JP2542878Y2 - 管継手 - Google Patents
管継手Info
- Publication number
- JP2542878Y2 JP2542878Y2 JP299491U JP299491U JP2542878Y2 JP 2542878 Y2 JP2542878 Y2 JP 2542878Y2 JP 299491 U JP299491 U JP 299491U JP 299491 U JP299491 U JP 299491U JP 2542878 Y2 JP2542878 Y2 JP 2542878Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- primary
- inner tube
- joint
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Joints With Pressure Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は管継手に関し、特にガ
ラス管の接続に有用な管継手に関するものである。
ラス管の接続に有用な管継手に関するものである。
【0002】
【従来技術】図5は従来のガラス管の継手部を示す縦断
側面図である。一次管1の先端には該一次管1の外径と
符合する内径の接続管10の下端部が接着剤Bで接着さ
れる。この接続管10の上端部には雌ネジ101が刻ま
れており、下記のように二次管2に嵌挿された締着具5
の先端外周に設けられた雄ネジ51が螺着されるように
なっている。
側面図である。一次管1の先端には該一次管1の外径と
符合する内径の接続管10の下端部が接着剤Bで接着さ
れる。この接続管10の上端部には雌ネジ101が刻ま
れており、下記のように二次管2に嵌挿された締着具5
の先端外周に設けられた雄ネジ51が螺着されるように
なっている。
【0003】上記二次管2の外径は一次管1の外径より
小さくなっており、その先端に一次管1の内径に符合す
る台座20が設けられ、上記のように一次管1の先端に
固着した接続管10の先端開口部から差し込んで、上記
台座20を一次管1の先端に突き合わせるようになって
いる。一方、上記締着具5の中心部には、上記二次管2
が挿入できる大きさの嵌挿穴52が明けられており、該
嵌挿穴52に二次管2が挿通された状態で、上記接続管
10に対して締着具5が螺進させて上記台座20を一次
管1の先端に圧着することにより二次管2を一次管1に
気密に接続するようにしている。
小さくなっており、その先端に一次管1の内径に符合す
る台座20が設けられ、上記のように一次管1の先端に
固着した接続管10の先端開口部から差し込んで、上記
台座20を一次管1の先端に突き合わせるようになって
いる。一方、上記締着具5の中心部には、上記二次管2
が挿入できる大きさの嵌挿穴52が明けられており、該
嵌挿穴52に二次管2が挿通された状態で、上記接続管
10に対して締着具5が螺進させて上記台座20を一次
管1の先端に圧着することにより二次管2を一次管1に
気密に接続するようにしている。
【0004】また、図6はガラス管の管継手の他の従来
例を示す縦断側面図であり、一次管1の先端部には例え
ばゴム、合成樹脂等の可撓性材料よりなるOリング14
が嵌められており、該Oリング14に対して径が一次管
1より大きい雌ネジ81を内周面に形成した接続受具8
が嵌着され、該接続受具8は、該雌ネジ81に螺合する
雄ネジ102を下端外周面に刻設するとともに内径が一
次管1に符合する接続管10を下方から支持するように
している。
例を示す縦断側面図であり、一次管1の先端部には例え
ばゴム、合成樹脂等の可撓性材料よりなるOリング14
が嵌められており、該Oリング14に対して径が一次管
1より大きい雌ネジ81を内周面に形成した接続受具8
が嵌着され、該接続受具8は、該雌ネジ81に螺合する
雄ネジ102を下端外周面に刻設するとともに内径が一
次管1に符合する接続管10を下方から支持するように
している。
【0005】尚、図6に示す従来例の二次管2と締着具
5の構成は図5に示す従来例と同様であって、締着具4
を接続管10に締め付けることによって一次管1と二次
管2が接続されるようになっている。
5の構成は図5に示す従来例と同様であって、締着具4
を接続管10に締め付けることによって一次管1と二次
