JP2540416Y2 - 半田ごて - Google Patents

半田ごて

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JP2540416Y2
JP2540416Y2 JP7772691U JP7772691U JP2540416Y2 JP 2540416 Y2 JP2540416 Y2 JP 2540416Y2 JP 7772691 U JP7772691 U JP 7772691U JP 7772691 U JP7772691 U JP 7772691U JP 2540416 Y2 JP2540416 Y2 JP 2540416Y2
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solder
soldering
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soldering iron
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伸一 岩田
留治 大野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子部品等の半田付け
に用いる半田ごて先端の、半田こて先部分に窒化アルミ
ニウムセラミックスを用いた新規な構造の半田こて先か
らなる半田ごてに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の半田ごては、図3に示すよ
うな熱伝導性がよく、半田との濡れ性のよい銅合金で作
られた半田こて先8が用いられていた。しかし銅合金は
その表面が酸化しやすく、半田こて先の表面に生じた銅
酸化皮膜を除去するために、半田フラックを用いるか、
あるいは機械的に半田こて先の表面をヤスリ等で削り落
とすことで、銅の新しい面を露出させて、溶融半田に対
する濡れ性を維持し、細い導体への半田付けの際は、酸
化によってこての先端が太くなる度にヤスリ等で先端を
細くするための加工をしながら半田付け作業をしなけれ
ばならないと云う問題があった。これらの作業は、半田
作業性を悪くするばかりでなく、半田こて先表面が常に
酸化し、酸化皮膜の一部は溶融半田中への酸化皮膜の巻
き込みを招き、半田付けした部品の信頼性への悪影響を
生じる結果となっていた。また、微小な半田付面積に半
田付けする場合、従来の銅製の半田こて先では溶融半田
7は半田こて先8の全面に付着して、微小な半田付け面
積へ半田付けするのが困難であり、その酸化皮膜の発生
しやすさから常時連続して微量半田量を半田こて先から
供給するのが難しく、供給される半田量がばらつくとい
う欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、これらの欠
点を除去するために酸化皮膜の発生がなく、微量半田の
連続供給が可能で、かつ半田付けの際の半田の供給量も
一定に保つことが出来る半田こて先を用いた半田ごてを
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、熱伝導率が銅
の値に近い窒化アルミニウムセラミックスを半田こて先
部品として用いた半田ごてであって、酸化皮膜の発生が
なく、また窒化アルミニウムセラミックスの金属との漏
れ性が悪いという特性と、こて先部品に特殊な構造の溶
融半田供給構造とを組み合わせることにより、溶融半田
供給時に一定量の雨滴状の溶融半田の供給が可能となる
半田こて先部品を備えた半田ごてである。本考案による
半田ごてのこて先には窒化アルミニウムセラミックスを
用い、こて先の半田付けをする先端からこて先の内部中
央に設けた半田だまりの間の、半田だまりからこて先へ
通る内面に金属皮膜を形成し、管状の通路の内面に金属
皮膜を取り付けた構造としてあり、従って、窒化アルミ
ニウムセラミックスは半田に対し濡れ性がないためこて
先表面に半田は付着することなく半田こて先の半田供給
口の先端からのみ半田が半田付面に供給され、微小な半
田付面積に正確な量の半田を供給できる半田ごてを構成
する。
【0005】即ち本考案は、半田付けを行うための半田
ごてに於て、外形が円柱状で先端が円錐形の窒化アルミ
ニウムセラミックスからなり、側面に半田を補給する半
田補給口と内部に半田溜めを設け、半田溜めより円錐形
の先端の半田供給口の間に管状の通路を設け、半田溜め
の低面から管状の通路を経て半田供給口に達する内面
に、半田濡れ性を有する非酸化特性を有する金属皮膜を
形成した半田こて先により形成されたことを特徴とする
半田ごてである。
【0006】
【作用】半田ごての主要な構成部品である半田こて先に
は熱伝導率が金属アルミニウムとほぼ同じで、かつ半田
