JP2539561B2 - ロ−ラテ−ブルのロ−ラの平坦度を測定する測定機器の搬送方法及び装置 - Google Patents

ロ−ラテ−ブルのロ−ラの平坦度を測定する測定機器の搬送方法及び装置

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JP2539561B2
JP2539561B2 JP3246204A JP24620491A JP2539561B2 JP 2539561 B2 JP2539561 B2 JP 2539561B2 JP 3246204 A JP3246204 A JP 3246204A JP 24620491 A JP24620491 A JP 24620491A JP 2539561 B2 JP2539561 B2 JP 2539561B2
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roller
gripping
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rollers
gripping means
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浩二 笠松
秀明 永井
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ローラテーブルを構成
するローラの平坦度を検出するための測定機器をローラ
テーブル上で搬送させる方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】物品の搬送に用いられるローラテーブル
は、物品を真直ぐスムースに移動させるためにローラテ
ーブルを構成する各ローラの高さを同一レベルにしてお
く必要がある。ところが長期間使用していると、ローラ
や該ローラを軸支するベアリング等の摩耗により各ロー
ラの高さにばら付きを生じてローラテーブルの平坦が保
たれなくなり、このため例えば圧延機では搬送されるス
ラブ、ホットバー又は巻取機に噛み込む前のホットコイ
ルがローラに突き当って反り返ったり、折れ込んだりす
るようになる。そこで従来、ローラテーブルのローラ平
坦度を維持管理するために作業者が測定器を持ち歩いて
ローラの高さ或いはローラ径を測定し、その測定値によ
りローラの補修や取り換えを行っていたが、ローラ上に
測定機器を載せ、1ローラピッチづつ移動させてローラ
間の傾き角を測定するようにしたものもある。
【0003】かゝる測定機器の移動方法には、作業者が
ローラテーブル上を歩行しながら測定機器を押し動かす
方法と、特開平3−99214号に示されるように、キ
ャタピラー方式の駆動装置を用いる方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】作業者が測定機器を押
し動かす前者の方法では、作業者がローラテーブル上を
歩行するために転倒などの危険をはらみ、安全性の面で
問題がある。またキャタピラー方式の駆動装置を用いる
後者の方法では、ローラを回転させながらの移動になる
が、ローラとの間でスリップを生じるため移動量の制御
精度が悪くなり、フィードバック制御により精度を上げ
ようとすると構造が複雑なものとなる。
【0005】ローラを回転駆動させることにより測定機
器の搬送を行う方法も考えられるが、ローラを一定量づ
ゝ回転して測定機器を精度よく制御するのは困難であ
る。本発明は、上記の問題を解消することを目的として
なされたもので、ローラの平坦度を検出するための測定
機器をローラテーブル上で一定量づゝ精度よく搬送させ
ることができる方法及び装置を提供しようとするもので
る。
【0006】
【課題の解決手段及び作用】本発明の搬送方法は、ロー
ラを着脱可能に把持する第1及び第2の把持手段を用
い、第1の把持手段でローラを把持して固定した状態で
第2の把持手段を進行方向に一定量移動させて別のロー
ラを把持し、ついで上記第1の把持手段によるローラの
把持を解除して第1の把持手段を第2の把持手段側に寄
せ、上記別のローラ或いはその手前側のローラを把持す
る動作を繰返すことよりなるもので、測定機器によるロ
ーラ間の傾き角の測定は、第1及び第2の把持手段でロ
ーラを把持し、動きを停止した状態で行われる。
【0007】本発明の搬送装置は、上記方法を実施する
ための装置で、ローラを着脱可能に把持する一対の把持
手段と、一方の把持手段を進行方向に向かって一定量前
進させるか或いは後退させるための作動手段とより構成
される。ローラ間の傾き角を測定する測定機器は、搬送
装置に連結され、搬送装置によって牽引されるようにし
てもよいが、好ましくは搬送装置に組込まれる。
【0008】測定機器を搬送装置に組込んだ一つの好ま
