JPH0538228A - きのこ栽培装置 - Google Patents

きのこ栽培装置

Info

Publication number
JPH0538228A
JPH0538228A JP3223413A JP22341391A JPH0538228A JP H0538228 A JPH0538228 A JP H0538228A JP 3223413 A JP3223413 A JP 3223413A JP 22341391 A JP22341391 A JP 22341391A JP H0538228 A JPH0538228 A JP H0538228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
house
sheet
frame
thin layer
metallic thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3223413A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Onaka
保 大仲
Toshio Yoshinari
敏夫 吉成
Osamu Sakamoto
修 阪本
Masaaki Yamauchi
政明 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHINARI SHIYUBIYOU KK
Kanebo Ltd
Original Assignee
YOSHINARI SHIYUBIYOU KK
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YOSHINARI SHIYUBIYOU KK, Kanebo Ltd filed Critical YOSHINARI SHIYUBIYOU KK
Priority to JP3223413A priority Critical patent/JPH0538228A/ja
Publication of JPH0538228A publication Critical patent/JPH0538228A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Mushroom Cultivation (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウス栽培において、シート裏面に生じた結
露が落下して榾木を腐らせることがなく、しかも、上記
結露をハウス内に導いてハウス内の湿度調節に利用でき
る。 【構成】 内側アルミハウス11の骨格となる内側フレ
ーム3に、内側用シート38を展着して内側アルミハウ
ス11を形成し、上記内側用シート38の下端を内側フ
レーム3の外側に延ばし、内側アルミハウス11にその
側縁に沿つて暖房機の筒状体52,53を配設し、この
筒状体52,53の近傍位置において内側アルミハウス
11内の床面49に溝61を形成し、この溝61と内側
アルミハウス11の側縁との間の床面49を溝61側に
向かつて下り傾斜状となる傾斜面に形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハウスのフレームに
展着されるシート裏面に生じる結露をハウス内に導いて
ハウス内の湿度調節に利用できるようにしたきのこ栽培
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、しいたけ等のきのこの栽培用ハ
ウス装置としては、図5に示すようなハウスが用いられ
ている。このハウス装置では、左右両側部に複数本の縦
枠71が立設されるとともに、これら縦枠71の上端部
に屋根枠72が取り付けられており、これらでフレーム
が構成されている。上記縦枠71には、その外側面に農
業用ビニールシート73が巻き上げ、巻き下ろし自在
(巻き芯棒73aの一方向への回転により巻き上げ、他
方向の回転により巻き下ろしがなされる)に取り付けら
れており、また、内側面に2枚のシート74,75(ア
ルミ蒸着のなされた目の細かい寒冷紗からなる被覆材7
4と中空構造の保温用ビニールシート75)が巻き上
げ、巻き下ろし自在(巻き芯棒74a,75aの回転に
よりなされる)に取り付けられている。上記屋根枠72
には複数のポリカーボネート波板76が横継ぎして取り
付けられており、また、ハウス70内の上部空間には、
上記屋根枠72の頂部から下方に延びる縦桟85と縦枠
71の上部との間に、アルミ蒸着のなされた目の粗い寒
冷紗からなるシート77が取り付け固定され、その下側
に2枚の寒冷紗製のシート78,79が開閉自在に取り
付けられている(各シート78,79は図の矢印方向に
移動することで、開閉する構造になつている)。また、
天井窓80もポリカーボネート波板76で構成されてお