に対し濡れ性のない窒化アルミニウムセラミックスを用
い、外径円柱状の半田こての先端は円錐状に先をとがら
せ、半田こて先の内部には側面に半田補給口を有する半
田をためる半田溜めと、半田溜めから半田こて先先端の
半田供給口に達する管状の通路を設け、管状の通路内に
は非酸化特性の金属、例えば耐熱耐酸化性ステンレス、
白金等の貴金属により金属皮膜を形成し、半田の濡れ性
を付与することにより、半田溜りから半田供給口への半
田の供給を円滑に行う。この様に構成された本考案の半
田ごては、半田こて先の外面には半田が付着することな
く、一方半田は半田溜りから管状の通路を通り半田供給
口から半田付面上に供給される。半田供給口から供給さ
れる半田の巾は管状の通路の径で決まり、従って、従来
のこて先のようにこて先の外面に半田がのることはない
ので、狭い、或は小さな点状の半田付が容易になる。又
こて先表面からの金属酸化物の発生や剥落もなく、半田
付面の信頼性は向上する。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例につき図1及び図2を用
いて説明する。図1は本考案による半田ごての半田こて
先の縦断面図であり、半田ごて本体1にねじ2により固
定された半田こて先3は、外形が円柱状で先端が円錐状
であり、先端に溶融半田供給口5を有する熱伝導率20
0w/mk以上の特性を有する窒化アルミニウムセラミ
ックス3によって構成されている。半田こて先3の内部
には、溶融半田の半田溜め4及び側面に半田補給口10
が設けられ、溶融半田の半田溜め4の下面から半田こて
先先端の半田供給口の間の細い管状の通路の内壁には、
25%クロム20%ニッケル鉄ステンレス材、又は白
金、ロジウム等の貴金属の上に銀を被覆した金属皮膜が
構成してある。半田ごて本体の加熱源からの熱が窒化ア
ルミニウムセラミックスからなるこて先に伝えられ、半
田溜め4部分に溶融半田6が溜められる。半田溜め4の
溶融半田は半田こて先先端から半田付け面上へ半田が塗
布され移されると、自動的に管状の通路を通り半田溜め
から半田こて先の半田供給口へ移り、半田は半田供給口
からのみ半田付け面に供給されることになるので、小さ
な面積上にも正確に半田付け箇所に一定量の溶融半田が
供給される。また半田付けの作業を長時間繰り返し行っ
ても管状の通路内へ形成されている金属皮膜は耐熱耐酸
化特性を有するステンレス又は貴金属材であり、酸化ス
ケールの発生源が無いため酸化スケール除去対策を必要
としない。なほ本考案の半田ごてを形成する半田こて先
の半田溜め及び管状の通路の内部の金属皮膜の形成は、
半田こて先を2つ割りにし、窒化アルミニウムセラミッ
クス面にスパッタリングやイオンビームプレーティング
等により形成するか、半田供給口からスパッタリング、
又は蒸着により管状の通路内に金属皮膜を形成し、半田
供給口の周囲に付着した金属膜は機械的に除去するか、
非酸化性金属材の管を作り、半田供給口より管状の通路
内に挿入し形成する。
【0008】
【考案の効果】以上述べたごとく本考案による半田こて
先に窒化アルミニウムセラミックスを用い、内部に半田
溜めを形成し、半田溜めより円錐状の先端中央に管状の
通路を形成して通し、先端に半田供給口を設け、半田溜
め下面より半田供給口に達する、管状の通路内に耐熱耐
酸化特性の金属膜を形成することにより酸化スケール除
去対策を必要とせず、常に一定量の溶融半田を半田付け
面に供給することが可能な半田こて先部品を持った半田
ごての提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による半田ごての半田こて先の縦断面
図。
【図2】本考案による半田ごての半田こて先に溶融半田
を溜めた断面図。
【図3】従来の半田こて先が溶融半田に濡れている状態
を示す断面図。
【符号の説明】
1 半田ごて本体 2 ねじ 3 半田こて先(窒化アルミニウムセラミックス) 4 半田溜め 5 半田供給口 6,7 溶融半田 8 半田こて先(銅合金) 9 金属皮膜 10 半田補給口 11 管状の通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田付けを行うための半田ごてに於て、
    外形が円柱状で先端が円錐形の窒化アルミニウムセラミ
    ックスからなり、側面に半田を補給する半田補給口と内
    部に半田溜めを設け、半田溜めより円錐形の先端の半田
    供給口の間に管状の通路を設け、半田溜めの低面から管
    状の通路を経て半田供給口に達する内面に、半田濡れ性
    を有する非酸化特性を有する金属皮膜を形成した半田こ
    て先により形成されたことを特徴とする半田ごて。
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