JP2537637Y2 - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JP2537637Y2 JP2537637Y2 JP1992018738U JP1873892U JP2537637Y2 JP 2537637 Y2 JP2537637 Y2 JP 2537637Y2 JP 1992018738 U JP1992018738 U JP 1992018738U JP 1873892 U JP1873892 U JP 1873892U JP 2537637 Y2 JP2537637 Y2 JP 2537637Y2
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- JP
- Japan
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- circuit board
- printed circuit
- slider
- insulator
- connector
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コネクタに関するもの
であり、更に詳しくは、プリント基板の端部にこの基板
面と平行な方向で嵌合してプリント基板に装着されるコ
ネクタの位置決め手段の改良に関するものである。
であり、更に詳しくは、プリント基板の端部にこの基板
面と平行な方向で嵌合してプリント基板に装着されるコ
ネクタの位置決め手段の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板の端部にこの基板面と平行
な方向で嵌合してプリント基板に装着される形式のコネ
クタとしては、従来、図8乃至図11に示すようなもの
が存在する。この種のコネクタ1は、インシュレータ2
を有している。このインシュレータ2の両側縁部には、
夫々ガイド20が備えられている。これらのガイド20
は、相対向する一対のガイド片21から成り、これらガ
イド片21の間の部分は、溝22となり、この溝22に
プリント基板7の一端部が挿入され、この際、プリント
基板7は、ガイド20によって嵌合方向に案内される。
また、ガイド20には、プリント基板7に穿設された固
定穴71に対応させて固定穴27が穿設されている。こ
の固定穴27とプリント基板7の固定穴71とを合致さ
せて、これらの固定穴27,71にスプリングピン8を
圧入することにより、プリント基板7にコネクタ1が固
定される。インシュレータ2には、ガイド20と平行に
コンタクト3が多数植設されている。コンタクト3は、
半田付け部30と接触部31とから成り、プリント基板
7の一端部にコネクタ1を上述のように装着すると、そ
の半田付け部30が基板面70上に設けられたパッド
(図示せず)に接触する。この際、プリント基板7の基
板面70からコンタクト3の半田付け部30が浮き上が
って半田付け不良となるのを防止するために、1対のコ
ンタクト3の半田付け部30間の間隔aは、プリント基
板7の厚さbより小(a<b)に設定されている。
な方向で嵌合してプリント基板に装着される形式のコネ
クタとしては、従来、図8乃至図11に示すようなもの
が存在する。この種のコネクタ1は、インシュレータ2
を有している。このインシュレータ2の両側縁部には、
夫々ガイド20が備えられている。これらのガイド20
は、相対向する一対のガイド片21から成り、これらガ
イド片21の間の部分は、溝22となり、この溝22に
プリント基板7の一端部が挿入され、この際、プリント
基板7は、ガイド20によって嵌合方向に案内される。
また、ガイド20には、プリント基板7に穿設された固
定穴71に対応させて固定穴27が穿設されている。こ
の固定穴27とプリント基板7の固定穴71とを合致さ
せて、これらの固定穴27,71にスプリングピン8を
圧入することにより、プリント基板7にコネクタ1が固
定される。インシュレータ2には、ガイド20と平行に
コンタクト3が多数植設されている。コンタクト3は、
半田付け部30と接触部31とから成り、プリント基板
7の一端部にコネクタ1を上述のように装着すると、そ
の半田付け部30が基板面70上に設けられたパッド
(図示せず)に接触する。この際、プリント基板7の基
板面70からコンタクト3の半田付け部30が浮き上が
って半田付け不良となるのを防止するために、1対のコ
ンタクト3の半田付け部30間の間隔aは、プリント基
板7の厚さbより小(a<b)に設定されている。
【0003】コネクタ1をプリント基板7に装着するに
際しては、予め基板面70上のパッドにクリーム半田を
