JP2539729Y2 - 軽量気泡コンクリート版用破砕装置 - Google Patents

軽量気泡コンクリート版用破砕装置

Info

Publication number
JP2539729Y2
JP2539729Y2 JP1990109255U JP10925590U JP2539729Y2 JP 2539729 Y2 JP2539729 Y2 JP 2539729Y2 JP 1990109255 U JP1990109255 U JP 1990109255U JP 10925590 U JP10925590 U JP 10925590U JP 2539729 Y2 JP2539729 Y2 JP 2539729Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crushing
bar
cellular concrete
crushed
lightweight cellular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990109255U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0465131U (ja
Inventor
隆久 生永
善治 加地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP1990109255U priority Critical patent/JP2539729Y2/ja
Publication of JPH0465131U publication Critical patent/JPH0465131U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2539729Y2 publication Critical patent/JP2539729Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は軽量気泡コンクリート版用破砕装置に関す
る。
〔従来の技術〕
軽量気泡コンクリート版は、鉄骨造りや木造の建物等
の床材や壁材として広く用いられており、注文者の注文
に応じて種々の寸法及び形状のものが工場生産されてい
る。そして軽量気泡コンクリート版は、床材及び壁材と
しての必要な強度をもたせるためにその内部に補強鉄筋
が張りめぐらされている。
ところで、このような軽量気泡コンクリート版を工場
生産する場合、寸法,形状,外観その他の検査項目にお
ける製品検査で不合格となった不良版材や、切断端材そ
の他の不要版材が発生する。これらの不要版材は輪木と
して利用したり、産業廃棄物として工場外へ搬出して廃
棄することもできるが、粉砕して原料の一部として再利
用することが有利であり、省資源等の点からも好ましい
ので、再利用することが最も普通に行われている。
不要版材を原料として再利用するためには、版材を約
0.3mm以下の粒度にまで粉砕しなければならないが、そ
のためにはまず版材の一次破砕を行ない、次いで二次粉
砕を行なうという二段階の工程を経る必要がある。軽量
気泡コンクリート版の一次破砕は、基質であるコンクリ
ート版の粗砕と、基質と補強鉄筋との分離が主な目的と
なる。二次破砕は、補強鉄筋を除いた後の基質の微粉砕
であり、基質の粗砕物をより小さく粉砕することを目的
とする。
二次粉砕については、例えばインパクトクラッシャー
やローラーミルのような通常の粉砕装置を使用して、問
題なくその目的を果たすことができる。しかし、一次破
砕については、軽量気泡コンクリート版が比較的多くの
水分を含有していることと、補強鉄筋が基質と緊密に結
合されていることのために、基質と補強鉄筋との分離は
容易ではない。
即ち、通常の塊状鉱物を破砕するための設備、例えば
ジョークラッシャー等で軽量気泡コンクリート版の一次
破砕を行なおうとすると、破砕された基質が破砕歯に付
着して破砕を続行できなくなったり、補強鉄筋を分離し
て取り出すことが困難であったりするため、これらの設
備は使用に適さない。
又、破砕すべき軽量気泡コンクリート版の量が少量で
ある場合には、重錘の落下やスクレーパー,バックホー
などの重機械を使用して破砕して、手作業で補強鉄筋を
分離することも可能であるが、破砕量が多い場合にはこ
のような作業は煩雑で要処理時間が長くなり、コストの
上昇を招くので好ましくない。従って破砕量が多い場合
には、専用の破砕設備が必要になる。
専用の破砕設備として用いられているものの一例とし
て、多数の棒状の突起や螺旋状の突起が夫々形成された
複数のローラーの間に、軽量気泡コンクリート版を通過
させて破砕させる構造のものがある。しかし、この装置
は被破砕物を一回通過させるだけでは十分な破砕ができ
ないため、複数回通過させたり或いは複数組のローラー
を設置してこれらを通過させたりする必要があるほか、
補強鉄筋がローラーに巻き付くトラブルが多く、その排
