JP2543356Y2 - ホイール - Google Patents
ホイールInfo
- Publication number
- JP2543356Y2 JP2543356Y2 JP5013991U JP5013991U JP2543356Y2 JP 2543356 Y2 JP2543356 Y2 JP 2543356Y2 JP 5013991 U JP5013991 U JP 5013991U JP 5013991 U JP5013991 U JP 5013991U JP 2543356 Y2 JP2543356 Y2 JP 2543356Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- wheel
- mounting surface
- alignment
- disk mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はホイールに関し、特にタ
イヤが組み込まれたホイールを車両に装着され接地した
状態でホイールのアライメントの測定に供されるアライ
メント測定面を備えたホイールに関する。
イヤが組み込まれたホイールを車両に装着され接地した
状態でホイールのアライメントの測定に供されるアライ
メント測定面を備えたホイールに関する。
【０００２】
【従来の技術】路面の整備が行き届き、高速走行が可能
になった結果車の高速走行での安定性の面からホイール
アライメント測定・調整の必要性が重要視されるように
なってきた。ホイールアライメント測定・調整は、車両
のボディー製造上の形状上は許容できる歪みであって
も、走行性能に影響を与える、走行方向と車輪の整列性
に影響を与える寸法の最終調整に不可欠の工程である。
その際、ホイールアライメント測定・調整に不可欠な測
定の基準面を決める必要がある。現在使用されているホ
イールアライメント測定・調整装置の測定面の取り方は
つぎの方法が一般的にとられているが、それらはホイー
ル・リムの耳またはその周辺を基準として測定治具を装
着するやり方及び被測定車両に装着されたタイヤのサイ
ド部を基準として測定するやり方である。
になった結果車の高速走行での安定性の面からホイール
アライメント測定・調整の必要性が重要視されるように
なってきた。ホイールアライメント測定・調整は、車両
のボディー製造上の形状上は許容できる歪みであって
も、走行性能に影響を与える、走行方向と車輪の整列性
に影響を与える寸法の最終調整に不可欠の工程である。
その際、ホイールアライメント測定・調整に不可欠な測
定の基準面を決める必要がある。現在使用されているホ
イールアライメント測定・調整装置の測定面の取り方は
つぎの方法が一般的にとられているが、それらはホイー
ル・リムの耳またはその周辺を基準として測定治具を装
着するやり方及び被測定車両に装着されたタイヤのサイ
ド部を基準として測定するやり方である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上に述べた従来よりと
られてきた手段は、ホイールまたはタイヤ固有の所定部
分をホイールアライメントの測定基準面として利用する
ものであるため、計測に手間がかかり、それによって測
定された結果は精度のよいものではなかった。
られてきた手段は、ホイールまたはタイヤ固有の所定部
分をホイールアライメントの測定基準面として利用する
ものであるため、計測に手間がかかり、それによって測
定された結果は精度のよいものではなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案はこのようなもの
とは異なり、精度のよいホイールアライメントの測定値
を得るための測定面または測定基準面を備えたホイール
を提供するもので、具体的には、それはタイヤのビード
部が固定されるべき一対のビード座を備えた環状リム部
と該リム部の径方向内周面の所定位置から径方向内向き
に延びるディスク部を含み、該ディスク部がその径方向
内側部分に車両のホイール取付ハブに当接し、且つ回転
軸と直交して延びるディスク取付面をディスクの軸方向
の一方に備えたホイールにおいて、上記ディスクはディ
スク取付面よりの軸方向距離Ｋをもって上記ディスク取
付面と平行に延びるホイールアライメント測定面をディ
スクの取付面と反対側の周上に不連続または連続して設
けた構造のものである。
とは異なり、精度のよいホイールアライメントの測定値
を得るための測定面または測定基準面を備えたホイール
を提供するもので、具体的には、それはタイヤのビード
部が固定されるべき一対のビード座を備えた環状リム部