塗布しておき、この状態でコネクタ1を基板面70と平
行な方向でプリント基板7の端部に嵌合させる。コネク
タ1を所定の位置までプリント基板7に嵌合させたら、
目視によりインシュレータ2の固定穴27とプリント基
板7の固定穴71とを合せ、そして、固定穴27,71
にスプリングピン8を圧入してコネクタ1をプリント基
板7に固定する(図11参照)。これにより、コネクタ
1のコンタクト3とプリント基板7のパッドとが接触
し、これらの間の半田付けが行なわれる(図10参
照)。
際しては、予め基板面70上のパッドにクリーム半田を
塗布しておき、この状態でコネクタ1を基板面70と平
行な方向でプリント基板7の端部に嵌合させる。コネク
タ1を所定の位置までプリント基板7に嵌合させたら、
目視によりインシュレータ2の固定穴27とプリント基
板7の固定穴71とを合せ、そして、固定穴27,71
にスプリングピン8を圧入してコネクタ1をプリント基
板7に固定する(図11参照)。これにより、コネクタ
1のコンタクト3とプリント基板7のパッドとが接触
し、これらの間の半田付けが行なわれる(図10参
照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように、従来のこ
の種のコネクタにあっては、プリント基板に嵌合後、目
視によりコネクタとプリント基板との位置合せを行なう
必要があり、極めて作業性に劣っているという欠点があ
る。また、コネクタをプリント基板に嵌合させた後は、
上述した寸法関係(a<b)の故に、コンタクトが基板
面に圧接した状態になっている。この状態で上述のよう
な位置合せを行なうと、予め塗布されているクリーム半
田が乱されて半田付け性能が劣化してしまう。特にパッ
ドピッチが小さい場合に、クリーム半田がパッドの配列
方向に乱されると、隣接するパッド同士が短絡してしま
うと言った不都合も生じる。
の種のコネクタにあっては、プリント基板に嵌合後、目
視によりコネクタとプリント基板との位置合せを行なう
必要があり、極めて作業性に劣っているという欠点があ
る。また、コネクタをプリント基板に嵌合させた後は、
上述した寸法関係(a<b)の故に、コンタクトが基板
面に圧接した状態になっている。この状態で上述のよう
な位置合せを行なうと、予め塗布されているクリーム半
田が乱されて半田付け性能が劣化してしまう。特にパッ
ドピッチが小さい場合に、クリーム半田がパッドの配列
方向に乱されると、隣接するパッド同士が短絡してしま
うと言った不都合も生じる。
【0005】それ故に、本考案の課題は、プリント基板
の端部にこの基板面と平行な方向で嵌合してプリント基
板に装着される形式のコネクタにおいて、プリント基板
への装着作業性を向上させ、しかも半田付けを適正に行
うことができるコネクタを提供することにある。
の端部にこの基板面と平行な方向で嵌合してプリント基
板に装着される形式のコネクタにおいて、プリント基板
への装着作業性を向上させ、しかも半田付けを適正に行
うことができるコネクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、インシ
ュレータを有し、プリント基板の端部に該プリント基板
の基板面と平行な方向で嵌合して上記プリント基板に装
着されるコネクタにおいて、上記インシュレータに上記
嵌合方向に移動自在にスライダが装着され、該スライダ
の側縁部に上記基板面に対して平行な状態から離隔する
方向に弾性変形可能なバネ部が備えられ、該バネ部に突
起とキーが設けられ、上記インシュレータを上記スライ
ダと共に上記プリント基板の端部に嵌合させる際に、上
記突起が上記基板面と当接することにより上記バネ部を
上記基板面から離隔させるように弾性変形させ、該バネ
部の弾性変形により上記キーが上記インシュレータに設
けられた係止部に係合して上記スライダの上記嵌合方向
の移動を阻止し、更に、上記突起が上記プリント基板に
形成された位置決め穴に嵌入することにより上記バネ部
の弾性変形が解かれると共に上記キーと上記係止部との
係合が解除されて上記スライダの上記嵌合方向への移動
が可能となるように構成されていることを特徴とするコ
ネクタが得られる。
ュレータを有し、プリント基板の端部に該プリント基板
の基板面と平行な方向で嵌合して上記プリント基板に装
着されるコネクタにおいて、上記インシュレータに上記
嵌合方向に移動自在にスライダが装着され、該スライダ
の側縁部に上記基板面に対して平行な状態から離隔する
方向に弾性変形可能なバネ部が備えられ、該バネ部に突
起とキーが設けられ、上記インシュレータを上記スライ