管2が接続されるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところでこのようなガ
ラス管内を通過する液は強酸、強アルカリ、無機溶剤、
有機溶剤までさまざまであり、上記第1の従来例のよう
に接着剤を用いると、該接着剤が溶剤、特に有機溶剤に
溶けて接続管10が抜け易くなる。また、接着剤に充分
な強度を持たせようとする場合には、接着剤を構成する
材料の混合比を厳密にしなければならず、作業に非常に
時間がかかる。更に、上記一次管1の端面と2次管2の
台座20とは、気密に当接する必要があるが、接続管1
0と一次管1との間には接着剤を充填するクリアランス
があるため、一次管1と接続管10との軸心が一直線に
ならず、上記気密性が確保できない場合がある。
ラス管内を通過する液は強酸、強アルカリ、無機溶剤、
有機溶剤までさまざまであり、上記第1の従来例のよう
に接着剤を用いると、該接着剤が溶剤、特に有機溶剤に
溶けて接続管10が抜け易くなる。また、接着剤に充分
な強度を持たせようとする場合には、接着剤を構成する
材料の混合比を厳密にしなければならず、作業に非常に
時間がかかる。更に、上記一次管1の端面と2次管2の
台座20とは、気密に当接する必要があるが、接続管1
0と一次管1との間には接着剤を充填するクリアランス
があるため、一次管1と接続管10との軸心が一直線に
ならず、上記気密性が確保できない場合がある。
【0007】また上記第2の従来例に示すようなOリン
グ14を用いる構成では、部品点数が多くなる上に該O
リング14の構成材料であるゴム、合成樹脂等が有機溶
剤に侵され、第1の従来例と同様締着具5が抜け易くな
る欠点がある。この考案は上記従来の事情に鑑みて提案
されたものであって、構成が簡単で、溶剤の影響を受け
ずに、しかも一次管と二次管の密着性が高い継手を提供
することを目的とするものである。
グ14を用いる構成では、部品点数が多くなる上に該O
リング14の構成材料であるゴム、合成樹脂等が有機溶
剤に侵され、第1の従来例と同様締着具5が抜け易くな
る欠点がある。この考案は上記従来の事情に鑑みて提案
されたものであって、構成が簡単で、溶剤の影響を受け
ずに、しかも一次管と二次管の密着性が高い継手を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの考案は以下の手段を採用している。すなわち、例
えば図1乃至図3に示すように、一次管1の先端に接続
管10を固定し、該接続管10の先端に設けた雌ネジ3
1に対して二次管2に嵌挿した締着具5の外周に設けた
雄ネジ51を螺着することによって、一次管1と二次管
2を接続する管継手において、上記接続管10が管体を
軸方向に半裁した左右一対の半内管3a,3bより構成
されるとともに、該両半内管3a,3bの内側下部に設
けた嵌合部32(32a、32b)を一次管1の外側先
端部に設けた嵌受部11に嵌め合わせることができる内
管3と、内径が上記内管3の外径に符合するとともに、
該内管3に嵌挿して、内管3を一次管1に固定すること
ができる外管4とより構成した管継手であり、特に図4
に示すように上記左右一対の半内管3a、3b同士が一
方の半内管3aに設けた接合凹部33aと、他方の半内
管3bに設けた接合突起33bとを介して接合すること
が望ましい。
にこの考案は以下の手段を採用している。すなわち、例
えば図1乃至図3に示すように、一次管1の先端に接続
管10を固定し、該接続管10の先端に設けた雌ネジ3
1に対して二次管2に嵌挿した締着具5の外周に設けた
雄ネジ51を螺着することによって、一次管1と二次管
2を接続する管継手において、上記接続管10が管体を
軸方向に半裁した左右一対の半内管3a,3bより構成
されるとともに、該両半内管3a,3bの内側下部に設
けた嵌合部32(32a、32b)を一次管1の外側先
端部に設けた嵌受部11に嵌め合わせることができる内
管3と、内径が上記内管3の外径に符合するとともに、
該内管3に嵌挿して、内管3を一次管1に固定すること
ができる外管4とより構成した管継手であり、特に図4
に示すように上記左右一対の半内管3a、3b同士が一
方の半内管3aに設けた接合凹部33aと、他方の半内
管3bに設けた接合突起33bとを介して接合すること
が望ましい。
【0009】
【作用】外管4を内管3に嵌挿すると、内管3の嵌合部
32と一次管1の嵌受部11との嵌め合わせによって一
