JP2542691Y2 - 柱状小物品収納箱 - Google Patents

柱状小物品収納箱

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JP2542691Y2
JP2542691Y2 JP4286091U JP4286091U JP2542691Y2 JP 2542691 Y2 JP2542691 Y2 JP 2542691Y2 JP 4286091 U JP4286091 U JP 4286091U JP 4286091 U JP4286091 U JP 4286091U JP 2542691 Y2 JP2542691 Y2 JP 2542691Y2
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英和 神本
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株式会社千代田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係る柱状小物品収納箱
は、例えば医用器具製造工場に於いて、例えばバイヤル
瓶、注射器のシリンジ等の柱状小物品を搬送するのに先
立って、容器内に、整列した状態で収納する場合に利用
する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】医用器具製造工場に於い
て、例えばバイヤル瓶や注射器のシリンジの様な柱状小
物品を製造した後、滅菌処理行程等、次の行程に送り出
す場合、これら柱状小物品は収納箱内に整列状態で収納
してから、次の行程に送られる。
【0003】ところで、上述した様に柱状小物品を整列
状態で収納箱内に収納した後、収納箱を搬送する途中で
柱状小物品が倒れた場合、これら柱状小物品が割れた
り、或は次の行程で収納箱から柱状小物品を整然と取り
出せなくなる。
【0004】本考案の柱状小物品収納箱は、上述の様な
不都合を解消するものである。
【0005】
【問題を解決する為の手段】本考案は複数の柱状小物品
を整然と収納する為の柱状小物品収納箱に関するもの
で、上方が開口した直方体状の箱本体の内側に、収納済
の柱状小物品を押圧する押圧機構を設けている。この押
圧機構は、箱本体の一側壁内面に対向する押圧部材を有
しており、この押圧部材の一端側には、押圧部材の長さ
方向に亙る第一のガイドを設けている。
【0006】又、上記箱本体の一側壁と対向する他側壁
に固定の部分には、上記第一のガイドに対向する第二の
ガイドを設けている。
【0007】更に、上記押圧部材の他端部に設けた第一
の軸に第一の腕の一端を、上記第二のガイドに案内され
てこの第二のガイドに沿う移動自在な第四の軸に第一の
腕の他端を、それぞれ連結すると共に、上記第一のガイ
ドに案内されてこの第一のガイドに沿う移動自在な第二
の軸に第二の腕の一端を、上記他側壁に固定の部分の、
第二のガイドと反対側端部に設けた第三の軸に第二の腕
の他端を、それぞれ連結している。
【0008】上記第一、第二の腕の中間部同士は、第五
の軸により互いに枢支している。
【0009】更に、第二の軸を第一の軸に近づける方向
の弾力を有するばねを設けている。
【0010】
【作用】上述の様に構成される本考案の柱状小物品収納
箱に、バイヤル瓶や注射器のシリンジ等の柱状小物品を
収納する場合、押圧機構を構成する押圧部材をばねの弾
力に抗して箱本体の他側壁に向けて移動させ、この押圧
部材と箱本体の一側壁との間に間隙を形成して、この間
隙に柱状小物品を収納する。
【0011】押圧部材はばねの弾力によって上記箱本体
の一側壁に向け移動し、柱状小物品を押圧する為、この
箱本体の一側壁と押圧部材との間で上記柱状小物品がし
っかり保持される。
【0012】本考案の柱状小物品収納箱にバイヤル瓶や
注射器のシリンジ等の柱状小物品を収納すると、収納済
みの柱状小物品は押圧部材により、収納箱の一側壁に押
圧される為、収納箱を搬送する途中で上記収納済みの柱
状小物品が倒れる事がなくなる。
【0013】
【実施例】次に図示の実施例を説明しつつ本考案を更に
詳しく説明する。
【0014】図1〜3は本考案の柱状小物品収納箱の実
施例を示している。1は、バイヤル瓶や注射器のシリン
ジ等の柱状小物品20、20を収納する為の、上方が開
口した直方体状の箱本体で、この箱本体1内に、押圧機
構を設けている。この押圧機構は、箱本体1の一側壁3
側に設けられ、この一側壁3に向けて柱状小物品20、