ダと共に上記プリント基板の端部に嵌合させる際に、上
記突起が上記基板面と当接することにより上記バネ部を
上記基板面から離隔させるように弾性変形させ、該バネ
部の弾性変形により上記キーが上記インシュレータに設
けられた係止部に係合して上記スライダの上記嵌合方向
の移動を阻止し、更に、上記突起が上記プリント基板に
形成された位置決め穴に嵌入することにより上記バネ部
の弾性変形が解かれると共に上記キーと上記係止部との
係合が解除されて上記スライダの上記嵌合方向への移動
が可能となるように構成されていることを特徴とするコ
ネクタが得られる。
【0007】
【作用】本考案の場合、コネクタをプリント基板の端部
に嵌合させる際、先ず、スライダに設けられた突起がプ
リント基板に穿設された位置決め穴に嵌入する。これに
より、コネクタのコンタクトとプリント基板のパッドと
が一直線上に並ぶ。もし、突起が位置決め穴に嵌入しな
ければ、突起が基板面に当接し、これにより、スライダ
のバネ部が湾曲してバネ部に設けられたキーが、インシ
ュレータに設けられた係止部に係合する。この結果、ス
ライダがインシュレータの所定の位置まで移動できなく
なる。即ち、先ず最初にスライダの突起がプリント基板
の位置決め穴に嵌入して、コンタクトとパッドとが一直
線上に並ばなければ、スライダをインシュレータの所定
の位置まで押し込むことができないように成っている。
これにより、パッドに予め塗布されたクリーム半田がパ
ッドの配列方向に乱されないように成っている。
に嵌合させる際、先ず、スライダに設けられた突起がプ
リント基板に穿設された位置決め穴に嵌入する。これに
より、コネクタのコンタクトとプリント基板のパッドと
が一直線上に並ぶ。もし、突起が位置決め穴に嵌入しな
ければ、突起が基板面に当接し、これにより、スライダ
のバネ部が湾曲してバネ部に設けられたキーが、インシ
ュレータに設けられた係止部に係合する。この結果、ス
ライダがインシュレータの所定の位置まで移動できなく
なる。即ち、先ず最初にスライダの突起がプリント基板
の位置決め穴に嵌入して、コンタクトとパッドとが一直
線上に並ばなければ、スライダをインシュレータの所定
の位置まで押し込むことができないように成っている。
これにより、パッドに予め塗布されたクリーム半田がパ
ッドの配列方向に乱されないように成っている。
【0008】スライダの突起がプリント基板の位置決め
穴に嵌入した後は、スライダをプリント基板と共にイン
シュレータの所定位置まで押し込めば、スライダはイン
シュレータによって嵌合方向に案内させるので、インシ
ュレータの固定穴とプリント基板の固定穴の位置合せを
容易にできる。
穴に嵌入した後は、スライダをプリント基板と共にイン
シュレータの所定位置まで押し込めば、スライダはイン
シュレータによって嵌合方向に案内させるので、インシ
ュレータの固定穴とプリント基板の固定穴の位置合せを
容易にできる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示し、(a)は正
面図、(b)は平面図、図2は図1に示すコネクタの要
部の正面図、図3は図2のA−A線での断面図、図4は
図3のB−B線での断面図で、(a)は嵌合前、(b)
は嵌合後の状態を示し、図5は図3のC−C線での断面
図、図6は図1に示すコネクタの要部の斜視図で、嵌合
前の状態を示し、図7は図1に示すコネクタの要部の斜
視図で、嵌合後の状態を示す。
面図、(b)は平面図、図2は図1に示すコネクタの要
部の正面図、図3は図2のA−A線での断面図、図4は
図3のB−B線での断面図で、(a)は嵌合前、(b)
は嵌合後の状態を示し、図5は図3のC−C線での断面
図、図6は図1に示すコネクタの要部の斜視図で、嵌合
前の状態を示し、図7は図1に示すコネクタの要部の斜
視図で、嵌合後の状態を示す。
【0010】図1乃至図7を参照して、コネクタ1は、
インシュレータ2と、このインシュレータ2に植設され
たコンタクト3と、インシュレータ2に移動自在に装着
されたスライダ4とから成る。
インシュレータ2と、このインシュレータ2に植設され
たコンタクト3と、インシュレータ2に移動自在に装着
されたスライダ4とから成る。
【0011】インシュレータ2の両側縁部には、ガイド
20が備えられている。これらのガイド20は、夫々、
相対向する一対のガイド片21で構成されている。これ
らのガイド片21は、プリント基板7の基板面70に対
向するように成っている。相対向するガイド片21の間
は、溝22と成っており、この溝22内にスライダ4の
側縁部が移動自在に嵌入され、各対のガイド片21は、
夫々、スライダ4の側縁部を挟持する。各ガイド片21
