JP2538237Y2 - オイルスキーマー - Google Patents

オイルスキーマー

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JP2538237Y2
JP2538237Y2 JP4798193U JP4798193U JP2538237Y2 JP 2538237 Y2 JP2538237 Y2 JP 2538237Y2 JP 4798193 U JP4798193 U JP 4798193U JP 4798193 U JP4798193 U JP 4798193U JP 2538237 Y2 JP2538237 Y2 JP 2538237Y2
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JP
Japan
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oil
endless belt
squeegee
schema
tank
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JP4798193U
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博 成瀬
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株式会社日工
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オイル浮遊面をもつ水
タンクに下端折返し部を浸し、上端折返し部をモータに
より駆動されるプーリに掛けたエンドレスベルトを備
え、該ベルトの上方への走行部の内外に先端を接触する
スキージーを臨ませて、該スキージー下方基部をオイル
排出樋上に設けてなるスキーマーにおいて、前記エンド
レスベルトを今までスキーマーに使用されたことがな
く、且つオイル浮遊物の搬送に抜群の作用があることを
本考案者が確認した新規材料により構成したものであ
る。
【0002】
【従来の技術】オイルスキーマーのエンドレスベルトは
従来ステンレス鋼から加工した細い線材を材料とする金
網ベルトが使用されてきたが、前記したタンクの水面に
浮遊するオイルの搬送能力は必ずしも充分ではなく、耐
久性が良いので改善もなく使用され続けてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案者は業務上オイ
ルスキーマーを必要としたことから、従来構成のものを
採用したが、水タンクに浮遊するオイルのエンドレスベ
ルトによる搬送能力が低いのに当惑し、新たなベルト材
料の開発を志した。現用のエンドレスベルトの浮遊オイ
ルの搬送能力不良はベルト材料がステンレス網製であ
り、水をも付着しこれがオイル付着量を少なくすると判
断された。しかし他のベルト材料も浸水性があり、オイ
ルスキーマーに適するとして選択できるものは発見でき
なかつた。このような状況下に本考案者が偶然の機会に
開発し、実験により有効性を確認して目的を果たしたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、オイルが付着
した機械部品運搬函の洗滌水タンクのようなオイル浮遊
面をもつ水タンクに下端折返し部を浸し、上端折返し部
をモータにより駆動されるプーリに掛けたエンドレスベ
ルトを備え、該ベルトの上方への走行部の内外面に斜め
の先端を接触するスキージーを設け、該スキージーの各
下方基部をオイル排出樋上に臨ませてなるスキーマーに
おいて、前記エンドレスベルトを、ガラス繊維組成物に
四フッ化エチレン樹脂を塗布して皮膜を形成した薄い材
料により構成したことを特徴とするオイルスキーマーに
かかるものである。
【0005】
【作用】本考案は、エンドレスベルト12の材料をガラ
ス繊維の組成物の表裏面に四フッ化エチレン樹脂16を
塗布して皮膜をも形成した薄い材料により構成している
もので、このベルト材料はオイルスキーマー用に使用さ
れたことが全くない新規材料であり、非常に薄くはある
が、表面に塗布した四フッ化エチレン樹脂16の皮膜に
より強化されているの他、撥水性に優れていることが、
本考案の完成後判明した。故にタンクの水面に浮遊する
工業用等の油分の付着が良好であり、水から分離的に引
き上げて搬送するに適する。
【0006】
【実施例】添付図面は本考案の1実施例を示すもので、
図1は縦断側面図、図2は同正面図、図3はエンドレス
ベルトの拡大断面の摸図である。
【0007】図において、1はオイル浮遊面3をもつ水
2を湛えるタンクであつて、その上方部にタンク1の蓋
部4より狭くしたオイル分離室5をタンク1に連通させ
て設け、該分離室5の背部上方にモータ室6を設け、前
記蓋部4の上面にオイル分離室5から突出するオイル排
出樋7、7aを受ける廃油容器17を設置する。モータ
室6には緩速度で回転するモータMを設置し、オイル分
離室5に突出するモータ出力軸8に上プーリ9を固定
し、タンク1には前記オイル浮遊面3より下に、前記上
プーリ9の直下方の下プーリ11を回転自由に支持す
る。
【0008】上プーリ9と下プーリ11にはエンドレス
ベルト12を緊張状に掛け、該ベルト12の上方への走
行部の内外面に、図1のように逆V形に対立させたスキ
ージー13、13aの各先端を接触させて設け、該スキ
ージー13、13aの各下方基部をオイル排出樋7、7
a上に設ける。
【0009】以上にのべたスキーマーの構成は、エンド
レスベルト12を細いステンレス鋼線を材料とする編、
織物によりる構成した従来のオイルスキーマーとして知
られているもので、本考案はエンドレスベルト12につ
いて新規材料を使用する考案に係るものである。本考案
はエンドレスベルト12を図3の模図に明らかにしたよ
うに、基材aをガラス繊維の糸により織り又は編んだ組
成物15とし、その全表面の塗布材bとして四フッ化エ
チレン樹脂16[テフロン(登録商標)と称することもあ
る]を塗布して固定する。厚さは0.2mmと薄く、長さは二
つ折りで800〜2000mm、巾100■200mm、ベルト速度は毎
分50m程度とする。
【0010】
【考案の効果】本考案は、工業用部品に塗られた防錆用
のオイルが付着した運搬函を洗滌する水を再使用の目的
の下にタンクの水面に浮遊するオイルをスキージー1
3、13aにより従来通りに除去してオイルスキーマー
の能力増進の効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の1実施例を示すもので、
【図1】図1は縦断側面図、
【図2】図2は同正面図、
【図3】図3はエンドレスベルトの拡大断面の摸図、
【符号の説明】
a→基材 b→塗布材 1→タンク 2→水 3→オイル浮遊面 4→蓋部 5
→オイル分離室 6→モータ室 7、7a→オイル排出樋 M→モータ
8→モータ出力軸 9→上プーリ 11→下プーリ 12→エンドレスベル
ト 13、13a→スキージー 15→ガラス繊維の糸により織り又は編んだ組成物 16→四フッ化エチレン樹脂 17→廃油容器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイル浮遊面をもつ水タンクに下端折返し
    部を浸し、上端折返し部をモータにより駆動されるプー
    リに掛けたエンドレスベルトを備え、該ベルトの上方へ
    の走行部の内外面に斜めの先端を接触するスキージーを
    設け、該スキージーの各下方基部をオイル排出樋上に臨
    ませてなるスキーマーにおいて、 前記エンドレスベルトをガラス繊維組成物に四フッ化エ
    チレン樹脂を塗布して皮膜を形成した薄い材料により構
    成したことを特徴とするオイルスキーマー。
JP4798193U 1993-08-10 1993-08-10 オイルスキーマー Expired - Lifetime JP2538237Y2 (ja)

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JPH0713491U JPH0713491U (ja) 1995-03-07
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