JP2542770Y2 - 液中機器・配管等の溶接線走査装置 - Google Patents
液中機器・配管等の溶接線走査装置Info
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- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、原子炉容器内構造物等
に適用する液中機器・配管等の溶接線走査装置に関する
ものである。
に適用する液中機器・配管等の溶接線走査装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来は、マニピユレータ等を操作し、溶
接線走査装置を移動させて、原子炉容器内構造物の液中
機器・配管等の溶接線を走査、探傷するようにしてい
る。
接線走査装置を移動させて、原子炉容器内構造物の液中
機器・配管等の溶接線を走査、探傷するようにしてい
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来は前記のようにマ
ニピユレータ等を操作し、溶接線走査装置を移動させ
て、原子炉容器内構造物の液中機器・配管等の溶接線を
走査、探傷するようようにしており、溶接線走査装置
の走査機構部を液中機器や配管の形状、方位、姿勢等に
応じて取り替えるか、走査機構部の動きの自由度を増
大させる必要があり、上記の場合には、取扱いが面倒
になり、上記の場合には、走査機構部の構造及び制御
が複雑になる。
ニピユレータ等を操作し、溶接線走査装置を移動させ
て、原子炉容器内構造物の液中機器・配管等の溶接線を
走査、探傷するようようにしており、溶接線走査装置
の走査機構部を液中機器や配管の形状、方位、姿勢等に
応じて取り替えるか、走査機構部の動きの自由度を増
大させる必要があり、上記の場合には、取扱いが面倒
になり、上記の場合には、走査機構部の構造及び制御
が複雑になる。
【０００４】また配管円周方向の溶接線を走査、探傷す
る場合には、走査軌道が大径化し、溶接線走査装置が大
型化して、重量が増大する。また溶接線走査装置が大型
化するので、狭隘部を走査、探傷する場合には、走査対
象区域に挿入し難いという問題があった。本考案は前記
の問題点に鑑み提案するものであり、その目的とする処
は、容易に取り扱うことができる上に、走査機構部の
構造及び制御を簡略化でき、小型化、軽量化でき、
狭隘部でも走査、探傷できる液中機器・配管等の溶接線
走査装置を提供しようとする点にある。
る場合には、走査軌道が大径化し、溶接線走査装置が大
型化して、重量が増大する。また溶接線走査装置が大型
化するので、狭隘部を走査、探傷する場合には、走査対
象区域に挿入し難いという問題があった。本考案は前記
の問題点に鑑み提案するものであり、その目的とする処
は、容易に取り扱うことができる上に、走査機構部の
構造及び制御を簡略化でき、小型化、軽量化でき、
狭隘部でも走査、探傷できる液中機器・配管等の溶接線
走査装置を提供しようとする点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の液中機器・配管体等の溶接線走査装置
は、チヤンバー１の左右両側部に取付けた自走用駆動輪
３、４を被検査面に接触させて被検査面とチヤンバー１
の下端部との間に微細流路２を形成し、チヤンバー１内
に走査用駆動ねじ軸５とガイドバー６とを左右方向に平
行に設け、これら走査用駆動ねじ軸５とガイドバー６と
の間のチヤンバー１内に走査台車本体１４を配設し、チ
ヤンバー１の外側面に走査用駆動ねじ軸５の走査用駆動
装置７を取付け、走査台車本体１４の上部にヘツダ１５
を介して吸込ダクト１６、１７と吐出ダクト１８、１８
とを設け、吸込ダクト１６、１７内に排液装置１９、２
０を設け、チヤンバー１の下側部に吐出ノズル２２を設
けて、吐出ノズル２２と排液装置２０とをフレキシブル
ダクト２１を介して連通し、走査台車本体１４の下部内
にセンサ保持具１３を昇降可能に嵌挿するとともに、セ
ンサ保持具１３とヘツダ１５との間にベローズ２７を介
装し、走査用駆動ねじ軸５に螺合した駆動ナツト２３、