と該リム部の径方向内周面の所定位置から径方向内向き
に延びるディスク部を含み、該ディスク部がその径方向
内側部分に車両のホイール取付ハブに当接し、且つ回転
軸と直交して延びるディスク取付面をディスクの軸方向
の一方に備えたホイールにおいて、上記ディスクはディ
スク取付面よりの軸方向距離Ｋをもって上記ディスク取
付面と平行に延びるホイールアライメント測定面をディ
スクの取付面と反対側の周上に不連続または連続して設
けた構造のものである。
【０００５】
【作用】本考案のホイールは、ディスク取付面と軸方向
距離Ｋをもって該ディスク取付面と平行に延びるアライ
メント測定面をディスクの円周上に備えているため、ホ
イールアライメントをこの測定面を基準面として測定し
た場合、精度がよく且つ再現性のよい結果が得られ、ま
たこれに基くホイールアライメントの調整を行うことが
できる。
距離Ｋをもって該ディスク取付面と平行に延びるアライ
メント測定面をディスクの円周上に備えているため、ホ
イールアライメントをこの測定面を基準面として測定し
た場合、精度がよく且つ再現性のよい結果が得られ、ま
たこれに基くホイールアライメントの調整を行うことが
できる。
【０００６】
【実施例】以下図面に基き本考案の実施例について説明
する。図において、ホイール１は、タイヤのビードが係
合する一対のビード座２を備え、回転軸Ｃに関し概ね平
行に延びる環状のリム部３と、このリム部の内周面のほ
ぼ中央位置から湾曲しつつ径方向内側に延びるディスク
部４から成る。図においては便宜上回転軸の下側は図示
を省略している。
する。図において、ホイール１は、タイヤのビードが係
合する一対のビード座２を備え、回転軸Ｃに関し概ね平
行に延びる環状のリム部３と、このリム部の内周面のほ
ぼ中央位置から湾曲しつつ径方向内側に延びるディスク
部４から成る。図においては便宜上回転軸の下側は図示
を省略している。
【０００７】ディスク部４は、その回転軸中心位置にハ
ブ孔５を備え、径方向内側部分６に車両のハブ（図示せ
ず）に当接するディスク取付面７を内側Ｉに有する。符
号８は、車両のハブにホイールを装着するためのボルト
孔で周上に等間隔に通常４〜８個設けられる。
ブ孔５を備え、径方向内側部分６に車両のハブ（図示せ
ず）に当接するディスク取付面７を内側Ｉに有する。符
号８は、車両のハブにホイールを装着するためのボルト
孔で周上に等間隔に通常４〜８個設けられる。
【０００８】本考案において、アライメント測定面９を
ディスク部４の外側Ｏに備える。このアライメント測定
面９は回転軸と直交するディスク取付面７から距離Ｋを
もってこの取付面７と平行に径方向に延びる平滑な面で
周方向に不連続または連続して形成される。アライメン
ト測定面９を周上に連続して環状に設ける場合５mm以上
の径方向幅であることが望ましい。測定容易性の観点か
らいえば、ホイールの美観を損なわない限り上記幅は広
い方が良い。一方アライメント測定面を円周上に不連続
に設ける場合、たとえば、回転軸から一定の半径をもっ
た円周上に所定間隔をもって、最低３箇所の位置に、た
とえば一辺の長さ５mm以上の四辺形，短軸方向差渡しが
５mm以上の楕円形、または直径が５mm以上の円形等種々
の形状が考えられる。また図においてアライメント測定
面９をボルト孔８の径方向外側に設けた例を示している
が、事情が許す限りディスク部の外側０の表面上であれ
ばその径方向領域の何れの部分にも設けることができ
る。更にまた測定面９は隣接部に対し軸方向へくぼんで
いても逆に突出していてもよい。なお図示の例でディス
ク部４のリム部に近接した径方向外側部分は、湾曲した
形状を呈しているがこの湾曲部分にアライメント測定面
を設ける場合には、ディスク取付面７と平行な平滑面を
部分的に形成する必要があることはいうまでもない。
ディスク部４の外側Ｏに備える。このアライメント測定
面９は回転軸と直交するディスク取付面７から距離Ｋを
もってこの取付面７と平行に径方向に延びる平滑な面で
周方向に不連続または連続して形成される。アライメン
ト測定面９を周上に連続して環状に設ける場合５mm以上
の径方向幅であることが望ましい。測定容易性の観点か
らいえば、ホイールの美観を損なわない限り上記幅は広
い方が良い。一方アライメント測定面を円周上に不連続
に設ける場合、たとえば、回転軸から一定の半径をもっ
た円周上に所定間隔をもって、最低３箇所の位置に、た
とえば一辺の長さ５mm以上の四辺形，短軸方向差渡しが
５mm以上の楕円形、または直径が５mm以上の円形等種々
の形状が考えられる。また図においてアライメント測定
面９をボルト孔８の径方向外側に設けた例を示している
が、事情が許す限りディスク部の外側０の表面上であれ
