JP2542799Y2 - ポンプの電磁石の構造 - Google Patents
ポンプの電磁石の構造Info
- Publication number
- JP2542799Y2 JP2542799Y2 JP1988018294U JP1829488U JP2542799Y2 JP 2542799 Y2 JP2542799 Y2 JP 2542799Y2 JP 1988018294 U JP1988018294 U JP 1988018294U JP 1829488 U JP1829488 U JP 1829488U JP 2542799 Y2 JP2542799 Y2 JP 2542799Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnet
- coil
- casing
- pump
- resin
- Prior art date
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- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はダイヤフラムポンプのようなポンプの電磁石
の構造に関するものである。
の構造に関するものである。
[従来の技術] 従来の電磁石は、第3図に示すように角形の環状の外
周磁路1の内周から一対の磁極2を相対向するように突
設し、コイル3を巻いたコイルボビン4を磁極2の外周
に装着して形成されている。一対の磁極2間のエアーギ
ャップ5には2つの永久磁石6をN極とS極とが反対を
向くように並べて固定した可動子7を配置してある。そ
して電磁石のコイル3に交流電流を流すと永久磁石6と
磁極2間に吸引力を生じ、可動子7が往復運動する力を
得るようになっている。この電磁石はケーシング8にて
被覆され、ケーシング8の両側に側蓋9が装着され、両
側の圧縮室10のダイヤフラム11に可動子7の両端が連結
されて第5図に示すようなポンプが形成されている。こ
のポンプは上記可動子7が往復運動することによりダイ
ヤフラム11を振動させて空気の吸引圧縮を行って空気を
吐出するようになっている。
周磁路1の内周から一対の磁極2を相対向するように突
設し、コイル3を巻いたコイルボビン4を磁極2の外周
に装着して形成されている。一対の磁極2間のエアーギ
ャップ5には2つの永久磁石6をN極とS極とが反対を
向くように並べて固定した可動子7を配置してある。そ
して電磁石のコイル3に交流電流を流すと永久磁石6と
磁極2間に吸引力を生じ、可動子7が往復運動する力を
得るようになっている。この電磁石はケーシング8にて
被覆され、ケーシング8の両側に側蓋9が装着され、両
側の圧縮室10のダイヤフラム11に可動子7の両端が連結
されて第5図に示すようなポンプが形成されている。こ
のポンプは上記可動子7が往復運動することによりダイ
ヤフラム11を振動させて空気の吸引圧縮を行って空気を
吐出するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところで上記従来例において電磁石を包んでいるケー
シング8の磁路被覆部S(第4図参照)がなく、外周磁
路1を露出させた場合、外周磁路1面とケーシング8と
の接触面Tは外周磁路1の素材である珪素鋼板の歪み、
ケーシング8の素材である樹脂の反り等のため完全なシ
ールができない。したがってポンプ内部からの音漏れ、
外部湿気によるコイル3腐食という品質低下を生じる。
このため第4図に示すようにケーシング8に磁路被覆部
Sを設け、シール性をよくしているが、反面、電磁石の
熱が内部に蓄積し、温度上昇しやすいという欠点を持っ
ていた。
シング8の磁路被覆部S(第4図参照)がなく、外周磁
路1を露出させた場合、外周磁路1面とケーシング8と
の接触面Tは外周磁路1の素材である珪素鋼板の歪み、
ケーシング8の素材である樹脂の反り等のため完全なシ
ールができない。したがってポンプ内部からの音漏れ、
外部湿気によるコイル3腐食という品質低下を生じる。
このため第4図に示すようにケーシング8に磁路被覆部
Sを設け、シール性をよくしているが、反面、電磁石の
熱が内部に蓄積し、温度上昇しやすいという欠点を持っ
ていた。
またコイル3を巻いたコイルボビン4を磁極2に固定
する場合磁極2のめ、磁極2とコイルボビン4との接
着等の方法を採っているが、落下による衝撃のため第6
図矢印のようにコイルボビン4が動くトラブルが生じや
すいという問題があった。
する場合磁極2のめ、磁極2とコイルボビン4との接
着等の方法を採っているが、落下による衝撃のため第6
図矢印のようにコイルボビン4が動くトラブルが生じや
すいという問題があった。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本
考案の目的とするところは外部湿気に対するコイルの保
護ができ、またポンプ内部の音漏れ防止性能を従来より
低下させることなく、さらに電磁石の熱を外部に放熱し
やすくでき、さらにまた落下衝撃に対してもコイルボビ
ンの移動をなくすことができるポンプの電磁石の構造を
提供するにある。
考案の目的とするところは外部湿気に対するコイルの保
護ができ、またポンプ内部の音漏れ防止性能を従来より
低下させることなく、さらに電磁石の熱を外部に放熱し
やすくでき、さらにまた落下衝撃に対してもコイルボビ
ンの移動をなくすことができるポンプの電磁石の構造を
提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案ポンプの電磁石の構造
は、エアーギャップ5が空洞となり且つ外周磁路1の外
側がケーシング8から露出状態になるように樹脂よりな
るケーシング8と樹脂よりなる内周被覆部12でコイル
3、磁極2及び外周磁路1を一体に封止した。
は、エアーギャップ5が空洞となり且つ外周磁路1の外
側がケーシング8から露出状態になるように樹脂よりな
るケーシング8と樹脂よりなる内周被覆部12でコイル
3、磁極2及び外周磁路1を一体に封止した。
[作用] 上記のように構成したことにより外部湿気がコイル3
に浸入しにくくなり、また内部からの音が外に漏れにく
くなり、さらに外周磁路1の外部に露出した部分から放
熱しやすくなり、またコイルボビンが動かないように固
定できるようになった。
に浸入しにくくなり、また内部からの音が外に漏れにく
くなり、さらに外周磁路1の外部に露出した部分から放
熱しやすくなり、またコイルボビンが動かないように固
定できるようになった。
[実施例] 電磁石は従来例と同じように角形の環状の外周磁路1
の内周から一対の磁極2を相対向するように突設し、コ
イル3を巻いたコイルボビン4を磁極2の外周に装着し
て形成されている。この電磁石に第1図、第2図に示す
ようにケーシング8及び内周被覆部12が樹脂にて一体に
形成されている。ケーシング8は電磁石の外周を覆って
いるが、外周磁路1の外側をケーシング8から露出させ
てある。内周被覆部12はエアーギャップ5が空洞になる
ようにコイル3、磁極2の内周を全周に亘って被覆して
いる。
の内周から一対の磁極2を相対向するように突設し、コ