には、嵌合方向に延びるガイド壁28が形成されてい
る。これらのガイド片21により、コネクタ1のプリン
ト基板7に対する嵌合方向で、スライダ4がインシュレ
ータ2に対して移動できるように成っている。また、各
ガイド片21の先端部には、スライダ4の係合部である
切欠き29が設けられている。
20が備えられている。これらのガイド20は、夫々、
相対向する一対のガイド片21で構成されている。これ
らのガイド片21は、プリント基板7の基板面70に対
向するように成っている。相対向するガイド片21の間
は、溝22と成っており、この溝22内にスライダ4の
側縁部が移動自在に嵌入され、各対のガイド片21は、
夫々、スライダ4の側縁部を挟持する。各ガイド片21
には、嵌合方向に延びるガイド壁28が形成されてい
る。これらのガイド片21により、コネクタ1のプリン
ト基板7に対する嵌合方向で、スライダ4がインシュレ
ータ2に対して移動できるように成っている。また、各
ガイド片21の先端部には、スライダ4の係合部である
切欠き29が設けられている。
【0012】コンタクト3は、従来と同様に、半田付け
部30と、接触部31とを有している。コンタクト3
は、ガイド片21と平行に多数インシュレータ2に植設
されている。
部30と、接触部31とを有している。コンタクト3
は、ガイド片21と平行に多数インシュレータ2に植設
されている。
【0013】スライダ4の両側縁部には、バネ部40が
備えられている。これらのバネ部40は、夫々、インシ
ュレータ2のガイド20内に移動自在に嵌入される。こ
れらのバネ部40は、夫々、相対向する一対のバネ片4
1で構成されている。相対向するバネ片41の間は、溝
42と成っており、この溝42内にプリント基板7の端
部が嵌入され、各対のバネ片41は、夫々、プリント基
板7の基板面70を挟持する。各バネ片41は、溝42
内に嵌入した基板7の基板面70に対して、接近及び離
隔する方向に弾性変形可能と成っている。各バネ片41
の先端外面には、夫々、鉤状のキー43が設けられてい
る。これらのキー43は、ガイド片21の切欠き29内
に嵌入する。また、これらのキー43は、インシュレー
タ2のガイド壁28に摺接し、これによりスライダ4
は、嵌合方向に案内される。一方、各バネ片41の先端
内面には、夫々、円柱状の突起44が設けられている。
この突起44は、プリント基板7の基板面70と当接す
ることにより、バネ片41をインシュレータ2の方へ湾
曲させ、これにより、キー43をインシュレータ2の切
欠き29内に嵌入させて、スライダ4のバネ片41をイ
ンシュレータ2のガイド20に係止させるように成って
いる。また、突起44は、プリント基板7の固定穴71
とは別に穿設された位置決め穴72に嵌入するように成
っている。従って、突起44が基板面70に当接してい
る状態から、突起44が位置決め穴72に嵌入すると、
バネ片41は、基板面70と平行な状態に戻り、バネ片
41のキー43がインシュレータ2の切欠き29から抜
け出し、これらの間の係合が解かれ、その後は、スライ
ダ4がインシュレータ2の所定位置まで移動できるよう
に成っている。各突起44には、溝42内にプリント基
板7が容易に嵌入できるようにする為に、誘導部45が
形成されている。また、各バネ片41には、スプリング
ピン8を挿通させるための逃げ穴46が穿設されてい
る。
備えられている。これらのバネ部40は、夫々、インシ
ュレータ2のガイド20内に移動自在に嵌入される。こ
れらのバネ部40は、夫々、相対向する一対のバネ片4
1で構成されている。相対向するバネ片41の間は、溝
42と成っており、この溝42内にプリント基板7の端
部が嵌入され、各対のバネ片41は、夫々、プリント基
板7の基板面70を挟持する。各バネ片41は、溝42
内に嵌入した基板7の基板面70に対して、接近及び離
隔する方向に弾性変形可能と成っている。各バネ片41
の先端外面には、夫々、鉤状のキー43が設けられてい
る。これらのキー43は、ガイド片21の切欠き29内
に嵌入する。また、これらのキー43は、インシュレー
タ2のガイド壁28に摺接し、これによりスライダ4
は、嵌合方向に案内される。一方、各バネ片41の先端
内面には、夫々、円柱状の突起44が設けられている。
この突起44は、プリント基板7の基板面70と当接す
ることにより、バネ片41をインシュレータ2の方へ湾
曲させ、これにより、キー43をインシュレータ2の切
欠き29内に嵌入させて、スライダ4のバネ片41をイ
ンシュレータ2のガイド20に係止させるように成って
いる。また、突起44は、プリント基板7の固定穴71
