JP2543386B2 - 粒状硬化ゴムから得たトレッドを有するタイヤ - Google Patents

粒状硬化ゴムから得たトレッドを有するタイヤ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、車両用タイヤに関するもので、特にこのよ
うなタイヤのトレッドに関するものである。
〔発明の背景〕
車両用タイヤの製造には、一般に、天然ゴムやスチレ
ン−ブタジエンゴムが使われている。タイヤのトレッド
は通常、重合ブタジエンゴムでできている。新しいタイ
ヤのトレッドは、タイヤ成形工程で形成されるが、更生
または「山掛け」タイヤのトレッドは、タイヤのカーカ
スの周囲に未使用のゴム成形コンパウンドの層を設け、
この層を成形してトレッドを形作り、トレッド溝を形成
することによって形成される。トレッドの再生に使用す
るゴム成形材料は、エキステンダー油とカーボンブラッ
ク充填剤を含有する天然または合成ゴム(スチレン−ブ
タジエン(“SBR"))の混合物でもよい。トレッドに強
度と妥当な耐摩耗性を与えるため、新しいトレッドと山
掛けトレッドのどちらにも未使用のゴム材が使われてい
る。
1984年11月6日に発行された、本出願人による米国特
許第4,481,335号では、液体の硬化性高分子結合剤で表
面処理を施した屑ゴムの粒子から得たゴムコンパウンド
が開示されている。表面処理を施した粒状材料を未使用
のゴム素材に加えると、成形用生成物が得られた。得ら
れた生成物の物理的性質(引張強さ、破断点伸び)は低
下したが、それにもかかわらず、未使用のゴム成形素材
から成形した生成物に通常伴う極限の物理的性質を要求
しない状況では、この最終的な生成物は有効であった。
〔発明の概要〕
本発明は、予め硬化したゴムの表面処理済粒子を相当
量含有するゴム成形コンパウンドから成形したトレッド
を有する、車両用タイヤに関するものである。驚くべき
ことに、得られたトレッドの引張強さと極限伸びの性質
は、予想通り、未使用のゴム成形素材を使って得られた
性質より劣っているが、トレッドの耐摩耗性は、未使用
のゴム成形素材から作ったトレッドが示す耐摩耗性と少
なくとも同等で、これより優れていることも多い。
一態様においては、本発明は、少なくとも3モル%
(好ましくは少なくとも10モル%)のエチレン不飽和を
有し、しかもベンゼン、ヘキサン、またはその両方に可
溶性で、塗布された硬化ゴム粒子の表面を軟化させる、
液体の硫黄硬化性高分子結合剤で表面処理を施した硬化
ゴム粒子で構成される処理済粒状ゴム材を約20〜80wt%
(好ましくは約35〜75wt%)含有するゴム成形コンパウ
ンドの成形硬化生成物で構成されるトレッド部を有する
車両用タイヤに関するものである。
別の態様においては、本発明は、使用済ゴム高分子成
分を含有するトレッドを有するタイヤの耐摩耗性を維持
または多くの場合それを改善する方法に関するもので、
この方法は、トレッドを成形する予定のゴム成形コンパ
ウンドに、少なくとも3モル%(好ましくは少なくとも
10モル%)のエチレン不飽和を有し、しかもベンゼン、
ヘキサン、またはその両方に可溶性で、塗布された硬化
ゴム粒子の表面を軟化させる、液体の硫黄硬化性高分子
結合剤で表面処理を施した硬化ゴム粒子で構成される処
理済粒状ゴム材を約20〜80wt%(好ましくは約35〜75wt
%)混和する段階で構成される。
〔発明の実施例〕
本発明で使用する処理済粒状ゴム材は、1984年11月6
日に発行された、本出願人による米国特許第4,481,335
号に記載したものも含み、同特許の趣旨は参照して本明
細書中に盛り込まれている。このような処理済粒状ゴム
コンパウンドは、主成分として、硬化ゴム粒子を含有す
るが、このゴム粒子は粉砕処置によりスクラップタイヤ
から得るのが望ましい。この粒子は、タイヤの製造に使
用する、天然ゴムまたは合成ゴム、あるいはその両方を
組み合わせたものでもよい。このようなタイヤは、一般
に、天然ゴムまたはSBR製であるが、ネオプレンおよび
ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンジエ
ンゴム等の合成ゴムでも本発明に使用するには十分であ
る。本発明で有効な粒子の大きさは、広範囲にわたって
もよいが、通常、約20〜300メッシュ(米国シーブシリ
ーズ)の範囲内になる。現在、30メッシュが好ましい大