り、開閉自在になつている。そして、ハウス70内に設
けられた冷暖房装置(石油ストーブ81やクーラー8
2)による冷暖房,散水装置83からの散水および上記
農業用ビニールシート73,シート78,79および天
井窓80の開閉調節により、各季節に応じた採光,温
度,湿度等の各調節が行われる。図において、42は栽
培棚、44は榾木、84は散水ノズルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造では、夏場に上記ポリカーボネート波板76やアルミ
蒸着合成繊維製シート77の裏面に結露が生じ、この露
が上記裏面を伝つて流れその過程で粒子が大きくなり、
上記裏面から落下し寒冷紗製のシート78,79を湿ら
せる。そして、露の一部は寒冷紗製のシート78,79
の網の目を通過しさらに下方に流下する。この落下は、
おおむね同じ場所から生じる。このため、その下側に配
設されている榾木44の同じ箇所に露が落ちそれが重な
ると、榾木44にくぼみができてそこに水が溜まつた
り、榾木44に欠けが生じたりする。その結果、水が溜
まつたり、欠けた部分に害菌が付着し、その部分が腐る
という不都合な事態を招く。また、上記露の一部は上記
シート77,78,79の下端まで流れ、この下端から
滴下したり、縦枠71に取り付けられたシート74,7
5を伝つて流下したりして床面に落ち、縦枠71に沿つ
てハウス70内に形成された溝86に流入するようにな
るが、石油ストーブ81が上記溝86から離れて配設さ
れているため、上記溝86内を流れる水を湿度調節に利
用することは殆どできない。そのうえ、上記寒冷紗製の
シート78,79の上記露による吸水により、シート7
8,79が伸びて垂れ下がるようになり、シート78,
79の開閉ができなくなる。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、ハウス栽培において、シート裏面に生じた結
露が落下して榾木を腐らせることがなく、しかも、上記
結露をハウス内に導いてハウス内の湿度調節に利用でき
るきのこ栽培装置の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のきのこ栽培装置は、ハウスの骨格となる
フレームに、金属薄層シートを展着してハウスを形成
し、上記金属薄層シートの下端をフレームの外側に延ば
し、ハウス内にその側縁に沿つて暖房用ダクトを配設
し、この暖房用ダクトの近傍位置においてハウス内の床
面に溝を形成し、この溝とハウスの側縁との間の床面を
溝側に向かつて下り傾斜状となる傾斜面に形成したとい
う構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この発明のきのこ栽培装置は、ハウ
スの骨格となるフレームに、金属薄層シートを展着して
ハウスを形成したため、夏場に金属薄層シートの裏面に
結露が生じても、露は金属薄層シートの裏面に沿つて下
端まで一気に流れ、途中で止まることがない。したがつ
て、前記従来例のように、結露が榾木の一点に落ちて水
溜まりができるというようなことがなくなる。また、こ
の発明は、ハウスを構成する金属薄層シートの下端をフ
レームの外側に延ばし、ハウス内にその側縁に沿つて暖
房用ダクトを配設し、この暖房用ダクトの近傍位置にお
いてハウス内の床面に溝を形成し、この溝とハウスの側
縁との間の床面を溝側に向かつて下り傾斜状となる傾斜
面に形成したため、金属薄層シートの裏面の下端まで流
れた結露は下り傾斜状の床面を伝つてハウス内の溝に流
れ込み、この溝内を流れる間に、その近傍に配設された
暖房用ダクトの熱で気化され、ハウス内の調湿作用を奏
する。そのうえ、アルミシートのような金属薄層シート
は吸水しても伸びないため、垂れ下がつて開閉できなく
なることもない。
【0007】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すしいたけ栽
培用ハウス装置の構成図、図2はその外観斜視図であ
る。これらの図において、1は略かまぼこ状のハウス、
2は金属製パイプからなる外側フレーム、3は同じく金
属製パイプからなる内側フレームである。この内側フレ
ーム3は、左右両側の縦枠部35,36を上方に延ばし
て略アーチ状枠部37に形成してなる略アーチ状フレー
ム3a(これが4本前後方向に所定間隔で立設されてい
る)と、これらに固定される金属製パイプ製の横枠部
(図示せず)等で構成されている。そして、上記略アー
チ状枠部37の上面には、両面にアルミ蒸着層が形成さ
れた発泡シートからなる内側用シート38を上側に、ア
ルミ蒸着のなされた目の粗い寒冷紗からなる被覆材39
を中央に、中空構造の保温用ビニールシート40を下側
にして展着されている。また、左右両側の縦枠部35,
36の外側面には、上記シート38,39,40が、内