とは別に穿設された位置決め穴72に嵌入するように成
っている。従って、突起44が基板面70に当接してい
る状態から、突起44が位置決め穴72に嵌入すると、
バネ片41は、基板面70と平行な状態に戻り、バネ片
41のキー43がインシュレータ2の切欠き29から抜
け出し、これらの間の係合が解かれ、その後は、スライ
ダ4がインシュレータ2の所定位置まで移動できるよう
に成っている。各突起44には、溝42内にプリント基
板7が容易に嵌入できるようにする為に、誘導部45が
形成されている。また、各バネ片41には、スプリング
ピン8を挿通させるための逃げ穴46が穿設されてい
る。
【0014】各ガイド片21には、固定穴27が穿設さ
れている。この固定穴27は、スライダ4がインシュレ
ータ2の所定位置まで来た時に、プリント基板7の固定
穴71に合致するように成っている。基板7の固定穴7
1の内径は、スライダ4の突起44の外径よりも小さく
設定されている。これは、コネクタ1をプリント基板7
に嵌合させる際、スライダ4の突起44がプリント基板
7の固定穴71に嵌入するのを防ぐ為である。この目的
の為には、固定穴71の内径を突起44の外径よりも小
さく設定する以外に、スライダ4がプリント基板7に対
して正しい位置にある時、突起44とプリント基板7に
穿設された固定穴71とが嵌合方向において、一直線上
に並ばないようにしても良い。勿論、この場合、ガイド
片21に穿設された固定穴27は、プリント基板7に穿
設された固定穴71に対応する部位に穿設される。
れている。この固定穴27は、スライダ4がインシュレ
ータ2の所定位置まで来た時に、プリント基板7の固定
穴71に合致するように成っている。基板7の固定穴7
1の内径は、スライダ4の突起44の外径よりも小さく
設定されている。これは、コネクタ1をプリント基板7
に嵌合させる際、スライダ4の突起44がプリント基板
7の固定穴71に嵌入するのを防ぐ為である。この目的
の為には、固定穴71の内径を突起44の外径よりも小
さく設定する以外に、スライダ4がプリント基板7に対
して正しい位置にある時、突起44とプリント基板7に
穿設された固定穴71とが嵌合方向において、一直線上
に並ばないようにしても良い。勿論、この場合、ガイド
片21に穿設された固定穴27は、プリント基板7に穿
設された固定穴71に対応する部位に穿設される。
【0015】尚、本実施例の場合、図4から明らかなよ
うに、コンタクト3の半田付け部30が基板面70に乗
り上げる前に、スライダ4の突起44がプリント基板7
の位置決め穴72に嵌入するように成っている。このよ
うに構成すると、コンタクト3と基板7のパッドとが嵌
合方向で一直線上に並んだ後に、コンタクト3の半田付
け部30が基板面70上に乗り上げることになり、パッ
ド上のクリーム半田が乱されることが少ない。
うに、コンタクト3の半田付け部30が基板面70に乗
り上げる前に、スライダ4の突起44がプリント基板7
の位置決め穴72に嵌入するように成っている。このよ
うに構成すると、コンタクト3と基板7のパッドとが嵌
合方向で一直線上に並んだ後に、コンタクト3の半田付
け部30が基板面70上に乗り上げることになり、パッ
ド上のクリーム半田が乱されることが少ない。
【0016】次ぎに、本実施例の動作について説明す
る。図6はコネクタ1がプリント基板7に装着される前
の状態を示している。この状態からコネクタ1をプリン
ト基板7に嵌合させ始めると、スライダ4の突起44が
プリント基板7の基板面70に当接して、スライダ4の
バネ片41が図4(a)中の1点鎖線で示すように弾性
変形する。この結果、キー43が切欠き29に入り込
み、これらの係合によりスライダ4の移動が係止され
る。従って、プリント基板7が図4(a)中の2点鎖線
で示す位置に来るまで、スライダ4は移動しない。
る。図6はコネクタ1がプリント基板7に装着される前
の状態を示している。この状態からコネクタ1をプリン
ト基板7に嵌合させ始めると、スライダ4の突起44が
プリント基板7の基板面70に当接して、スライダ4の
バネ片41が図4(a)中の1点鎖線で示すように弾性
変形する。この結果、キー43が切欠き29に入り込
み、これらの係合によりスライダ4の移動が係止され
る。従って、プリント基板7が図4(a)中の2点鎖線
で示す位置に来るまで、スライダ4は移動しない。
【0017】スライダ4とプリント基板7の位置が合う
と、スライダ4の突起44がプリント基板7の位置決め
穴72に入り込む。この結果、バネ片41は、その弾性
によりもとの状態に戻る。この結果、キー43が切欠き
29から抜け出し、スライダ4とインシュレータ2との
