JP2540613B2 - 面積変調型色再現管理方法及び装置 - Google Patents
面積変調型色再現管理方法及び装置Info
- Publication number
- JP2540613B2 JP2540613B2 JP63264388A JP26438888A JP2540613B2 JP 2540613 B2 JP2540613 B2 JP 2540613B2 JP 63264388 A JP63264388 A JP 63264388A JP 26438888 A JP26438888 A JP 26438888A JP 2540613 B2 JP2540613 B2 JP 2540613B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- halftone dot
- dot area
- area ratio
- color
- black
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Color Image Communication Systems (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的; (産業上の利用分野) この発明は、面積変調型色再現管理方法及び装置に関
し、例えば印刷やカラーハードコピーにおいて、イエロ
ー,マゼンタ,シアン及び墨による重ね刷りの部分を測
定し、かつ支持体での光散乱を考慮して各色の網点面積
率を求めるようにした面積変調型色再現管理方法及び装
置に関する。
し、例えば印刷やカラーハードコピーにおいて、イエロ
ー,マゼンタ,シアン及び墨による重ね刷りの部分を測
定し、かつ支持体での光散乱を考慮して各色の網点面積
率を求めるようにした面積変調型色再現管理方法及び装
置に関する。
(従来の技術) 従来の面積変調型色再現管理方法において三色または
二色で重ね刷りした部分で各色の網点面積率を求めるに
は、その印刷部位を可視波長域の3つの領域にそれぞれ
感度を有する測光器で測光し、得られた測定値でNeugeb
auer方程式を解いて行なっていた。
二色で重ね刷りした部分で各色の網点面積率を求めるに
は、その印刷部位を可視波長域の3つの領域にそれぞれ
感度を有する測光器で測光し、得られた測定値でNeugeb
auer方程式を解いて行なっていた。
以下、従来における網点面積率を求める方法の概略を
説明する。
説明する。
Neugebauer方程式に基づけば、カラー印刷物の三刺激
値X,Y,Zを求める式は次式(1)及び(2)のようにな
る。
値X,Y,Zを求める式は次式(1)及び(2)のようにな
る。
ここで、 XY,YY,ZYはイエローベタ濃度部の三刺激値、 XM,YM,ZMはマゼンタベタ濃度部の三刺激値、 XC,YC,ZCはシアンベタ濃度部の三刺激値、 XR,YR,ZRはイエローとマゼンタのベタ濃度が重ね刷りさ
れている部位の三刺激値、 XG,YG,ZGはイエローとシアンのベタ濃度が重ね刷りされ
ている部位の三刺激値、 XB,YB,ZBはマゼンタとシアンのベタ濃度が重ね刷りされ
ている部位の三刺激値、 XK,YK,ZKはイエロー,マゼンタ,シアンのベタ濃度が重
ね刷りされている部位の三刺激値、 XW,YW,ZWは紙部(白色部)の三刺激値、 である。
れている部位の三刺激値、 XG,YG,ZGはイエローとシアンのベタ濃度が重ね刷りされ
ている部位の三刺激値、 XB,YB,ZBはマゼンタとシアンのベタ濃度が重ね刷りされ
ている部位の三刺激値、 XK,YK,ZKはイエロー,マゼンタ,シアンのベタ濃度が重
ね刷りされている部位の三刺激値、 XW,YW,ZWは紙部(白色部)の三刺激値、 である。
そして、測定したそれぞれの刺激値を用いて上記
(1)及び(2)式を解くことにより、三色の網点面積
率c,m,yを求めることができる。
(1)及び(2)式を解くことにより、三色の網点面積
率c,m,yを求めることができる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述した従来の方法においては、重ね刷り
部分から網点面積率を求める方法は、Y,M,Cの三色から
構成されている重ね刷り部分にしか適応ができないとい
う問題点があった。
部分から網点面積率を求める方法は、Y,M,Cの三色から
構成されている重ね刷り部分にしか適応ができないとい
う問題点があった。
また、Neugebauer方程式は支持体での光散乱がない場
合には成立するが、光散乱がある場合には成立しない。
