JP2537672Y2 - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
- Publication number
- JP2537672Y2 JP2537672Y2 JP1990055322U JP5532290U JP2537672Y2 JP 2537672 Y2 JP2537672 Y2 JP 2537672Y2 JP 1990055322 U JP1990055322 U JP 1990055322U JP 5532290 U JP5532290 U JP 5532290U JP 2537672 Y2 JP2537672 Y2 JP 2537672Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating substrate
- thermal head
- paper
- base
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、サーマルヘッド、特に発熱体を有する絶
縁基板がベース上に設けられているサーマルヘッドに関
するものである。
縁基板がベース上に設けられているサーマルヘッドに関
するものである。
[従来の技術] 第3図は例えば特開昭60-116420号公報に示された従
来のサーマルプリンタの要部を示す断面図である。
来のサーマルプリンタの要部を示す断面図である。
図において、符号(1)はベース、(2)はベース
(1)上に設けられている絶縁基板、(3)は絶縁基板
(2)上に設けられている発熱体、(4)はベース
(1)の端部に取り付けられ、インクシート(5)から
用紙(6)を剥離させるための用紙剥離部材、(7)は
ベース(1),絶縁基板(2),発熱体(3)及び用紙
剥離部材(4)等を有するサーマルヘッドである。
(1)上に設けられている絶縁基板、(3)は絶縁基板
(2)上に設けられている発熱体、(4)はベース
(1)の端部に取り付けられ、インクシート(5)から
用紙(6)を剥離させるための用紙剥離部材、(7)は
ベース(1),絶縁基板(2),発熱体(3)及び用紙
剥離部材(4)等を有するサーマルヘッドである。
(8)は発熱体(3)に対向して図の時計方向に回転
可能に設けられ、発熱体(3)に対してインクシート
(5)及び用紙(6)を押し当てるプラテンローラ、
(9)は用紙供給用の第1のピンチローラ、(10)は用
紙排出用の第2のピンチローラである。
可能に設けられ、発熱体(3)に対してインクシート
(5)及び用紙(6)を押し当てるプラテンローラ、
(9)は用紙供給用の第1のピンチローラ、(10)は用
紙排出用の第2のピンチローラである。
上記のように構成された従来のサーマルプリンタにお
いては、第1のピンチローラ(9)とプラテンローラ
(8)との間から自動給紙された用紙(6)が、発熱体
(3)上でインクシート(5)に重ねられる。これによ
り、インクシート(5)上のインクが、発熱体(3)の
熱により用紙(6)上に転写される。このようにして発
熱体(3)上を通過した用紙(6)は、インクシート
(5)から剥離してプラテンローラ(8)に巻き付き、
第2のピンチローラ(10)とプラテンローラ(8)との
間から排出される。
いては、第1のピンチローラ(9)とプラテンローラ
(8)との間から自動給紙された用紙(6)が、発熱体
(3)上でインクシート(5)に重ねられる。これによ
り、インクシート(5)上のインクが、発熱体(3)の
熱により用紙(6)上に転写される。このようにして発
熱体(3)上を通過した用紙(6)は、インクシート
(5)から剥離してプラテンローラ(8)に巻き付き、
第2のピンチローラ(10)とプラテンローラ(8)との
間から排出される。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように構成された従来のサーマルヘッド(7)
においては、絶縁基板(2)上をインクシート(5)や
用紙(6)が通過するため、インクシート(5)のイン
ク粉,用紙(6)に付着したごみ,及び外部からの埃等
の塵埃が絶縁基板(2)上に落下することがあり、この
塵埃が、特に用紙剥離部材(4)と絶縁基板(2)との
接合部上(図中Aの部分)などに溜まることにより絶縁
破壊が生じる虞れがあるという問題点があった。
においては、絶縁基板(2)上をインクシート(5)や
用紙(6)が通過するため、インクシート(5)のイン
ク粉,用紙(6)に付着したごみ,及び外部からの埃等
の塵埃が絶縁基板(2)上に落下することがあり、この
塵埃が、特に用紙剥離部材(4)と絶縁基板(2)との
接合部上(図中Aの部分)などに溜まることにより絶縁
破壊が生じる虞れがあるという問題点があった。
この考案は、上記のような問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、絶縁基板の端縁部に塵埃
が溜まるのを防止し、これにより絶縁破壊を防止するこ
とができるサーマルヘッドを得ることを目的とする。
題としてなされたものであり、絶縁基板の端縁部に塵埃
