JP2543544Y2 - きのこ栽培ハウス用開閉装置 - Google Patents

きのこ栽培ハウス用開閉装置

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JP2543544Y2
JP2543544Y2 JP1991070562U JP7056291U JP2543544Y2 JP 2543544 Y2 JP2543544 Y2 JP 2543544Y2 JP 1991070562 U JP1991070562 U JP 1991070562U JP 7056291 U JP7056291 U JP 7056291U JP 2543544 Y2 JP2543544 Y2 JP 2543544Y2
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house
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opening
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保 大仲
敏夫 吉成
修 阪本
政明 山内
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鐘紡株式会社
吉成種苗株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

Landscapes

  • Mushroom Cultivation (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、きのこ栽培ハウス用
開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、しいたけ等のきのこの栽培用ハウ
ス装置の一例として、図8に示すようなかまぼこ形のハ
ウスがある。このハウス装置では、左右両側部に複数本
の縦枠71が立設されるとともに、これら縦枠71の上
端部に屋根枠72が取り付けられており、これらでフレ
ームが構成されている。上記縦枠71には、その外側面
に農業用ビニールシート73が開閉装置74により巻き
上げ、巻き下ろし自在に取り付けられている。すなわ
ち、上記開閉装置74は、そのハンドル74aを手動で
時計方向に回すことにより巻き芯棒73aを時計方向へ
回転させ、反時計方向に回すことにより巻き芯棒73a
を反時計方向に回転させるようになつている。そして、
巻き芯棒73aの時計方向への回転により、巻き芯棒7
3aの外周にビニールシート73を巻きつけて巻き上
げ、ハウス70の側面に長手方向に延びる開口部を形成
し、反時計方向への回転によりその開口部をなくすよう
になつている。上記屋根枠72にはアルミ蒸着のなされ
た寒冷紗製の屋根用シート75が開閉装置76により巻
き上げ、巻き下ろし自在に取り付けられている。この屋
根用シート75は高い場所にあるため、上記開閉装置7
6は地上からの遠隔操作が行える構造になつている。す
なわち、かまぼこ形ハウス70の入口側部に、それに略
接して2枚の支持板77が立設されており、両支持板7
7にセンターベース78が回動自在に取り付けられ、両
センターベース78から延びる棒状部78aにガイドパ
イプ79が伸縮自在に連結されている。上記屋根用シー
ト75の巻き芯棒75aがパイプローラー80に回動自
在に挿通されており、このパイプローラー80に上記ガ
イドパイプ79が固定されている。一方、上記両支持板
77の近傍に支持板81が立設されており、この支持板
81にハンドロータリー82が取り付けられ、このハン
ドロータリー82のハンドル82aを手動で回すことに
より、上記パイプローラー80から延びるワイヤー83
を介して巻き芯棒75aを時計方向に回転させ、屋根用
シート75を巻き上げて屋根部に長手方向に延びる開口
部を形成し、反時計方向に回転させることにより上記巻
き芯棒75aを反時計方向に回転させて屋根用シート7
5を巻き戻し上記開口部をなくすようになつている。ま