除等に多くの手数を要する等多くの欠点がある。
これに代わる装置として、高速回転する歯で軽量気泡
コンクリート版を破砕するものがある。この装置は、軽
量気泡コンクリート版の大量処理が可能である上に、軽
量気泡コンクリート版の基質の破砕と同時に補強鉄筋も
5乃至10cmの小片に切断して排出できる利点があり、切
断された補強鉄筋はその後磁選機等で選別されて回収さ
れるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この装置は大きな駆動力を要するために機構
が大型化する上に、部品の消耗が激しく電力消費量も大
きいために、設備費やランニングコストが高くなり、し
かも騒音,振動,発塵が大きい等の欠点がある。
本考案はこのような課題に鑑みて、設備費やランニン
グコストが低廉で、大量の破砕ができる上に、騒音,振
動,発塵等を少なくした軽量気泡コンクリート版用破砕
装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による軽量気泡コンクリート版用破砕装置は、
互いに平行にしかも略1/2ピッチずれた位置で夫々並列
に対向配置され、且つ、互いにほぼ同一の寸法幅とこの
寸法幅のほぼ2倍の長さの同一のピッチを有している複
数の横断面棒状歯部を有する上破砕歯と下破砕歯とを備
え、加圧装置によって上破砕歯又は下破砕歯を上下方向
に作動させることにより、両破砕歯の間に位置する被破
砕物を破砕するようにしたものである。
〔作用〕
被破砕物である軽量気泡コンクリート版に対して、加
圧装置によって上破砕歯又は下破砕歯を上下動させて、
上下破砕歯で圧縮させると、両者の横断面棒状歯部が互
いにほぼ同一の寸法幅とこの寸法幅のほぼ2倍の長さの
同一のピッチを有しており、且つ、上破砕歯及び下破砕
歯の夫々が略1/2ピッチづつずれているため、上下噛合
する際に各歯部の側面が隣接する歯部とほぼ摺接するの
で、略1/2ピッチづつずれているため、軽量気泡コンク
リート版には圧縮力の他に上下に断層状に引き裂かれる
ような曲げ力,引っ張り力,剪断力等が複合的に作用
し、基質全体が均等に破砕されると共に、基質と補強鉄
筋とが分離されやすい状態になる。
〔実施例〕
以下、本考案の好適な一実施例を第1図乃至第3図に
より説明する。
第1図は本考案による軽量気泡コンクリート版用破砕
装置1の全体図であり、図中、2は被破砕物である軽量
気泡コンクリート版Aを搬送する搬入装置、3は搬送さ
れた軽量気泡コンクリート版Aを破砕する破砕装置、4
は破砕された軽量気泡コンクリート版Aから基質Bをた
たき落とすタッピング装置、5は補強鉄筋Cに付着して
いる少量の基質Bを離脱させる補助的な破砕装置、6は
落下した基質を回収等する回収設備である。この装置1
において、搬入装置2と破砕装置3が本考案の主要部を
構成する。
次に搬入装置2において、8は軽量気泡コンクリート
版Aを破砕装置3まで搬入し且つそこから搬出するバー
コンベヤ、9はバーコンベヤ8の進行方向と直交する方
向に所定間隔で並列に配置されていてバーコンベヤ8の
バーを構成する棒状材であり、これらは破砕装置3内で
下破砕歯10を構成するようになっている(第2図参
照)。
又、破砕装置3において、11は加圧用の油圧装置であ
り、12は油圧ポンプ、13は油圧ポンプ12等を支持する破
砕装置3の支柱、14は油圧ポンプ12に取付けられていて
ピストン14aを上下方向に往復作動させ得る油圧シリン
ダーである。15はピストン14aに連結されていてガイド
ロッド16によって上下動がガイドされる作動部材、17は
作動部材15の下面においてバーコンベヤ8の棒状材9と
平行に且つ略1/2ピッチずれた位置に所定間隔で配列さ
れて棒状突起であり(第2図参照)、例えば6本配列さ
れた下破砕歯10と対向する上破砕歯18を構成する。19は
ガイドロッド16に連結されていて下破砕歯10の下側に配
置されて上破砕歯18による加圧時に下破砕歯10を支える
受け台であり、ガイドロッド16はその支柱としての機能
を有する。20は作動部材15の両側面に配置された押さえ
板であり、上破砕歯18が下破砕歯10上の被破砕物を加圧
して破砕する時に、その圧力で前後部分の被破砕物が上
方に折れ曲がるのを防止するように押さえ付けるように
なっている。
尚、下破砕歯10の棒状材9と上破砕歯18の棒状突起17
は互いにほぼ同一の寸法幅とこの寸法幅のほぼ2倍の長
さの同一のピッチを有しているものとする。又上破砕歯
18が降下する時はバーコンベヤ8は停止状態にあり、上
破砕歯18が上昇位置にある時にバーコンベヤ8は例えば
上下破砕歯10,18の幅だけ移動するように同期してい
る。しかもバーコンベヤ8の停止位置では下破砕歯10は
必ず上破砕歯18の棒状突起17に対して略1/2ピッチずれ
た第2図に示すような位置にある。そして、上破砕歯18
は上下動のストロークの下死点において第3図に示すよ
うに下破砕歯10の上端と接触することがないように油圧
