JP2540783B2 - Mos4象限マルチプライヤ - Google Patents
Mos4象限マルチプライヤInfo
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- JP2540783B2 JP2540783B2 JP13046994A JP13046994A JP2540783B2 JP 2540783 B2 JP2540783 B2 JP 2540783B2 JP 13046994 A JP13046994 A JP 13046994A JP 13046994 A JP13046994 A JP 13046994A JP 2540783 B2 JP2540783 B2 JP 2540783B2
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- Japan
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- quadrant multiplier
- transistor pair
- quadrant
- multiplier
- transistor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログ信号を乗算する
マルチプライヤに係わり、特に半導体集積回路上に構成
されるMOS4象限マルチプライヤに関する。
マルチプライヤに係わり、特に半導体集積回路上に構成
されるMOS4象限マルチプライヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のMOS2象限マルチプラ
イヤは、BultとWallingaが提案した回路
が、IEEE Journal of Solid−S
tateCircuits,VOL.SC−21,N
O.3,pp430−435,June 1986に載
っている。
イヤは、BultとWallingaが提案した回路
が、IEEE Journal of Solid−S
tateCircuits,VOL.SC−21,N
O.3,pp430−435,June 1986に載
っている。
【0003】飽和領域で動作しているMOSトランジス
タのドレイン電流は、チャネル長変調と基板効果を無視
すれば、
タのドレイン電流は、チャネル長変調と基板効果を無視
すれば、
【0004】
【0005】ここで、β=μ(Cox/2)(W/L)は
トランスコンダクタンス・パラメータであり、μはキャ
リアの実効モビリティ、Coxは単位面積当たりのゲート
酸化膜容量、W、Lはそれぞれゲート幅、ゲート長であ
る。また、VTHはスレッショルド電圧、VGSi はそれぞ
れのゲート・ソース間電圧である。
トランスコンダクタンス・パラメータであり、μはキャ
リアの実効モビリティ、Coxは単位面積当たりのゲート
酸化膜容量、W、Lはそれぞれゲート幅、ゲート長であ
る。また、VTHはスレッショルド電圧、VGSi はそれぞ
れのゲート・ソース間電圧である。
【0006】図3に、従来のMOS4象限マルチプライ
ヤを示す。4象限マルチプライヤを構成する2つの2象
限マルチプライヤにおいて、各トランジスタのドレイン
電流は、次式で示される。
ヤを示す。4象限マルチプライヤを構成する2つの2象
限マルチプライヤにおいて、各トランジスタのドレイン
電流は、次式で示される。
【0007】 ID32 =β(V1 −VTH)2 (2) ID33 =β(V1 ’−VTH)2 (3) ID12 =β(V2 ’−V1 −VTH)2 (4) ID13 =β(V2 ’−V1 ’−VTH)2 (5) したがって、差動出力電流IL −IR は IL −IR =(ID33 +ID12 )−(ID32 +ID13 ) =2βVi (2VTH−V2 ’) (6) ただし、V1 =VR1+VX /2、V1 ’=VR1−VX /
2である。ここで、VTHは一定値となるから、2象限マ
ルチプライヤは線形動作する。
2である。ここで、VTHは一定値となるから、2象限マ
ルチプライヤは線形動作する。
【0008】したがって、4象限マルチプライヤ差動出
力電流ΔIは ΔI=(ID12 +ID14 +ID31 +ID33 )−(ID11 +ID13 +ID32 +ID34 )={(ID33 +ID12 )−(ID32 +ID13 )}−{(ID34 +ID11 ) −(ID31 +ID14 )} =2βVX {2VTH−(VR2−Vy /2)}−2βVX {2VTH−(VR2 +Vy /2)} =2βVX Vy (7) ただし、V2 =VR2+Vy /2、V2 ’=VR2−Vy /
2である。したがって、線形動作するCMOS4象限マ
ルチプライヤが得られる。
力電流ΔIは ΔI=(ID12 +ID14 +ID31 +ID33 )−(ID11 +ID13 +ID32 +ID34 )={(ID33 +ID12 )−(ID32 +ID13 )}−{(ID34 +ID11 ) −(ID31 +ID14 )} =2βVX {2VTH−(VR2−Vy /2)}−2βVX {2VTH−(VR2 +Vy /2)} =2βVX Vy (7) ただし、V2 =VR2+Vy /2、V2 ’=VR2−Vy /
2である。したがって、線形動作するCMOS4象限マ
ルチプライヤが得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のMOS4象限マ
ルチプライヤは1つの回路しか知られていないので回路
の自由度が少ない。
ルチプライヤは1つの回路しか知られていないので回路
の自由度が少ない。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のMOS4象限マ
ルチプライヤは、第一の入力信号を共通入力とする2つ