た、天井窓85はポリカーボネート波板で構成されてお
り、はね上げ開閉自在になつている。そして、ハウス7
0内に設けられた冷暖房装置による冷暖房,散水装置か
らの散水および上記シート73,75および天井窓85
の開閉調節により、各季節に応じた採光,温度,湿度等
の各調節が行われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
屋根用シート75として、片側の屋根部を、下部,中
部,上部等に分かれたシートを組み合わせて形成し、こ
の組み合わせシートの各部、例えば下部,中部,上部を
それぞれ別個に独立して開閉自在にすることはできな
い。すなわち、上記のような組み合わせシートを用いた
場合、各シートを巻き上げ巻き下ろすための巻き芯棒を
シートごとに設け、これらの巻き芯棒を駆動させるガイ
ドパイプ79をそれぞれ設ける必要がある。しかしなが
ら、このように3個のガイドパイプ79を設ける場合、
それぞれの作動する面が同一であれば、各ガイドパイプ
79がぶつかつてしまうため、各ガイドパイプ79の作
動する面を前後にずらす必要がある。そのようにする場
合には、各ガイドパイプ79を支持する支持板も前後に
ずらして設けなければならなくなり、構造が複雑になる
と同時に建設作業も面倒になる。したがつて、上記のよ
うに下部,中部,上部等に分かれたシートを組み合わせ
て片側の屋根を構成し、各シートを独自に開閉(屋根全
体では6枚のシートになる)するような装置は存在しな
いのが実情である。
【0004】この考案は、このような事情に鑑みなされ
たもので、ハウス栽培において、積み重ねた複数枚のシ
ートをそれぞれ独自に開閉することのできるきのこ栽培
ハウス用開閉装置の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案のきのこ栽培ハウス用開閉装置は、積み重
ねた複数枚のシートの上端部をハウスの骨格となるフレ
ームに取り付けるとともに、各シートの下端部を遠隔操
作により回転自在な巻き芯棒に固定し、各巻き芯棒の一
端部をフレーム外に延長して延長部分に形成し、各延長
部分の延長長さをフレームに近いシートほど短く形成す
るとともに各延長部分の端部を芯棒支受体に回動自在に
嵌合し、各芯棒支受体に連結杆の一端を固定し、各連結
杆の他端を上記フレームに設けた突出寸法の異なる取り
付け部にそれぞれ、各連結杆の移動領域がそれぞれ交差
しない状態で、回動自在に取り付けたという構成をと
る。
【0006】
【作用】すなわち、この考案のきのこ栽培ハウス用開閉
装置によれば、積み重ねた複数枚のシートの巻き芯棒の
一端部をフレーム外に延長して各延長部分の延長長さを
それぞれ異ならせる一方、フレームに突出寸法の異なる
複数の取付け部を設け、各連結杆の一端を上記延長長さ
がそれぞれ異なる延長部分に、他端を突出寸法のそれぞ
れ異なる取付け部に取り付ける。これにより、各連結杆
の作動する面がそれぞれ前後にずれるようになり、各シ
ートを独自に開閉することができる。この場合、連結杆
の延長長さを変えるとともに、取付け部の突出寸法を変
えるだけで足りることから、構造が簡単でかつ、連結杆
を支持する支持板等は1本で足り、建設も容易になる。
なお、遠隔操作手段を一箇所に集中して配置する場合に
は、遠隔操作が一箇所で行えるため、集中管理をするこ
とができる。
【0007】つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1はこの考案の一実施例を示すしいたけ栽
培ハウス用開閉装置の要部斜視図、図2は上記開閉装置
を内側アルミハウスに用いたところを示す説明図、図3
はしいたけ栽培ハウスの構成図である。これらの図にお
いて、1は略かまぼこ状のハウス、2は金属製パイプか
らなる外側フレーム、3は同じく金属製パイプからなる
内側フレームである。この内側フレーム3は、左右両側
の縦枠部35,36を上方に延ばして略アーチ状枠部3
7に形成してなる略アーチ状フレーム3a(これが6本
前後方向に所定間隔で立設されている)と、これらに固