側用シート38を外側に、被覆材39を真ん中に、ビニ
ールシート40を内側にして展着されている。
【0009】また、上記縦枠部35,36の下端部に
は、上記シート38,39,40が固定状態で展着され
ている。そして、上記内側フレーム3および上記シート
38,39,40等で内側アルミハウス11が構成され
ている。
【0010】上記内側アルミハウス11内には、きのこ
栽培室41が形成されている。すなわち、上記きのこ栽
培室41内には、栽培棚(ベンチ)42が前後方向に2
列並んでおり、各列に8個設けられている。各栽培棚4
2は、5段に形成されており、各段には、その前後の横
桟(図示せず)に支持棒43が固定され、この支持棒4
3に榾木44を載置する構造になつている。
【0011】注目すべきは、上記内側アルミハウス11
内の床面の暖房機50が配設される場所よりも内側に、
排水用の溝61が形成され、この溝61と外側フレーム
2との間の床面49、および上記溝61と内側アルミハ
ウス11内の床面中央との間の床面は上記溝61側に向
かつて下り傾斜状となる傾斜面に形成されていることで
ある。したがつて、夏場に上記内側用シート38の裏面
に結露が生じると、この露が内側用シート38の裏面を
伝つてその下端まで一気に流下し、そののちこの下端か
ら床面に滴下したり、上記縦枠部35,36に展着され
るシート38,39,40を伝つて流下したりして、外
側フレーム2と内側フレーム3との間の床面上に落下す
る。この結露は下り傾斜状の床面49を伝つて内側アル
ミハウス11内の溝61に流れ込み、この溝61を流れ
る間に、溝61近傍に配設される暖房機50の熱で暖め
られて気化し、室内の湿度を高めて湿度調節が行える。
また、内側用シート38とビニールシート40間に被覆
材39を設けているため、ここに空気層が形成され、上
記ビニールシート40の表面に対する結露の防止作用を
奏する。
【0012】なお、上記栽培棚42の上側には、散水管
45が配設されている。この散水管45には5個の散水
ノズル46が設けられており、この散水ノズル46から
水がシヤワー状に散水される(この散水中には、しいた
けの発芽,生長を促進する促進剤,栄養剤等が含有され
ている)。
【0013】また、上記外側フレーム2は、左右両側の
縦枠部4,5を上方に延ばしてアーチ状枠部6に形成し
てなるアーチ形フレーム2a(これが6本前後方向に所
定間隔で立設されている)と、これらに固定される金属
製パイプ製の横枠部(図示せず)等で構成されている。
そして、上記アーチ状枠部6の上面と、開閉自在に取り
付けられた天井窓9の上面には、表面にアルミ蒸着層が
形成され、裏面が熱吸収性の黒色面に形成された塩化ビ
ニル樹脂シートからなる外側用シート7を上側に、農業
用ビニールシート(ウエーブロツク)8を下側にして展
着されている。左右両側の縦枠部4,5の外側面には、
上記両シート7,8が、外側用シート7を外側に、農業
用ビニールシート8を内側にして展着されている。図に
おいて、29はハウスバンド、30は天井窓9の開度調
節棒である。
【0014】上記農業用ビニールシート8は、上記アー
チ状枠部6に固定されて取り付けられる。そして、上記
外側フレーム2、天井窓9および両シート7,8等で外
側アルミハウス10が構成されている。
【0015】この構成において、冬場に上記農業用ビニ
ールシート8の裏面に結露が生じると、この露が農業用
ビニールシート8の裏面を伝つてその下端まで一気に流
下し、そののちこの下端から床面に滴下したり、上記縦
枠部4,5に展着されるシート7,8を伝つて流下した
りして、外側フレーム2の外側の床面上に落下する。こ
の結露は外側アルミハウス10内に入ると、下り傾斜状
の床面49を伝つて内側アルミハウス11内の溝61に
流れ込み、この溝61を流れる間に、溝61近傍に配設
される暖房機50の熱で暖められて気化し、室内の湿度
を高めて湿度調節が行える。
【0016】上記外側フレーム2と内側フレーム3との
間の空間において、上記外側フレーム2のアーチ状枠部
6の頂部から下方に延びる縦桟31と縦枠部4,5の上
部との間に、アルミ蒸着のなされた目の細かい寒冷紗か
らなるシート(部分アセタールポリイミドアルコール製
である)32が固着され、その下側にも寒冷紗製のシー
ト(部分アセタールポリビニルアルコール製である)3
3が開閉自在に取り付けられている(このシート33は
図の矢印方向に移動することで、開閉する構造になつて
いる)。
【0017】上記アーチ状枠部6に展着された外側用シ
ート7は、上側部分7a,中央部分7bおよび下側部分
7cに分かれて上記アーチ状枠部6に取り付けられてお
り、そのうち上側部分7aおよび下側部分7cは固定さ
れているが、中央部分7bは開閉装置12(図2参照)
により開閉自在な構造になつている。すなわち、上記中
央部分7bの外側用シート7の上端部7dを上記アーチ