しい態様においては、ローラテーブル上に移動可能に載
せられる台に、ローラを着脱可能に把持する一対の把持
手段が、一方を固定、他方を移動可能にして取付けられ
るとともに他方の把持手段を一定量進退させる作動手段
が設けられ、また上記台に昇降が傾動可能に支持され、
ローラの1ローラピッチより長く、2ピッチより短い取
付枠にローラ間の傾き角を測定するセンサーが取着され
る。
【0009】本装置によれば、作動手段により上記他方
の把持手段、すなわち台に対し可動の把持手段を一定量
前進させてローラを把持したのち作動手段が可動側の把
持手段を後退させるように動作すると、該把持手段はロ
ーラを把持して固定状態にあるため、固定側の把持手段
が台とともに前進する。この際、台はローラ上を転動し
て移動するが、移動時に要する動力を少なくするため台
にコロを取付けてローラ上を転動するようにし、ローラ
の回転を生じさせないようにするのが望ましい。
【0010】本装置における取付枠は、測定時において
二つのローラに跨がって支持されるが、移動時にはロー
ラに接融して円滑な動きが妨げられることのないように
持上げられるようにしておくのが望ましい。なお、本発
明で用いられる把持手段としては、ローラを着脱可能に
固定するものであればよく、こうしたものとして例え
ば、電磁石、ローラを挟持ないし掴む開閉可能なクラン
プなどが例示される。
【0011】作動手段としては、エアないし油圧シリン
ダー、ボールネジとナットよりなる直線運動機構等を例
示することができる。
【0012】
【実施例】ローラ1上に載せられる台2には、コロ3が
取着されてローラ1上を転動して移動するようになって
いる。台2の前後に並設されてそれぞれ回転可能に軸支
され、ステッピングモータ4によって回転駆動される各
ボールネジ5には、後述のローラ掴み具Aと一体をな
し、該ローラ掴み具Aによって回転止めされるナット6
が螺着され、ボールネジ5の回転によってボールネジ5
に沿いローラ掴み具Aとともに進退するようになってお
り、ステッピングモータ4の起動停止はパソコン7によ
って制御され、ステッピングモータ4の回転がロータリ
ーエンコンダ8を介してパソコン7に出力されるように
してある。
【0013】ローラ掴み具Aは、ナット6を固着し、ケ
ーブルベア9により案内されて進退するブラケット11
と、ブラケット11に固着され、パソコン7によって制
御される油圧シリンダー12と、ブラケット11に縦設
されるガイドレール13に昇降可能に支持され、油圧シ
リンダー12と連結される作動板14と、十字形に交叉
した交叉部を台2に軸着し、作動板14とロッド15を
介して連結されるクランプアーム16とよりなってお
り、油圧シリンダー12の作動により作動板14がガイ
ドレール13に沿って昇降し、これによりロッド15を
介してクランプアーム16が開閉し、ローラ1を掴んで
固定し或いはその固定を解除してローラ1より離脱する
ようになっている。
【0014】同様の構造をなすローラ掴み具B、Cが台
2に固定され、ローラ1を着脱可能に掴んで固定できる
ようにしてしある。台2はまた、前後及び中央に形成さ
れる透孔10(図4)に取付枠17が嵌合し、各取付枠
17に該枠の傾き角を検出してそれをパソコン7に出力
するセンサー18がそれぞれ取付けられている。
【0015】各取付枠17はそれぞれ図4に示すよう
に、両端においてシャフト19に固着のクランク21に
掛けられ、クランク21の上下動により昇降してローラ
1に支持され、或いはローラ1上に持上げられるように
なっており、クランク21の上下動は油圧シリンダー2
2によりシャフト19を正或いは逆方向に一定量回動さ
せることによって行われ、油圧シリンダー22の制御は
パソコン7によって行われるようにしてある。
【0016】本装置は以上のように構成され、ローラ上
の移動は次のようにして行われる。測定しようとするロ
ーラテーブルのローラピッチに応じてローラ掴み具B、
Cのうちの一方Bが用いられ、該掴み具Bの油圧シリン
ダー12を作動させることによりクランプアーム16を
閉じてローラ1を掴み固定する。次にステッピングモー
タ4がパソコン7により正方向に設定量回転するように
制御され、これによりクランプアーム16をローラ1よ
り離脱させた状態でローラ掴み具Aがボールネジ5に沿
い一定量前進し、所定のローラ1上で停止する。つゞい
て該掴み具Aの油圧シリンダー12が作動し、クランプ
アーム16を閉じてローラ1を掴持する。
【0017】次にパソコン7からの制御信号によりロー
ラ掴み具Bの油圧シリンダー12を作動させてクランプ
アーム16を開き、ローラ1より離脱させたのちステッ
ピングモータ4が逆方向に設定量回転する。ローラ掴み
具Aはローラ1を掴んで固定されているためにステッピ
ングモータ4の逆方向の回転によりローラ掴み具Bがロ