定される金属製パイプ製の横枠部(図2には最前列の略
アーチ状フレーム3aの縦枠部35,36に取り付けた
横桟63だけが点線で示されている)等で構成されてい
る。そして、上記略アーチ状枠部37の上面には、両面
にアルミ蒸着層が形成された発泡シートからなる内側用
シート38を上側に、アルミ蒸着のなされた目の粗い寒
冷紗からなる被覆材39を中央に、中空構造の保温用ビ
ニールシート40を下側にして展着されている。また、
左右両側の縦枠部35,36の外側面には、上記シート
38,39,40が、内側用シート38を外側に、被覆
材39を真ん中に、ビニールシート40を内側にして展
着されている。
【0009】また、上記縦枠部35,36の下端部に
は、上記シート38,39,40が固定状態で展着され
ている。そして、上記内側フレーム3および上記シート
38,39,40等で内側アルミハウス11が構成され
ている。
【0010】上記内側アルミハウス11内には、きのこ
栽培室41が形成されている。すなわち、上記きのこ栽
培室41内には、栽培棚(ベンチ)42が前後方向に2
列並んでおり、各列に8個設けられている。各栽培棚4
2は、5段に形成されており、各段には、その前後の横
桟(図示せず)に支持棒43が固定され、この支持棒4
3に榾木,菌床44を載置する構造になつている。
【0011】注目すべきは、図2に示すように、内側ア
ルミハウス11の前面外側には、取付け金具64が取り
付けられており、前面内側には、ハンドロータリー82
を5個上下に取り付けた枠体66(図3参照)が設けら
れていることである。上記取付け金具64は内側アルミ
ハウス11を構成する最前列の縦枠部35,36に取り
付けた横桟63にボルト63aにより固定されている。
また、上記取付け金具64には、左側平面取付け部64
aと中央折曲げ取付け部64bと右側折曲げ取付け部6
4cが形成されており、上記両折曲げ取付け部64b,
64cの横片64d,64eの突出長さは右側折曲げ取
付け部64cの方が長く形成されている。そして、上記
3つの取付け部64a,64b,64cにセンターベー
ス78が回動自在に取り付けられており、このセンター
ベース78から棒状部78aが延びて、この棒状部78
aにガイドパイプ79が伸縮自在に連結されている。こ
のガイドパイプ79の上端部にはパイプローラー80が
固定されている。また、上記枠体66には、図4に示す
ように、5個のハンドロータリー82が上下に並べられ
ており、このパイプローラー80を取り付けた支持金具
67がボルト68により枠体66に固定されている。図
1において、84はバンドであり、図4において、11
aは出入口を構成する枠体、82aはハンドルである。
【0012】また、上記内側アルミハウス11内の床面
には、暖房機50が配設される場所よりも内側に排水用
の溝61が形成されており、この溝61と外側フレーム
2との間の床面49、および上記溝61と内側アルミハ
ウス11内の床面中央との間の床面は上記溝61側に向
かつて下り傾斜状となる傾斜面に形成されている。した
がつて、夏場に上記内側用シート38の裏面に結露が生
じると、この露が内側用シート38の裏面を伝つてその
下端まで一気に流下し、そののちこの下端から床面に滴
下したり、上記縦枠部35,36に展着されるシート3
8,39,40を伝つて流下したりして、外側フレーム
2と内側フレーム3との間の床面上に落下する。この結
露は下り傾斜状の床面49を伝つて内側アルミハウス1
1内の溝61に流れ込み、この溝61を流れる間に、溝
61近傍に配設される暖房機50の熱で暖められて気化
し、室内の湿度を高めて湿度調節が行える。また、内側
用シート38とビニールシート40間に被覆材39を設
けているため、ここに空気層が形成され、上記ビニール
シート40の表面に結露が生じない。
【0013】上記栽培棚42の上側には、散水管45が
配設されている。この散水管45には5個の散水ノズル
46が設けられており、この散水ノズル46から水がシ
ヤワー状に散水される(この散水中には、しいたけの発