が溜まるのを防止し、これにより絶縁破壊を防止するこ
とができるサーマルヘッドを得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案に係るサーマルヘッドは、ベース上に用紙剥
離部に沿って凹部を設け、かつ絶縁基板の一端縁部が凹
部上に位置するようにしたものである。
離部に沿って凹部を設け、かつ絶縁基板の一端縁部が凹
部上に位置するようにしたものである。
[作用] この考案においては、塵埃を凹部内に収容することに
よって、絶縁基板上に塵埃が溜まるのを防止する。
よって、絶縁基板上に塵埃が溜まるのを防止する。
[実施例] 以下、この考案の実施例を図について説明する。第1
図はこの考案の一実施例によるサーマルヘッドの断面
図、第2図は第1図のサーマルヘッドを有するサーマル
プリンタの要部を示す断面図であり、第3図と同一又は
相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図はこの考案の一実施例によるサーマルヘッドの断面
図、第2図は第1図のサーマルヘッドを有するサーマル
プリンタの要部を示す断面図であり、第3図と同一又は
相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図において、符号(11)は用紙剥離部(11a)及び放
熱部(11b)が一体成形されているベースであり、この
ベース(11)上には、絶縁基板(2)が設けられてい
る。また、ベース(11)には、絶縁基板(2)の用紙排
出側の端縁部下方の部分に、この端縁部に沿って凹部と
しての溝(11c)が設けられている。(12)は絶縁基板
(2),発熱体(3)及びベース(11)等を有するサー
マルヘッドである。
熱部(11b)が一体成形されているベースであり、この
ベース(11)上には、絶縁基板(2)が設けられてい
る。また、ベース(11)には、絶縁基板(2)の用紙排
出側の端縁部下方の部分に、この端縁部に沿って凹部と
しての溝(11c)が設けられている。(12)は絶縁基板
(2),発熱体(3)及びベース(11)等を有するサー
マルヘッドである。
上記のように構成されたサーマルヘッド(12)におい
ては、従来例と同様に用紙(6)に対してプリントが行
われ、このとき絶縁基板(2)上にはインクシート
(5),用紙(6)及び外部等からの塵埃が落下する。
しかし、上記のサーマルヘッド(12)では、ベース(1
1)に溝(11c)が設けられているため、絶縁基板(2)
上に落下した塵埃は、振動等により経時的に移動して溝
(11c)内に落下し、溝(11c)内に収容され堆積されて
いく。このため、絶縁基板(2)上やその端縁部に塵埃
が溜まるのは防止され、これによる絶縁破壊は防止され
る。また、絶縁基板(2)の端縁部と用紙剥離部(11
a)との絶縁も確実に保たれることになる。
ては、従来例と同様に用紙(6)に対してプリントが行
われ、このとき絶縁基板(2)上にはインクシート
(5),用紙(6)及び外部等からの塵埃が落下する。
しかし、上記のサーマルヘッド(12)では、ベース(1
1)に溝(11c)が設けられているため、絶縁基板(2)
上に落下した塵埃は、振動等により経時的に移動して溝
(11c)内に落下し、溝(11c)内に収容され堆積されて
いく。このため、絶縁基板(2)上やその端縁部に塵埃
が溜まるのは防止され、これによる絶縁破壊は防止され
る。また、絶縁基板(2)の端縁部と用紙剥離部(11
a)との絶縁も確実に保たれることになる。
また、従来例ではベース(1)と用紙剥離部材(4)
とが別部材であったため、用紙剥離部材(4)のインク
シート(5)との接触部と、発熱体(3)との平行度が
高くなく、インクシート(5)にしわが生じる欠点があ
った。しかし、上記実施例では用紙剥離部(11a)をベ
ース(11)に一体化したので、上記の平行度が向上し、
インクシート(5)のしわが防止され、またコストを低
減することもできる。
とが別部材であったため、用紙剥離部材(4)のインク
シート(5)との接触部と、発熱体(3)との平行度が
高くなく、インクシート(5)にしわが生じる欠点があ
った。しかし、上記実施例では用紙剥離部(11a)をベ
ース(11)に一体化したので、上記の平行度が向上し、
インクシート(5)のしわが防止され、またコストを低
減することもできる。
なお、上記実施例では放熱部(11b)を一体に有する
ベース(11)を示したが、放熱部(11b)は別部材でも
よく、また無くてもよい。
ベース(11)を示したが、放熱部(11b)は別部材でも
よく、また無くてもよい。
また、上記実施例では凹部として溝(11c)を1本設
けたものを示したが、溝(11c)は複数設けてもよい。
また、溝(11c)の断面形状も、例えばU字状など、他
の形状にしてもよい。
けたものを示したが、溝(11c)は複数設けてもよい。
また、溝(11c)の断面形状も、例えばU字状など、他
の形状にしてもよい。
さらに、上記実施例では凹部として溝(11c)を示し
たが、凹部として単なる穴状のものを複数設けるなどし
てもよい。
たが、凹部として単なる穴状のものを複数設けるなどし