シリンダー14によってストローク長が調整されている。
従って、棒状突起17と棒状材9は必ずしも互いに嵌合す
るような幅及び間隔に構成する必要はなく、略同一の幅
寸法であればよい。又、ストロークの下死点における棒
状突起17の下端と棒状材9の上端との間隔は、通常の軽
量気泡コンクリート版(厚さ10cm)に対しては例えば5c
mに設定し、コンクリート版の厚さに応じて調整する。
又、棒状突起17及び棒状材9の幅は、破砕すべき軽量
気泡コンクリート版Aの厚さと同程度であることが望ま
しい。これらの幅が軽量気泡コンクリート版Aの厚さよ
り2倍程度以上大きいと、棒状突起17及び棒状材9の幅
の中央部で十分な破砕が行なわれなくなり、又逆に小さ
すぎると破砕された基質か二つの棒状突起17又は棒状材
9の間の隙間に噛み込んで、自然には除去されなくなっ
てしまうという弊害が起こる。
次に、タッピング装置4において、22は破砕装置3で
破砕された軽量気泡コンクリート版Aの上面を叩いて衝
撃を与えることにより基質Bを下方へ叩き落とすタッピ
ングプレート、23はタッピングプレート22を比較的速い
速度で上下方向に駆動せしめる駆動装置であり、タッピ
ングプレート22と駆動装置23とは被破砕物の厚さに応じ
て上下方向にその位置を調整することができるようにな
っている。
又、補助的な破砕装置5は破砕装置3を小規模にした
ものであり、24はタッピング装置4を通過した少量の基
質Bが付着している補強鉄筋Cを搬送するエプロンコン
ベヤ、25は破砕装置3におけるものと同様の例えば能力
35トンの油圧装置、26はこの油圧装置25によって上下動
せしめられてエプロンコンベヤ24との間で被破砕物を破
砕する平板の破砕歯、27はエプロンコンベア24の下側に
配置された受け台であり、破砕歯26の動作も破砕装置3
における上破砕歯18の動作と同期するようになってい
る。
28は補助的な破砕装置5を通過した補強鉄筋Cを搬送
するベルトコンベヤである。
次に回収設備6において、30はタッピング装置4及び
補助的な破砕装置5で叩き落とされた基質Bを集めるシ
ュート、31はシュート30下側に互いに近接配置されてい
て夫々螺旋状の突起を有し且つ互いに逆回転せしめられ
る一対のローラーを備えたローラー破砕機であり、比較
的サイズの大きい粒子の基質Bを二本のローラーで例え
ば5cm以下に破砕するものである。32は小さい粒子に破
砕された基質Bを二次粉砕工程へ搬送せしめるベルトコ
ンベヤである。
本実施例は上述のように構成されており、次に作用を
説明する。
まず、軽量気泡コンクリート版Aをバーコンベヤ8に
載せて破砕装置3の位置まで搬送させる。そして所定位
置でバーコンベヤ8を停止させ、油圧シリンダー14を作
動させると、上破砕歯18が降下して、第3図に示すよう
に下破砕歯10上の軽量気泡コンクリート版Aが圧縮破砕
される。この時、上破砕歯18と下破砕歯10を夫々構成す
る棒状突起群17と棒状材群9とが互い違いにずれた位置
にあるから、両者に挟まれた軽量気泡コンクリート版A
には圧縮力の他に、曲げ力,引っ張り力及び剪断力が複
合的に作用し、基質全体が均等に破砕されると共に、基
質Bと補強鉄筋Cの間に剪断力が作用して互いに分離さ
れ易い状態になる。
そして、上破砕歯18を上昇させてバーコンベヤ8を再
び作動させ、軽量気泡コンクリート版Aを破砕された部
分の長さ即ち上下破砕歯18,10の幅だけ進行方向へ搬送
する。すると、軽量気泡コンクリート版Aはタッピング
装置4の領域へ移動するから、この移動期間中、タッピ
ングレート22を駆動させ、軽量気泡コンクリート版Aの
表面を叩いてシュート30へ基質Bを落下させる。これに
よって軽量気泡コンクリート版Aの基質Bの大部分が除
去され、残った補強鉄筋Cがエプロンコンベヤ24へ移送
される。
ここで、極く一部の基質Bは補強鉄筋Cに付着して残
っていることがあり、これは補助的な破砕装置5におい
て、破砕歯26を油圧装置25で上下動させることにより、
エプロンコンベヤ24との間で圧縮解砕して基質Bを分離
させてシュート30へ落下させる。その結果、補強鉄筋C
だけが分離されてベルトコンベヤ28で搬出される。
又、破砕されてシュート30へ落下せしめられた基質B
は、ローラー破砕機31へ供給されて更に細かい粒子に破
砕されて、ベルトコンベア32で次の二次粉砕工程へ送ら
れる。
尚、シュート30へ落下する破砕された基質Bには補強
鉄筋Cの小片が混入していることがあるので、ベルトコ
ンベア32上にマグネットキャッチャーを取付けたり、手
選を行なう等してこれを除去する。
尚、実施例についての主要な部材の数値例を挙げれ
ば、上破砕歯18の棒状突起17が6本で構成される場合、
各棒状突起17は幅10cm,奥行き60cm,高さ20cmであり、互
いに隣接する棒状突起17,17の中間間隔(ピッチ)は20c
mとする。又、下破砕歯10の棒状材9即ちバーコンベヤ
8のバー9は、高さが15cmである点を除けば幅,奥行
き,ピッチは棒状突起17と同一となる。又、油圧シリン