合には成立するが、光散乱がある場合には成立しない。
従って、支持体に光散乱がある場合には、網点面積率
を求めることができず、よって面積変調での色再現を的
確に制御することが難しいという問題点があった。
を求めることができず、よって面積変調での色再現を的
確に制御することが難しいという問題点があった。
この発明は上述のような事情から成されたものであ
り、この発明の目的は、イエロー,マゼンタ,シアン及
び墨による重ね刷り部分を測光し、支持体の光散乱を考
慮して前記各色の網点面積率を求めることができる面積
変調型色再現管理方法。
り、この発明の目的は、イエロー,マゼンタ,シアン及
び墨による重ね刷り部分を測光し、支持体の光散乱を考
慮して前記各色の網点面積率を求めることができる面積
変調型色再現管理方法。
発明の構成; (課題を解決するための手段) この発明は、例えば印刷やカラーハードコピーにおけ
る面積変調型色再現管理方法及び装置に関するものであ
り、この発明の上記目的は、支持体上にイエロー、マゼ
ンタ、シアン及び墨の各色網点を重ね刷りした部分を、
可視波長域の3つの領域及び760nm以上の波長領域にそ
れぞれ感度を有する測光器で測光し、前記760nm以上の
波長領域における測光データに基づき前記墨の網点面積
率を求め、前記可視波長域の3つの領域における測光デ
ータと前記墨の網点面積率とから3色各々の網点面積率
を算出した後、支持体での光散乱の影響を除去した前記
3色の網点面積率を求めて管理することによって達成さ
れる。
る面積変調型色再現管理方法及び装置に関するものであ
り、この発明の上記目的は、支持体上にイエロー、マゼ
ンタ、シアン及び墨の各色網点を重ね刷りした部分を、
可視波長域の3つの領域及び760nm以上の波長領域にそ
れぞれ感度を有する測光器で測光し、前記760nm以上の
波長領域における測光データに基づき前記墨の網点面積
率を求め、前記可視波長域の3つの領域における測光デ
ータと前記墨の網点面積率とから3色各々の網点面積率
を算出した後、支持体での光散乱の影響を除去した前記
3色の網点面積率を求めて管理することによって達成さ
れる。
また、支持体上にイエロー、マゼンタ、シアン及び墨
の各色網点を重ね刷りした部分を、可視波長域の3つの
領域の測光を行い三刺激値を求め、更に760nm以上の波
長領域において測光を行ない測定値IRを求める受光部
と、前記受光部からの前記測定値IRを導入して、前記墨
の網点面積率を算出する信号処理部と、前記受光部から
の前記3つの領域における三刺激値データ(X4c,Y4c,Z
4c)と前記信号処理部からの前記墨の網点面積率とを導
入して、前記イエロー、マゼンタ及びシアン(3色イン
キ)の墨を除く領域の三刺激値(X3c,Y3c,Z3c)を求め
る信号変換部と、前記信号変換部からの三刺激値から3
色インキの網点面積率を求める網点面積率変換部と、前
記網点面積率変換部からの前記3色インキの網点面積率
を導入し、支持体での光散乱の影響を除去するようそれ
らの網点面積率の補正を行なう網点面積率補正部とを備
えるように構成することによって達成される。
の各色網点を重ね刷りした部分を、可視波長域の3つの
領域の測光を行い三刺激値を求め、更に760nm以上の波
長領域において測光を行ない測定値IRを求める受光部
と、前記受光部からの前記測定値IRを導入して、前記墨
の網点面積率を算出する信号処理部と、前記受光部から
の前記3つの領域における三刺激値データ(X4c,Y4c,Z
4c)と前記信号処理部からの前記墨の網点面積率とを導
入して、前記イエロー、マゼンタ及びシアン(3色イン
キ)の墨を除く領域の三刺激値(X3c,Y3c,Z3c)を求め
る信号変換部と、前記信号変換部からの三刺激値から3
色インキの網点面積率を求める網点面積率変換部と、前
記網点面積率変換部からの前記3色インキの網点面積率
を導入し、支持体での光散乱の影響を除去するようそれ
らの網点面積率の補正を行なう網点面積率補正部とを備
えるように構成することによって達成される。
(作用) この発明にあっては、イエロー,マゼンタ,シアン及
び墨の重ね刷りした部分を測光し、760nm以上の波長領
域における測光データに基づき前記墨の網点面積率を求
め、支持体での光散乱を考慮して他の各色の網点面積率
を求めて管理することにより、四色の重ね刷り部分の全
ての網点面積率が支持体の影響を取除いて求められる。
び墨の重ね刷りした部分を測光し、760nm以上の波長領
域における測光データに基づき前記墨の網点面積率を求
め、支持体での光散乱を考慮して他の各色の網点面積率