係合が解かれる。この状態から更にコネクタ1をプリン
ト基板7に対して押し込むと、スライダ4は、プリント
基板7に押されて、図4(b)に示す位置まで移動す
る。この状態は、図7に示す状態に対応している。
と、スライダ4の突起44がプリント基板7の位置決め
穴72に入り込む。この結果、バネ片41は、その弾性
によりもとの状態に戻る。この結果、キー43が切欠き
29から抜け出し、スライダ4とインシュレータ2との
係合が解かれる。この状態から更にコネクタ1をプリン
ト基板7に対して押し込むと、スライダ4は、プリント
基板7に押されて、図4(b)に示す位置まで移動す
る。この状態は、図7に示す状態に対応している。
【0018】もし、スライダ4のプリント基板7に対す
る位置がずれている場合には、スライダ4の突起44が
プリント基板7の位置決め穴72に嵌入しないので、バ
ネ片41が弾性変形したままの状態であり、キー43が
切欠き29に入り込んだままとなる。従って、この場合
に、コネクタ1をプリント基板7に対して更に押し込も
うとしても、キー43と切欠き29とが係合し、スライ
ダ4の移動が阻止される。従って、スライダ4がプリン
ト基板7に対して所定位置に来なければ、コネクタ1を
更に押し込むことができない。即ち、コネクタ1のコン
タクト3とプリント基板7のパッドとが、嵌合方向にお
いて一直線上に並んだ後でないと、コネクタ1をプリン
ト基板7に完全に嵌合させることができない。この結
果、プリント基板7のパッドに塗布されたクリーム半田
がこれらの配列方向において乱されることがない。
る位置がずれている場合には、スライダ4の突起44が
プリント基板7の位置決め穴72に嵌入しないので、バ
ネ片41が弾性変形したままの状態であり、キー43が
切欠き29に入り込んだままとなる。従って、この場合
に、コネクタ1をプリント基板7に対して更に押し込も
うとしても、キー43と切欠き29とが係合し、スライ
ダ4の移動が阻止される。従って、スライダ4がプリン
ト基板7に対して所定位置に来なければ、コネクタ1を
更に押し込むことができない。即ち、コネクタ1のコン
タクト3とプリント基板7のパッドとが、嵌合方向にお
いて一直線上に並んだ後でないと、コネクタ1をプリン
ト基板7に完全に嵌合させることができない。この結
果、プリント基板7のパッドに塗布されたクリーム半田
がこれらの配列方向において乱されることがない。
【0019】
【考案の効果】本考案の場合、スライダに設けられたキ
ー及びインシュレータに設けられた係合部により、スラ
イダがプリント基板に対して正しい位置に来た後でない
と、インシュレータをプリント基板に完全に嵌合させる
ことができないので、プリント基板のパッドに塗布され
たクリーム半田をパッドの配列方向に乱すことを防止で
きる。
ー及びインシュレータに設けられた係合部により、スラ
イダがプリント基板に対して正しい位置に来た後でない
と、インシュレータをプリント基板に完全に嵌合させる
ことができないので、プリント基板のパッドに塗布され
たクリーム半田をパッドの配列方向に乱すことを防止で
きる。
【0020】従って、このように、位置合せを確実に行
うことができるので、半田付けを適正に行うことがで
き、位置合せの作業性が改善される。
うことができるので、半田付けを適正に行うことがで
き、位置合せの作業性が改善される。
【0021】また、本考案は、スライダの弾性変形可能
なバネ部に突起が設けられているので、この突起とプリ
ント基板に形成された位置決め穴とをスムースに嵌合さ
せることができる。従って、スライダのプリント基板に
対する位置合せを容易に行うことができる。
なバネ部に突起が設けられているので、この突起とプリ
ント基板に形成された位置決め穴とをスムースに嵌合さ
せることができる。従って、スライダのプリント基板に
対する位置合せを容易に行うことができる。
【0022】更に、本考案の場合、嵌合方向に沿って、
先ずスライダをプリント基板に対して位置合せし、続い
てこの位置合せされたスライダをガイドにしてインシュ
レータを嵌合方向に移動させれば、インシュレータはプ
リント基板の所定位置に固定されるようになっており、
即ち、本考案のコネクタは、1アクションでプリント基
板の所定位置に装着することができ、従って、コネクタ
のプリント基板に対する装着作業性に優れており、この
装着作業の機械化も容易に行うことができる。
先ずスライダをプリント基板に対して位置合せし、続い
てこの位置合せされたスライダをガイドにしてインシュ
レータを嵌合方向に移動させれば、インシュレータはプ
リント基板の所定位置に固定されるようになっており、