の2象限マルチプライヤの一方の2象限マウチプライヤ
のチューニング電圧には、第二の入力信号の正相が入力
され、他方の2象限マルチプライヤのチューニング電圧
には、第二の入力信号の逆相が入力され、出力を交叉接
続されて構成され、それぞれの2象限マルチプライヤ
が、第一のトランジスタ対は、カスコード接続される第
三のトランジスタ対をそれぞれ負荷に持ち、第二のトラ
ンジスタ対は、それぞれのゲートが第一のトランジスタ
対のそれぞれのドレインと共通接続され、第一のトラン
ジスタ対か第三のトランジスタ対の一方のトランジスタ
対のそれぞれのゲートが共通接続されて制御電圧が印加
され、他方のトラジスタ値のそれぞれのゲートには差動
入力信号が印加され、第二のトランジスタ対のそれぞれ
のドレイン電流あるいは第二のトランジスタ対のそれぞ
れのドレイン電流と第三のトランジスタ対のそれぞれの
ドレイン電流の和電流を差動出力電流とする。
ルチプライヤは、第一の入力信号を共通入力とする2つ
の2象限マルチプライヤの一方の2象限マウチプライヤ
のチューニング電圧には、第二の入力信号の正相が入力
され、他方の2象限マルチプライヤのチューニング電圧
には、第二の入力信号の逆相が入力され、出力を交叉接
続されて構成され、それぞれの2象限マルチプライヤ
が、第一のトランジスタ対は、カスコード接続される第
三のトランジスタ対をそれぞれ負荷に持ち、第二のトラ
ンジスタ対は、それぞれのゲートが第一のトランジスタ
対のそれぞれのドレインと共通接続され、第一のトラン
ジスタ対か第三のトランジスタ対の一方のトランジスタ
対のそれぞれのゲートが共通接続されて制御電圧が印加
され、他方のトラジスタ値のそれぞれのゲートには差動
入力信号が印加され、第二のトランジスタ対のそれぞれ
のドレイン電流あるいは第二のトランジスタ対のそれぞ
れのドレイン電流と第三のトランジスタ対のそれぞれの
ドレイン電流の和電流を差動出力電流とする。
【0011】
【実施例】図1は、本発明請求項1の実施例を示す回路
図である。図1に示す4象限マルチプライヤを構成する
2象限マルチプライヤにおいて、各トランジスタのドレ
イン電流は、従来回路と同様に、次式で示される。
図である。図1に示す4象限マルチプライヤを構成する
2象限マルチプライヤにおいて、各トランジスタのドレ
イン電流は、従来回路と同様に、次式で示される。
【0012】 ID32 =β(V1 −VTH)2 (2) ID33 =β(V1 ’−VTH)2 (3) ID12 =β(V2 ’−V1 −VTH)2 (4) ID13 =β(V2 ’−V1 ’−VTH)2 (5) したがって、差動出力電流IL −IR は IL −IR =ID12 −ID13 =2βVX (VTH+VR1+V2 ’) (9) ただし、V1 =VR1+VX /2、V1 ’=VR1−VX /
2である。ここで、VTHは一定値となるから、2象限マ
ルチプライヤは線形動作する。
2である。ここで、VTHは一定値となるから、2象限マ
ルチプライヤは線形動作する。
【0013】したがって、4象限マルチプライヤ差動出
力電流ΔIは ΔI=(ID12 +ID14 )+(ID11 +ID13 ) =(ID12 −ID13 )+(ID11 −ID14 ) =2βVX {VTH+VR1−(VR2+Vy /2)}+2βVX {VTH+VR1 −(VR2+Vy /2)} =2βVX Vy (10) ただし、V2 =VR2+Vy /2、V2 ’−Vy /2であ
る。したがって、線形動作するCMOS4象限マルチプ
ライヤが得られる。次に、図2は、本発明請求項2の実
施例を示す回路図である。図2に示す4象限マルチプラ
イヤを構成する2象限マルチプライヤにおいて、各トラ
ンジスタのドレイン電流は、従来回路と同様に、次式で
示される。
力電流ΔIは ΔI=(ID12 +ID14 )+(ID11 +ID13 ) =(ID12 −ID13 )+(ID11 −ID14 ) =2βVX {VTH+VR1−(VR2+Vy /2)}+2βVX {VTH+VR1 −(VR2+Vy /2)} =2βVX Vy (10) ただし、V2 =VR2+Vy /2、V2 ’−Vy /2であ
る。したがって、線形動作するCMOS4象限マルチプ
ライヤが得られる。次に、図2は、本発明請求項2の実
施例を示す回路図である。図2に示す4象限マルチプラ
イヤを構成する2象限マルチプライヤにおいて、各トラ
ンジスタのドレイン電流は、従来回路と同様に、次式で
示される。
【0014】 ID32 =β(V1 −VTH)2 (2) ID33 =β(V1 ’−VTH)2 (3) ID12 =β(V2 ’−V1 −VTH)2 (4) ID13 =β(V2 ’−V1 ’−VTH)2 (5) したがって、差動出力電流IL −IR は IL −IR =(ID12 +ID32 )−(ID13 +ID33 ) =2βVX (2VTH+VR1+V2 ’) (11) ただし、V1 =VR1+VX /2、V1 ’=VR1−VX /
2である。ここで、VTHは一定値となるから、2象限マ
ルチプライヤは線形動作する。
2である。ここで、VTHは一定値となるから、2象限マ
ルチプライヤは線形動作する。
【0015】したがって、4象限マルチプライヤ差動出
力電流ΔIは ΔI=(ID12 +ID14 +ID32 +ID34 )−(ID11 +ID13 +ID31 +ID33 )={(ID12 +ID32 )−(ID13 +ID33 )}−{(ID11 +ID31 ) −(ID14 +ID34 )} =2βVX {2VTH+VR1−(VR2−Vy /2)}+2βVX {2VTH+ VR1−(VR2+Vy /2)} =2βVX Vy (12) ただし、V2 =VR2+Vy /2、V2 ’=VR2−Vy /
2である。したがって、線形動作するCMOS4象限マ
ルチプライヤが得られる。