20を押圧する押圧部材2及び、箱本体1の他側壁5に
固定した支持部材4を有する。
【0015】上記押圧部材2は、断面コ字形の板材6の
両端に滑りブロック7、7をボルトとナットとにより固
定する事で構成している。各滑りブロック7、7の下端
部は、それぞれ板材6の下面よりも少し突出させて、こ
の突出端部下端のみを箱本体1の底面に当接させ、この
押圧部材2が移動する際の摩擦を少なくしている。
【0016】更に、この押圧部材2を構成する板材6の
一端側(図1、3の右上側、図2の右側)で、板材6の
上下面には、第一のガイドである、板材6の長さ方向に
亙る第一の長孔9、9を設け、この長孔9、9に第二の
垂直軸10を、長孔9、9に沿う移動自在に設けてい
る。又、板材6の他端側(図1、3の左下側、図2の左
側)には、第一の垂直軸8を設けている。
【0017】一方、前記支持部材4は、一側面が開口し
た断面コ字形の板材11で、この板材11の開口側を箱
本体1の内側に向けて、箱本体1の他側壁5にボルトと
ナット等により固定している。この支持部材4には、上
記押圧部材2と同様、一端側(図1、3の右上側、図2
の右側)で板材11の上下面に、第二のガイドである、
板材11の長さ方向に亙る第二の長孔13、13を設け
ている。そして、この第二の長孔13、13に第四の垂
直軸14を、第二の長孔13、13に沿う移動自在に設
けている。又、板材11の他端側(図1、3の左下側、
図2の左側)には、第三の垂直軸12を設けている。
【0018】上記の様に、箱本体1の一側壁3側と他側
壁5とに、互いの開口が対向する状態で設けた押圧部材
2及び支持部材4にそれぞれ設けた、上記第一、第三の
両垂直軸8、12の位置は互いに整合させる。同様に、
第一、第二両長孔9、13の長さ及び位置も、互いに整
合させる。
【0019】上記第一の垂直軸8には第一の腕15、1
5の一端を、第四の垂直軸14にはこの第一の腕15、
15の他端を、それぞれ連結している。又、第二の垂直
軸10には第二の腕16、16の一端を、第三の垂直軸
12にはこの第二の腕16、16の他端を、それぞれ連
結している。これら第一、第二の両腕15、16の交差
部分には、第五の垂直軸17を設け、上記第一第二両腕
15、16の中間部同士を枢支している。
【0020】更に、第一の垂直軸8と第二の垂直軸10
との間には、第一の引っ張りばね18を、第三の垂直軸
12と第四の垂直軸14との間には、第二の引っ張りば
ね19を、それぞれ掛け渡し、これら第一、第二の引っ
張りばね18、19の弾力によって、第二、第四の垂直
軸10、14を第一、第二の各長孔9、13の一端側
(図1、3の左下端側、図2の左端側)に付勢し、押圧
部材2が箱本体1の一側壁3に向けて、この一側壁3と
平行な状態のまま押圧される様にしている。
【0021】上述の様に構成される本考案の柱状小物品
収納箱に、バイヤル瓶や注射器のシリンジ等の柱状小物
品を収納する場合、上記第一、第二の引っ張りばね1
8、19の弾力に抗して、押圧部材2を箱本体1の他側
壁5に向けて移動させ、この押圧部材2と箱本体1の一
側壁3との間の間隙21に柱状小物品20、20を収納
する。押圧部材2は、第二、第四の各垂直軸10、14
が、それぞれ第一、第二の各長孔9、13の一端(図
1、3の右上端、図2の右端)に達する迄、即ち、図2
に鎖線で示す位置迄移動自在である為、押圧部材2を箱
本体1の他側壁5に向けて少しずつ移動させる事により
上記間隙21を増大させつつ、柱状小物品20、20
を、一側壁3の長さ方向に順次収納していく。
【0022】押圧部材2は第一、第二の引っ張りばね1
8、19の弾力によって上記箱本体1の一側壁3に向け
移動し、上記柱状小物品20、20を押圧する為、この
柱状小物品20、20は、箱本体1の一側壁3と押圧部
材2との間でしっかりと保持される。この為、箱本体1
を搬送する途中で上記収納済みの柱状小物品が倒れる事
がなくなる。尚、箱本体1に収納する柱状小物品20、
20の個数は、箱本体1内に収納し得る最大個数である
必要はない。例えば図3に於いては、柱状小物品20、
20を2列分だけ収納した例を示しているが、この様に
1列分(例えば10本)を単位として収納可能である。
即ち、上記箱本体1内には1列に10本の柱状小物品2
0、20を、15列に亙り、合計150本収納可能であ
るとすれば、この箱本体1内に柱状小物品20、20を
10本、20本、30本と1列分10本を単位として、
この整数倍(但し、収納し得る最大個数150本を越え
ないのは勿論である。)の個数を整然と収納、保持自在