ーラ掴み具Aに向かって台2とともに図の左方に移動
し、移動時には台2のコロ3がローラ1上を転動する。
これにより台2はローラ1を回転させることなく移動可
能となる。ローラ掴み具Bがローラ掴み具Aで把持され
るのと同じローラ1上に達して停止すると、クランプア
ーム16が閉じて同ローラ1を掴み固定する(図3参
照)。
【0018】以上の動作を繰返すことにより装置がロー
ラテーブル上を尺取虫状に移動し、停止時においてロー
ラ間の傾きがセンサー18により計測される。すなわち
ローラ掴み具Aが一定量前進して所定のローラ1を掴み
固定された状態、或いはローラ掴み具Bがローラ掴み具
Aとともに同じローラ1を掴んで固定された状態におい
て、パソコン7からの制御信号により油圧シリンダー2
2が作動してクランク21が下向きに回動し、これによ
り前後及び中央の各取付枠17が降下して隣接する二個
のローラ1上に載せられる。そして各取付枠17に設置
したセンサー18によりドライブ側、ワーク側及びセン
ターにおけるローラ間の傾きがそれぞれ計測され、その
計測値がパソコン7に入力される。計測後、ローラ掴み
具A或いはBが移動するが、移動に先立って油圧シリン
ダー22の作動によりクランク21が上向きに回動し、
各取付枠17がローラ上に持上げられる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され、次の
ような効果を奏する。請求項1及び2記載の搬送方法及
び装置によれば、ローラ上で測定機器を人手によらず自
動的に搬送することができるので、省力化と安全化を図
ることができ、また一定量正確かつ確実に移動させるこ
とができるため制御が容易で精度を上げることができ
る。
【0020】請求項3記載の搬送装置を用いれば、既存
の測定機器でもローラ上を移動させてローラの平坦度を
測定することができる。請求項4記載の搬送装置によれ
ば、測定機器が一体に組込まれ、全体の構造を簡単に、
かつコンパクトにすることができる。請求項5記載の搬
送装置のように、台にコロを設けてローラ上で転動させ
るようにすれば、ローラが回転しなくなるため、搬送時
に要する動力を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】測定機器を備えた本発明に係る搬送装置の平面
図。
【図2】測定機器を備えた本発明に係る搬送装置の側面
図で、移動前の状態を示す。
【図3】同移動後の状態を示す図。
【図4】測定機器の拡大側面図。
【符号の説明】
1・・・ローラ 2・・・台 3・・・コロ 4・・・ステッピ
ングモータ 5・・・ボールネジ 6・・・ナット 7・・・パソコン 12、22・・・
油圧シリンダー 16・・クランプアーム 17・・取付枠 18・・センサー 19・・シャフト 21・・クランク A、B、C・・ロ
ーラ掴み具

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラテーブルを構成するローラの平坦度
    を測定する測定機器のローラ上における搬送方法におい
    て、ローラを着脱可能に把持する第1及び第2の把持手
    段を用い、第1の把持手段でローラを把持して固定した
    状態で第2の把持手段を進行方向に一定量移動させて別
    のローラを把持し、ついで上記第1の把持手段によるロ
    ーラの把持を解除して第1の把持手段を第2の把持手段
    側に寄せ、上記別のローラ或いはその手前側のローラを
    把持することによって行われる測定機器の搬送方法。
  2. 【請求項2】ローラテーブルを構成するローラの平坦度
    を測定する測定機器のローラ上における搬送装置におい
    て、ローラを着脱可能に把持する一対の把持手段と、一
    方の把持手段を進行方向に向かって一定量前進させるか
    或いは後退させるための作動手段とより構成される測定
    機器の搬送装置。
  3. 【請求項3】測定機器は搬送装置に連結されて牽引され
    る請求項2記載の測定機器の搬送装置。
  4. 【請求項4】ローラテーブル上を移動可能な台に、上記
    一対の把持手段のうちの一方が固定、他方が移動手段に
    連結されて一定量進退可能に支持されるとともにローラ
    の1ローラピッチより長く、2ピッチより短い取付枠
    と、該取付枠に取着され、ローラ間の傾き角を測定する
    センサーとよりなる測定機器が昇降かつ傾動可能に支持
    される請求項2記載の測定機器の搬送装置。
  5. 【請求項5】台にはローラテーブルのローラ上を転動す
    るコロが取着される請求項4記載の測定機器の搬送装
    置。
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