２４とガイドバー６に摺動自在に係合した軸受２５、２
６とにより走査台車本体１４及びセンサ保持具１３を往
復動可能に支持し、超音波斜角入射式探傷用探触子８、
８をそれぞれから下方の溶接線へ超音波を打ち込むよう
に一体的に組み付けてセンサユニツト８’を構成し、セ
ンサ保持具１３の内方に前後方向の支持軸１２、１２に
よりジンバル機構フレーム１０を傾動可能に支持し、ジ
ンバル機構フレーム１０の内方に左右方向の支持軸１
１、１１によりセンサユニツト８’を傾動可能に支持
し、センサユニツト８’に支持部材１２’、１２’を介
して溶接線検知用ビードセンサ９、９を取付けている。
めに、本考案の液中機器・配管体等の溶接線走査装置
は、チヤンバー１の左右両側部に取付けた自走用駆動輪
３、４を被検査面に接触させて被検査面とチヤンバー１
の下端部との間に微細流路２を形成し、チヤンバー１内
に走査用駆動ねじ軸５とガイドバー６とを左右方向に平
行に設け、これら走査用駆動ねじ軸５とガイドバー６と
の間のチヤンバー１内に走査台車本体１４を配設し、チ
ヤンバー１の外側面に走査用駆動ねじ軸５の走査用駆動
装置７を取付け、走査台車本体１４の上部にヘツダ１５
を介して吸込ダクト１６、１７と吐出ダクト１８、１８
とを設け、吸込ダクト１６、１７内に排液装置１９、２
０を設け、チヤンバー１の下側部に吐出ノズル２２を設
けて、吐出ノズル２２と排液装置２０とをフレキシブル
ダクト２１を介して連通し、走査台車本体１４の下部内
にセンサ保持具１３を昇降可能に嵌挿するとともに、セ
ンサ保持具１３とヘツダ１５との間にベローズ２７を介
装し、走査用駆動ねじ軸５に螺合した駆動ナツト２３、
２４とガイドバー６に摺動自在に係合した軸受２５、２
６とにより走査台車本体１４及びセンサ保持具１３を往
復動可能に支持し、超音波斜角入射式探傷用探触子８、
８をそれぞれから下方の溶接線へ超音波を打ち込むよう
に一体的に組み付けてセンサユニツト８’を構成し、セ
ンサ保持具１３の内方に前後方向の支持軸１２、１２に
よりジンバル機構フレーム１０を傾動可能に支持し、ジ
ンバル機構フレーム１０の内方に左右方向の支持軸１
１、１１によりセンサユニツト８’を傾動可能に支持
し、センサユニツト８’に支持部材１２’、１２’を介
して溶接線検知用ビードセンサ９、９を取付けている。
【０００６】
【作用】走査装置を被検査体の被検査面へ搬送した後、
各排液装置を作動して、チヤンバー内の液体を各ダクト
を経てチヤンバー外へ吐出する一方、チヤンバー外の液
体を微細流路を経てチヤンバー内へ吸引し、微細流路の
流体抵抗によりチヤンバー内を負圧状態にして、走査装
置を被検査面に吸着する。また排液装置からヘツダへの
液体の吐出圧力によりセンサ保持具を被検査面の方向に
押して、センサユニツトの各超音波斜角入射式探傷用探
触子とセンサユニツトに取付けた各溶接線検知用ビード
センサとを被検査面に押付ける一方、自走用駆動輪を駆
動し、走査装置を溶接線に沿い移動させて、溶接線を走
査、探傷する。即ち、走査台車本体及びセンサ保持具の
ガイドバーに沿う移動と自走用駆動輪による走行との組
み合わせ移動により、各超音波斜角入射式探傷用探触子
の走査方向を溶接線に対して直交させるようにして溶接
線を走査、探傷する。このとき、各超音波斜角入射式探
傷用探触子のうち、溶接線に対向している方の超音波斜
角入射式探傷用探触子を作動し、超音波を溶接線へ打ち
込んで、溶接線欠陥部の反射波を検知する。
各排液装置を作動して、チヤンバー内の液体を各ダクト
を経てチヤンバー外へ吐出する一方、チヤンバー外の液
体を微細流路を経てチヤンバー内へ吸引し、微細流路の
流体抵抗によりチヤンバー内を負圧状態にして、走査装
置を被検査面に吸着する。また排液装置からヘツダへの
液体の吐出圧力によりセンサ保持具を被検査面の方向に
押して、センサユニツトの各超音波斜角入射式探傷用探
触子とセンサユニツトに取付けた各溶接線検知用ビード
センサとを被検査面に押付ける一方、自走用駆動輪を駆
動し、走査装置を溶接線に沿い移動させて、溶接線を走
査、探傷する。即ち、走査台車本体及びセンサ保持具の