きさであると考えられている。「30メッシュ」の粒子と
は、大きさが様々であってもよいが、その粒子のすべて
が30メッシュのスクリーンを通過できる大きさである粒
子を指すことはわかるであろう。
使用する高分子結合剤は、280゜Fの粘度が約1,000,0
00cp以下である液体で、好ましくは室温で流し込めるも
のである。高分子結合剤は、エチレン不飽和を特徴と
し、少なくとも3モル%、好ましくは少なくとも10モル
%の不飽和を含んでいる。結合剤は、室温で溶剤100ml
当たり少なくとも10gの程度で、ヘキサンまたはベンゼ
ン、あるいはその両方に可溶性である。結合剤はそれが
塗布された硬化ゴム粒子を軟化させる。ゴムスクラップ
の小片を高分子結合剤で薄く被覆し、105゜Fで10分間
加熱した場合、ゴム片の表面は軟化し、指でこすり取る
ことができる。この特徴は、スクラップゴム片が炭素入
りであると特に顕著で、この小片の表層を取り除くと、
指に濃い染みが残る。高分子結合剤自体は硫黄硬化性
で、堅い固体を形成する。同量の結合剤と硫黄から作っ
た硬化ゴムのパティを310゜Fで30分間硬化すると、固
体で堅くなるはずである。
液体結合剤としては1,4−ブタジエンおよび置換ブタ
ジエンの共重合体および単独重合体が好ましい。1,4−
ブタジエンおよびスチレンの共重合体は素晴らしい結果
を示している。高分子結合剤の例については、本出願人
の米国特許第4,481,335号をもう一度参照する。
本発明で使用する処理済粒状ゴムコンパウンド用硬化
剤としては、硫黄および硫黄含有物が好ましい。元素状
態の硫黄そのものは、様々な硫黄供与体コンパウンドと
同様、硬化剤として使用できる。モンサントケミカル社
より“Santocure NS"の商標で販売されているN−ター
ト−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルホンアミドは好
結果を示している。硬化剤は、高分子結合剤の約50〜50
0wt%の割合で加えるのが望ましい。
本発明で使用する処理済粒状ゴム材は、硬化ゴム粒子
(例えば、スクラップタイヤから上記のように得た粒
子)を100重量部と、高分子結合剤を約1〜5重量部、
好ましくは約2〜4重量部と、効果的な量(高分子結合
剤の重量を基礎として約50〜500wt%の範囲であるのが
望ましい)の硫黄または硫黄供与体等と硬化剤とを、リ
ボンブレンダー等の適当なミキサーで一緒に配合して生
成してもよい。配合は、ほぼ均質で完全に粒状の混合物
が得られるまで約100〜280゜Fの温度で行うのが望まし
い。この結果、硬化ゴム粒子のほぼすべてが高分子結合
剤で非常に薄く被覆され、結合剤が粒子の表面に吸収さ
れているように見える。粒状コンパウンドは、全体的に
指触乾燥状態で、ほぼさらさらしているのが好ましい。
本発明によると、処理済粒状ゴム材は、車両用タイヤ
のトレッドとして成形される前に未使用のゴム素材と配
合される。一般に未使用のゴム素材には、(未硬化の)
未使用のゴム100重量部当たり、相当な量(例えば、75
重量部)のカーボンブラック充填剤と50重量部以上の芳
香性の高い石油等のエキステンダー油が含まれている。
概して、未使用のゴム、カーボンブラック、および油の
量は希望に合わせて変えることができる。処理済粒状硬
化ゴム材と未使用のゴム素材との配合は、従来の装置を
使って希望通りに行うことができる。
以下に説明する実験では、従来の技術でタイヤのトレ
ッドを再生したが、まず、未使用のゴムコンパウンドを
ゴム用ロール機にバンド状に巻きつけ、その後硬化剤、
さらに処理済粒状混合物をロール機のバッチに加えた。
各バッチの混合は約5分かかった。混合した配合物は次
に連続ストリップとして取り出し、冷却した。
トレッド再生作業では、配合し冷却したストリップを
押し出し機(マイヤータイヤサプライ社製、“Orbitrea
d")を送り込んだ。タイヤのカーカスは、既存のトレッ
ドをバフ磨きで取り去り、できた表面をゴム系接着剤
(マイヤータイヤサプライ社製、V−10“Orbibond")
で被覆し、これを乾燥させて準備した。トレッドコンパ
ウンドは、AMF“Tire Builder"CX−200を使って塗布
し、次にタイヤのトレッドを147℃で45分間、標準ブレ
スで成形した。すべてのタイヤについて同一のトレッド
模様を使用した。どの場合も初期のトレッド溝深さは8.