ばその径方向領域の何れの部分にも設けることができ
る。更にまた測定面９は隣接部に対し軸方向へくぼんで
いても逆に突出していてもよい。なお図示の例でディス
ク部４のリム部に近接した径方向外側部分は、湾曲した
形状を呈しているがこの湾曲部分にアライメント測定面
を設ける場合には、ディスク取付面７と平行な平滑面を
部分的に形成する必要があることはいうまでもない。
【０００９】
【考案の効果】ホイールアライメント測定に当たっては
公知のアライメント測定器によりその端子が複数（通常
４個前後）車両に装着された本考案のホイールのアライ
メント測定面９に固定手段を介して固定されるためアラ
イメント測定面９によってホイールの軸と直交する向き
に形成される１つの面は精度の点でホイールのディスク
が当接する車両のハブが形成する面と実質上同一であ
る。アライメントの測定即ち車両の前後方向軸及び垂直
方向軸に対するアライメント測定面によって形成される
上記ホイールディスクの面の傾きを本考案のホイールを
用いることによって精確に且つ簡便に測定できるのであ
る。
公知のアライメント測定器によりその端子が複数（通常
４個前後）車両に装着された本考案のホイールのアライ
メント測定面９に固定手段を介して固定されるためアラ
イメント測定面９によってホイールの軸と直交する向き
に形成される１つの面は精度の点でホイールのディスク
が当接する車両のハブが形成する面と実質上同一であ
る。アライメントの測定即ち車両の前後方向軸及び垂直
方向軸に対するアライメント測定面によって形成される
上記ホイールディスクの面の傾きを本考案のホイールを
用いることによって精確に且つ簡便に測定できるのであ
る。
【図１】本考案の一実施例を示す断面図である。
１ ホイール ２ ビード座 ３ リム部 ４ ディスク部 ５ ハブ孔 ６ 径方向内側部分 ７ ディスク取付面 ８ ボルト孔 ９ アライメント測定面 Ｃ 回転軸 Ｉ 内側 Ｋ ディスク取付面７からの距離 ０ 外側
Claims (1)
- 【請求項１】 タイヤのビード部が固定されるべき一対
のビート座を備えた環状リム部と該リム部の径方向内周
面の所定位置から径方向内向きに延びるディスク部を含
み、該ディスク部がその径方向内側部分に車両のホイー
ル取付ハブに当接し、且つ回転軸と直交して延びるディ
スク取付面をディスクの軸方向の一方に備えたホイール
において、上記ディスクは、ディスク取付面よりの軸方
向距離（Ｋ）をもって上記ディスク取付面と平行に延び
るホイールアライメント測定面をディスク取付面と反対
側の周上に不連続または連続して設けたことを特徴とす
るホイール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5013991U JP2543356Y2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | ホイール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5013991U JP2543356Y2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | ホイール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526501U JPH0526501U (ja) | 1993-04-06 |
| JP2543356Y2 true JP2543356Y2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=12850818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5013991U Expired - Lifetime JP2543356Y2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | ホイール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2543356Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-29 JP JP5013991U patent/JP2543356Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0526501U (ja) | 1993-04-06 |
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