JP2542052Y2 - カードの回転円筒側部への綿詰り防止装置 - Google Patents

カードの回転円筒側部への綿詰り防止装置

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JP2542052Y2
JP2542052Y2 JP10136391U JP10136391U JP2542052Y2 JP 2542052 Y2 JP2542052 Y2 JP 2542052Y2 JP 10136391 U JP10136391 U JP 10136391U JP 10136391 U JP10136391 U JP 10136391U JP 2542052 Y2 JP2542052 Y2 JP 2542052Y2
Authority
JP
Japan
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cylinder
rotating cylinder
card
rotating
clogging
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP10136391U
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JPH0545076U (ja
Inventor
光一 山田
旦元 山本
高志 草野
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Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Publication date
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  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はカードにおける回転円
筒側部の綿詰り防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1,2に示すように周知のカード1に
おいては、サイドフレーム2上に、シリンダ3の側板に
僅かな間隙Sをもって対面するシリンダベンド5を取付
け、このシリンダベンド5に、バックコンセントリック
ベンド6,フレキシブルベンド7及びフロントコンセン
トリックベンド8が弧状に連続して取付けられている。
また、シリンダ3の上方には、フレキシブルベンド7に
より支持されたフラット9が、また下方にはアンダーケ
ーシング10が配設され、さらにフラット9とドッファ
11及びフラット9とテーカイン12との間のシリンダ
3の周囲には夫々フロント側シート,バック側シートが
配設されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のようにカードの
シリンダ3はその周囲がほとんど覆われた状態であり、
このためシリンダ3の回転により覆いの内部に生じる気
流はシリンダ周面の両端方向に流れ、この気流によりシ
リンダ3のワイヤとフラット9の針布との間の挾持を離
れた繊維はシリンダの両端方向へ吹き出され、この繊維
は、シリンダ3の外周突部3aとフレキシブルベンド7
との間に進入し、長期運転によりシリンダ側板4とシリ
ンダベンド5間の僅かな間隙Sやシリンダアンダーケー
シング10の上面側部等に堆積し、ベンド詰りをおこし
シリンダ3の回転を不能にしたり、最悪時には摩擦熱で
綿が燃えて火災が発生したりし、このため定期的清掃が
必要であるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記従来の問題点を解決
するため、本考案ではカードにおけるシリンダ等の回転
円筒の両側板に僅かな間隙をもって塞ぎ板を対面させ、
回転円筒の回転軸に、回転円筒内部に圧縮空気を供給す
る供給路を穿設し、回転円筒側板に、回転円筒内部と前
記間隙とを連通する連通路を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】機台運転時に、回転円筒の回転軸の供給路を介
して回転円筒内部に圧縮空気が送られ、この空気が回転
円筒側板の連通路を介して回転円筒側板と塞ぎ板間の僅
かな間隙に流れ、回転円筒の外周突部と塞ぎ板との間よ
り半径方向外側に排出され、この排出気流によって、回
転円筒の回転により回転円筒の両端方向に流れる気流で
運ばれる繊維が回転円筒側板と塞ぎ板間の僅かな間隙に
入り込むのが防止される。
【0006】
【実施例】次に、図面において本考案の回転円筒側部
の綿詰り防止装置15をシリンダ3に使用した実施例に
ついて説明するが、従来の技術で説明した部分は本実施
例と同様の構成とし説明を省略する。図2に示すように
サイドフレーム2に取付けられた塞ぎ板として示すシリ
ンダベンド5の略中心には、シリンダ3のシリンダシャ
フト16が回転自在に支持されている。このシリンダシ
ャフト16には、その端面から軸方向に伸びる通路17
aとこの通路17aと交わり半径方向に伸びシリンダ3
内部に開口する通路17bから成る供給路17が穿設さ
れている。またシリンダシャフト16の端部は、シリン
ダベンド5と一体の支持部材18に回動自在かつ気密に
支持され、この支持部材18の中心に設けられた中心孔
18aに圧縮空気源Pが接続されている。シリンダ3の
側板4には、シリンダ3内部と、シリンダ側板4とシリ
ンダベンド5間の僅かな間隙Sとを連通する連通路20
が複数穿設されている。
【0007】次に、以上のように構成された回転円筒側
部への綿詰り防止装置15の作用について説明する。機
台運転時に、圧縮空気源Pからの圧縮空気は支持部材1
8の中心孔18a及びシリンダシャフト16の供給路1
7を介してシリンダ3内部に供給される。そしてこのシ
リンダ3内部の圧縮空気は連通路20を介してシリンダ
側板4とシリンダベンド5との間の僅かな間隙Sに流
れ、シリンダ外周突部3aとシリンダベンド5との間か
ら半径方向外側に吹き出す。従ってこの吹き出し気流に
よって周囲を覆われたシリンダ3の回転により生じるシ
リンダ3両端方向に流れる気流で運ばれる繊維は、シリ
ンダ側板4とシリンダベンド5間の僅かな間隙Sに入り
込むのを防止され、シリンダ3外側に吹き飛ばされ、図
示しないクリーニング装置の吸引気流により吸引回収さ
れたり、またはシリンダ3周面上にもどされ再びシリン
ダ3のワイヤとフラット9の針布との間に挾持されたり
する。なお本実施例では回転円筒側部への綿詰り防止装
置15をシリンダ3に使用したが、ドッファ11、テー
カインローラ12及びドッフィングローラー(図示な
し)等に使用してもよい。
【0008】
【考案の効果】以上のように本考案の回転円筒側部への
綿詰り防止装置では、シリンダ等の回転円筒の両側板に
僅かな間隙をもって塞ぎ板を対面させ、回転円筒の回転
軸に、回転円筒内部に圧縮空気を供給する供給路を穿設
し、回転円筒側板に、回転円筒内部と、回転円筒側板と
塞ぎ板間の僅かな間隙とを連通する連通路を設けたの
で、カード運転時に回転円筒の回転により回転円筒両側
に流れる気流が運ぶ繊維が、回転円筒側板と塞ぎ板間の
僅かな間隙に入り込み回転円筒側部に堆積することを防
止でき、この部分の定期清掃を除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カードの正面図である。
【図2】図1の一部を省略したII−II断面図である。
【図3】シリンダの側面図である。
【符号の説明】3 シリンダ、 4 シリンダ側板、 5 シリンダベ
ンド、 11 ドッファ、 12 テーカインローラ、 16
シリンダシャフト、 17 供給路、 20 連通路、 S 間隙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードにおけるシリンダ等の回転円筒の
    両側板に僅かな間隙をもって塞ぎ板を対面させ、回転円
    筒の回転軸に、回転円筒内部に圧縮空気を供給する供給
    路を穿設し、回転円筒側板に、回転円筒内部と前記間隙
    とを連通する連通路を設けたことを特徴とするカードの
    回転円筒側部への綿詰り防止装置。
JP10136391U 1991-11-12 1991-11-12 カードの回転円筒側部への綿詰り防止装置 Expired - Lifetime JP2542052Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10136391U JP2542052Y2 (ja) 1991-11-12 1991-11-12 カードの回転円筒側部への綿詰り防止装置

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JP10136391U JP2542052Y2 (ja) 1991-11-12 1991-11-12 カードの回転円筒側部への綿詰り防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0545076U JPH0545076U (ja) 1993-06-18
JP2542052Y2 true JP2542052Y2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=14298752

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JP10136391U Expired - Lifetime JP2542052Y2 (ja) 1991-11-12 1991-11-12 カードの回転円筒側部への綿詰り防止装置

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