イル3を巻いたコイルボビン4を磁極2の外周に装着し
て形成されている。この電磁石に第1図、第2図に示す
ようにケーシング8及び内周被覆部12が樹脂にて一体に
形成されている。ケーシング8は電磁石の外周を覆って
いるが、外周磁路1の外側をケーシング8から露出させ
てある。内周被覆部12はエアーギャップ5が空洞になる
ようにコイル3、磁極2の内周を全周に亘って被覆して
いる。
[考案の効果] 本考案は叙述の如くエアーキャップが空洞となり且つ
外周磁路の外側がケーシングから露出状態になるように
樹脂よりなるケーシングと樹脂よりなる内周被覆部でコ
イル、磁極及び外周磁路を一体に封止しているので、コ
イルが樹脂で被覆されて外部から湿気が浸入することが
なくてコイルが腐食したりする虞れがないものであり、
しかも外周磁路と樹脂が密着しているためポンプ内部の
音が漏れることがないものであり、さらに外周磁路がケ
ーシングから露出していることによりコイルで発生した
熱がコイル→樹脂→外周磁路の順に伝達されケーシング
の外部に効果的に放熱されるものであり、さらにまたコ
イル及び磁極はケーシングに一体に固着されており、落
下衝撃に対して強いものである。
外周磁路の外側がケーシングから露出状態になるように
樹脂よりなるケーシングと樹脂よりなる内周被覆部でコ
イル、磁極及び外周磁路を一体に封止しているので、コ
イルが樹脂で被覆されて外部から湿気が浸入することが
なくてコイルが腐食したりする虞れがないものであり、
しかも外周磁路と樹脂が密着しているためポンプ内部の
音が漏れることがないものであり、さらに外周磁路がケ
ーシングから露出していることによりコイルで発生した
熱がコイル→樹脂→外周磁路の順に伝達されケーシング
の外部に効果的に放熱されるものであり、さらにまたコ
イル及び磁極はケーシングに一体に固着されており、落
下衝撃に対して強いものである。
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は第1図の
A-A′線断面図、第3図(a)は電磁石の断面図、第3
図(b)は第3図(a)のB-B′線断面図、第4図は従
来の電磁石にケーシングを一体に設けた状態の断面図、
第5図は従来のポンプの断面図、第6図は従来の欠点を
説明する断面図であって、1は外周磁路、2は磁極、3
はコイル、5はエアーギャップ、6は永久磁石、7は可
動子である。
A-A′線断面図、第3図(a)は電磁石の断面図、第3
図(b)は第3図(a)のB-B′線断面図、第4図は従
来の電磁石にケーシングを一体に設けた状態の断面図、
第5図は従来のポンプの断面図、第6図は従来の欠点を
説明する断面図であって、1は外周磁路、2は磁極、3
はコイル、5はエアーギャップ、6は永久磁石、7は可
動子である。
Claims (1)
- 【請求項1】エアーギャップを介して先端が相対向する
一対の磁極にコイルを装着すると共に一対の磁極を環状
の外周磁路でつないで電磁石を形成し、N極とS極とが
反対方向を向くように2つの永久磁石を固定した可動子
をエアーギャップに配置し、電磁石のコイルに交流電流
を流すことにより可動子を往復運動させるポンプにおい
て、エアーギャップが空洞となり且つ外周磁路の外側が
ケーシングから露出状態になるように樹脂よりなるケー
シングと樹脂よりなる内周被覆部でコイル、磁極及び外
周磁路を一体に封止して成るポンプの電磁石の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988018294U JP2542799Y2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | ポンプの電磁石の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988018294U JP2542799Y2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | ポンプの電磁石の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01124088U JPH01124088U (ja) | 1989-08-23 |
JP2542799Y2 true JP2542799Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=31232808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988018294U Expired - Lifetime JP2542799Y2 (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | ポンプの電磁石の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542799Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003085264A1 (fr) * | 2002-04-08 | 2003-10-16 | Techno Takatsuki Co., Ltd. | Pompe de type a diaphragme electromagnetique vibratoire |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4537745B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2010-09-08 | 株式会社日立製作所 | リニアモータ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5128803U (ja) * | 1974-08-26 | 1976-03-02 |
-
1988
- 1988-02-15 JP JP1988018294U patent/JP2542799Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003085264A1 (fr) * | 2002-04-08 | 2003-10-16 | Techno Takatsuki Co., Ltd. | Pompe de type a diaphragme electromagnetique vibratoire |
CN100482944C (zh) * | 2002-04-08 | 2009-04-29 | 株式会社泰可诺高槻 | 电磁振动型隔膜泵 |
KR100900034B1 (ko) * | 2002-04-08 | 2009-06-01 | 가부시키가이샤 테크노다카쓰키 | 전자 진동형 다이어프램 펌프 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01124088U (ja) | 1989-08-23 |
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