JP2540929Y2 - 皮膚振動検知器 - Google Patents

皮膚振動検知器

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JP2540929Y2
JP2540929Y2 JP4383192U JP4383192U JP2540929Y2 JP 2540929 Y2 JP2540929 Y2 JP 2540929Y2 JP 4383192 U JP4383192 U JP 4383192U JP 4383192 U JP4383192 U JP 4383192U JP 2540929 Y2 JP2540929 Y2 JP 2540929Y2
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信一 平野
泰宏 後藤
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、皮膚表面の振動をダイ
ヤフラム部を有する圧力検出素子により検知するように
した皮膚振動検知器に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚振動検知器は、神経に加えられた刺
激に対する筋肉の反応を、皮膚表面の振動として検知す
るものであり、例えば、脳外科における神経探索手術等
に使用される。この種の皮膚振動検知器においては、検
知感度の向上を図り得るものとして図3に示すものが供
されている。
【0003】即ち、貼付部1には円柱状をなす基部2が
突設され、基部2には、先端部に位置して突起部2aが
設けられ、外周面に位置して円板状をなす振動板部3が
設けられている。そして、振動板部3にはケース4が固
着され、ケース4には、内面に位置してダイヤフラム部
5aを有する圧力検出素子5が設けられ、側面に位置し
て圧力検出素子5に接続されたコード6が固定されてい
る。
【0004】上記装置を使用するにあたっては、図4に
示すように、皮膚表面7に貼付部1をテープ8等を用い
て貼付する。この状態で、所定の神経に、例えば電気等
の刺激を与えると、筋肉を介して皮膚表面7が振動し、
基部2と共に突起部2aが振動する。すると、振動板部
3が基部2に対して振動し、その結果、ダイヤフラム部
5aが突起部2aにより押圧されて歪み、その歪み量が
圧力検出素子5により電気信号に変換され、コード6を
介して取出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記装置を
皮膚表面7から取外すにあたっては、通常、テープ8を
剥して行うのであるが、図4に示すように、コード6を
矢印A方向へ引っ張ってしまうことがある。
【0006】すると、コード6を介してケース4が引っ
張られ、図5に示すように、ケース4を介して振動板部
3が引っ張られて弾性変形するため、ダイヤフラム部5
aが突起部2aから離間した状態になる。この後、その
引っ張り力によりテープ8が剥離されて装置が皮膚表面
7から取外されると、振動板部3が弾性復帰して、突起
部2aがダイヤフラム部5aに衝突してしまい、ダイヤ
フラム部5aが必要以上に変位されてしまうことがあ
る。
【0007】本考案は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、コードを引張るという方法で取外さ
れた場合でも、ダイヤフラム部に必要以上の変位が発生
する虞がない皮膚振動検知器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の皮膚振動検知器
は、皮膚表面に貼付される貼付部を設け、この貼付部に
基部を突設し、前記皮膚表面の振動に応じて前記基部と
共に振動する突起部を該基部の先端部に設け、前記基部
に対して振動可能な振動板部を該基部に設け、この振動
板部にこれを覆い且つこれと接触するようにケースを設
け、前記突起部と当接するダイヤフラム部を有する圧力
検出素子を前記ケースの内面に設け、前記基部に対して
所定の空隙を存して対応する係止部を貼付部と振動板部
との間に有する係止板を前記ケースに設け、前記圧力検
出素子からの信号を取出すコードの一端部を前記ケース
に固定したところに特徴を有する。
【0009】
【作用】上記手段によれば、貼付部をテープ等により皮
膚表面に貼付して使用するのであるが、全体を皮膚表面
から取外すため、コードを引っ張るという方法がなされ
ることがある。
【0010】ところが、ケースおよび係止板がコードを
介して引張られても、係止板の係止部が基部により係止
されるので、その引っ張り力は振動板部に殆ど作用せ
ず、振動板部は殆ど変形しない。その結果、コードが引
っ張られた状態でも、突起部はダイヤフラム部に略当接
しているので、テープが剥離されて装置が皮膚表面から
取外されても、突起部がダイヤフラム部に衝突してしま
う虞はない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例につき図1および図
2を参照して説明する。
【0012】まず、図1において、細長な板状をなすゴ
ム製の貼付部11には、ゴム製の基部12が一体に突設
されている。基部12は、貼付部11に連結された円柱
状の主部12aと、主部12aの先端部に設けられた径
大な円柱状の径大部12bとからなり、径大部12bの
上面には、略円錐状をなす突起部13が設けられてい
る。
【0013】基部12には、径大部12bの外周面に位
置して、円板状をなすゴム製の振動板部14が一体に設
けられ、振動板部14の上面には、周縁部に位置して縦
壁15が設けられている。この場合、振動板部14の板
厚は約0.3mmに設定され、径大部12bの板厚は約