を求めて管理することにより、四色の重ね刷り部分の全
ての網点面積率が支持体の影響を取除いて求められる。
(実施例) 第1図はこの発明の装置のブロック構成を示す図であ
る。第2図は、この発明の方法の手順を示す図である。
また、第3図(A)はイエロー,マゼンタ,シアン及び
墨についての分光分布を示す図であり、第3図(B)は
その四色についての分光反射率を示す図である。また、
第4図(A)〜(C)は、それぞれイエローの単色から
求めた網点面積率,マゼンタの単色から求めた網点面積
率,シアンの単色から求めた網点面積率を示す図であ
る。
る。第2図は、この発明の方法の手順を示す図である。
また、第3図(A)はイエロー,マゼンタ,シアン及び
墨についての分光分布を示す図であり、第3図(B)は
その四色についての分光反射率を示す図である。また、
第4図(A)〜(C)は、それぞれイエローの単色から
求めた網点面積率,マゼンタの単色から求めた網点面積
率,シアンの単色から求めた網点面積率を示す図であ
る。
先ず、この発明の装置を説明すると、分光光度計又は
色彩計の受光部1からは三刺激値X4c,Y4c,Z4cと測定値I
Rが出力され、測定値IRは信号処理部2に入力される。
信号処理部2には別途測光された墨版100%の部分に対
する赤外の測定値IR(この値をIR100で表わす)及び墨
版0%の部分に対する赤外の測定値IR(この値をIR0で
表わす)が入力されており、ak=(IRm−IR0)/(IR
100−IR0)なる信号処理を行なって得られた墨版の網点
面積率akは、信号変換部3に入力される。信号変換部3
には同時に前述の三刺激値X4c,Y4c,Z4cがそれぞれ入力
され、墨版100%の測色値Xk,Yk,Zkに対してそれぞれX3c
=(X4c−akXk)/(1−ak),Y3c=(Y4c−akYk)/
(1−ak),Z3c=(Z4c−akZk)/(1−ak)なる信号
変換が行なわれ、墨版の網点面積率akから墨版部分を除
いた領域の刺激値X3c,Y3c,Z3cが求められる。この刺激
値X3c,Y3c,Z3cは網点面積率変換部4に入力され、前記
三色インキの網点面積率ay,am,acが求められる。この網
点面積率ay,am,acは網点面積率補正部5に入力され、網
点面積率Yay,Yam,Yac,May,Mam,Mac,Cay,Cam,Cacと共に
処理され網点面積率afy,afm,afcが求められる。
色彩計の受光部1からは三刺激値X4c,Y4c,Z4cと測定値I
Rが出力され、測定値IRは信号処理部2に入力される。
信号処理部2には別途測光された墨版100%の部分に対
する赤外の測定値IR(この値をIR100で表わす)及び墨
版0%の部分に対する赤外の測定値IR(この値をIR0で
表わす)が入力されており、ak=(IRm−IR0)/(IR
100−IR0)なる信号処理を行なって得られた墨版の網点
面積率akは、信号変換部3に入力される。信号変換部3
には同時に前述の三刺激値X4c,Y4c,Z4cがそれぞれ入力
され、墨版100%の測色値Xk,Yk,Zkに対してそれぞれX3c
=(X4c−akXk)/(1−ak),Y3c=(Y4c−akYk)/
(1−ak),Z3c=(Z4c−akZk)/(1−ak)なる信号
変換が行なわれ、墨版の網点面積率akから墨版部分を除
いた領域の刺激値X3c,Y3c,Z3cが求められる。この刺激
値X3c,Y3c,Z3cは網点面積率変換部4に入力され、前記
三色インキの網点面積率ay,am,acが求められる。この網
点面積率ay,am,acは網点面積率補正部5に入力され、網
点面積率Yay,Yam,Yac,May,Mam,Mac,Cay,Cam,Cacと共に
処理され網点面積率afy,afm,afcが求められる。
次に、この発明による方法の手順を説明する。
先ず、支持体上のイエロー,マゼンタ及びシアンのそ
れぞれの単色を元網フイルム上の網点面積率(1〜99
%)で印刷した各部分領域に対し、各元網(%)毎に測
色器(三刺激値を求める)または濃度計(三色濃度値を
求める)で測定し三刺激値を求める(ステップS1)。次
に、測定した単色についての測定値で前述したNeugebau
er方程式を解き、イエロー,マゼンタ,シアンの網点面
積率を求める(ステップS2)。その際、支持体での光散
乱がなければ、例えばイエローの単色ではイエローの網
点面積率だけが値を持ち、マゼンタ,シアンの網点面積
率は0となる(マゼンタ,シアンの単色においても同
様)。しかしながら、支持体での光散乱がある場合に
は、網点面積率が0であるべきところに値がでてしま