力電流ΔIは ΔI=(ID12 +ID14 +ID32 +ID34 )−(ID11 +ID13 +ID31 +ID33 )={(ID12 +ID32 )−(ID13 +ID33 )}−{(ID11 +ID31 ) −(ID14 +ID34 )} =2βVX {2VTH+VR1−(VR2−Vy /2)}+2βVX {2VTH+ VR1−(VR2+Vy /2)} =2βVX Vy (12) ただし、V2 =VR2+Vy /2、V2 ’=VR2−Vy /
2である。したがって、線形動作するCMOS4象限マ
ルチプライヤが得られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のMOS4
象限マルチプライヤは、線形な入力電圧範囲を持つ。
象限マルチプライヤは、線形な入力電圧範囲を持つ。
【図1】本発明請求項1の一実施例を示すMOS4象限
マルチプライヤの回路図。
マルチプライヤの回路図。
【図2】本発明請求項2の一実施例を示すMOS4象限
マルチプライヤの回路図。
マルチプライヤの回路図。
【図3】従来回路例。
M11〜M14,M21〜M24,M31〜M34
MOSトランジスタ
MOSトランジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 第一の入力信号を共通入力とする2つの
2象限マルチプライヤの一方の2象限マルチプライヤの
チューニング電圧には、第二の入力信号の正相が入力さ
れ、他方の2象限マルチプライヤのチューニング電圧に
は、第二の入力信号の逆相が入力され、出力を交叉接続
されてなる4象限マルチプライヤにおいて、それぞれの
2象限マルチプライヤが、第一のトランジスタ対は、カ
スコード接続される第三のトランジスタ対をそれぞれ負
荷に持ち、第二のトランジスタ対は、それぞれのゲート
が第一のトランジスタ対のそれぞれのドレインと共通接
続され,第一のトランジスタ対が第三のトランジスタ対
の一方のトランジスタ対のそれぞれのゲートが共通接続
されて制御電圧が印加され、他方のトランジスタ対のそ
れぞれのゲートには差動入力信号が印加され、第二のト
ランジスタ対のそれぞれのドレイン電流が差動出力電流
であることを特徴とするMOS4象限マルチプライヤ。 - 【請求項2】 請求項1において、第二のトランジスタ
対のそれぞれのドレインと第三のトランジスタ対のそれ
ぞれのドレインが並列接続されることを特徴とするMO
S4象限マルチプライヤ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13046994A JP2540783B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | Mos4象限マルチプライヤ |
KR1019950015500A KR0155210B1 (ko) | 1994-06-13 | 1995-06-13 | Mos 4상한 멀티플라이어 |
GB9725967A GB2317250B (en) | 1994-06-13 | 1995-06-13 | MOS four-quadrant multiplier |
GB9512010A GB2290896B (en) | 1994-06-13 | 1995-06-13 | MOS four-quadrant multiplier |
US08/798,637 US5774010A (en) | 1994-06-13 | 1997-02-11 | MOS four-quadrant multiplier including the voltage-controlled-three-transistor V-I converters |
US08/857,819 US5825232A (en) | 1994-06-13 | 1997-05-16 | MOS four-quadrant multiplier including the voltage-controlled-three-transistor V-I converters |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13046994A JP2540783B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | Mos4象限マルチプライヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07334592A JPH07334592A (ja) | 1995-12-22 |
JP2540783B2 true JP2540783B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=15034992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13046994A Expired - Lifetime JP2540783B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | Mos4象限マルチプライヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540783B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP13046994A patent/JP2540783B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07334592A (ja) | 1995-12-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960521 |