芽,生長を促進する促進剤,栄養剤等が含有されてい
る)。
【0014】上記外側フレーム2は、左右両側の縦枠部
4,5を上方に延ばしてアーチ状枠部6に形成してなる
アーチ形フレーム2a(これが8本前後方向に所定間隔
で立設されている)と、これらに固定される金属製パイ
プ製の横枠部(図示せず)等で構成されている。そし
て、上記アーチ状枠部6の上面と、開閉自在に取り付け
られた天井窓9の上面には、表面にアルミ蒸着層が形成
され、裏面が熱吸収性の黒色面に形成された塩化ビニル
樹脂シートからなる外側用シート7を上側に、農業用ビ
ニールシート(ウエーブロツク)8を下側にして展着さ
れている。左右両側の縦枠部4,5の外側面には、上記
両シート7,8が、外側用シート7を外側に、農業用ビ
ニールシート8を内側にして展着されている。図におい
て、29はハウスバンド、30は天井窓9の開度調節棒
である。
【0015】上記農業用ビニールシート8は、上記アー
チ状枠部6に固定されて取り付けられる。そして、上記
外側フレーム2、天井窓9および両シート7,8等で外
側アルミハウス10が構成されている。
【0016】上記外側フレーム2と内側フレーム3との
間の空間において、上記外側フレーム2のアーチ状枠部
6の頂部から下方に延びる縦桟31と縦枠部4,5の上
部との間に、アルミ蒸着のなされた目の細かい寒冷紗か
らなるシート(部分アセタールポリイミドアルコール製
である)32が固着され、その下側にも寒冷紗製のシー
ト(部分アセタールポリビニルアルコール製である)3
3が開閉自在に取り付けられている(このシート33は
図の矢印方向に移動することで、開閉する構造になつて
いる)。
【0017】上記アーチ状枠部6に展着された外側用シ
ート7は、上側部分7a,中央部分7bおよび下側部分
7cに分かれて上記アーチ状枠部6に取り付けられてお
り、そのうち上側部分7aおよび下側部分7cは固定さ
れているが、中央部分7bは従来公知の開閉装置76
(図5参照)により開閉自在な構造になつている。
【0018】また、上記略アーチ状枠部37に展着され
たシート38,39,40は、上側部分38a,39
a,40aおよび下側部分38b,39b,40bに分
かれて上記略アーチ状枠部37に取り付けられており、
また、左右両側の縦枠部35,36の外側面にシート3
8c,39c,40cが展着されており、上記上側部分
38a,39a,40a、下側部分38b,39b,4
0b、およびシート38c,39c,40cはともに開
閉自在な構造になつている。すなわち、上記シート3
8,39,40の下側部分38b,39b,40bの巻
取り棒38d,39d,40dの前端部を上記略アーチ
状枠部37の外側に延長し、この延長長さを下側のビニ
ールシート40の巻取り棒40dが一番短く、中央の被
覆材39の巻取り棒39dが中間の長さで、上側の内側
用シート38が一番長く形成されている。そして、各延
長部分がパイプローラー16に回動自在に挿通されてい
る。このパイプローラー16にガイドパイプ17が固定
される。このとき、下側のビニールシート40の巻取り
棒40dを挿通するパイプローラー16は上記取付け金
具64の左側平面取付け部64aに取り付けたセンター
ベース78に連結され、中央の被覆材39の巻取り棒3
9dを挿通するパイプローラー16は中央折曲げ取付け
部64bに取り付けたセンターベース78に連結され、
上側の内側用シート38の巻取り棒38dを挿通するパ
イプローラー16は右側折曲げ取付け部64cに連結さ
れる。また、内側アルミハウス11内に設けた枠体66
内のハンドロータリー82の裏面にワイヤ83が取り付
けられられており、上記枠体66内のハンドロータリー
82を回すことにより上記ワイヤ83を介して各シート
38b,39b,40bの巻取り棒38d,39d,4
0dを回動させることができるようになつている。すな
わち、上記ハンドロータリー82のハンドル82aを手
動で一方向に回すことにより巻取り棒38d,39d,
40dを一方向へ回転させて巻き上げ、その反対に上記
ハンドル82aを他方向に回すことにより巻き下ろしで