ガイドバーに沿う移動と自走用駆動輪による走行との組
み合わせ移動により、各超音波斜角入射式探傷用探触子
の走査方向を溶接線に対して直交させるようにして溶接
線を走査、探傷する。このとき、各超音波斜角入射式探
傷用探触子のうち、溶接線に対向している方の超音波斜
角入射式探傷用探触子を作動し、超音波を溶接線へ打ち
込んで、溶接線欠陥部の反射波を検知する。
【０００７】
【実施例】次に本考案の液中機器・配管等の溶接線走査
装置を図１〜３に示す一実施例により説明すると、１が
直方体状のチヤンバーで、同チヤンバー１の左右両側部
には、自走用駆動輪（キヤンドモータ方式の駆動装置を
内蔵した自走用駆動輪）３、４が取付けられ、同自走用
駆動輪３、４が被検査面に接触して、被検査面とチヤン
バー１の下端部との間に微細流路２が形成されるように
なっている。
装置を図１〜３に示す一実施例により説明すると、１が
直方体状のチヤンバーで、同チヤンバー１の左右両側部
には、自走用駆動輪（キヤンドモータ方式の駆動装置を
内蔵した自走用駆動輪）３、４が取付けられ、同自走用
駆動輪３、４が被検査面に接触して、被検査面とチヤン
バー１の下端部との間に微細流路２が形成されるように
なっている。
【０００８】５が走査用駆動ねじ軸、６がガイドバー
で、走査用駆動ねじ軸５とガイドバー６とがチヤンバー
１内に左右方向（長手方向）に平行に設けられ、走査用
駆動ねじ軸５を駆動するための走査用駆動装置７がチヤ
ンバー１の左右方向一側部外面に取付けられている。１
４が走査用駆動ねじ軸５とガイドバー６との間のチヤン
バー１内に配設した走査台車本体で、同走査台車本体１
４の上部には、ヘツダ１５と、吸込ダクト１６、１７
と、吐出ダクト１８、１８とが設けられ、上記吸込ダク
ト１６、１７内には、排液装置１９、２０が設けられ、
上記吐出ダクト１８、１８がフレキシブルダクト２１を
介してチヤンバー１の前後両側部に設けた吐出ノズル２
２に連通している。
で、走査用駆動ねじ軸５とガイドバー６とがチヤンバー
１内に左右方向（長手方向）に平行に設けられ、走査用
駆動ねじ軸５を駆動するための走査用駆動装置７がチヤ
ンバー１の左右方向一側部外面に取付けられている。１
４が走査用駆動ねじ軸５とガイドバー６との間のチヤン
バー１内に配設した走査台車本体で、同走査台車本体１
４の上部には、ヘツダ１５と、吸込ダクト１６、１７
と、吐出ダクト１８、１８とが設けられ、上記吸込ダク
ト１６、１７内には、排液装置１９、２０が設けられ、
上記吐出ダクト１８、１８がフレキシブルダクト２１を
介してチヤンバー１の前後両側部に設けた吐出ノズル２
２に連通している。
【０００９】１３が走査台車本体１４の下部内に昇降可
能に嵌挿したセンサ保持具で、センサ保持具１３とヘツ
ダ１５との間には、ベローズ２７（センサ保持具１３と
ヘツダ１５との間を外部に対して密閉するベローズ２
７）が介装されている。１０がセンサ保持具１３内に配
設したジンバル機構フレームで、ジンバル機構フレーム
１０が前後方向の支持軸１２、１２によりセンサ保持具
１３に傾動可能に支持されている。
能に嵌挿したセンサ保持具で、センサ保持具１３とヘツ
ダ１５との間には、ベローズ２７（センサ保持具１３と
ヘツダ１５との間を外部に対して密閉するベローズ２
７）が介装されている。１０がセンサ保持具１３内に配
設したジンバル機構フレームで、ジンバル機構フレーム
１０が前後方向の支持軸１２、１２によりセンサ保持具
１３に傾動可能に支持されている。
【００１０】８、８が超音波斜角入射式探傷用探触子
で、超音波斜角入射式探傷用探触子８、８は、それぞれ
から下方の溶接線へ超音波を打ち込むように（矢印Ｃ、
Ｃ’参照）一体的に組み付けられて、センサユニツト
８’が構成されている。そしてセンサユニツト８’が左
右方向の支持軸１１、１１（前後方向の支持軸１２、１
２に対して直交した左右方向の支持軸１１、１１）によ
りジンバル機構フレーム１０に傾動可能に支持されてい
る。
で、超音波斜角入射式探傷用探触子８、８は、それぞれ
から下方の溶接線へ超音波を打ち込むように（矢印Ｃ、
Ｃ’参照）一体的に組み付けられて、センサユニツト