状枠部6に固定するとともに、下端部7eを巻取り棒1
3に巻き付けて固定し、この巻取り棒13の両端をパイ
プローラー16に回動自在に取り付ける。一方、外側ア
ルミハウス10の前後に支持板14を2つ立設し、これ
ら両支持板14にセンターベース15を回動自在に取り
付け、両センターベース15に固定されたガイドパイプ
17を上記各パイプローラー16に回動自在に連結す
る。また、上記両支持板14の近傍に支持板18を立設
し、この支持板18にハンドロータリー34を取り付け
る。そして、このハンドロータリー34と上記各パイプ
ローラー16とをワイヤー19を介して連結する。これ
により、ハンドロータリー34に設けたハンドル20を
手動で回すことにより、上記巻取り棒13を回転させ
て、外側用シート7を巻き上げ、巻き下ろしできる構造
になつている。
【0018】また、上記略アーチ状枠部37に展着され
たシート38,39,40は、上側部分38a,39
a,40aおよび下側部分38b,39b,40bに分
かれて上記略アーチ状枠部37に取り付けられており、
また、左右両側の縦枠部35,36の外側面にシート3
8c,39c,40cが展着されており、上記上側部分
38a,39a,40a、下側部分38b,39b,4
0b、およびシート38c,39c,40cはともに上
記開閉装置12と同じ開閉装置(図示せず)により開閉
自在な構造になつている。
【0019】上記外側フレーム2の左右両側の縦枠部
4,5には、上記外側用シート7と農業用ビニールシー
ト8が開閉装置21で開閉自在な構造になつている。す
なわち、上記外側用シート7と農業用ビニールシート8
の上端部7f,8aを上記縦枠部4,5に固定するとと
もに、下端部7g,8bを巻取り棒22,23に取り付
けて全体を垂れ下げる。一方、外側アルミハウス10の
前後にパイプ24を立設し、これら両パイプ24に2個
の昇降部材25を昇降自在に設ける。この両昇降部材2
5には、図3に示すように、パイプ挿通孔25aが上下
方向に貫通状にあけられて、このパイプ挿通孔25aを
介して上記両昇降部材25がパイプ24に昇降自在にな
つている。また、上記両昇降部材25には筒状の巻取り
棒係合部材26が回転自在に取り付けられており、各係
合部材26には、その一端部(図示せず)に上記巻取り
棒22,23の係合部が形成され、他端部26aにクラ
ンク状の溝26bが形成されている。そして、上記各係
合部材26の他端部26aにそれぞれハンドル28の先
端部を嵌挿し、この先端部に立設した突起28aをクラ
ンク状の溝26bに係合させることにより、上記係合部
材26にハンドル28を取り付けて上記係合部材26を
回転させることができる構造になつている。したがつ
て、上記係合部材26にハンドル28を取り付けて時計
方向に回転させると、上記外側用シート7と農業用ビニ
ールシート8を巻き上げることができ、反時計方向に回
転させると下ろすことができる。
【0020】上記内側アルミハウス11内には、つぎに
説明するような暖房機50およびクーラ62等からなる
空調装置が設けられている。すなわち、上記暖房機50
は、図4に示すように、本体51と2本の柔軟なプラス
チツク製筒状体(暖房用ダクト)52,53とから構成
されている。上記本体51は内側アルミハウス11の前
部に配設されており、上記本体51の前壁にあけた空気
入口51aが外気取入ダクト(図示せず)に接続し、こ
の外気取入ダクトが内側アルミハウス11にあけた孔
(図示せず)および外側アルミハウス10にあけた孔
(図示せず)を貫通して外部に連通している。また、上
記本体51には、その左右の両側壁に温風出口58(図
4には右側壁にあけた温風出口58しか示されていな
い)があけられており、内部にフアン,ヒータ(ともに
図示せず)等が装備され、これらの制御は制御部(図示
せず)により行われる。上記両プラスチツク製筒状体5
2,53は親筒状体54,55と子筒状体56,57と
からなり、親筒状体54,55は、その一端開口部54
a(図では、親筒状体55の一端開口部は見えない)が
上記本体51の温風出口58にバンド59で固定され、
他端閉塞部54b,55bが後部近くに位置し、かつ、
ハウス1の前側部および左右両側部に沿う状態に配設さ
れている。そして、子筒状体56,57は親筒状体5
4,55に連通状に取り付けられており、各栽培棚2の
下に配設されている。また、各子筒状体56,57に
は、前後両側面の対称位置にそれぞれ3個の暖気吹出口
59,60があけられており、その孔径は本体51から
遠い子筒状体のものほど大きくなるように形成されてい
る。
【0021】上記プラスチツク製筒状体52,53は伸
縮自在なプラスチツク材料を用いて作製されたものであ
り、本体51から暖気が送り込まれている時には、この
暖気により膨らんで略円筒体になるが、本体51から暖
気が送り込まれていない時には萎むようになつている。