0.8mmに設定されており、皮膚表面16の振動に伴
って基部12および突起部13が振動すると、振動板部
14が基部12に対して振動するようになっている。
【0014】振動板部14にはケース17が設けられて
いる。ケース17は、下面が開口され上面が閉塞された
短円筒状をなしており、縦壁15の外周面に嵌着固定さ
れ、以て、振動板部14を覆い、且つ、振動板部14の
外周端面と接触するようになっている。
【0015】ケース17の下面には環状をなす係止板1
8が取着されている。係止板18は、振動板部14の下
側に所定の空隙を存して配置され、内周側部分が、主部
12aの外周面および径大部12bの下面に対して所定
の空隙を存して対応しており、後述するように、その内
周側部分(太線で示す部分)が係止部18aとして機能
する。
【0016】ケース17の内面には圧力検出素子19が
設けられている。圧力検出素子19は、ケース17の天
井面に支持部20を介して固定されたダイヤフラム部1
9aと、ダイヤフラム部19aに設けられブリッジ接続
された4つの歪みゲージ(図示せず)とから構成されて
おり、ダイヤフラム部19aは突起部13の先端部と当
接している。
【0017】圧力検出素子19にはコード21が接続さ
れている。コード21の一端部はケース17の側面に固
定されており、圧力検出素子19からの信号はコード2
1の芯線21aにより取出される。
【0018】次に上記構成の作用について説明する。
【0019】皮膚表面16の振動を検出する場合には、
まず、テープ22等を用い、皮膚表面16に貼付部11
を貼付する。この状態で、所定の神経に、例えば電気等
の刺激を与えると、その神経が支配する筋肉を介してこ
の筋肉に対応する皮膚表面16が振動し、基部12と共
に突起部13が振動する。
【0020】すると、振動板部14が基部12に対して
振動し、その結果、圧力検出素子19のダイヤフラム部
19aが突起部13に押圧されて歪み、その歪み量が圧
力検出素子19により電気信号に変換され、コード21
を介して取出される。
【0021】ところで、上記検出器を皮膚表面16から
取外すにあたっては、通常、テープ22を剥して取外す
のであるが、図2に示すように、誤って、コード21を
矢印A方向へ引っ張って取外してしまうことがある。
【0022】この場合、ケース17および係止板18が
コード21を介して引張られることになるが、係止部1
8aの図示左側部分が主部12aの外周面により係止さ
れるので、その引っ張り力は振動板部14に殆ど作用せ
ず、振動板部14は殆ど変形しない。
【0023】上記実施例によれば次の効果を奏する。
【0024】即ち、ケース17に係止部18aを有する
係止板18を設けたので、コード21が引っ張られて
も、振動板部14は殆ど変形しなくなる。その結果、コ
ード21が引っ張られた状態でも、突起部13はダイヤ
フラム部19aに略当接しているので、この後、テープ
22が剥離されて装置が皮膚表面16から取外されて
も、突起部13がダイヤフラム部19aに衝突してしま
うことはなく、従って、ダイヤフラム部19aに必要以
上の変位が発生する虞がない。
【0025】しかも、係止板18は、振動板部14から
所定の空隙を存して対応しているので、皮膚表面16の
振動を検出するにあたって、その振動により振動板部1
4が係止板18に接触してしまうことはなく、従って、
検出器の検知感度を損なう虞がない。
【0026】尚、上記実施例においては、コード21を
斜め上方(矢印A方向)へ引っ張った場合の作用につい
て説明したが、例えば、コード21を真上へ引っ張った
場合には、係止部18aのうち、係止板18の内周側上
面部分が径大部13bの下面に係止されて、振動板部1
5に作用する力が極力小さくなるので、振動板部14は
殆ど変形しない。従って、この場合にも、ダイヤフラム
部19aに必要以上の変位が発生する虞がない。
【0027】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の皮膚振動検知器によれば、コードを介して振動板部に
作用する力が極力小さくなるので、コードを引っ張ると
いう方法で取外された場合でも、ダイヤフラム部に必要
以上の変位が発生する虞がないという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断正面図
【図2】コードが引っ張られた状態を示す図1相当図
【図3】従来例を示す図1相当図
【図4】斜視図
【図5】図2相当図
【符号の説明】
11は貼付部、12は基部、12aは主部、12bは径
大部、13は突起部、14は振動板部、16は皮膚表
面、17はケース、18は係止板、18aは係止部、1
9は圧力検出素子、19aはダイヤフラム部、21はコ
ードを示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚表面に貼付される貼付部と、この貼
    付部に突設された基部と、この基部の先端部に設けられ
    前記皮膚表面の振動に応じて前記基部と共に振動する突
    起部と、前記基部に設けられ該基部に対して振動する振
    動板部と、この振動板部にこれを覆い且つこれと接触す
    るように設けられたケースと、このケースの内面に設け
    られ前記突起部と当接するダイヤフラム部を有する圧力
    検出素子と、前記ケースに設けられ前記基部に対して所
    定の空隙を存して対応する係止部を有する係止板と、前
    記ケースに一端部が固定され前記圧力検出素子からの信
    号を取出すためのコードとを具備してなる皮膚振動検知
    器。
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