う。そこで、例えばイエローの単色から求めたイエロー
の網点面積率をYay,マゼンタの網点面積率をYam,シアン
の網点面積率をYacとする。同様にマゼンタの単色から
もMay,Mam,Macが求められ、シアンの単体からもCay,Ca
m,Cacが求められる 次に、三色すべてについて元網の全領域で測定したか
否かを判定し(ステップS3)、否定判定されれば他の単
色,他の元網(%)で測定を継続する。
れぞれの単色を元網フイルム上の網点面積率(1〜99
%)で印刷した各部分領域に対し、各元網(%)毎に測
色器(三刺激値を求める)または濃度計(三色濃度値を
求める)で測定し三刺激値を求める(ステップS1)。次
に、測定した単色についての測定値で前述したNeugebau
er方程式を解き、イエロー,マゼンタ,シアンの網点面
積率を求める(ステップS2)。その際、支持体での光散
乱がなければ、例えばイエローの単色ではイエローの網
点面積率だけが値を持ち、マゼンタ,シアンの網点面積
率は0となる(マゼンタ,シアンの単色においても同
様)。しかしながら、支持体での光散乱がある場合に
は、網点面積率が0であるべきところに値がでてしま
う。そこで、例えばイエローの単色から求めたイエロー
の網点面積率をYay,マゼンタの網点面積率をYam,シアン
の網点面積率をYacとする。同様にマゼンタの単色から
もMay,Mam,Macが求められ、シアンの単体からもCay,Ca
m,Cacが求められる 次に、三色すべてについて元網の全領域で測定したか
否かを判定し(ステップS3)、否定判定されれば他の単
色,他の元網(%)で測定を継続する。
一方、三色すべてについて元網の全領域での測定が終
了したら、得られたデータを用いて第4図(A)〜
(C)に示すような単色の元網と支持体上の実行網点面
積率(Yay,Yam,Yac,May,Mam,Mac,Cay,Cam,Cac)の関係
を求める(ステップS4)。
了したら、得られたデータを用いて第4図(A)〜
(C)に示すような単色の元網と支持体上の実行網点面
積率(Yay,Yam,Yac,May,Mam,Mac,Cay,Cam,Cac)の関係
を求める(ステップS4)。
次に、墨を含む四色の重ね刷り部分の測定を行なう
(ステップS5)。ところで第3図(A)に基づけば、墨
を除いた三色においては約760nm以上の波長域ではレベ
ルが急激に落ちていることが分る。また第3図(B)に
基づけば同様に墨を除いた三色においては約760nm以上
の波長域ではレベルが急激に上昇していることが分る。
従って第3図(A)及び(B)における特性から約760n
m以上の波長域を透過するフィルタを用いれば、四色に
よる重ね刷り部分を測定しても墨部が測定できることに
なる。
(ステップS5)。ところで第3図(A)に基づけば、墨
を除いた三色においては約760nm以上の波長域ではレベ
ルが急激に落ちていることが分る。また第3図(B)に
基づけば同様に墨を除いた三色においては約760nm以上
の波長域ではレベルが急激に上昇していることが分る。
従って第3図(A)及び(B)における特性から約760n
m以上の波長域を透過するフィルタを用いれば、四色に
よる重ね刷り部分を測定しても墨部が測定できることに
なる。
760mm以上の波長域で測定した測定値IRmから次式によ
り墨の網点面積率が求められる(ステップS6)。
り墨の網点面積率が求められる(ステップS6)。
ak=(IRm−IR0)/(IR100−IR0) ……(3) ここで、 ak……求める網点面積率 IR100……墨版100%の測定値 IR0……墨版0%の測定値 である。
次に、四色の重ね刷り部分の三刺激値の測定を行ない
(ステップS7)、得られた三刺激値をX4c,Y4c,Z4cとす
る。
(ステップS7)、得られた三刺激値をX4c,Y4c,Z4cとす
る。
ステップS7において得られた三刺激値X4c,Y4c,Z4cと
ステップS6において求められた墨版の網点面積率akか
ら、以下の式に基づき、YMCK四色から構成された部分の
Kの網点を除いた場合に想定されるYMC三色から構成さ
れた部分の三刺激値X3c,Y3c,Z3cを推定する(ステップS
8)。
ステップS6において求められた墨版の網点面積率akか
ら、以下の式に基づき、YMCK四色から構成された部分の
Kの網点を除いた場合に想定されるYMC三色から構成さ
れた部分の三刺激値X3c,Y3c,Z3cを推定する(ステップS
8)。
ここで、 Xk,Yk,Zk…墨版100%の三刺激値 である。
次に、ステップS8において推定された三刺激値を用い
