JP2538126B2 - 短波長レ―ザ光源 - Google Patents

短波長レ―ザ光源

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JP2538126B2
JP2538126B2 JP2338148A JP33814890A JP2538126B2 JP 2538126 B2 JP2538126 B2 JP 2538126B2 JP 2338148 A JP2338148 A JP 2338148A JP 33814890 A JP33814890 A JP 33814890A JP 2538126 B2 JP2538126 B2 JP 2538126B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光計測等に用いられるレーザ光源に関する
ものである。
従来の技術 従来の短波長レーザ光源としては、例えば、[G.Tohm
on,K.Yamamoto and T.Taniuchi:プロシーディング・エ
ス ピーアイ イ(Proc.SPIE)Vol.898 Miniature Opt
ics and Lasers(1988)]に示されている。
第7図は、従来の短波長レーザ光源の構成を示したも
ので、9はアルミ材を用いた鏡筒、6は鏡筒9の端に樹
脂接着されたLiNbO3基板上に光導波路7を形成した光波
長変換素子、1は鏡筒9に光波長変換素子6と反対側の
端に取り付けられた波長0.84μmのレーザ光2を発生さ
せる半導体レーザ、3は半導体レーザ1のレーザ光出射
側に位置するコリメートレンズ、5は光波長変換素子6
の光入射面側に位置するフォーカスレンズ、4はコリメ
ートンズ3とフォーカスレンズ5の間に位置する半波長
板である。8は光波長変換素子6の光出射面より出射さ
れる出力レーザ光である。
以上のように構成された従来の短波長レーザ光源の動
作を説明する。半導体レーザ1より出射された波長0.84
μmのレーザ光2はコリメートレンズ3に入射し平行ビ
ームとなり、半波長板4により偏向方向が修正され、フ
ォーカスレンズ5に入射する。フォーカスレンズ5を出
射したレーザ光2は、LiNbO3光波長変換素子6の光入射
面に集光され光導波路7を伝搬し、波長を1/2に変換さ
れ波長0.42μmの出力レーザ光8としてアルミ鏡筒9よ
り出射される。
第8図は、第7図に示した従来の短波長レーザ光源に
おいて、フォーカスレンズ5により集光されたレーザ光
2の集光スポットが光導波路7に結合する際,光導波路
7の深さ方向にずれた場合における出力レーザ光8の出
力変動を示している。出力レーザ光8の出力が最大とな
る集光スポット位置が最適な光軸調整が行われた状態で
あるとし、この位置を横軸において零点とした。第8図
によれば、±0.33μmの集光スポットずれが生じただけ
で出力レーザ光8の出力が±50%変動しており、極めて
精密な光軸調整が必要とされることがわかる。
第9図は、第7図における従来の短波長レーザ光源に
おける出力レーザ光8の環境温度特性を示している。
発明が解決しようとする課題 しかしながら本発明者らの検討によれば、上記のよう
な構成では、第9図に示したように、環境温度が±10℃
変化したとき、光波長変換素子6とアルミ鏡筒9の熱膨
張係数差による歪で光軸ずれが発生し、レーザ光8の出
力が50%以上低下するという課題が判明していた。この
ように、わずか±10℃の変化でこのような出力低下が生
じることは実使用において大きな問題となることが明ら
かとなり、この改善が強く望まれることとなった。
本発明はかかる点に鑑み、環境温度変化による出力変
動の小さな短波長レーザ光源を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 本発明は、非線形光学結晶板上に光導波路を形成した
光波長変換素子と、レーザ光源とを鏡筒内で同一光軸上
に固定するとともに、この鏡筒の材料に熱膨張係数が前
記非線形光学結晶に等しいかまたは近い材質を用いたこ
とを特徴とする短波長レーザ光源である。
作用 本発明は前記した手段により、光波長変換素子と鏡筒
との熱膨張係数差が小さくなり、環境温度が変化したと
きの前記光波長変換素子と前記鏡筒との接着部における
歪が緩和されることにより光軸ずれが低減し、短波長レ
ーザ光源の出力は安定化することが明かとなった。
実施例 第1図は、本発明の一実施例における短波長レーザ光
源の構成を示したもので、10はステンレス材としてたと
えばSUS316を用いた鏡筒、6はLiNbO3基板上に光導波路
7を形成した光波長変換素子で鏡筒10に樹脂20で固着さ
れている。1は波長0.84μmのレーザ光2を発生させる
半導体レーザ、3はコリメートレンズ、4は半波長板、
5はフォーカスレンズである。7は光導波路8は光波長
変換素子6の光出射面より出射される出力レーザ光であ
る。
なお、第1図に示す本実施例の短波長レーザ光源は、
基本的には第7図に示した従来の短波長レーザ光源と同
じ構成であるので、同一構成部分には同一番号を付して
詳細な説明を省略する。
第2図は、第1図に示した短波長レーザ光源出力の環
境温度特性を示す。25±10℃における出力低下率は8%
