JP2539199Y2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JP2539199Y2
JP2539199Y2 JP1994000028U JP2894U JP2539199Y2 JP 2539199 Y2 JP2539199 Y2 JP 2539199Y2 JP 1994000028 U JP1994000028 U JP 1994000028U JP 2894 U JP2894 U JP 2894U JP 2539199 Y2 JP2539199 Y2 JP 2539199Y2
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JP
Japan
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distal end
synthetic resin
illumination lens
end portion
illumination
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JP1994000028U
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JPH0674101U (ja
Inventor
健一 大原
理 小林
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は内視鏡の先端部に関
し、特に先端部本体の合成樹脂で形成された部分に、照
明レンズを接着固定する構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波電流を利用したいわゆる高
周波処置が内視鏡で一般に使用されるようになり、体腔
内で火傷事故を起こさぬようにするために、内視鏡の先
端部本体の電気絶縁性の確保が不可欠のものとなった。
【0003】そこで従来は、先端部本体の少なくとも外
表面側を電気絶縁性の合成樹脂材で形成し、照明レンズ
は、ライトガイドの出射端面に対向して先端部本体の合
成樹脂部表面部に、直接接着固定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】光学レンズ又は透明プ
ラスチックなどで形成されるレンズと合成樹脂との間の
接着力は、例えばレンズと金属間や金属と合成樹脂間を
接着する場合の接着力に比べて非常に弱い。
【0005】しかも、照明レンズを先端部本体に直接接
着していた従来の内視鏡の先端部においては、接着しろ
を充分にとることができないためその接着強度が低く、
ちょっとした衝撃などによって接合部がはがれて水漏れ
が発生していた。
【0006】その結果、照明光量が著しく低下したり、
先端部本体とライトガイドとの隙間を通じて内部に侵入
した水により、対物光学系が曇って観察不能となった
り、湾曲部の機構が固着して使用不能になってしまう事
故が発生していた。
【0007】また、接着性を高めるために、照明レンズ
の径を大きくしたり厚みを増す等して接着しろを長くす
ることも考えられるが、その場合には、先端部本体が大
径化したり、照明光量が減少してしまうなど諸機能の低
下につながる問題があった。
【0008】そこでこの考案は、電気絶縁性を確保しつ
つ、照明レンズを先端部本体に強力に固定することがで
きる内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の内視鏡の先端部は、先端部本体の表面を電
気絶縁性の合成樹脂材料で形成し、照明光の配光角を拡
げる照明レンズを上記先端部本体の表面に配置した内視
鏡の先端部において、上記照明レンズを上記先端部本体
に取り付けるための筒状の接合用筒体を合成樹脂によっ
て上記照明レンズと一体成形して、上記接合用筒体を上
記先端部本体の合成樹脂部に接着固定したことを特徴と
する。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は本
考案の実施例の内視鏡先端部の外観図、図1はその側面
断面図である。図中、1は、挿入部の先端に設けられた
先端部本体であり、強度を確保するためにステンレス鋼
などで形成された金属部1aと、外部との電気絶縁を確
保するために電気絶縁性の合成樹脂材により先端部本体
の表面側に形成された合成樹脂部1bとにより構成され
ている。
【0011】2は、遠隔操作により任意の方向に屈曲さ
せられる公知の湾曲部である。3は、電気絶縁性の合成
樹脂により形成され、先端部本体1の合成樹脂部1bの
外周に螺着された先端フードである。
【0012】 図2において、4は観察窓、25は照明
窓を構成する凹レンズ(以下「照明レンズ」という)で
ある。6は鉗子チャンネル、7,8は、観察窓4に向か
って空気又は水を噴出する送気ノズルと送水ノズル、9
は、水等の流体を高速でまっすぐに噴出する水噴射口で
ある。
【0013】図1に示されるように、先端部本体1に
は、金属部1aと合成樹脂部1bとを貫通する貫通孔1
0が穿設されている。11は、ライトガイドであり、光
学繊維束11aの端部を金属製の口金12内に充填して
固着し、中間のフレキシブル部を例えばシリコンゴム製
の外装チューブ13で被覆したものである。そして、そ
の口金12が後方から貫通孔10内に嵌入され、先端部
本体の金属部1aにおいて、例えば小ねじ14によって
固定されている。尚、小ねじ14にかえて接着により固
定してもよい。
【0014】25は、照明光の配光角を拡げるための凹
レンズよりなる照明レンズであり、ライトガイド11の
出射端面11bに対向して、先端部本体1の表面に配置
されている。
【0015】この照明レンズ25は透明プラスチック製
であり、照明レンズ25を先端部本体1に取り付けるた
めの筒状の接合用筒体26の一端側に、接合用筒体26
と一体成形されている。
【0016】接合用筒体26の外周面は、貫通孔10と
同軸に貫通孔10より太い径で先端部本体1の合成樹脂
部1bに端面側から凹んで形成された孔5の内周面に接
着固定され、接合用筒体26の奥側の端面は、合成樹脂
部1b内において孔5の底面に当接している。このよう
にして接合用筒体26は、照明レンズ25の表面が合成
樹脂部1bの端面位置にくるようにして、孔5内に埋設
されている。
【0017】そして、接合用筒体26の内側には貫通孔
10内に通されたライトガイド11の先端が照明レンズ
25の後面まで挿通されており、接合用筒体26の外周
面には、接着剤の逃げ用の凹溝27が形成されている。
【0018】尚、本考案の実施例ではライトガイドとし
て、照明用光学繊維束を用いたが、それ以外の光導体等
を用いてもよい。
【0019】
【考案の効果】本考案の内視鏡の先端部によれば、照明
レンズを合成樹脂によって接合用筒体と一体成形してそ
の接合用筒体を先端部本体の合成樹脂部に接着したの
で、照明レンズの径を大きくしたり厚みを増したりする
ことなしに充分な接着しろを得て、先端部本体に水密に
強固に接着することができ、したがって、完全な電気絶
縁性を確保することができ、且つ先端部本体に衝撃等が
加わっても水漏れ等が発生せず、長期使用に耐え得る優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面断面図である。
【図2】実施例の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 先端部本体 1b 合成樹脂部 25 照明レンズ 26 接合用筒体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部本体の表面側部分を電気絶縁性の合
    成樹脂材料で形成し、照明光の配光角を拡げる照明レン
    ズを上記先端部本体の表面に配置した内視鏡の先端部に
    おいて、上記照明レンズを上記先端部本体に取り付ける
    ための筒状の接合用筒体を、上記照明レンズからその後
    方に延出する形状に電気絶縁性の合成樹脂によって上記
    照明レンズと一体成形して、照明用ライトガイドの射出
    端部が挿通固着された導電性の口金を上記接合用筒体中
    に挿通し、上記接合用筒体を上記先端部本体の合成樹脂
    部に接着固定したことを特徴とする内視鏡の先端部。
JP1994000028U 1994-01-10 1994-01-10 内視鏡の先端部 Expired - Lifetime JP2539199Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013105376A1 (ja) 2012-01-13 2013-07-18 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡先端部品および内視鏡

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JPS5996001U (ja) * 1982-12-18 1984-06-29 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡
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JPH07107580B2 (ja) * 1986-05-28 1995-11-15 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡

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