てNeugebauer方程式を解き、イエロー,マゼンタ,シア
ンについての網点面積率ay,am,acを求める(ステップS
9)。
てNeugebauer方程式を解き、イエロー,マゼンタ,シア
ンについての網点面積率ay,am,acを求める(ステップS
9)。
最後に、このようにして求められた網点面積率から、
以下の式で支持体での光散乱の影響を除去した真の網点
面積率afy,afm,afcを求める(ステップS10)。
以下の式で支持体での光散乱の影響を除去した真の網点
面積率afy,afm,afcを求める(ステップS10)。
但し、ay′,am′,ac′≧0である。
(ay−ay′)2+(am−am′)2+(ac−ac′)2……
(6) このとき、(6)式の値が最小となるような実行網点
面積率の組合せ(Yay,Yam,Yac,May,Mam,Mac,Cay,Cam,Ca
c)を作り出す元網が真の網点面積率である。
(6) このとき、(6)式の値が最小となるような実行網点
面積率の組合せ(Yay,Yam,Yac,May,Mam,Mac,Cay,Cam,Ca
c)を作り出す元網が真の網点面積率である。
(変形例) 尚、(6)式は|ay−ay′|+|am−am′|+|ac−
ac′|としてもよい。また測定する重ね刷り部分は四色
による重ね刷りに限定されず、二色以上であればよいこ
とは言うまでもない。
ac′|としてもよい。また測定する重ね刷り部分は四色
による重ね刷りに限定されず、二色以上であればよいこ
とは言うまでもない。
(発明の効果) 以上のようにこの発明の面積変調型色再現管理方法及
び装置によれば、イエロー,マゼンタ,シアン及び墨に
よる重ね刷りの部分を測光して、かつ支持体の影響を取
除いて正確な四色の網点面積率を求めることができ、ゆ
えに色再現の管理が的確となる。
び装置によれば、イエロー,マゼンタ,シアン及び墨に
よる重ね刷りの部分を測光して、かつ支持体の影響を取
除いて正確な四色の網点面積率を求めることができ、ゆ
えに色再現の管理が的確となる。
第1図はこの発明の装置構成を示すブロック図、第2図
はこの発明の動作の手順を示す図、第3図(A)及び
(B)は分光分布及び分光反射率を示す図、第4図は
(A)〜(C)はイエロー,マゼンタ及びシアンのそれ
ぞれの単色から求めた網点面積率の説明図である。 1……受光部、2……信号処理部、3……信号変換部、
4……網点面積率変換部、5……網点面積率補正部。
はこの発明の動作の手順を示す図、第3図(A)及び
(B)は分光分布及び分光反射率を示す図、第4図は
(A)〜(C)はイエロー,マゼンタ及びシアンのそれ
ぞれの単色から求めた網点面積率の説明図である。 1……受光部、2……信号処理部、3……信号変換部、
4……網点面積率変換部、5……網点面積率補正部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−73069(JP,A) 特開 昭60−263153(JP,A) 特開 昭63−128212(JP,A) 特開 昭62−150252(JP,A) 特開 昭60−218649(JP,A) 特開 昭60−140348(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】支持体上にイエロー、マゼンタ、シアン及
び墨の各色網点を重ね刷りした部分を可視波長域の3つ
の領域及び760nm以上の波長領域にそれぞれ感度を有す
る測光器で測光し、前記760nm以上の波長領域における
測光データに基づき前記墨の網点面積率を求め、前記可
視波長域の3つの領域における測光データと前記墨の網
点面積率とから3色各々の網点面積率を算出した後、支
持体での光散乱の影響を除去した前記3色の網点面積率
を求めて管理するようにしたことを特徴とする面積変調
型色再現管理方法。 - 【請求項2】前記墨の網点面積率を下記式により求める
ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の面積変調
型色再現管理方法。 ak=(IRm−IR0)/(IR100−IR0) ak……墨の網点面積率、 IRm……重ね刷り部分の測定値、 IR100……墨版100%の測定値、 IR0……墨版0%の測定値、 である。 - 【請求項3】前記可視波長域の3つの領域における測光
データと前記墨の網点面積率とからイエロー、マゼン
タ、及びシアンについての刺激値を下記式により求める
ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の面積変調