となっている。このように、本発明によれば、極めて優
れた性能向上が可能となった。
第3図は、本発明の第二の実施例における短波長レー
ザ光源の構成を示したもので、11は真ちゅう材としてC3
046を用いた鏡筒、6はLiNbO3基板上に光導波路7を形
成した光波長変換素子、1は波長0.84μmのレーザ光2
を発生させる半導体レーザ、3はコリメートレンズ、4
は半波長板、5はフォーカスレンズである。8は光波長
変換素子6の光出射面より出射される出力レーザ光であ
る。
なお、第3図に示す本実施例の短波長レーザ光源は、
基本的には第7図に示した従来の短波長レーザ光源と同
じ構成であるので、同一構成部分には同一番号を付して
詳細な説明を省略する。
第4図は、第3図に示した短波長レーザ光源出力の環
境温度特性を示す。25±10℃における出力低下率は10%
となっている。この場合も極めて大きな改善がなされて
いる。
第5図は、本発明の第三の実施例における短波長レー
ザ光源の構成を示したもので、14はステンレス材として
たとえばSUS316を用いた鏡筒、6はLiNbO3基板上に光導
波路7を形成した光波長変換素子で鏡筒14に樹脂20で固
着されている。13は波長0.84μmのレーザ光2を発生さ
せる半導体レーザチップで、12は半導体レーザチップ13
を固定するマウントである。
以上のように構成された本実施例の短波長レーザ光源
の動作を説明する。半導体レーザチップ13より出射され
た波長0.84μmのレーザ光2は、LiNbO3光波長変換素子
6の光入射面において光導波路7に入射し、波長を1/2
に変換され波長0.42μmの出力レーザ光8としてステン
レス鏡筒14より出射される。なお、鏡筒の材質はステン
レスを用いたが、LiNbO3と熱膨張係数が近い材質であれ
ばよく、鏡筒の材質は真ちゅうであってもよい。
第6図は、第1図、第3図および第5図に示した第
一、第二および第三の実施例で用いた非線形光学結晶と
鏡筒の材質の熱膨張係数を示す。ステンレスおよび真ち
ゅうは、アルミに比較し非線形光学結晶であるLiNbO3
十分近い値となっており、鏡面の材質として適すること
がわかる。
なお、第一、第二および第三の実施例では、非線形光
学結晶としてLiNbO3を用いたが、非線形光学結晶として
MgO:LiNbO3(MgOをドープしたLiNbO3),KTP(KTiOPO4
または水晶を用いてもよい。
このように、LiNbO3を用いた光波長変化素子と鏡筒と
の接着部における温度歪が緩和されることは、波長変換
レーザ出力の向上に以外に大きな効果が生じることが明
かとなり、この種レーザ光源の実用化に貢献することが
判明した。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、鏡筒内に作成さ
れる短波長レーザ光源の環境温度変化に伴う出力変動は
低減し、その実用的効果は大きく向上することになり、
短波長レーザ光源の実用化に大きく寄与するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の短波長レーザ光源の要部断
面図、第2図は本発明の一実施例の短波長レーザ光源の
出力温度特性図、第3図は本発明の第二の実施例の短波
長レーザ光源の要部断面図、第4図は本発明の第二の実
施例の短波長レーザ光源の出力温度特性図、第5図は本
発明の第三の実施例の短波長レーザ光源の要部断面図、
第6図は本発明第一、第二および第三の実施例で用いた
非線形光学結晶と鏡筒の材質の熱膨張係数を記入した
図、第7図は従来の短波長レーザ光源の要部断面図、第
8図は従来の短波長レーザ光源の光軸ずれに対する出力
特性図、第9図は従来の短波長レーザ光源の出力温度特
性図である。 1……半導体レーザ、3……コリメートレンズ、4……
半波長板、5……フォーカスレンズ、6……LiNbO3光波
長変換素子、7……光導波路、10……ステンレス鏡筒、
11……真ちゅう鏡筒、13……半導体レーザチップ、14…
…ステンレスまたは真ちゅう鏡筒。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非線形光学結晶を基板とし、前記基板上に
    光導波路を形成した光波長変換素子とレーザ光源とを鏡
    筒内で同一光軸上に固定すると共に、前記光波長変換素
    子と熱膨張係数が等しいかまたは近接した材質で前記鏡
    筒を構成することを特徴とする短波長レーザ光源。
  2. 【請求項2】レーザ光源より出射されたレーザ光を集光
    するためのレンズを備え、光波長変換素子と前記レーザ
    光源と前記レンズとを鏡筒内で同一光軸上に固定したこ
    とを特徴とする請求項1記載の短波長レーザ光源。
  3. 【請求項3】非線形光学結晶として、LiNbO3またはKTP
    または水晶を用いたことを特徴とする請求項1または2
    記載の短波長レーザ光源。
  4. 【請求項4】非線形光学結晶としてLiNbO3を用い、鏡筒
    の材質としてステンレスまたは真ちゅうを用いたことを
    特徴とする請求項1または2記載の短波長レーザ光源。
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