JP2541418Y2 - 合成樹脂製燃料タンクのドレーン構造 - Google Patents

合成樹脂製燃料タンクのドレーン構造

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JP2541418Y2
JP2541418Y2 JP8745891U JP8745891U JP2541418Y2 JP 2541418 Y2 JP2541418 Y2 JP 2541418Y2 JP 8745891 U JP8745891 U JP 8745891U JP 8745891 U JP8745891 U JP 8745891U JP 2541418 Y2 JP2541418 Y2 JP 2541418Y2
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JP
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fuel tank
drain
synthetic resin
fuel
drain plug
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JP8745891U
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創一 高橋
純一 河西
五輪男 小高
修身 中藤
秀樹 山路
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
Isuzu Motors Ltd
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
Isuzu Motors Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車やボイラー等に
設置される合成樹脂製燃料タンク、更に詳しくは、タン
クの底部に設けた水抜き用のドレーン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、軽油用の燃料タンクには、その
底部に蓄積された水分が燃料と混ざらないようにするた
め、タンク底面に水抜き用のドレーンが設けられてい
る。そして、その従来例としては、図4に示すように、
円筒部1内に雌ネジ1aを刻設し上端にフランジ2を有
するポリエチレン製のドレーンシート3を、合成樹脂製
燃料タンク4の成形時にその底部にインサート成形によ
り装着したもので、前記ドレーンシート3に螺合によっ
て取り付けるドレーンプラグ5には通常のボルトが使用
され、パッキン6を介して装着したものである。また、
他の従来例は、図5に示すように、合成樹脂製燃料容器
7の下部範囲に設けた合成樹脂製接続管8内に金属スリ
ーブ9を挿入固定し、この金属スリーブ9の内端9aを
接続管8の内端8aから露出して燃料容器7内へ突出せ
しめ、その外端9bを接続管8の外端8bより内側に位
置させた構造のものである(特開昭56−63522号
公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】しかし、図4に示す
従来のドレーン構造にいついて、乗用車の保安基準に基
づく耐火テストを行ったところ、ドレーンプラグ5は無
垢金属により形成されている為、該ドレーンプラグ5が
所定時間火炎を受けると、火炎による熱がドレーンプラ
グ5の近傍の合成樹脂部分に伝わるよりも早く、ドレー
ンプラグ5からドレーンシート3を介して該ドレーンシ
ート3に接する合成樹脂部分に伝わってしまい、この界
面の合成樹脂が溶けてスキマが生じ、そこから燃料漏れ
が発生した。また、図5に示す従来例では、接続管8は
金属スリーブ9が挿入されているので、加熱の際折れた
り潰れることもなく、また金属スリーブ9は燃料容器7
内の燃料により冷却されているが、接続管8の外端8b
は外界に露呈されているために、該接続管8が直接火炎
に晒された場合には、接続管8の外端8bが軟化し収縮
して金属スリーブ9の外端9bを閉塞し、燃料が燃料容
器7から流出しないようにするため、接続管8の再度使
用が不可能となるといった問題点がある。
【0003】
【問題点を解決するための手段】本考案は、上記のよう
な従来の問題点を解決するために成されたもので、熱伝
導率が良いドレーンプラグを空洞形状とし、その内部に
貯留するう燃料により冷却効果を高めることによりドレ
ーンの耐火性を向上せしめたものを提供することを目的
としたものであり、その要旨は、合成樹脂製燃料タンク
の底部に設けたドレーンシートに、有底円筒形状の金属
製ドレーンプラグを、その上方開口部を前記燃料タンク
内に向け螺着せしめたことを特徴とする燃料タンクのド