である。
【0023】尚、図1〜3に示した本考案の柱状小物品
収納箱の実施例に於いては、押圧機構を構成する押圧部
材2及び支持部材4として、断面コ字形の板材6、11
を用いると共に、第一、第二のガイドとして、これら板
材6、11に第一、第二の長孔9、13を設けている
が、押圧部材及び支持部材を、矩形中空体或は矩形充実
体とし、押圧部材と支持部材との互いに対向する側面の
それぞれ一端側に、それぞれ第一、第二のガイドとして
機能する第一、第二のレール及びこれら第一、第二のレ
ールに沿う移動自在な第二、第四の水平軸を設けると共
に、上記側面のそれぞれ他端側に、それぞれ第一、第二
の水平軸を設ける構造とする事も出来る。
【0024】又、本実施例の押圧機構に於いては支持部
材4を設けているが、この様な支持部材4を設けず、箱
本体1の他側壁5の一端側に、直接第二の長孔等の第二
のガイド、及びこの第二のガイドに沿う移動自在な第四
の水平軸を設けると共に、他壁側5の他端側に直接第二
の水平軸を設けても良い。
【0025】更に、押圧機構を構成する支持部材をボル
トとナットとにより箱本体1に固定するのに代えて、箱
本体1の他側壁5の上端部等に係脱自在な係止具を設け
れば、従来使用していたトレー等の箱本体に、支持部
材、押圧部材、第一、第二の腕等から成る押圧機構を装
着して、本考案の柱状小物品収納箱とする事も出来る。
即ち、図4に示す様に、上方が開口すると共に押圧部材
2側(図4の左側)の一側壁を切り欠いた内箱1a内
に、前述した押圧機構を設ける。この様に押圧機構を設
けた内箱1aを、トレー等の外箱22に装着し、本考案
の柱状小物品収納箱とする事も出来る。内箱1aを外箱
22内に装着するのは、内箱1aに設けた図示しない係
止具を外箱22に係止する事で行なう。この様な構成に
於いては、従来から使用しているトレー等を、本考案の
柱状小物品収納箱として使用出来る様になる他、上記ト
レー等の外箱22を基板等に固定した状態で内箱1aを
昇降自在とすれば、内箱1aの押圧部材2側の切り欠き
を介して、柱状小物品の出し入れを自動的に行なえる様
になる。
【0026】
【考案の効果】本考案の柱状小物品収納箱は、以上の様
に構成され作用する為、柱状小物品を収納した容器を搬
送する途中に、収納済みの柱状小物品が倒れる事がなく
なり、柱状小物品を整然と収納する作業を手際良く行な
える様になり、実用上の効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の柱状小物品収納箱を示す略斜視図。
【図2】同じく平面図。
【図3】使用状態を示す略斜視図。
【図4】本考案の柱状小物品収納箱の別例を示す略斜視
図。
【符号の説明】
1 箱本体 1a 内箱 2 押圧部材 3 一側壁 4 支持部材 5 他側壁 6 板材 7 滑りブロック 8 第一の垂直軸 9 第一の長孔 10 第二の垂直軸 11 板材 12 第三の垂直軸 13 第二の長孔 14 第四の垂直軸 15 第一の腕 16 第二の腕 17 第五の垂直軸 18 第一の引っ張りばね 19 第二の引っ張りばね 20 柱状小物品 21 間隙 22 外箱

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の柱状小物品を整然と収納する為の
    柱状小物品収納箱であって、上方が開口した直方体状の
    箱本体の内側に、この箱本体の一側壁内面に対向する押
    圧部材と、この押圧部材の一端側に設けた、押圧部材の
    長さ方向に亙る第一のガイドと、上記箱本体の一側壁に
    対向する他側壁に固定の部分に設けられた、上記第一の
    ガイドに対向する第二のガイドと、上記押圧部材の他端
    部に設けた第一の軸にその一端を枢支すると共に、上記
    第二のガイドに案内されてこの第二のガイドに沿う移動
    自在な第四の軸にその他端を枢支した第一の腕と、上記
    第一のガイドに案内されてこの第一のガイドに沿う移動
    自在な第二の軸にその一端を枢支すると共に、上記他側
    壁に固定の部分の、第二のガイドと反対側端部に設けた
    第三の軸にその他端を枢支した第二の腕と、第一、第二
    の両腕の中間部同士を枢支した第五の軸と、上記第二の
    軸を第一の軸に近づける方向の弾力を有するばねとから
    成る押圧機構を設けた事を特徴とする、柱状小物品収納
    箱。
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