ダー14は300トンの能力のものを使用し、その作動は2
サイクル/分である。油圧シリンダー14の能力は、上破
砕歯18が被破砕物に接触する部分の総面積に対して、軽
量気泡コンクリート版Aの基質の圧縮強度(約50kg f/c
m2)以上の圧力を加えられるようにする必要がある。本
実施例では約83kg f/cm2の圧力が加えられる。
そして、上破砕歯18の一サイクルの作動で軽量気泡コ
ンクリート版Aを長さ1.2mに亘って破砕することができ
る。従って、本実施例によれば平均的長さの軽量気泡コ
ンクリート版(長さ約2m)を1時間当り70枚破砕処理す
ることができ、大量の破砕処理ができる。
上述のように本実施例は、上述のような構成であるか
ら設備費が比較的低廉である。しかも動力を必要とする
装置は、油圧装置11,25と搬入及び搬出装置だけである
から必要な電力量が極めて小さい。更に高速で駆動する
部材がなく、静圧で破砕するから、騒音,振動,粉塵の
発生が少ない。又電力量が小さいことの他に上下破砕歯
18,10等消耗部品の摩耗が少ないので、ランニングコス
トが小さくて済むという利点がある。
ところで、上下破砕歯18,10の棒状突起群17と棒状材
群9とが互い違いにならず、対称的に向き合って配置さ
れた第4図の場合について説明すると、このような構成
では上下破砕歯に挟まれた部分の軽量気泡コンクリート
版Aには圧縮力のみが作用して、この部分は圧縮破砕さ
れるが、上下破砕歯に挟まれない部分、特にその中央部
では破砕力が作用せず、破砕は行なわれない。又、圧縮
破砕された部分は圧縮力によって圧縮された状態とな
り、その後これを解砕することがかえって困難になる欠
点がある。従って、このような構成は好ましくない。
第5図は本考案の変形例を示すものであり、棒状突起
17及び棒状材9は夫々先端角部が平面又は曲面で面取り
されている。
第6図は別の変形例を示すものであり、棒状突起17及
び棒状材9は夫々先端が弧状に形成されている。
又、上述の実施例では、下破砕歯10をバーコンベヤ8
のバー9で兼用する構成になっているが、これに代えて
第7図に示すように別個の棒状突起34を列設した下破砕
歯35を構成し、エプロンコンベヤ36等別個の搬入装置で
軽量気泡コンクリート版Aを下破砕歯35上に搬入するよ
うにしてもよい。但し、この場合には、破砕時に下破砕
歯35に噛み込んだ被破砕物を能率よく搬出する設備、例
えば押出機37等を配設する必要がある。因みに上述の実
施例では、バーコンベヤ8が駆動時に反転することによ
り、噛み込んだ被破砕物を落下させることができる。
尚、上述の実施例では、上下破砕歯18,10,35の棒状突
起17,34や棒状材9を被破砕物の進行方向に対して直角
方向に配列する構成となっているが、並行の方向に配列
するように構成してもよい。
又、上述の実施例では、上破砕歯18を上下方向に作動
させる構成であるが、上破砕歯18を固定配置して下破砕
歯35を上下方向に作動させる構成にしてもよい。
又、加圧装置として油圧装置11を用いているが、水圧
装置やフライホィールを用いた機械式プレス等を使用し
てもよい。但し、水圧装置は機械の保守に問題が多く、
機械式プレスでは下(上)死点を離れた位置での圧力が
著しく小さいという欠点があり、油圧装置の方が好まし
い。
尚、棒状突起17,34,棒状材9は夫々棒状歯部を構成す
る。
〔考案の効果〕
上述のように本考案に係る軽量気泡コンクリート版用
破砕装置は、互いに平行にしかも互い違いに夫々配列さ
れ、且つ互いにほぼ同一の寸法幅とこの寸法幅のほぼ2
倍の長さの同一ピッチを有している複数の横断面棒状歯
部を有する上破砕歯及び下破砕歯を備え、加圧装置によ
って何れかを上下動させるようにしたから、比較的多く
の水分を含有していて破砕に対し粘りの強い軽量気泡コ
ンクリート版の基部を確実に破砕できると同時に補強鉄
筋を容易に分離除去できて大量の破砕が可能である。し
かも、設備費及びランニングコストを低廉にすることが
できると共に、騒音,振動,粉塵の発生を少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による軽量気泡コンクリート版用破砕装
置の全体図、第2図は上破砕歯と下破砕歯の位置関係を
示す要部斜視図、第3図は上破砕歯と下破砕歯で軽量気
泡コンクリート版を圧縮した状態を示す要部斜視図、第
4図は棒状突起と棒状材がずれていない場合の第3図と
同様な図、第5図,第6図は上破砕歯及び下破砕歯の変
形例を夫々示す図、第7図は破砕装置の別の実施例を示
す要部正面図である。 9……棒状材、10……下破砕歯、11……油圧装置、17…
…棒状突起、18……上破砕歯、A……軽量気泡コンクリ
ート版。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行にしかも略1/2ピッチずれた位
    置で夫々並列に対向配置され、且つ、互いにほぼ同一の
