JP2541599B2 - 直流モ―タの電子整流用の回路装置 - Google Patents

直流モ―タの電子整流用の回路装置

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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多相直流モータの電子整流用の回路装置で
あつて、該直流モータはその回転子の周上にＮ個の整流
用マークを有しており、該整流マークはセンサと共働し
て、モータの相巻線を制御するための整流パルスを供給
するようにし、この整流パルス供給のため、センサから
供給されるパルスが計数器を歩進的に切り換えるように
し、該計数器の出力が、相巻線を作動電位へまたは基準
電位へ接続するスイツチを制御するようにし、さらに計
数器はＫ個のパルスの後に自動的にリセツトされるよう
にし、この場合このＫは前記の数Ｎの整数の約数である
ようにされている直流モータの電子整流用の回路装置に
関する。
この種の回路装置は公知であり例えばドイツ連邦共和
国特許出願公開公報第3435270号に示されている。この
回路装置は、モータの複数個の駆動線輪を正しいモーメ
ントにおいて制御するために用いられる。回転子の周に
設けられた複数個のマークは光感センサと共働する光透
過性の部材または光反射性の部材とすることができる。
あるいはセンサとしてのホール発電機へ作用する永久磁
石とすることができる。回転子の周に設けられるマーク
が、周期的に発生される駆動線輪の制御シーケンスを次
のように形成する。即ち計数器が２極スイツチを介して
相巻線を周期的に作動電位へまたは基準電位へ接続する
ことにより、形成する。このシーケンスは、計数器が、
マークにもとづいて送出されるパルスが所定数に達する
と自動的にリセツトされる構成により、形成される。こ
の場合このパルス数はマーク数の整数の約数であるよう
にされている。
計数器のリセツトが例えば１パルス分だけ早すぎるよ
うにまたは遅すぎるように行なわれることがあり、その
ため相巻線の最適の制御がもはや行なえなくなり、その
ためモータの効率が低下される。
本発明の課題は、モータが常に最適の回転モーメント
を出力するように構成することである。
この課題は請求項１に示された発明の構成により解決
されている。さらに請求項２以下に示したように構成す
ることができる。
次に本発明をビデオレコーダ用のヘツドシリンダモー
タの例を用いて説明する。
第１図は電子整流のために用いられる回路、第２図，
第３図および第４図は第１図の回路の動作を説明するダ
イヤグラム図、第５図は本発明の課題を解決するための
種々の配置図を示す。
第１図に本発明が、例えばビデオレコーダにおけるヘ
ツドシリンダモータの整流用回路において示されてい
る。このモータは図示の実施例において固定子に３つの
相巻線LAB,LBC,LCAを有する。これらの相巻線はこの巻
線に流れる電流が回転子に取り付けられている永久磁石
に磁気的に作用することによつて、回転子Ｒを駆動す
る。回転子Ｒは、モータの整流のために用いられるマー
クＭを有する。これらのマークは、それを検出して整流
パルスＫを導出するセンサＳと共働することにより、前
記の整流を行なう。マークＭは、センサとしてのホール
発電機と共働する小さい磁石から形成することができ
る。マークＭは、光学的検出器または光バリヤと共働す
る光透過性のまたは光反射性の部材から形成することも
できる。マークは磁気抵抗と共働する磁石から形成する
こともできる。整流パルスＫは計数器Ｚの入力側へ達す
る。計数器は入力パルスの所定の個数の後に自動的にリ
セツトされる。このことは、計数器の所望の最終計数値
にもとづいてリセツトパルスを形成する論理回路Ｌを用
いて、行なわれる。この場合、計数器Ｚのリセツトのた
めの計数パルスの個数Ｘは、回転子Ｒに設けられたマー
クＭの個数の整数の約数に相応する。例えば24個のマー
クＭがモータの整流のために用いられる。計数器Ｚとし
ては例えばテクサスインストルメント社の同期形BCD計
数器,SM74192型が用いられる。Ｘ＝６の場合は、計数器
Ｚは６つの入力パルス毎に即ち６番目のパルスが到来す
ると、リセツトされる。計数器Ｚの出力側はデコーダ回
路Ｄ（例えばテクサスインストルメント、74/54型）へ
接続されている。このデコーダ回路はその出力側１〜６
へ周期的順序で、整流パルスＫが計数器Ｚの入力側へ達
すると直ちに、その都度１つのパルスを出力する。デコ
ーダＤの出力側１〜６は、反転段I1〜I6を介しておよび
ORゲートO1〜O6を介して、次のように結合されている、
即ち出力側１〜６が、必要とされる電流を巻線LAB,LBC,
LCAに流すようにスイツチS1〜S6を制御するように、結
合されている。
第２図に、点A,BおよびＣにおける電圧の相互の時間
的配属関係がダイヤグラムに示されている。第２図のａ
に、回転子Ｒの１回転の期間中にセンサＳから送出され
るパルスの列が示されている。このパルス列は、24のク
ロツクパルスを形成する24の整流パルスＫから形成され
ている。このパルス列のパルスＫ′は、例えば単安定マ
ルチバイブレータ回路MFを用いて、ｂに示されているヘ
ツド切り換えパルスKUを形成するために用いられる。
ｃ〜ｈに示されているパルスは反転段I1〜I6により反
転された、デコーダ出力側１〜６の出力信号を示す。i,
kおよびｌに、第１図の点A,Bおよびｃに形成される電圧
が示されている。
第１のクロツクパルスにより出力側ＡはスイツチS1の
閉成により正の電位に置かれ、出力側ＢはスイツチS4の
閉成により基準電位と接続される。そのため電流IABが
流れる。第２のクロツクパルスで電流IACが、スイツチS
1およびS6の閉成により流れる。出力側３〜６の周期的
な順次切り換えにより、それに応じて電流IBC,IBAおよ