【0022】上記内側アルミハウス11内の上部空間に
は、クーラ62が前後方向に4個配設されている。上記
クーラ62は内側アルミハウス11の上部空間に左右方
向に架け渡した横桟(図示せず)に取り付けられてい
る。
【0023】このようなハウス装置における内側アルミ
ハウス11内の空調は、つぎのようにして行うことがで
きる。すなわち、暖房機50の本体51の空気入口51
aから本体51内のフアンの吸引力により外気を吸入
し、ヒータにより温風にして、温風出口58から流出す
る。この流出された暖気は両プラスチツク製筒状体5
2,53の親筒状体54,55内を通つて子筒状体5
6,57の暖気吹出口59,60からハウス11内に
(栽培棚42の最下段の支持棒43の下方に)吹出さ
れ、この吹出された暖気によりハウス11内の暖房が行
われる。一方、ハウス11内の上部空間の空気は、その
一部がクーラ62により冷気にされてハウス11内に戻
されて、ハウス11内の冷房が行われる。このようにし
て、ハウス11内の温度が所望の温度に設定される。ま
た、内側用シート38の裏面に生じた結露や農業用ビニ
ールシート8の裏面に結露を利用して、ハウス11内の
湿度調節をすることができる。したがつて、ハウス栽培
において、年中、しいたけの発芽,栽培が行えるように
なる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明のきのこ栽培装
置によれば、夏場に金属薄層シートの裏面に結露が生じ
ても、露は金属薄層シートの裏面に沿つて下端まで一気
に流れ、途中で止まることがない。したがつて、前記従
来例のように、結露が榾木の一点に落ちて水溜まりがで
きるというようなことがなくなる。しかも、金属薄層シ
ートの裏面の下端まで流れた結露は下り傾斜状の床面を
伝つてハウス内の溝に流れ込み、この溝内を流れる間
に、その近傍に配設された暖房用ダクトの熱で気化され
ハウス内の調湿作用を奏する。そのうえ、アルミシート
のような金属薄層シートは吸水しても伸びないため、垂
れ下がつて開閉できなくなることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すしいたけ栽培用ハウ
ス装置の構成図である。
【図2】上記ハウス装置の外観斜視図である。
【図3】開閉装置を示す斜視図である。
【図4】暖房機を示す斜視図である。
【図5】従来のハウスを示す構成図である。
【符号の説明】
1 ハウス 2 外側フレーム 3 内側フレーム 7 外側用シート 10 外側アルミハウス 11 内側アルミハウス 38 内側用シート 49 床面 52,53 筒状体 61 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 政明 兵庫県芦屋市川西町7番3−509号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウスの骨格となるフレームに、金属薄
    層シートを展着してハウスを形成し、上記金属薄層シー
    トの下端をフレームの外側に延ばし、ハウス内にその側
    縁に沿つて暖房用ダクトを配設し、この暖房用ダクトの
    近傍位置においてハウス内の床面に溝を形成し、この溝
    とハウスの側縁との間の床面を溝側に向かつて下り傾斜
    状となる傾斜面に形成したことを特徴とするきのこ栽培
    装置。
  2. 【請求項2】 金属薄層シートがアルミシートである請
    求項1記載のきのこ栽培装置。
JP3223413A 1991-08-07 1991-08-07 きのこ栽培装置 Pending JPH0538228A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3223413A JPH0538228A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 きのこ栽培装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3223413A JPH0538228A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 きのこ栽培装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0538228A true JPH0538228A (ja) 1993-02-19

Family