レーン構造にある。
【0004】
【実施例】以下、本考案を図1乃至図3に示す実施例に
より詳細に説明する。なお、図1は本考案に係るドレー
ン構造を適用した燃料タンクの要部を示す開栓時の断面
図で、図2は同燃料タンクの閉栓時の断面図、図3は上
記ドレーン構造に使用するドレーンプラグの斜視図であ
る。
【0005】図において、10は合成樹脂製の燃料タン
クで、その底部10aには金属製のドレーンシート11
が前記燃料タンク10の成形時におけるインサート成形
により埋設されている。このドレーンシート11は、内
周に雌ネジ12aが刻設された円筒部12と、その下端
に設けたフランジ13とから構成されており、前記合成
樹脂製燃料タンク10の成形時におけるインサート成形
による埋設固定後に、該円筒部12内の合成樹脂を除去
して燃料タンク10の内外を連通状態としている。
【0006】14は前記ドレーンシート11の円筒部1
2内に螺合自在としたドレーンプラグで、一端(上方)
には開口部15を備え、他端(下方)は有底16とした
円筒形状のものであり、全長のほゞ中間位置に形成した
外方フランジ17から上方の外周には雄ネジ18aを刻
設したネジ部18を、またフランジ17から下方の外周
にはボルトと同様な6角形状の頭部19を夫々具備して
いる。
【0007】20はパッキンで、該パッキン20を介し
て前記ドレーンプラグ14をその上方開口部15を前記
燃料タンク10側に向け配設し、そのネジ部18を前記
ドレーンシート11の円筒部12内に螺合して固定して
ある。
【0008】而して、図2に示すように、燃料タンク1
0内の燃料Fはドレーンプラグ14の上方開口部15か
らその円筒部内に入り、ドレーンプラグ14内には燃料
Fが常に貯留することになる。しかも、燃料Fはドレー
ンプラグ14のほゞ全長にわたって、その内部に常に充
満した状態となるので、燃料Fとドレーンプラグ14と
の接触面積も大きく、燃料Fとの熱交換効率が高くな
る。なお、燃料タンク10の底部、特にドレーンプラグ
14の近傍を火炎に晒した耐火性テストにおいて、45
秒間,2分間及び150秒間のいずれにおいてもドレー
ンシート11部からの燃料漏れは発生しなかった。
【0009】
【考案の効果】本考案に係る合成樹脂製燃料タンクのド
レーン構造は、上記のように、合成樹脂製燃料タンクの
底部に設けたドレーンシートに、有底円筒形状の金属製
ドレーンプラグを、その上方開口部を前記燃料タンク内
に向け螺着せしめた構成であるから、ドレーンプラグと
その内部に貯留する燃料との熱交換を広い面積で行うこ
とができ、ドレーンプラグの冷却効果を高めることがで
きる。したがって、万一火炎が発生した場合でも、合成
樹脂製燃料タンクのドレーンシートとの接触部分の溶解
を可及的に遅延させることになり、消火作業や乗員が避
難するための十分な時間を確保することができるといっ
た諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るドレーン構造を適用した燃料タン
クの要部を示す開栓時の断面図である。
【図2】同燃料タンクの閉栓時の断面図である。
【図3】前記ドレーン構造に使用するドレーンプラグの
斜視図である。
【図4】従来のドレーン構造を備えた燃料タンクの要部
を示す開栓時の断面図である。
【図5】他の従来例の燃料タンクの要部を示す断面図で
ある。
【符号説明】
10 合成樹脂製燃料タンク 11 ドレーンシート 14 ドレーンプラグ F 燃料
フロントページの続き (72)考案者 小高 五輪男 神奈川県川崎市川崎区藤崎3丁目5番1 号 東京ラヂエーター製造株式会社内 (72)考案者 中藤 修身 神奈川県川崎市川崎区藤崎3丁目5番1 号 東京ラヂエーター製造株式会社内 (72)考案者 山路 秀樹 神奈川県川崎市川崎区藤崎3丁目5番1 号 東京ラヂエーター製造株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製燃料タンクの底部に設けたド
    レーンシートに、有底円筒形状の金属製ドレーンプラグ
    を、その上方開口部を前記燃料タンク内に向け螺着せし
    めたことを特徴とする燃料タンクのドレーン構造。
JP8745891U 1991-09-30 1991-09-30 合成樹脂製燃料タンクのドレーン構造 Expired - Lifetime JP2541418Y2 (ja)

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JPH0529829U JPH0529829U (ja) 1993-04-20
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