きる構造になつている。
【0019】上記外側フレーム2の左右両側の縦枠部
4,5には、上記外側用シート7と農業用ビニールシー
ト8が開閉装置21で開閉自在な構造になつている。す
なわち、上記外側用シート7と農業用ビニールシート8
の上端部7f,8aを上記縦枠部4,5に固定するとと
もに、下端部7g,8bを巻取り棒22,23に取り付
けて全体を垂れ下げる。一方、外側アルミハウス10の
前後にパイプ24を立設し、これら両パイプ24に2個
の昇降部材25を昇降自在に設ける。この両昇降部材2
5には、図6に示すように、パイプ挿通孔25aが上下
方向に貫通状にあけられて、このパイプ挿通孔25aを
介して上記両昇降部材25がパイプ24に昇降自在にな
つている。また、上記両昇降部材25には筒状の巻取り
棒係合部材26が回転自在に取り付けられており、各係
合部材26には、その一端部(図示せず)に上記巻取り
棒22,23の係合部が形成され、他端部26aにクラ
ンク状の溝26bが形成されている。そして、上記各係
合部材26の他端部26aにそれぞれハンドル28の先
端部を嵌挿し、この先端部に立設した突起28aをクラ
ンク状の溝26bに係合させることにより、上記係合部
材26にハンドル28を取り付けて上記係合部材26を
回転させることができる構造になつている。したがつ
て、上記係合部材26にハンドル28を取り付けて時計
方向に回転させると、上記外側用シート7と農業用ビニ
ールシート8を巻き上げることができ、反時計方向に回
転させると下ろすことができる。
【0020】上記内側アルミハウス11内には、つぎに
説明するような暖房機50およびクーラ62等からなる
空調装置が設けられている。すなわち、上記暖房機50
は、図7に示すように、本体51と2本の柔軟なプラス
チツク製筒状体(暖房用ダクト)52,53とから構成
されている。上記本体51は内側アルミハウス11の前
部に配設されており、上記本体51の前壁にあけた空気
入口51aが外気取入ダクト(図示せず)に接続し、こ
の外気取入ダクトが内側アルミハウス11にあけた孔
(図示せず)および外側アルミハウス10にあけた孔
(図示せず)を貫通して外部に連通している。また、上
記本体51には、その左右の両側壁に温風出口58(図
7には右側壁にあけた温風出口58しか示されていな
い)があけられており、内部にフアン,ヒータ(ともに
図示せず)等が装備され、これらの制御は制御部(図示
せず)により行われる。上記両プラスチツク製筒状体5
2,53は親筒状体54,55と子筒状体56,57と
からなり、親筒状体54,55は、その一端開口部54
a(図では、親筒状体55の一端開口部は見えない)が
上記本体51の温風出口58にバンド59で固定され、
他端閉塞部54b,55bが後部近くに位置し、かつ、
ハウス1の前側部および左右両側部に沿う状態に配設さ
れている。そして、子筒状体56,57は親筒状体5
4,55に連通状に取り付けられており、1個置きに栽
培棚2の下に配設されている。また、各子筒状体56,
57には、前後両側面の対称位置にそれぞれ3個の暖気
吹出口59,60があけられており、その孔径は本体5
1から遠い子筒状体のものほど大きくなるように形成さ
れている。
【0021】上記プラスチツク製筒状体52,53は伸
縮自在なプラスチツク材料を用いて作製されたものであ
り、本体51から暖気が送り込まれている時には、この
暖気により膨らんで略円筒体になるが、本体51から暖
気が送り込まれていない時には萎んでしまう。
【0022】上記内側アルミハウス11内の上部空間に
は、クーラ62が前後方向に4個配設されている。上記
クーラ62は内側アルミハウス11の上部空間に左右方
向に架け渡した横桟(図示せず)に取り付けられてい
る。
【0023】このようなハウス装置における内側アルミ
ハウス11内の空調は、つぎのようにして行うことがで
きる。すなわち、暖房機50の本体51の空気入口51
aから本体51内のフアンの吸引力により外気を吸入
し、ヒータにより温風にして、温風出口58から流出す
る。この流出された暖気は両プラスチツク製筒状体5
