊材料ガスのボンベ
を安全に運送する運搬車輌に関する。
従来、この種の車輌は第２図に示すようにボンベ室と
除害室の２つの室をもつコンテナ車で構成され、万一、
ボンベ室で特殊材料ガスボンベ１から防災キャップ2aが
外れてガスがリークした場合は、リーク箇所に防災キャ
ップ2bをかぶせて配管３を通して除害室の吸着塔６に導
入して除害させ、ガスによる災害を防止するシステムに
なっていた。７は排気ファン、８はダクト管である。
除害室の２つの室をもつコンテナ車で構成され、万一、
ボンベ室で特殊材料ガスボンベ１から防災キャップ2aが
外れてガスがリークした場合は、リーク箇所に防災キャ
ップ2bをかぶせて配管３を通して除害室の吸着塔６に導
入して除害させ、ガスによる災害を防止するシステムに
なっていた。７は排気ファン、８はダクト管である。
上述した従来の運搬車輌は、ガスの物性（毒性，可燃
性，支燃性等）にかかわらず、ガスボンベは混載されて
おり、万一災害が発生した場合、可燃性ガスと支燃性ガ
スによる二次災害の可能性がある。またその消火機構も
もっていない。
性，支燃性等）にかかわらず、ガスボンベは混載されて
おり、万一災害が発生した場合、可燃性ガスと支燃性ガ
スによる二次災害の可能性がある。またその消火機構も
もっていない。
又、ガスボンベから毒性ガス等のリークがあった場
合、人為的にリーク箇所へ防災キャップをもっていって
無害化するシステムとなっているので、そのリークガス
（毒性，窒息性）が人命に影響を及ぼすことがあり、又
その無害化の処置行動が遅れ、一般公衆にまで影響を及
ぼす可能性があるという欠点がある。
合、人為的にリーク箇所へ防災キャップをもっていって
無害化するシステムとなっているので、そのリークガス
（毒性，窒息性）が人命に影響を及ぼすことがあり、又
その無害化の処置行動が遅れ、一般公衆にまで影響を及
ぼす可能性があるという欠点がある。
本考案の目的は前記課題を解決した特殊材料ガスボン
ベの運搬車輌を提供することにある。
ベの運搬車輌を提供することにある。
上述した従来の運搬車輌に対し、本考案は特殊材料ガ
スを専用のボンベボックスに収納し、かつ耐圧防災キャ
ップを装着し、万一のガスリークを最小限におさえ、又
各々専用の排気ラインを常に接続しており、人の手をか
りずに燃焼塔、吸着塔を介して安全に処理でき、さらに
散水装置を設けて二次災害を防ぐシステムを搭載した特
殊車輌であるという相違点を有する。
スを専用のボンベボックスに収納し、かつ耐圧防災キャ
ップを装着し、万一のガスリークを最小限におさえ、又
各々専用の排気ラインを常に接続しており、人の手をか
りずに燃焼塔、吸着塔を介して安全に処理でき、さらに
散水装置を設けて二次災害を防ぐシステムを搭載した特
殊車輌であるという相違点を有する。
前記目的を達成するため、本考案に係る特殊材料ガス
ボンベの運搬車輌は、ボンベボックスと、燃焼塔と、除
害塔とを有する特殊材料ガスボンベの運搬車輌であっ
て、 ボンベボックスは、密閉空間内に耐圧防災キャップを
装着したボンベを収納するものであり、 燃焼塔は、内側筒と外側筒を有し、ガスの燃焼処理を
行うものであって、内側筒は、耐圧防災キャップ内にリ
ークしたガスが導入され、外側筒は、ボンベボックス内
にリークしたガスが導入され、 除害塔は、前記燃焼筒から排出されたガスを吸収無害
化するものである。
ボンベの運搬車輌は、ボンベボックスと、燃焼塔と、除
害塔とを有する特殊材料ガスボンベの運搬車輌であっ
て、 ボンベボックスは、密閉空間内に耐圧防災キャップを
装着したボンベを収納するものであり、 燃焼塔は、内側筒と外側筒を有し、ガスの燃焼処理を
行うものであって、内側筒は、耐圧防災キャップ内にリ
ークしたガスが導入され、外側筒は、ボンベボックス内
にリークしたガスが導入され、 除害塔は、前記燃焼筒から排出されたガスを吸収無害
化するものである。
次に、本考案について図面を参照して説明する。
第１図は本考案の一実施例を示すシステムフロー図で
ある。
ある。
図において、耐圧防災キャップ（15kg/cm2）２を装着
した特殊材料ガスボンベ１は、コンテナＣ内のボンベ室
内に設置されているボンベボックス４にバンドにて立て
かけて固定されている。万一、特殊材料ガスがリークし
た場合、SUS製の配管３を通り、コンテナＣ内の除害室
内に設置されている燃焼塔５に導入される。燃焼塔５は
二重筒構造になっていて、耐圧防災キャップ２内のリー
クガスは内側の筒へ導入され、外側の筒には、ボンベボ
ックス４の筐体内のリークガスをSUS製ダクト管８を通
して導入され、自燃性ガス、可燃性ガス等燃焼の可能性
があるガスは燃焼塔５で燃焼される。燃焼塔５で合流し
たガスはダクト管８で吸着塔６へ導入され、毒性ガスは
吸着剤に吸収・吸着処理され、無害化されたのち、排気
ファン７を介してコンテナ外に排気される。
した特殊材料ガスボンベ１は、コンテナＣ内のボンベ室
内に設置されているボンベボックス４にバンドにて立て
かけて固定されている。万一、特殊材料ガスがリークし
た場合、SUS製の配管３を通り、コンテナＣ内の除害室
内に設置されている燃焼塔５に導入される。燃焼塔５は
二重筒構造になっていて、耐圧防災キャップ２内のリー
クガスは内側の筒へ導入され、外側の筒には、ボンベボ
ックス４の筐体内のリークガスをSUS製ダクト管８を通
して導入され、自燃性ガス、可燃性ガス等燃焼の可能性
があるガスは燃焼塔５で燃焼される。燃焼塔５で合流し
たガスはダクト管８で吸着塔６へ導入され、毒性ガスは
吸着剤に吸収・吸着処理され、無害化されたのち、排気
ファン７を介してコンテナ外に排気される。
尚、ボンベボックス４で火災が発生した場合はボンベ
ボックス４の上部に設けられた熱感知器により検知さ
れ、散水ポンプ10のよりバルブV12を通してタンク９内