    寸法幅とこの寸法幅のほぼ2倍の長さの同一のピッチを
    有している複数の横断面棒状歯部を有する上破砕歯と下
    破砕歯とを備え、加圧装置によって該上破砕歯又は下破
    砕歯を上下方向に作動させることにより、両破砕歯の間
    に位置する被破砕物を破砕するようにした軽量気泡コン
    クリート版用破砕装置。
JP1990109255U 1990-10-18 1990-10-18 軽量気泡コンクリート版用破砕装置 Expired - Lifetime JP2539729Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990109255U JP2539729Y2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 軽量気泡コンクリート版用破砕装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990109255U JP2539729Y2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 軽量気泡コンクリート版用破砕装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0465131U JPH0465131U (ja) 1992-06-05
JP2539729Y2 true JP2539729Y2 (ja) 1997-06-25

Family

ID=31856426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990109255U Expired - Lifetime JP2539729Y2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 軽量気泡コンクリート版用破砕装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2539729Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112387335A (zh) * 2020-11-05 2021-02-23 混楚(上海)环保设备制造有限公司 一种废混凝土智能静压破碎装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028955U (ja) * 1973-07-10 1975-04-02
JPS53112931U (ja) * 1977-02-17 1978-09-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0465131U (ja) 1992-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN206911538U (zh) 一种二级移动破碎站
CN104984808B (zh) 钢筋混凝土破碎处理系统
CN109550570B (zh) 废旧混凝土破碎装置
CN111744587B (zh) 一种再生混凝土的原料分类装置
CN112973840B (zh) 一种土建工程用粉碎装置及其工作方法
CN110248742B (zh) 循环骨料的生产装置及生产方法
CN107185692A (zh) 一种二级移动破碎站
KR102196593B1 (ko) 건설폐기물로부터 순환골재를 생산하는 시스템
CN210386929U (zh) 一种建筑垃圾分类破碎装置
KR100808548B1 (ko) 완충장치를 포함하는 죠 크러셔
JP2539729Y2 (ja) 軽量気泡コンクリート版用破砕装置
JPH1119527A (ja) 石膏ボード廃材の破砕処理装置
JPH09168747A (ja) ロール式破砕機
KR101550491B1 (ko) 산업 폐기물 및 지금고철 순도를 극대화하기 위한 파쇄 및 선별 시스템
EP1189701B1 (en) Rotary crusher
CN217856702U (zh) 一种建筑垃圾回收系统
CN215964037U (zh) 一种报废加气板材分离机
CN114226398B (zh) 一种条状钢筋砼适用的液压破碎分离系统
CN207238207U (zh) 一种公路桥梁混凝土废料处理装置
CN215507277U (zh) 一种再生建筑材料除杂装置
JP2005334844A (ja) コンクリート柱破砕装置
RU2138332C1 (ru) Способ измельчения бетона железобетонных конструкций и устройство для его осуществления
JP2526117Y2 (ja) 剪断型破砕装置及びそれを用いた多段式破砕装置
CN111495558A (zh) 一种矿山碎石粉碎机
CN217249637U (zh) 一种建筑废料回收装置