2,53の親筒状体54,55内を通つて子筒状体5
6,57の暖気吹出口59,60からハウス11内に
(栽培棚42の最下段の支持棒43の下方に)吹出さ
れ、この吹出された暖気によりハウス11内の暖房が行
われる。一方、ハウス11内の上部空間の空気は、その
一部がクーラ62により冷気にされてハウス11内に戻
されて、ハウス11内の冷房が行われる。このようにし
て、ハウス11内の温度が所望の温度に設定される。ま
た、内側用シート38の裏面に生じた結露およびビニー
ルシール8の裏面に生じた結露を利用して、ハウス11
内の湿度調節をすることができる。したがつて、ハウス
栽培において、年中、しいたけの発芽,栽培が行えるよ
うになる。
【0024】
【考案の効果】以上のように、この考案のきのこ栽培ハ
ウス用開閉装置によれば、積み重ねた複数枚のシートの
巻き芯棒の一端部をフレーム外に延長して各延長部分の
延長長さをそれぞれ異ならせる一方、フレームに突出寸
法の異なる複数の取付け部を設け、各連結杆の一端を上
記延長長さがそれぞれ異なる延長部分に、他端を突出寸
法のそれぞれ異なる取付け部に取り付ける。これによ
り、各連結杆の作動する面がそれぞれ前後にずれるよう
になり、各シートを独自に開閉することができる。この
場合、連結杆の延長長さを変えるとともに、取付け部の
突出寸法を変えるだけで足りることから、構造が簡単で
かつ、連結杆を支持する支持板等は1本で足り、建設も
容易になる。なお、遠隔操作手段を一箇所に集中して配
置する場合には、遠隔操作が一箇所で行えるため、集中
管理をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す開閉装置の要部斜視
図である。
【図2】上記開閉装置を内側アルミハウスに用いたとこ
ろを示す説明図である。
【図3】しいたけ栽培ハウスの構成図である。
【図4】ハンドロータリーを取り付けた枠体を示す説明
図である。
【図5】しいたけ栽培ハウスの外観斜視図である。
【図6】開閉装置を示す斜視図である。
【図7】暖房機を示す斜視図である。
【図8】従来のハウスを示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウス 2 外側フレーム 3 内側フレーム 7 外側用シート 10 外側アルミハウス 11 内側アルミハウス 38 内側用シート 38d 巻取り棒 39 被覆材 39d 巻取り棒 40 ビニールシート 40d 巻取り棒 64 取付け金具 64a 左側平面取付け部 64b 中央折曲げ取付け部 64c 右側折曲げ取付け部 78 センターベース 78a 棒状部 79 ガイドパイプ 80 パイプローラー 82 ハンドロータリー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積み重ねた複数枚のシート38,39,
    40の上端部をハウス1の骨格となるフレーム3に取り
    付けるとともに、各シート38,39,40の下端部を
    遠隔操作により回転自在な巻き芯棒38d,39d,4
    0dに固定し、各巻き芯棒38d,39d,40dの一
    端部をフレーム外に延長して延長部分に形成し、各延
    長部分の延長長さをフレーム3に近いシートほど短く形
    成するとともに各延長部分の端部を芯棒支受体80に回
    動自在に嵌合し、各芯棒支受体80に連結杆79の一端
    を固定し、各連結杆79の他端を上記フレーム3に設け
    た突出寸法の異なる取り付け部64a,64b,64c
    にそれぞれ、各連結杆79の移動領域がそれぞれ交差し
    ない状態で、回動自在に取り付けたことを特徴とするき
    のこ栽培ハウス用開閉装置。
  2. 【請求項2】 巻き芯棒38d,39d,40dを遠隔
    操作する遠隔操作手段82が一箇所に集中して配置され
    ている請求項1記載のきのこ栽培ハウス用開閉装置。
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