33mmであった。車両に取り付けて試験する前に、タイヤ
をトリミングし、最低5日間放置した。バランス調整は
取り付け時に行った。初期の路上試験は古タイヤを使っ
て行ったが、実験用トレッドの方がこれを取り付けた古
タイヤケーシングより流持ちするだろうという指摘があ
ったので、その後の試験では新しいタイヤを使用するこ
とが多かった。
以下に示す各例では、処理済粒状材は、粒子100重量
部当たり、液体スチレン−ブタジエン樹脂3重量部、元
素状態の硫黄1.5重量部、Santocure NS(モンサント社
製、前述の通り)0.75重量部で構成される液体と混合す
ることによって、30メッシュに粉砕し、表面被覆したス
クラップタイヤから得た。液体スチレン−ブタジエン樹
脂は、150゜Fで約10,000cpの粘度を有するきれいな琥
珀色の液体であった。今後、本明細書では表面処理を施
した粒子を“STP"と呼ぶこともある。
以下の実験では、3種類の標準的な未使用のゴム素材
を使用したが、各素材の供給元はコポリマーラバーアン
ドケミカル社であった。各素材に使用した硬化系は、元
素状態の硫黄と、酸化亜鉛と、その他の添加剤で構成さ
れ、プロダクションシステムズ社が“Curative SC−30
−04"として販売しているコンパウンドであった。“184
7"と表示した未使用のゴム素材は、25.5%の結合スチレ
ンを有し、ゴム100重量部当たり、カーボンブラック75
重量部と芳香性の高い油50重量部を含むスチレン−ブタ
ジエンゴムを含有していた。“1849"と表示した別の未
使用のゴム素材は、カーボンブラックと油の含有量が素
材1847より若干多かった。“3652"と表示したもう1つ
の未使用のゴム素材は、カーボンブラックと油の含有量
が素材1847より少なかった。
例 I スチールベルト入りラジアルタイヤに、STPを40wt%
とゴム素材1849を60wt%含有するコンパウンドから形成
したトレッドを設けた。このゴム素材1849には、素材10
0重量部当たり、Curative SC−30−04を2.5重量部添加
してあった。このタイヤを、1971年型オールズモビル・
カトラスの後輪駆動用タイヤとして取り付けた。14,400
Km走行後、トレッドの摩耗は1.98mmであった。この車両
には、32,000Km走行するとリヤタイヤがほぼつるつるに
なるまで摩耗するという経歴があった。
例 II この例では、中古のスチールベルト入りラジアルタイ
ヤケーシングを2本使用した。そのうちの1本は未使用
のゴム素材1849でトレッドを再生したが、この素材には
素材100重量部当たり、硬化剤SC−30−04 2.5重量部が
添加してあった。もう1本のタイヤは、同じ素材1849と
硬化剤60wt%と、STP40wt%とを含有する成形用コンパ
ウンドでトレッドを再生した。このタイヤを、1980年型
シボレー・サイテーションのフロントタイヤとして取り
付け、17,600Km走行した。次にこのタイヤを後輪に移
し、さらに23,360Km走行した。精密検査を行った結果、
タイヤには同じく3.18mmのトレッド摩耗があり、STPを
含有するタイヤの方がエッジの摩耗が大きいことがわか
った。
例 III 新しいスチールベルト入りラジアルタイヤ4本は、ST
Pを40wt%と、素材100重量部当たり、硬化剤SC−30−04
を2.5重量部含有する未使用のゴム素材1847を60wt%含
有するトレッド再生コンパウンドでトレッドを再生し
た。4本のタイヤすべてを1983年型オールズモビル・デ
ィーゼルカスタムクルーザー・ステーションワゴンに取
り付けた。59,200Km走行後の各タイヤのトレッド摩耗は
3.97mmであった。この車両では普通、64,000Km走行する
と市販のタイヤのトレッドがほぼつるつるになるまで摩
耗した。
例 IV 新しいスチールベルト入りラジアルタイヤ2本は、未
使用のゴム素材3652(素材100重量部当たり、硬化剤SC