８’が構成されている。そしてセンサユニツト８’が左
右方向の支持軸１１、１１（前後方向の支持軸１２、１
２に対して直交した左右方向の支持軸１１、１１）によ
りジンバル機構フレーム１０に傾動可能に支持されてい
る。
【００１１】２３、２４が走査用駆動ねじ軸５に螺合し
た駆動ナツト、２５、２６がガイドバー６に摺動自在に
係合した軸受で、これらの駆動ナツト２３、２４及び軸
受２５、２６により走査台車本体１４及びセンサ保持具
１３が往復動可能に支持されている。２８がチヤンバー
１とマニピユレータ等の本体駆動系装置（図示せず）と
を接続するケーブルフレキシブルチユーブである。
た駆動ナツト、２５、２６がガイドバー６に摺動自在に
係合した軸受で、これらの駆動ナツト２３、２４及び軸
受２５、２６により走査台車本体１４及びセンサ保持具
１３が往復動可能に支持されている。２８がチヤンバー
１とマニピユレータ等の本体駆動系装置（図示せず）と
を接続するケーブルフレキシブルチユーブである。
【００１２】次に前記図１〜図３に示す液中機器・配管
等の溶接線走査装置の作用を具体的に説明する。マニピ
ユレータ等の本体駆動系装置により走査装置を被検査面
へ搬送した後、排液装置１９、２０を作動して、チヤン
バー１内の液体ａを吸込ダクト１６、１７→吐出ダクト
１８、１８→フレキシブルダクト２１、２１→吐出ノズ
ル２２、２２→チヤンバー１外へ吐出する一方、チヤン
バー１外の液体を微細流路２を経てチヤンバー１内へ吸
引し、微細流路２の流体抵抗によりチヤンバー１内を負
圧状態にして、走査装置を被検査面に吸着する。
等の溶接線走査装置の作用を具体的に説明する。マニピ
ユレータ等の本体駆動系装置により走査装置を被検査面
へ搬送した後、排液装置１９、２０を作動して、チヤン
バー１内の液体ａを吸込ダクト１６、１７→吐出ダクト
１８、１８→フレキシブルダクト２１、２１→吐出ノズ
ル２２、２２→チヤンバー１外へ吐出する一方、チヤン
バー１外の液体を微細流路２を経てチヤンバー１内へ吸
引し、微細流路２の流体抵抗によりチヤンバー１内を負
圧状態にして、走査装置を被検査面に吸着する。
【００１３】また排液装置１９からヘツダ１５への液体
ａの吐出圧力によりセンサ保持具１３を被検査面の方向
に押して、センサユニツト８’の超音波斜角入射式探傷
用探触子８、８とセンサユニツト８’に取付けた溶接線
検知用ビードセンサ９、９とを被検査面に押付ける一
方、自走用駆動輪（キヤンドモータ方式の駆動装置を内
蔵した自走用駆動輪）３、４を駆動し、走査装置を溶接
線に沿い移動させて、溶接線を走査、探傷する。
ａの吐出圧力によりセンサ保持具１３を被検査面の方向
に押して、センサユニツト８’の超音波斜角入射式探傷
用探触子８、８とセンサユニツト８’に取付けた溶接線
検知用ビードセンサ９、９とを被検査面に押付ける一
方、自走用駆動輪（キヤンドモータ方式の駆動装置を内
蔵した自走用駆動輪）３、４を駆動し、走査装置を溶接
線に沿い移動させて、溶接線を走査、探傷する。
【００１４】即ち、走査台車本体１４及びセンサ保持具
１３のガイドバー６に沿う移動と自走用駆動輪３、４に
よる走行との組み合わせ移動により、２組の超音波斜角
入射式探傷用探触子８、８の走査方向を溶接線に対して
直交させるようにして溶接線を走査、探傷する。このと
き、２組の超音波斜角入射式探傷用探触子８、８のう
ち、溶接線に対向している方の超音波斜角入射式探傷用
探触子８を作動し、超音波を溶接線へ打ち込んで（矢印
Ｃ、Ｃ’参照）、溶接線欠陥部の反射波を検知する。
１３のガイドバー６に沿う移動と自走用駆動輪３、４に
よる走行との組み合わせ移動により、２組の超音波斜角
入射式探傷用探触子８、８の走査方向を溶接線に対して
直交させるようにして溶接線を走査、探傷する。このと
き、２組の超音波斜角入射式探傷用探触子８、８のう
ち、溶接線に対向している方の超音波斜角入射式探傷用
探触子８を作動し、超音波を溶接線へ打ち込んで（矢印
Ｃ、Ｃ’参照）、溶接線欠陥部の反射波を検知する。
【００１５】
【考案の効果】本考案の液中機器・配管等の溶接線走査
装置は前記のように走査装置を被検査体の被検査面へ搬