次管1に内管3が固着される。内管2の上端部には従来
と同様雌ネジ31が設けてあるので、締着具5を該雌ネ
ジ31に締付けることによって、二次管2を一次管1に
気密に接合することができる。
32と一次管1の嵌受部11との嵌め合わせによって一
次管1に内管3が固着される。内管2の上端部には従来
と同様雌ネジ31が設けてあるので、締着具5を該雌ネ
ジ31に締付けることによって、二次管2を一次管1に
気密に接合することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案につき実施例をもとに説明す
る。図1は本考案の1実施例を示す分解斜視図であり、
図2は同じく要部斜視図であり、図3は同じく縦断側面
図である。一次管1の先端部の周面には管軸に直角な凹
溝より構成される嵌受部11が形成される。また、従来
から用いられている接続管10は下記の内管3と外管4
より構成される。すなわち、内管3は管体を半裁した左
右一対の半内管3a、3bよりなり、該内管3の下端部
には上記嵌受部11に符合する突起よりなる嵌合部32
(32a、32b)が設けられるとともに、上記内管3
の上端には従来の接続管10の上端部に設けられた雌ネ
ジ101と同様の雌ネジ31が形成されている。
る。図1は本考案の1実施例を示す分解斜視図であり、
図2は同じく要部斜視図であり、図3は同じく縦断側面
図である。一次管1の先端部の周面には管軸に直角な凹
溝より構成される嵌受部11が形成される。また、従来
から用いられている接続管10は下記の内管3と外管4
より構成される。すなわち、内管3は管体を半裁した左
右一対の半内管3a、3bよりなり、該内管3の下端部
には上記嵌受部11に符合する突起よりなる嵌合部32
(32a、32b)が設けられるとともに、上記内管3
の上端には従来の接続管10の上端部に設けられた雌ネ
ジ101と同様の雌ネジ31が形成されている。
【0011】但し、この雌ネジ31を形成したことによ
り該内管3は左右対称にならないので、一方の半内管3
aと他方の半内管3bとを左右いずれの部材であるかを
特定できるようにする必要がある。そこで、図2中A−
A′線に沿った拡大断面図である図4に示すように左右
の半内管3aの接合面の中、右側の半内管3aの接合面
には接合凹部33aが、また、左側の半内管3bの接合
面には上記接合凹部33aに符合する接合突起33bが
設けられる。
り該内管3は左右対称にならないので、一方の半内管3
aと他方の半内管3bとを左右いずれの部材であるかを
特定できるようにする必要がある。そこで、図2中A−
A′線に沿った拡大断面図である図4に示すように左右
の半内管3aの接合面の中、右側の半内管3aの接合面
には接合凹部33aが、また、左側の半内管3bの接合
面には上記接合凹部33aに符合する接合突起33bが
設けられる。
【0012】上記構成にかかる2つの半内管3a、3b
よりなる内管3を図2及び図3に示すように上記一次管
1の嵌受部11に半内管3a、3bの嵌合部32a、3
2bを嵌合させ、更に、上記内管3の外径に内径が符合
する外管4が、図2中の二点鎖線及び図3に示すように
半内管3a、3bの側面に凹設した縦溝21に、該外管
4の内面に凸設した凸条22を合致されながら該内管3
に嵌挿される。これによって、上記内管3と外管4とよ
りなる接続管10が、一次管1の上端部に固着されたこ
とになり、このとき、接続管10の管軸と一次管1の管
軸は一致することになる。
よりなる内管3を図2及び図3に示すように上記一次管
1の嵌受部11に半内管3a、3bの嵌合部32a、3
2bを嵌合させ、更に、上記内管3の外径に内径が符合
する外管4が、図2中の二点鎖線及び図3に示すように
半内管3a、3bの側面に凹設した縦溝21に、該外管
4の内面に凸設した凸条22を合致されながら該内管3
に嵌挿される。これによって、上記内管3と外管4とよ
りなる接続管10が、一次管1の上端部に固着されたこ
とになり、このとき、接続管10の管軸と一次管1の管
軸は一致することになる。
【0013】このように一次管1の上端部に固着された
接続管10に二次管2の台座20が差し込まれ、該二次
管に嵌挿された締着具5が該締着具5の先端外周に設け
た雄ネジ51を、上記内管3の上端部に設けた雌ネジ3
1に螺着するとともに、上記台座20を強く一次管1の
先端面に押し付ける。これによって、一次管1の端面に
気密に二次管2が接合されたことになる。