−30−04を2.6重量部含有)50wt%と、STP50wt%とで構
成されるトレッド再生コンパウンドでトレッドを再生し
た。このタイヤを、配達用車両として使用するフォード
・ブロンコIIのリヤタイヤとして取り付けた。この車両
では一般に、19,200〜24,000Km走行すると市販のタイヤ
がほぼつるつるになるまで摩耗した。19,200Km走行後、
この例のタイヤは、トレッド摩耗が59.5mmであることが
わかった。
上記の各例では、実験用タイヤの牽引とスキッド抵抗
のどちらも影響を受けていないようだった。
興味深いことに、STPを含有するトレッドを使用した
タイヤは、同じ未使用素材から作っても、STPを全く含
有していないトレッドを使用した対照標準用タイヤより
も走行温度が低いようであった。一連の試験では、周囲
温度が27℃より高い時に1〜2時間、高速で走行後、ト
レッドの温度差を高温計で測定したところ、STPを含有
するトレッドの温度が対照標準トレッドの温度より5℃
以上低いことがわかった。
上記のトレッドコンパウンドのそれぞれについて、硬
度、引張強さ、伸びを試験したので、その結果を次の表
に示す。
トレットコンパウンドに表面処理を施した粒子を添加
することによって、各ゴム素材の硬化、引張強さ、伸び
が悪影響を受けたことがわかるであろう。しかし、表面
処理を施した粒子コンパウンドから作ったトレッドの耐
摩耗性は、未使用のゴム素材だけで作ったトレッドと少
なくとも同等であった。STP含有のトレッドコンパウン
ドによって得られたトレッドの耐摩耗性が優れているこ
とは予期していなかったが、本発明がスクラップタイヤ
の別の用途を提供し、トレッドに良好な耐摩耗性がある
タイヤをスクラップタイヤから得た安価な原料から製造
可能にするという点で、非常に望ましいことである。
本発明の好ましい実施例について説明してきたが、本
発明の精神および添付の請求項の範囲を逸脱せずに様々
な変更、改良、変形が可能であることは理解されるはず
である。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも3モル%のエチレン不飽和を有
    し、しかもベンゼン、ヘキサン、またはその両方に可溶
    性で、塗布された硬化ゴム粒子表面を軟化させる、液体
    の硫黄硬化性高分子結合剤で表面処理を施した硬化ゴム
    粒子で構成される処理済粒状ゴム材を約20〜80wt%含有
    するゴム成形コンパウンドの成形硬化生成物で構成され
    るトレッド部を有する車両用タイヤ。
  2. 【請求項2】液体の硫黄硬化性高分子結合剤のエチレン
    不飽和が少なくとも10モル%であることを特徴とする、
    請求項1記載の車両用タイヤ。
  3. 【請求項3】該ゴム成形コンパウンド中に、該コンパウ
    ンドの約35〜75wt%の濃度で該処理済粒状ゴム材が存在
    することを特徴とする、請求項1記載の車両用タイヤ。
  4. 【請求項4】前記硫黄硬化性高分子結合剤が、室温で流
    し込めるスチレン−ブタジエン樹脂であることを特徴と
    する、請求項1記載の車両用タイヤ。
  5. 【請求項5】前記トレッド成形コンパウンド中に、約40
    〜50wt%の濃度で前記処理済粒状ゴム材が存在すること
    を特徴とする、請求項3記載の車両用タイヤ。
  6. 【請求項6】少なくとも3モル%のエチレン不飽和を有
    し、しかもベンゼン、ヘキサン、またはその両方に可溶
    性で、塗布された硬化ゴム粒子表面を軟化させる、液体
    の硫黄硬化性高分子結合剤で表面処理を施した硬化ゴム
    粒子で構成される処理済粒状ゴム材を約20〜80wt%含有
    するゴム成形コンパウンドからタイヤのトレッドを形成
    する段階で構成される、トレッドに相当な耐摩耗性を有
    する車両用タイヤの製造方法。
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