送した後、各排液装置を作動して、チヤンバー内の液体
を各ダクトを経てチヤンバー外へ吐出する一方、チヤン
バー外の液体を微細流路を経てチヤンバー内へ吸引し、
微細流路の流体抵抗によりチヤンバー内を負圧状態にし
て、走査装置を被検査面に吸着する。また排液装置から
ヘツダへの液体の吐出圧力によりセンサ保持具を被検査
面の方向に押して、センサユニツトの各超音波斜角入射
式探傷用探触子とセンサユニツトに取付けた各溶接線検
知用ビードセンサとを被検査面に押付ける一方、自走用
駆動輪を駆動し、走査装置を溶接線に沿い移動させて、
溶接線を走査、探傷する。即ち、走査台車本体及びセン
サ保持具のガイドバーに沿う移動と自走用駆動輪による
走行との組み合わせ移動により、各超音波斜角入射式探
傷用探触子の走査方向を溶接線に対して直交させるよう
にして溶接線を走査、探傷する。このとき、各超音波斜
角入射式探傷用探触子のうち、溶接線に対向している方
の超音波斜角入射式探傷用探触子を作動し、超音波を溶
接線へ打ち込んで、溶接線欠陥部の反射波を検知するの
で、前記従来の溶接線走査装置のように走査機構部を液
中機器や配管の形状、方位、姿勢等に応じて取り替える
必要も、走査機構部の動きの自由度を増大させる必要も
なくて、容易に取り扱うことができる上に、走査機構部
の構造及び制御を簡略化できる。
装置は前記のように走査装置を被検査体の被検査面へ搬
送した後、各排液装置を作動して、チヤンバー内の液体
を各ダクトを経てチヤンバー外へ吐出する一方、チヤン
バー外の液体を微細流路を経てチヤンバー内へ吸引し、
微細流路の流体抵抗によりチヤンバー内を負圧状態にし
て、走査装置を被検査面に吸着する。また排液装置から
ヘツダへの液体の吐出圧力によりセンサ保持具を被検査
面の方向に押して、センサユニツトの各超音波斜角入射
式探傷用探触子とセンサユニツトに取付けた各溶接線検
知用ビードセンサとを被検査面に押付ける一方、自走用
駆動輪を駆動し、走査装置を溶接線に沿い移動させて、
溶接線を走査、探傷する。即ち、走査台車本体及びセン
サ保持具のガイドバーに沿う移動と自走用駆動輪による
走行との組み合わせ移動により、各超音波斜角入射式探
傷用探触子の走査方向を溶接線に対して直交させるよう
にして溶接線を走査、探傷する。このとき、各超音波斜
角入射式探傷用探触子のうち、溶接線に対向している方
の超音波斜角入射式探傷用探触子を作動し、超音波を溶
接線へ打ち込んで、溶接線欠陥部の反射波を検知するの
で、前記従来の溶接線走査装置のように走査機構部を液
中機器や配管の形状、方位、姿勢等に応じて取り替える
必要も、走査機構部の動きの自由度を増大させる必要も
なくて、容易に取り扱うことができる上に、走査機構部
の構造及び制御を簡略化できる。
【００１６】また上記のように構成されており、配管円
周方向の溶接線を走査、探傷する場合、大型の走査軌道
を使用する必要がなくて、溶接線走査装置を小型化、軽
量化できる。また上記のように溶接線走査装置を小型化
できるので、狭隘部でも走査、探傷できる。
周方向の溶接線を走査、探傷する場合、大型の走査軌道
を使用する必要がなくて、溶接線走査装置を小型化、軽
量化できる。また上記のように溶接線走査装置を小型化
できるので、狭隘部でも走査、探傷できる。
【図１】本考案の液中機器・配管等の溶接線走査装置の
一実施例を示す縦断側面図である。
一実施例を示す縦断側面図である。
【図２】同液中機器・配管等の溶接線走査装置の縦断正
面図である。
面図である。
【図３】同液中機器・配管等の溶接線走査装置の横断平
面図である。
面図である。
１ チヤンバー ２ 微細流路 ３、４ 自走用駆動輪 ５ 駆動ねじ軸 ６ ガイドバー ７ 走査用駆動装置 ８、８ 超音波斜角入射式探傷用探触子 ８’ センサユニツト ９、９ 溶接線検知用ビードセンサ １０ ジンバル機構フレーム １１、１１ 左右方向の支持軸 １２、１２ 前後方向の支持軸 １２’、１２’ 支持部材 １３ センサ保持具 １４ 走査台車本体 １５ ヘツダ １６、１７ 吸込ダクト １８、１８ 吐出ダクト １９、２０ 排液装置 ２１ フレキシブルダクト ２２ 吐出ノズル ２３、２４ 駆動ナツト ２５、２６ 軸受 ２７ ベローズ