型色再現管理方法。 X3c=(X4c−ak Xk)/(1−ak) Y3c=(Y4c−ak Yk)/(1−ak) Z3c=(Z4c−ak Zk)/(1−ak) ここで X3c,Y3c,Z3c……イエロー,マゼンタ,シアンの刺激
値、 X4c,Y4c,Z4c……重ね刷りの刺激値、 Xk,Yk,Zk……墨版100%の刺激値、 ak……墨の網点面積率 である。 - 【請求項4】単色部分の測光データから前記支持体での
光散乱を推定し、前記重ね刷りした部分における網点面
積率が前記単色部分における網点面積率の合成から成る
ものとして、重ね刷りの部分から求めたイエローの網点
面積率とイエローについて前記各色の単色部分から求め
た網点面積率の和との差、重ね刷りの部分から求めた網
点面積率の和との差、重ね刷りの部分から求めたマゼン
タの網点面積率とマゼンタについて前記各色の単色部分
から求めた網点面積率の和との差、及び重ね刷りの部分
から求めたシアンの網点面積率とシアンについて前記各
色の単色部分から求めた網点面積率の和との差の3つの
値の和が最小になるように前記各色の網点面積率を求め
るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の面積変
調型色再現管理方法。 - 【請求項5】支持体上にイエロー、マゼンタ、シアン及
び墨の各色網点を重ね刷りした部分を、可視波長域の3
つの領域の測光を行い三刺激値を求め、更に760nm以上
の波長領域において測光を行ない測定値IRを求める受光
部と、前記受光部からの前記測定値IRを導入して、前記
墨の網点面積率を算出する信号処理部と、前記受光部か
らの前記3つの領域における三刺激値データ(X4c,Y4c,
X4c)と前記信号処理部からの前記墨の網点面積率とを
導入して、前記イエロー、マゼンタ及びシアン(3色イ
ンキ)の墨を除く領域の三刺激値(X3c,Y3c,Z3c)を求
める信号変換部と、前記信号変換部からの三刺激値から
3色インキの網点面積率を求める網点面積率変換部と、
前記網点面積率変換部からの前記3色インキの網点面積
率を導入し、支持体での光散乱の影響を除去するようそ
れらの網点面積率の補正を行なう網点面積率補正部とを
備えるように構成したことを特徴とする面積変調型色再
現管理装置。」
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63264388A JP2540613B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 面積変調型色再現管理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63264388A JP2540613B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 面積変調型色再現管理方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02110567A JPH02110567A (ja) | 1990-04-23 |
JP2540613B2 true JP2540613B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=17402461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63264388A Expired - Fee Related JP2540613B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 面積変調型色再現管理方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540613B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4928595B2 (ja) * | 2009-10-19 | 2012-05-09 | 本田技研工業株式会社 | ウォッシャタンクの取付け車体構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5473069A (en) * | 1977-11-21 | 1979-06-12 | Dainippon Printing Co Ltd | Device for measuring area ratio of dots of net |