びICB′が流れ、それにもとづいてシーケンス１〜６が
繰り返される。スイツチS1〜S6は簡単のため機械的スイ
ツチとして示されている。このスイツチはもちろん電子
スイツチが、例えばトランジスタかまたは切り換え接続
される電流源が、用いられる。
計数器は、モータの正しい回転方向にもかかわらず、
１クロックパルス分だけ早すぎるようにまたは遅すぎる
ようにリセツトされることがあり得る。そのため巻線L
AB,LBCまたはLCAに正しい電流が作用せず、そのため最
適な回転モーメントが形成されないことがある。
第３図に計数器のこの種の不利なリセツトがどのよう
にして生ずるかが示されている。この場合、反転段I1〜
I6の出力側１′〜６′に、ｂ〜ｇに示されているパルス
がａに示されているパルスよりも１クロツクパルスだけ
ずらされて現われている。そのため第１図の回路の点A,
BおよびＣに、最適の回転モーメントのために必要とさ
れる時間的な制御電圧がh,i,kに示したように形成され
ない。
第４図に本発明の動作が示されている。
時点t0にモータが回転を始める。そのためセンサＳを
通過する第１のマークＭが第１の整流パルスＫを送出す
る。この整流パルスが計数器Ｚを切り換える。反転段I1
〜I6における出力信号１′〜６′がｂ〜ｇに示されてい
る。時点t1に第３図に示したのと同じ状態が形成され
る。時点t1に計数器Ｚが強制的にリセツトされる。その
ためh,i,kに示されている最初の不適切な制御が、この
時点からは所望の制御へ移行する。この状態は、最も長
くてもモータの１回転後に達成される。
第５図に付加的なマークＭ′を配置するための種々の
構成が示されている。ａの場合は特別なマークＭ′は、
ヘツド切り換えパルスを形成するマークと同一である。
ｂの場合は特別なマークＭ′が整流マークＭの外の２番
目の列に配置されている。特別なマークＭ′はＣに示さ
れているように整流マークＭの間に配置することもでき
る。この場合この特別のマークは、計数器Ｚのリセツト
用の準備信号を形成するために用いられ、このリセツト
は時間的に後続の整流パルスにより行なわれる。複数個
のマークＭの一部だけをモータの整流のために用いるこ
ともできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−103985（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−30986（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−71259（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−55703（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−117283（ＪＰ，Ｕ) 米国特許4360769（ＵＳ，Ａ)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】多相直流モータの電子整流用の回路装置で
    あって、該直流モータはその回転子の周上にＮ個の整流
    用マークを有し、該整流用マークはセンサと共働して、
    モータの相巻線を制御するための整流パルスを供給し、
    この整流パルス供給のため、センサから発生されるパル
    スが計数器を歩進的に切換え、該計数器の出力が、相巻
    線を作動電位または基準電位へ接続するスイッチを制御
    し、前記計数器はＫ個のパルスの後に自動的にリセット
    され、このＫは前記の個数Ｎの整数の約数である形式
    の、直流モータの電子整流用の回路装置において、モー
    タの最適のトルクを形成するために、計数器（Ｚ）をリ
    セットする特別マーク（Ｍ′）を設け、該特別マーク
    （Ｍ′）の角度位置をＮ個のマーク（Ｍ）の１つの角度
    位置と一致させたことを特徴とする、直流モータの電子
    整流用の回路装置。
  2. 【請求項２】特別マーク（Ｍ′）を整流用マーク（Ｍ）
    の外側に設けた、請求項１記載の回路装置。
  3. 【請求項３】特別マーク（Ｍ′）をＮ個のマーク（Ｍ）
    に対して任意の個所に設けて、Ｎ個のマーク（Ｍ）のう
    ち該特別マークに接続するマークにより形成される、計
    数器（Ｚ）のための付加的なリセットパルスの準備用に
    用いる、請求項１または２記載の回路装置。
  4. 【請求項４】複数個の特別マーク（Ｍ′）が回転子
    （Ｒ）の周に設けられている、請求項１、２又は３記載
    の回路装置。
  5. 【請求項５】特別マーク（Ｍ′）がＮ個のマーク（Ｍ）
    のうちの１つのマークと同一であり、この特別マーク
    （Ｍ′）が残りのＮ−１個のマーク（Ｍ）の寸法とは異
    なる、請求項１記載の回路装置。
  6. 【請求項６】特別マーク（Ｍ′）がＮ個のマーク（Ｍ）
    のうちの１つのマークと同一であり、この特別マーク
    （Ｍ′）が残りのＮ−１個のマーク（Ｍ）とはその光透
    過係数が異なる、請求項１記載の回路装置。
  7. 【請求項７】特別マーク（Ｍ′）がＮ個のマーク（Ｍ）
    のうちの１つのマークと同一であり、この特別マーク
    （Ｍ′）が残りのＮ−１個のマーク（Ｍ）とはその光反
    射係数が異なる、請求項４記載の回路装置。
  8. 【請求項８】直流モータがビデオレコーダのヘッドシリ
    ンダモータである、請求項１、２、３、４、５、６又は
    ７記載の回路装置。
  9. 【請求項９】特別マーク（Ｍ′）からヘッド切り換え信
    号（KU）が導出される、請求項８記載の回路装置。
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