Claims (1)
- 【請求項１】 チヤンバー１の左右両側部に取付けた自
走用駆動輪３、４を被検査面に接触させて被検査面とチ
ヤンバー１の下端部との間に微細流路２を形成し、チヤ
ンバー１内に走査用駆動ねじ軸５とガイドバー６とを左
右方向に平行に設け、これら走査用駆動ねじ軸５とガイ
ドバー６との間のチヤンバー１内に走査台車本体１４を
配設し、チヤンバー１の外側面に走査用駆動ねじ軸５の
走査用駆動装置７を取付け、走査台車本体１４の上部に
ヘツダ１５を介して吸込ダクト１６、１７と吐出ダクト
１８、１８とを設け、吸込ダクト１６、１７内に排液装
置１９、２０を設け、チヤンバー１の下側部に吐出ノズ
ル２２を設けて、吐出ノズル２２と排液装置２０とをフ
レキシブルダクト２１を介して連通し、走査台車本体１
４の下部内にセンサ保持具１３を昇降可能に嵌挿すると
ともに、センサ保持具１３とヘツダ１５との間にベロー
ズ２７を介装し、走査用駆動ねじ軸５に螺合した駆動ナ
ツト２３、２４とガイドバー６に摺動自在に係合した軸
受２５、２６とにより走査台車本体１４及びセンサ保持
具１３を往復動可能に支持し、超音波斜角入射式探傷用
探触子８、８をそれぞれから下方の溶接線へ超音波を打
ち込むように一体的に組み付けてセンサユニツト８’を
構成し、センサ保持具１３の内方に前後方向の支持軸１
２、１２によりジンバル機構フレーム１０を傾動可能に
支持し、ジンバル機構フレーム１０の内方に左右方向の
支持軸１１、１１によりセンサユニツト８’を傾動可能
に支持し、センサユニツト８’に支持部材１２’、１
２’を介して溶接線検知用ビードセンサ９、９を取付け
たことを特徴とする液中機器・配管等の溶接線走査装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991074998U JP2542770Y2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 液中機器・配管等の溶接線走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991074998U JP2542770Y2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 液中機器・配管等の溶接線走査装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525356U JPH0525356U (ja) | 1993-04-02 |
| JP2542770Y2 true JP2542770Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=13563452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991074998U Expired - Fee Related JP2542770Y2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 液中機器・配管等の溶接線走査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2542770Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2651382B2 (ja) * | 1988-12-06 | 1997-09-10 | 三菱重工業株式会社 | 構造物の検査装置 |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP1991074998U patent/JP2542770Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0525356U (ja) | 1993-04-02 |
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