即ち、本考案のコネクタは、1アクションでプリント基
板の所定位置に装着することができ、従って、コネクタ
のプリント基板に対する装着作業性に優れており、この
装着作業の機械化も容易に行うことができる。
【図1】図1は本考案の一実施例を示し、(a)は正面
図、(b)は平面図である。
図、(b)は平面図である。
【図2】図2は図1に示すコネクタの要部の正面図であ
る。
る。
【図3】図3は図2のA−A線での断面図である。
【図4】図4は図3のB−B線での断面図で、(a)は
嵌合前、(b)は嵌合後の状態を示す。
嵌合前、(b)は嵌合後の状態を示す。
【図5】図5は図3のC−C線での断面図である。
【図6】図6は図1に示すコネクタの要部の斜視図で、
嵌合前の状態を示す。
嵌合前の状態を示す。
【図7】図7は図1に示すコネクタの要部の斜視図で、
嵌合後の状態を示す。
嵌合後の状態を示す。
【図8】図8は従来のコネクタの要部の正面図である。
【図9】図9は図8のA−A線での断面図である。
【図10】図10は図9のB−B線での断面図である。
【図11】図11は図9のC−C線での断面図である。
2 インシュレータ 4 スライダ 7 プリント基板 20 ガイド 40 バネ部 44 突起 70 基板面 72 位置決め穴
Claims (1)
- 【請求項1】 インシュレータを有し、プリント基板の
端部に該プリント基板の基板面と平行な方向で嵌合して
上記プリント基板に装着されるコネクタにおいて、上記
インシュレータに上記嵌合方向に移動自在にスライダが
装着され、該スライダの側縁部に上記基板面に対して平
行な状態から離隔する方向に弾性変形可能なバネ部が備
えられ、該バネ部に突起とキーが設けられ、上記インシ
ュレータを上記スライダと共に上記プリント基板の端部
に嵌合させる際に、上記突起が上記基板面と当接するこ
とにより上記バネ部を上記基板面から離隔させるように
弾性変形させ、該バネ部の弾性変形により上記キーが上
記インシュレータに設けられた係止部に係合して上記ス
ライダの上記嵌合方向の移動を阻止し、更に、上記突起
が上記プリント基板に形成された位置決め穴に嵌入する
ことにより上記バネ部の弾性変形が解かれると共に上記
キーと上記係止部との係合が解除されて上記スライダの
上記嵌合方向への移動が可能となるように構成されてい
ることを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018738U JP2537637Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992018738U JP2537637Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579885U JPH0579885U (ja) | 1993-10-29 |
JP2537637Y2 true JP2537637Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=11980015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992018738U Expired - Fee Related JP2537637Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537637Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63304585A (ja) * | 1987-06-03 | 1988-12-12 | Hirose Electric Co Ltd | サ−フェイスマウント型電気コネクタの基板接続機構及びその基板取付け方法 |
JPH0436789U (ja) * | 1990-07-24 | 1992-03-27 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP1992018738U patent/JP2537637Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0579885U (ja) | 1993-10-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19951219 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961203 |
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