の水がボンベボックス４に散水される。その散水された
水はバルブV10を介して散水タンク９にもどるシステム
である。同様に燃焼塔５で異常過熱があった場合も、バ
ルブV13を介し散水される。尚、燃焼塔５の下記の水ド
レンはＵ字構造とし、常時水が滞っている。
ボックス４の上部に設けられた熱感知器により検知さ
れ、散水ポンプ10のよりバルブV12を通してタンク９内
の水がボンベボックス４に散水される。その散水された
水はバルブV10を介して散水タンク９にもどるシステム
である。同様に燃焼塔５で異常過熱があった場合も、バ
ルブV13を介し散水される。尚、燃焼塔５の下記の水ド
レンはＵ字構造とし、常時水が滞っている。
バルブV2,V3及びV4は窒素パージを行うためのもので
ある。
ある。
以上説明したように本考案は特殊材料ガスの運搬時に
おける災害を未然防止するように、ガスボンベからのリ
ークを２系統にわけ、それぞれ燃焼塔、吸着塔を介して
無害化処理することにより、運搬時の事故等の不測事態
においても、何ら被害を外部に出さないで安全に処理で
きる効果がある。
おける災害を未然防止するように、ガスボンベからのリ
ークを２系統にわけ、それぞれ燃焼塔、吸着塔を介して
無害化処理することにより、運搬時の事故等の不測事態
においても、何ら被害を外部に出さないで安全に処理で
きる効果がある。
第１図は本考案の一実施例を示すシステムフロー図、第
２図は従来例を示すシステムフロー図である。 １……特殊材料ガスボンベ ２……耐圧防災キャップ、４……ボンベボックス ５……燃焼塔、６……吸着塔 ７……排気ファン、８……ダクト管 ９……タンク、10……散水ポンプ
２図は従来例を示すシステムフロー図である。 １……特殊材料ガスボンベ ２……耐圧防災キャップ、４……ボンベボックス ５……燃焼塔、６……吸着塔 ７……排気ファン、８……ダクト管 ９……タンク、10……散水ポンプ
Claims (1)
- 【請求項１】ボンベボックスと、燃焼塔と、除害塔とを
有する特殊材料ガスボンベの運搬車輌であって、 ボンベボックスは、密閉空間内に耐圧防災キャップを装
着したボンベを収納するものであり、 燃焼塔は、内側筒と外側筒を有し、ガスの燃焼処理を行
うものであって、内側筒は、耐圧防災キャップ内にリー
クしたガスが導入され、外側筒は、ボンベボックス内に
リークしたガスが導入され、 除害塔は、前記燃焼筒から排出されたガスを吸収無害化
するものであることを特徴とする特殊材料ガスボンベの
運搬車輌。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989077557U JP2543872Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 特殊材料ガスボンベの運搬車輌 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989077557U JP2543872Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 特殊材料ガスボンベの運搬車輌 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0316535U JPH0316535U (ja) | 1991-02-19 |
| JP2543872Y2 true JP2543872Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=31620056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989077557U Expired - Lifetime JP2543872Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 特殊材料ガスボンベの運搬車輌 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2543872Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102008041950A1 (de) * | 2008-09-10 | 2010-03-11 | Evonik Degussa Gmbh | System zur Bereitstellung einer universellen Infrastruktur für chemische Prozesse |
| JP5759649B1 (ja) * | 2013-08-26 | 2015-08-05 | 日本碍子株式会社 | 排気処理装置及び収容装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5641292A (en) * | 1979-09-11 | 1981-04-17 | Kasei Optonix Co Ltd | Phosphor |
| JPS6346164U (ja) * | 1986-09-16 | 1988-03-29 | ||
| JPS63291619A (ja) * | 1987-05-25 | 1988-11-29 | Toyo Sanso Kk | 漏洩有毒ガス処理装置 |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP1989077557U patent/JP2543872Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0316535U (ja) | 1991-02-19 |
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