てもよい。
さらにまた、上記実施例ではベース(11)に用紙剥離
部(11a)を一体に設けたが、用紙剥離部(11a)は別部
材でもよい。
部(11a)を一体に設けたが、用紙剥離部(11a)は別部
材でもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のサーマルヘッドは、
ベース上に用紙剥離部に沿って凹部を設け、かつ絶縁基
板の一端縁部が凹部上に位置するようにしたので、絶縁
基板の端縁部に塵埃が溜まるのを防止でき、これにより
絶縁破壊を防止することができるという効果を奏する。
ベース上に用紙剥離部に沿って凹部を設け、かつ絶縁基
板の一端縁部が凹部上に位置するようにしたので、絶縁
基板の端縁部に塵埃が溜まるのを防止でき、これにより
絶縁破壊を防止することができるという効果を奏する。
第1図はこの考案の一実施例によるサーマルヘッドの断
面図、第2図は第1図のサーマルヘッドを有するサーマ
ルプリンタの要部断面図、第3図は従来のサーマルプリ
ンタの一例の要部を示す断面図である。 図において、(2)は絶縁基板、(3)は発熱体、(1
1)はベース、(11a)は用紙剥離部、(11c)は溝(凹
部)、(12)はサーマルヘッドである。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
面図、第2図は第1図のサーマルヘッドを有するサーマ
ルプリンタの要部断面図、第3図は従来のサーマルプリ
ンタの一例の要部を示す断面図である。 図において、(2)は絶縁基板、(3)は発熱体、(1
1)はベース、(11a)は用紙剥離部、(11c)は溝(凹
部)、(12)はサーマルヘッドである。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】用紙をインクシートから剥離させるための
用紙剥離部が設けられているとともに、塵埃を収容する
ための凹部が、前記用紙剥離部に沿って設けられている
ベースと、このベース上に設けられているとともに、一
端縁部が前記凹部上に位置しており、かつ発熱体を有し
ている絶縁基板とを備えていることを特徴とするサーマ
ルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990055322U JP2537672Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990055322U JP2537672Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | サーマルヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0415549U JPH0415549U (ja) | 1992-02-07 |
JP2537672Y2 true JP2537672Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=31578172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990055322U Expired - Lifetime JP2537672Y2 (ja) | 1990-05-29 | 1990-05-29 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537672Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5315700B2 (ja) | 2008-01-18 | 2013-10-16 | セイコーエプソン株式会社 | サーマルプリンタ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56125342U (ja) * | 1980-02-25 | 1981-09-24 | ||
JPS5994845U (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-27 | 神鋼電機株式会社 | サ−マルヘツドの放熱板 |
JPS62268664A (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | サ−マルヘツド |
JPH01184177A (ja) * | 1988-01-19 | 1989-07-21 | Canon Inc | 記録装置 |
JPH01184182A (ja) * | 1988-01-19 | 1989-07-21 | Canon Inc | ライン記録装置 |
-
1990
- 1990-05-29 JP JP1990055322U patent/JP2537672Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0415549U (ja) | 1992-02-07 |
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