ID=16797758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3223413A Pending JPH0538228A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 きのこ栽培装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0538228A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3532627A1 (de) * 1984-09-12 1986-03-20 Honda Motor Co Ltd Elektromagnetische servovorrichtung fuer elektrische leistungssteuersysteme fuer kraftfahrzeuge
KR101229155B1 (ko) * 2012-07-09 2013-02-01 미 라 김 복합 터널형 농업시설
CN104365375A (zh) * 2014-10-31 2015-02-25 福建农林大学 用于鲍鱼菇、茶树菇和大杯香菇的室内雾化刺激出菇栽培法
CN106688620A (zh) * 2014-10-31 2017-05-24 福建省农业科学院土壤肥料研究所 用于杏鲍菇的室内雾化刺激出菇栽培法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3532627A1 (de) * 1984-09-12 1986-03-20 Honda Motor Co Ltd Elektromagnetische servovorrichtung fuer elektrische leistungssteuersysteme fuer kraftfahrzeuge
KR101229155B1 (ko) * 2012-07-09 2013-02-01 미 라 김 복합 터널형 농업시설
WO2014010876A2 (ko) * 2012-07-09 2014-01-16 돔하우스코리아(주) 복합 터널형 농업시설 및 저장고
WO2014010876A3 (ko) * 2012-07-09 2014-03-06 돔하우스코리아(주) 복합 터널형 농업시설 및 저장고
CN104365375A (zh) * 2014-10-31 2015-02-25 福建农林大学 用于鲍鱼菇、茶树菇和大杯香菇的室内雾化刺激出菇栽培法
CN106688620A (zh) * 2014-10-31 2017-05-24 福建省农业科学院土壤肥料研究所 用于杏鲍菇的室内雾化刺激出菇栽培法
CN104365375B (zh) * 2014-10-31 2017-05-31 福建农林大学 用于鲍鱼菇的室内雾化刺激出菇栽培法
CN106718047A (zh) * 2014-10-31 2017-05-31 福建省农业科学院土壤肥料研究所 用于黑平菇的室内雾化刺激出菇栽培法
CN107006267A (zh) * 2014-10-31 2017-08-04 福建农林大学 用于茶树菇的室内雾化刺激出菇栽培法
CN107173053A (zh) * 2014-10-31 2017-09-19 福建农林大学 用于大杯香菇的室内雾化刺激出菇栽培法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10278338B2 (en) Greenhouse and forced greenhouse climate control system and method
JP2936428B2 (ja) きのこの原木栽培における人工ほだ化方法及びその装置
US20140150336A1 (en) Greenhouse and forced greenhouse climate control system and method
JP3268297B2 (ja) シートの開閉装置
JPH0538228A (ja) きのこ栽培装置
CN111895638B (zh) 一种建筑中央空调出风口
JP3595540B2 (ja) 育苗用の開放型空調装置
JPH0538227A (ja) きのこ栽培装置
JP2543544Y2 (ja) きのこ栽培ハウス用開閉装置
KR102376159B1 (ko) 다단 통풍구조를 갖는 비닐하우스
CA2592674C (en) Greenhouse and forced greenhouse climate control system and method
JP2000209969A (ja) 植物栽培装置
JP3227357U (ja) 茸栽培用施設
JPH057063U (ja) しいたけ栽培用暖房機
JP3872550B2 (ja) 植物育成室
JPS5913801Y2 (ja) ビニ−ルハウス
JPH067032A (ja) しいたけの人工栽培方法およびしいたけ栽培用ハウス装置
JPH07158359A (ja) 日射遮蔽装置
JPH057054U (ja) しいたけ栽培棚
JPH07213168A (ja) 植物栽培ハウスの空調方法及びその構造