JPS60263153A (ja) * | 1984-06-11 | 1985-12-26 | Nec Corp | 印刷色シミユレ−シヨン装置 |
JPH0629718B2 (ja) * | 1986-11-19 | 1994-04-20 | 富士写真フイルム株式会社 | カラ−印刷における網点面積率測定方法 |
-
1988
- 1988-10-20 JP JP63264388A patent/JP2540613B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02110567A (ja) | 1990-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2428040C (en) | Spectral color control method | |
JP2895404B2 (ja) | ハーフトーン階調印刷機のインキ供給制御方法 | |
US6698860B2 (en) | Spectral color reproduction with six color output | |
EP0587128B1 (en) | Image processing system and method for faithfully reproducing colors of objects from negative film | |
US8228559B2 (en) | System and method for characterizing color separation misregistration utilizing a broadband multi-channel scanning module | |
AU2001278064A1 (en) | Spectral color control method | |
US9741132B2 (en) | Method for correcting deviations of measured image data | |
US7173733B2 (en) | Method for modeling color halftones | |
JP3011907B2 (ja) | 印刷機制御用の設定値検出方法 | |
JP2540613B2 (ja) | 面積変調型色再現管理方法及び装置 | |
JP2004202968A (ja) | インキ供給量制御方法およびインキ供給量制御装置 | |
US7391545B2 (en) | Color matching method | |
JPH06326861A (ja) | 色変換パラメータ設定方法 | |
Nyström | An Expanded Neugebauer formula, using varying microreflectance of the Neugebauer primaries | |
JP3209053B2 (ja) | 色再現装置 | |
JPH02110566A (ja) | 印刷管理用測光測色器 | |
Dinesh | Comparative analysis of densitometric tonal value increase and colorimetric tonal value increase | |
JPH0717115A (ja) | カラープリンタ装置 | |
JPH0365877A (ja) | マスキング係数決定装置 | |
KR20060032677A (ko) | 컬러프로파일 검증장치 및 그 방법 | |
JPH0777798A (ja) | 多色重ね色再現処理における網点面積率の補正方法及び再現色予測方法 | |
US6476404B1 (en) | Image reading apparatus for reading an image on a photosensitive material in which silver halide and/or developing silver remains | |
JPH02110568A (ja) | 面積変調型色再現管理方法 | |
JP2003169223A (ja) | 印刷機における色調制御方法 | |
Aguirre | Colorimetric characterization of flexographic process utilizing analytical models |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |