JP2541111Y2 - 駆動力制御装置 - Google Patents

駆動力制御装置

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JP2541111Y2
JP2541111Y2 JP1988098376U JP9837688U JP2541111Y2 JP 2541111 Y2 JP2541111 Y2 JP 2541111Y2 JP 1988098376 U JP1988098376 U JP 1988098376U JP 9837688 U JP9837688 U JP 9837688U JP 2541111 Y2 JP2541111 Y2 JP 2541111Y2
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JP
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engine
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engine torque
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一英 栂井
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はエンジンの駆動力を低減させる駆動力制御装
置に関する。
(従来の技術) 発進時あるいは急加速時に、駆動輪と路面との摩擦係
数で決定される伝達力以上のエンジン出力トルクが発生
する駆動輪にスリップが発生して、車体の安定性を損い
危険である。このため、駆動輪に伝達可能なトルクから
エンジン出力トルクを求め、このエンジン出力トルクに
対応してスロットル開度を求めて、スロットル開度を制
御するようにした駆動力制御装置が知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来のような駆動力制御装置においては以下
のような問題点がある。
(1)スロットル開度とエンジン出力トルクはエンジン
回転数を考慮しても1対1には対応しないため、スロッ
トル開度を制御して正確にエンジン出力トルクを低減さ
せることはできない。
(2)スロットル弁の上流の圧力が過給されているター
ボ付きあるいはスーパーチャージャー付エンジンにおい
ては、なおさらスロットル開度を制御して正確にエンジ
ン出力トルクを低減させることは難しい。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
は、目標エンジントルクから目標空気量を定めて、その
空気量になるように吸気弁のバルブタイミングを可変さ
せて、エンジンの出力トルクを制御するようにした駆動
力制御装置を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段及び作用) 車両の駆動輪のスリップ状態に応じ同駆動輪のスリッ
プを抑制するために必要なエンジンの出力トルクとして
目標エンジントルクを設定する目標エンジントルク設定
手段と、同目標エンジントルク設定手段によって設定さ
れた目標エンジントルクに等しいエンジントルクを上記
エンジンから得るために必要な吸入空気量を目標空気量
として設定する目標空気量設定手段と、上記エンジンの
吸気ポートに設けられ所定の開弁特性で開閉される吸気
弁と、上記目標空気量設定手段によって設定された目標
空気量に等しい空気量をエンジンに供給するために必要
な上記吸気弁の開時間を設定するバルブ開時間設定手段
と、同バルブ開時間設定手段によって設定された開時間
に応じて上記吸気弁の開弁特性を変更する可変バルブタ
イミング手段とを具備したことを特徴とする駆動力制御
装置である。
(実施例) 以下図面を参照して本考案の一実施例に係わる駆動力
制御装置について説明する。第1図において、11は車両
である。この車両11の駆動輪12の回転速度(駆動輪速
度)及び従動輪13の回転速度(従動輪速度)は車輪速/
スリップ検出装置14において検出される。この車輪速/
スリップ検出部14は検出された駆動輪速度及び従動輪速
度に基づいてスリップ量が算出される。そして、このス
リップ量及び従動輪速度は目標エンジントルク算出部15
に送られて、駆動輪にスリップを発生させないような目
標エンジントルクTtが算出される。そして、この目標エ
ンジントルクTtは加算部16において、目標エンジントル
クTtにエアコン,パワーステアリング等の負荷が増えた
場合の負荷補正が行われる。つまり、エアコン,パワー
ステアリング等の負荷が増えた場合には、目標エンジン
トルクにその負荷相当分だけが増加される。このように
補正された目標エンジントルクはエンジントルク−空気
量変換部17に送られて、該目標エンジントルクを発生さ
せるために必要な吸入空気量が目標空気量として求めら
れる。このエンジントルク−空気量変換部17はそのブロ
ック内に記載されている図面に示すような特性を持って
おり、エンジン回転数に応じてその特性が選択されてい
る。
上記エンジントルク−空気量変換部17により求められ
た空気量は減算器18の+端子に入力される。さらに、こ
の減算器18の−端子には空気流量計19により検出される
検出されるエアクリーナ20から吸入空気量が入力され
る。つまり、空気流量計19により検出される吸入空気量
がフィードバックされて、PID制御がPID制御部21におい
て行われる。そして、このPID制御部21から出力される
空気量は吸気バルブ開時間設定部22においてブロック内
の特性図が参照されて、入力される空気量を吸入させる
バルブ開時間が求められる。そして、吸気バルブ開時間
設定部22において求められたバルブ開時間はバルブタイ
ミング制御装置23に送られる。このバルブタイミング制
御装置23は開時間に応じて可変バルブタイミング機構24
により行われる吸気弁25のバルブタイミングを可変にし
ている。
なお、26はスロットル弁である。
次に、動作について説明する。
車両11の駆動輪12の回転速度(駆動輪速度)及び従動輪
13の回転速度(従動輪速度)は車輪速/スリップ検出装
置14において検出される。この車輪速/スリップ検出装
置14は検出された駆動輪速度及び従動輪速度に基づいて
スリップ量が算出される。そして、このスリップ量及び
従動輪速度は目標エンジントルク算出部15に送られて、
駆動輪にスリップを発生させないような目標エンジント
ルクTtが算出される。そして、この目標エンジントルク
Ttは加算部16において、目標エンジントルクTtにエアコ
ン,パワーステアリング等の負荷が増えた場合の負荷補
正が行われる。つまり、エアコン,パワーステアリング
等の負荷が増えた場合には、目標エンジントルクにその
負荷相当分だけが増加される。このように補正された目
標エンジントルクはエンジントルク−空気量変換部17に
送られて、該目標エンジントルクを発生させるために必
要な吸入空気量が求められる。このエンジントルク−空
気量変換部17はそのブロック内に記載されている図面に
示すような特性を持っており、エンジン回転数に応じて
その特性が選択されている。
上記エンジントルク−空気量変換部17により求められ
た空気量は減算器18の+端子に入力される。さらに、こ
の減算器18の−端子には空気流量計19により検出される
検出されるエアクリーナ20から吸入空気量が入力され
る。つまり、空気流量計19により検出される吸入空気量
がフィードバックされて、PID制御がPID制御部21におい
て行われる。そして、このPID制御部21から出力される
空気量は吸気バルブ開時間設定部22においてブロック内
の特性図が参照されて、入力される空気量を吸入させる
バルブ開時間が求められる。そして、吸気バルブ開時間
設定部22において求められたバルブ開時間はバルブタイ
ミング制御装置23に送られる。このバルブタイミング制
御装置23は可変バルブタイミング機構24により行われる
吸気弁25のバルブタイミングを可変にしている。
以上のように、目標エンジントルクに基づき目標空気
量を設定し、同目標空気量に等しい空気量がエンジンに
供給されるように吸気弁の開弁特性を変更することによ
り、大気状態の変化やエンジンの温度変化などの環境変
化があっても常に必要な吸入空気量が得られるように制
御を行うことができる。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案によれば、エンジンの出力
トルクを変化させる場合に、吸気弁のバルブタイミング
を可変とすることにより、エンジンシリンダの直前で空
気量を制御するために応答性が良い。さらに、最大空気
量は運転者が操作するスロットルで決定されるため、エ
ンジンは暴走することはない。さらに、バルブタイミン
グ機構が採用されているエンジンにおいては、吸気系の
改造なしにエンジンの駆動力制御を組込むことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係わる駆動力制御装置を示
すブロック図である。 14……車輪速/スリップ検出部、15……目標エンジント
ルク算出部、17……エンジントルク−空気量変換部、22
……吸気バルブ開時間設定部、23……バルブタイミング
制御装置。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の駆動輪のスリップ状態に応じ同駆動
    輪のスリップを抑制するために必要なエンジンの出力ト
    ルクとして目標エンジントルクを設定する目標エンジン
    トルク設定手段と、同目標エンジントルク設定手段によ
    って設定された目標エンジントルクに等しいエンジント
    ルクを上記エンジンから得るために必要な吸入空気量を
    目標空気量として設定する目標空気量設定手段と、上記
    エンジンの吸気ポートに設けられ所定の開弁特性で開閉
    される吸気弁と、上記目標空気量設定手段によって設定
    された目標空気量に等しい空気量をエンジンに供給する
    ために必要な上記吸気弁の開時間を設定するバルブ開時
    間設定手段と、同バルブ開時間設定手段によって設定さ
    れた開時間に応じて上記吸気弁の開弁特性を変更する可
    変バルブタイミング手段とを具備したことを特徴とする
    駆動力制御装置。
JP1988098376U 1988-07-27 1988-07-27 駆動力制御装置 Expired - Lifetime JP2541111Y2 (ja)

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JP1988098376U JP2541111Y2 (ja) 1988-07-27 1988-07-27 駆動力制御装置

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JPH0220747U JPH0220747U (ja) 1990-02-13
JP2541111Y2 true JP2541111Y2 (ja) 1997-07-09

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ID=31324583

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61105228A (ja) * 1984-10-29 1986-05-23 Toyota Motor Corp 自動変速機の制御装置
JPH0615826B2 (ja) * 1984-11-12 1994-03-02 トヨタ自動車株式会社 車両加速スリツプ制御装置

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JPH0220747U (ja) 1990-02-13

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