接続管10に二次管2の台座20が差し込まれ、該二次
管に嵌挿された締着具5が該締着具5の先端外周に設け
た雄ネジ51を、上記内管3の上端部に設けた雌ネジ3
1に螺着するとともに、上記台座20を強く一次管1の
先端面に押し付ける。これによって、一次管1の端面に
気密に二次管2が接合されたことになる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案は、一次管
と二次管の軸心を一致させて接合できるので、接合部分
の気密性が確保できる上、接着剤やOリングを用いない
ので、有機溶剤等に侵され難く、接続管が抜け落ちやす
くなることもない。またこの考案によれば管継手の構成
は簡単となり、例えば金型等を使用して一体に成形する
ことができて安価に提供できることとなる。
と二次管の軸心を一致させて接合できるので、接合部分
の気密性が確保できる上、接着剤やOリングを用いない
ので、有機溶剤等に侵され難く、接続管が抜け落ちやす
くなることもない。またこの考案によれば管継手の構成
は簡単となり、例えば金型等を使用して一体に成形する
ことができて安価に提供できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の分解斜視図である。
【図2】この考案の要部斜視図である。
【図3】この考案の縦断側面図である。
【図4】この考案の部分拡大断面図である。
【図5】従来例の縦断側面図である。
【図6】他の従来例の縦断側面図である。
1 一次管 2 二次管 3 内管 3a・3b 半内管 4 外管 5 締着具 10 接続管 11 嵌受部 31 雌ネジ 32(32a、32b) 嵌合部 33a 接合凹部 33b 接合突起 51 雄ネジ
Claims (2)
- 【請求項1】 一次管(1) の先端に接続管(10)を固定
し、該接続管(10)の先端に設けた雌ネジ(31)に対して二
次管(2) に嵌挿した締着具(5) の外周に設けた雄ネジ(5
1)を螺着することによって、一次管(1) と二次管(2) を
接続する管継手において、上記接続管(10)が管体を軸方
向に半裁した左右一対の半内管(3a)(3b)より構成される
とともに、該両半内管(3a)(3b)の内側下部に設けた嵌合
部(32:32a,32b)を一次管(1) の外側先端部に設けた嵌受
部(11)に嵌め合わせることができる内管(3) と、内径が
上記内管(3) の外径に符合するとともに、内管(3) に嵌
挿して、該内管(3) を一次管(1) に固定することができ
る外管(4) とより構成したことを特徴とする管継手。 - 【請求項2】 上記左右一対の半内管(3a)(3b)同士が一
方の半内管(3a)に設けた接合凹部(33a) と、他方の半内
管(3b)に設けた上記接合凹部(33a) に符合する接合突起
(33b)とを介して接合されることを特徴とする請求項1
に記載の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP299491U JP2542878Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP299491U JP2542878Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0496695U JPH0496695U (ja) | 1992-08-21 |
JP2542878Y2 true JP2542878Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=31731542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP299491U Expired - Lifetime JP2542878Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542878Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP299491U patent/JP2542878Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0496695U (ja) | 1992-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |