JP2542677Y2 - ガス滅菌装置 - Google Patents
ガス滅菌装置Info
- Publication number
- JP2542677Y2 JP2542677Y2 JP1989073022U JP7302289U JP2542677Y2 JP 2542677 Y2 JP2542677 Y2 JP 2542677Y2 JP 1989073022 U JP1989073022 U JP 1989073022U JP 7302289 U JP7302289 U JP 7302289U JP 2542677 Y2 JP2542677 Y2 JP 2542677Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- gas
- pressure
- cylinder
- gas supply
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案に係るガス滅菌装置は、病院や各種研究所に
於いて、使用済みの手術用具、患者用衣服、或は実験器
具等を滅菌処理する為に利用する。
於いて、使用済みの手術用具、患者用衣服、或は実験器
具等を滅菌処理する為に利用する。
使用済みの手術用具、患者用衣服、或は実験器具等に
は、細菌が付着している場合が多く、そのままで放置し
た場合、二次感染の危険性が高い為、使用後直ちに滅菌
処理する必要がある。
は、細菌が付着している場合が多く、そのままで放置し
た場合、二次感染の危険性が高い為、使用後直ちに滅菌
処理する必要がある。
この為従来から、酸化エチレンガスやホルマリンガス
を使用したガス滅菌装置が、上述の様な各種被滅菌物を
滅菌処理する為、広く使用されている。
を使用したガス滅菌装置が、上述の様な各種被滅菌物を
滅菌処理する為、広く使用されている。
この様な場合に使用する従来のガス滅菌装置は、第２
図に示す様に構成されている。
図に示す様に構成されている。
この第２図に於いて、１は、酸化エチレンガス等の高
圧の滅菌ガス（実際の場合、ボンベ１内に存在する場合
には液状）を充填したボンベ、２はこのボンベ１の口部
に設けられた元弁、３は被滅菌物を収納した状態で密閉
自在な滅菌容器、４はこの滅菌容器３と上記ボンベ１と
を接続するガス供給路である。このガス供給路４の途中
には、上記ボンベ１の側から順番に、フィルタ５と圧力
検出素子６と開閉弁７と気化器８とを、互いに直列に設
けている。９は、気化器８の下流側で、滅菌容器３の直
前部分に設けた絞り弁である。
圧の滅菌ガス（実際の場合、ボンベ１内に存在する場合
には液状）を充填したボンベ、２はこのボンベ１の口部
に設けられた元弁、３は被滅菌物を収納した状態で密閉
自在な滅菌容器、４はこの滅菌容器３と上記ボンベ１と
を接続するガス供給路である。このガス供給路４の途中
には、上記ボンベ１の側から順番に、フィルタ５と圧力
検出素子６と開閉弁７と気化器８とを、互いに直列に設
けている。９は、気化器８の下流側で、滅菌容器３の直
前部分に設けた絞り弁である。
上述の様なガス滅菌装置により、前述の様な各種被滅
菌物の滅菌処理を行なう場合、被滅菌物を滅菌容器３内
に収納し、この滅菌容器３の開口部を気密に塞いだ後、
ボンベ１の口部を設けた元弁２を開放すると共に、開閉
弁７を開放する。
菌物の滅菌処理を行なう場合、被滅菌物を滅菌容器３内
に収納し、この滅菌容器３の開口部を気密に塞いだ後、
ボンベ１の口部を設けた元弁２を開放すると共に、開閉
弁７を開放する。
この結果、ボンベ１から吐出された液状の滅菌ガスが
気化器８内で気化し、絞り弁９を通じて、適量ずつ、滅
菌容器３内に送り込まれ、上記滅菌容器３内に収納され
た被滅菌物の滅菌処理が行なわれる。
気化器８内で気化し、絞り弁９を通じて、適量ずつ、滅
菌容器３内に送り込まれ、上記滅菌容器３内に収納され
た被滅菌物の滅菌処理が行なわれる。
（考案が解決しようとする課題） ところが、上述の様に構成され作用する。従来のガス
滅菌装置の場合、次に述べる様な問題がある。
滅菌装置の場合、次に述べる様な問題がある。
即ち、ボンベ１から滅菌容器３に向けて、滅菌ガスを
送る為のガス供給路４の途中で、圧力計等の圧力検出素
子６を設けた部分は、圧力検出素子６の接続不良等の組
み付け不良があった場合には、ガスが漏洩する危険性が
あるが、この部分で漏洩が生じても従来のガス滅菌装置
の場合は、漏洩の発生を検知する事が出来なかった。
送る為のガス供給路４の途中で、圧力計等の圧力検出素
子６を設けた部分は、圧力検出素子６の接続不良等の組
み付け不良があった場合には、ガスが漏洩する危険性が
あるが、この部分で漏洩が生じても従来のガス滅菌装置
の場合は、漏洩の発生を検知する事が出来なかった。
滅菌ガスの漏洩をそのまま放置した場合、人体にとっ
て危険であるだけでなく、酸化エチレンガスの場合、火
災発生の危険性もある。
て危険であるだけでなく、酸化エチレンガスの場合、火
災発生の危険性もある。
本考案のガス滅菌装置は、この様な危険性のある、滅
菌ガスの漏洩の検出を行なえる様にするものである。
菌ガスの漏洩の検出を行なえる様にするものである。
（課題を解決する為の手段） 本考案のガス滅菌装置は、第１図に示す様に、高圧の
滅菌ガスを充填したボンベ１と、このボンベ１の口部に
設けられた元弁２と、被滅菌物を収納した状態で密閉自
在な滅菌容器３と、この滅菌容器３と上記ボンベ１とを
接続するガス供給路４とを有し、このガス供給路４の途
中に、上記ボンベ１の側から順番に、且つ互いに直列
に、フィルタ５と圧力検出素子６と第一の開閉弁10と気
化器８とを設ける事で構成されている。
滅菌ガスを充填したボンベ１と、このボンベ１の口部に
設けられた元弁２と、被滅菌物を収納した状態で密閉自
在な滅菌容器３と、この滅菌容器３と上記ボンベ１とを
接続するガス供給路４とを有し、このガス供給路４の途
中に、上記ボンベ１の側から順番に、且つ互いに直列
に、フィルタ５と圧力検出素子６と第一の開閉弁10と気
化器８とを設ける事で構成されている。
上述の構成に就いては、前記従来のガス滅菌装置と同
様であるが、本考案のガス滅菌装置に於いては、更に、
上記フィルタ５と圧力検出素子６との間に第二の開閉弁
11を設けると共に、上記圧力検出素子６が検出する圧力
の変動により漏洩の有無を検出する制御器12を設けてい
る。又、気化器８の下流側で、滅菌容器３の直前部分に
は、適宜絞り弁９を設ける。
様であるが、本考案のガス滅菌装置に於いては、更に、
上記フィルタ５と圧力検出素子６との間に第二の開閉弁
11を設けると共に、上記圧力検出素子６が検出する圧力
の変動により漏洩の有無を検出する制御器12を設けてい
る。又、気化器８の下流側で、滅菌容器３の直前部分に
は、適宜絞り弁９を設ける。
そして、この制御器12は、上記第一の開閉弁10を閉
じ、上記元弁２と第二の開閉弁11とを開いて上記ガス供
給路４内に高圧の滅菌ガスを送り込んでから第二の開閉
弁11を閉じた後に於ける、上記ガス供給路４内の圧力低
下が一定範囲を越えた場合に、漏洩ありと判定し、漏洩
の程度に応じて警報を発すると共に第一、第二の開閉弁
を開いてガス供給を再開したり、少なくとも第二の開閉
弁を閉じたままにしてガス供給を停止したりする様に機
能する。
じ、上記元弁２と第二の開閉弁11とを開いて上記ガス供
給路４内に高圧の滅菌ガスを送り込んでから第二の開閉
弁11を閉じた後に於ける、上記ガス供給路４内の圧力低
下が一定範囲を越えた場合に、漏洩ありと判定し、漏洩
の程度に応じて警報を発すると共に第一、第二の開閉弁
を開いてガス供給を再開したり、少なくとも第二の開閉
弁を閉じたままにしてガス供給を停止したりする様に機
能する。
（作用） 上述の様に構成される本考案のガス滅菌装置により、
各種被滅菌物の滅菌処理を行なう場合、被滅菌物を滅菌
容器３内に収納し、この滅菌容器３の開口部を気密に塞
いだ後、ボンベ１の口部に設けた元弁２を開放すると共
に、第一、第二の両開閉弁10、11を開放する。
各種被滅菌物の滅菌処理を行なう場合、被滅菌物を滅菌
容器３内に収納し、この滅菌容器３の開口部を気密に塞
いだ後、ボンベ１の口部に設けた元弁２を開放すると共
に、第一、第二の両開閉弁10、11を開放する。
この結果、ボンベ１から吐出された液状の滅菌ガスが
気化器８で気化し、絞り弁９を通じて、適量ずつ、滅菌
容器３内に送り込まれ、上記滅菌容器３内に収納された
被滅菌物の滅菌処理が行なわれる。
気化器８で気化し、絞り弁９を通じて、適量ずつ、滅菌
容器３内に送り込まれ、上記滅菌容器３内に収納された
被滅菌物の滅菌処理が行なわれる。
但し、本考案のガス滅菌装置の場合、滅菌作業の開始
に当たって、次の操作により、ガス供給路４の途中で、
圧力検出素子６設置部分での漏洩の有無を判定する事が
出来る。
に当たって、次の操作により、ガス供給路４の途中で、
圧力検出素子６設置部分での漏洩の有無を判定する事が
出来る。
漏洩有無の判定を行なう場合、先ず上記第一の開閉弁
10を閉じ、上記元弁２と第二の開閉弁11とを開いて上記
ガス供給路４内に高圧の滅菌ガスを送り込んで、このガ
ス供給路４の途中で、圧力検出素子６設置部分の圧力を
上昇させる。その後、第二の開閉弁11を閉じて、上記圧
力検出素子６設置部分への、新たな滅菌ガスの供給を停
止してから、制御器12により上記ガス供給路４内の圧力
低下の有無とその程度とを観察し、この圧力低下が一定
範囲を越えた場合に制御器12が、漏洩ありと判定し、漏
洩が軽度の場合は、警報を発すると共に第一、第二の開
閉弁を開いてガス供給を再開し、漏洩程度が大きい場合
は、少なくとも第二の開閉弁を閉じたままにしてガス供
給を停止する。
10を閉じ、上記元弁２と第二の開閉弁11とを開いて上記
ガス供給路４内に高圧の滅菌ガスを送り込んで、このガ
ス供給路４の途中で、圧力検出素子６設置部分の圧力を
上昇させる。その後、第二の開閉弁11を閉じて、上記圧
力検出素子６設置部分への、新たな滅菌ガスの供給を停
止してから、制御器12により上記ガス供給路４内の圧力
低下の有無とその程度とを観察し、この圧力低下が一定
範囲を越えた場合に制御器12が、漏洩ありと判定し、漏
洩が軽度の場合は、警報を発すると共に第一、第二の開
閉弁を開いてガス供給を再開し、漏洩程度が大きい場合
は、少なくとも第二の開閉弁を閉じたままにしてガス供
給を停止する。
（考案の効果） 本考案のガス滅菌装置は、以上に述べた通り構成され
作用する為、圧力検出素子設置部分での漏洩の有無を正
確に判定すると共に漏洩の程度により警報を発したり、
ガス供給を停止するから、漏洩による危険性を少なくす
る事が出来る。
作用する為、圧力検出素子設置部分での漏洩の有無を正
確に判定すると共に漏洩の程度により警報を発したり、
ガス供給を停止するから、漏洩による危険性を少なくす
る事が出来る。
第１図は本考案の、第２図は従来の、それぞれガス滅菌
装置を示す回路図である。 1:ボンベ、2:元弁、3:滅菌容器、4:ガス供給路、5:フィ
ルタ、6:圧力検出素子、7:開閉弁、8:気化器、9:絞り
弁、10:第一の開閉弁、11:第二の開閉弁、12:制御器。
装置を示す回路図である。 1:ボンベ、2:元弁、3:滅菌容器、4:ガス供給路、5:フィ
ルタ、6:圧力検出素子、7:開閉弁、8:気化器、9:絞り
弁、10:第一の開閉弁、11:第二の開閉弁、12:制御器。
Claims (1)
- 【請求項１】高圧の滅菌ガスを充填したボンベと、この
ボンベの口部に設けられた元弁と、被滅菌物を収納した
状態で密閉自在な滅菌容器と、この滅菌容器と上記ボン
ベとを接続するガス供給路と、このガス供給路の途中
に、上記ボンベの側から順番に、且つ互いに直列に設け
られた、フィルタと圧力検出素子と第一の開閉弁と気化
器とから成るガス滅菌装置に於いて、上記フィルタと圧
力検出素子との間に第二の開閉弁を設けると共に、上記
圧力検出素子が検出する圧力の変動により漏洩の有無を
検出する制御器を設け、この制御器は、上記第一の開閉
弁を閉じ、上記元弁と第二の開閉弁とを開いて上記ガス
供給路内に高圧の滅菌ガスを送り込んでから第二の開閉
弁を閉じた後に於ける、上記ガス供給路内の圧力低下が
一定範囲を越えた場合に、漏洩ありと判定し、漏洩が軽
度の場合は、警報を発すると共に第一、第二の開閉弁を
開いてガス供給を再開し、漏洩程度が大きい場合は、少
なくとも第二の開閉弁を閉じておくものであるガス滅菌
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989073022U JP2542677Y2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | ガス滅菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989073022U JP2542677Y2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | ガス滅菌装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0313147U JPH0313147U (ja) | 1991-02-08 |
| JP2542677Y2 true JP2542677Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=31611482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989073022U Expired - Lifetime JP2542677Y2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | ガス滅菌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2542677Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107940072A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-04-20 | 山东奇威特太阳能科技有限公司 | 高压节流流量调节装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57139340U (ja) * | 1981-02-26 | 1982-08-31 | ||
| JPS6052838U (ja) * | 1983-09-16 | 1985-04-13 | 株式会社 三社電機製作所 | ガス滅菌器 |
| US4921675A (en) * | 1987-04-28 | 1990-05-01 | Mdt Corporation | Biocidal gas sterilizer |
-
1989
- 1989-06-23 JP JP1989073022U patent/JP2542677Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0313147U (ja) | 1991-02-08 |
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