JP2537587Z - - Google Patents

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JP2537587Z
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objective optical
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旭光学工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は内視鏡の先端部の構造に関し、特に、先端部本体と湾曲部との連結
部の構造に関する。 〔従来の技術〕 いわゆる電子内視鏡では、対物光学系を内蔵した先端部本体と湾曲部との間に
固体撮像素子関係部品を収容するために、先端部本体と湾曲部とを連結筒で連結
したものが少なくない。固体撮像素子を用いていない内視鏡にも、同様の構成を
とるものがある。 このような内視鏡の先端部では、連結筒を湾曲部最先端の節輪の外側又は内側
に嵌合させて、お互いをビスその他の固定手段によって固定している。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、連結筒を節輪の外側に嵌合させると、その部分の外径が太くなって、
内視鏡の挿入性が悪くなり、患者に与える苦痛が大きなものになってしまう。 また、連結筒を節輪の内側に嵌合させると、その部分の内径が細くなって、チ
ューブ類や照明用ライトガイドファイババンドルなど各種内蔵物を挿通するため のスペースが小さくなってしまうため、内視鏡のスペックダウンを余儀なくされ
てしまう。この性能低下を回避しようとするとその付近を全体的に太くしなけれ
ばならず、結局挿入性を悪くしてしまうことになる。 この考案は、従来のそのような欠点を解消し、先端部本体と湾曲部とを接続す
るための連結筒と湾曲部との連結部分の外径を太くすることなく、しかも内側に
内蔵物を挿通するための充分なスペースを確保することができる内視鏡の先端部
を提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、本考案の内視鏡の先端部は、対物光学系などを内
蔵した先端部本体を、遠隔操作によって屈曲自在な湾曲部の先端に連結筒を介し
て連結した内視鏡の先端部において、上記連結筒の後端部付近を上記湾曲部の最
先端部品の内側に嵌合させて、上記連結筒と上記湾曲部の最先端部品とを固定手
段によって固定すると共に、その固定部以外の部分において上記連結筒の嵌合部
を切り欠いたことを特徴とする。 〔実施例〕 図面を参照して実施例を説明する。 第2図は、内視鏡の挿入部先端を示している。 図中1は、挿入部を形成する
細長い可撓管の先端に形成された湾曲部であり、複数の節輪2がリベット3によ
って回動自在に連結されている。その外周は、金属細線製の網状管4及びゴム製
の外皮チューブ5によって被覆されている。 遠隔的に牽引操作される湾曲操作ワイヤ7は、各節輪2から内方に突設された
ワイヤガイド8内に進退自在に挿通されている。そして、各湾曲操作ワイヤ7の
先端は、ワイヤガイド8に銀ロー付けなどによって固着されている。9は、ワイ
ヤガイド8の端部に銀ロー付けなどによって固着された、抜け止め用のストッパ
パイプである。 11は、連絡筒12を介して湾曲部1の先端に連結された先端部本体であり、
金属製の胴部11bと、その先端部分に接合された電気絶縁性プラスチック製の
頭部11aとにより形成されている。 先端部本体11は先端側(第2図左方)から見て円形の断面形状をしており、 頭部11a内に対物光学系13が内蔵されている。 対物光学系13は複数のレンズによって構成されており、その軸方向は先端部
本体11の軸方向と一致していて、前方(第2図の左方)の物体が被写体となる
。観察窓14は、対物光学系13の最先端のレンズによって形成されている。 15及び16は、対物光学系13の各レンズが嵌め込み接着された鏡枠であり
、外側の鏡枠15が先端部本体の頭部11aに接合されている。17は明るさ絞
り。18はシール用のOリングである。 照明用ライトガイドファイババンドル21の出射端部21aは、軸を対物光学
系13と平行にして、先端部本体の頭部11aに固着されている。そして、その
端面には、出射される照明光の配光角度を拡げるための配光レンズ(凹レンズ)
22が配置されている。 このようにして配光レンズ22が照明窓23を形成しており、照明用ライトガ
イドファイババンドル21中を伝送されてきた照明光によって、先端部本体11
の前方の被写体が照明される。 第3図は、先端部本体の頭部11aの正面図である。ここに示されるように、
照明窓23は2カ所に設けられ、その内側に各々ライトガイドファイババンドル
21が配置されている。24は、検鉗子その他の処置具類を突出させるための
処置具出口。25及び26は送気ノズル及び送水ノズルである。 第2図に戻って、先端部本体11の胴部11b内には、固体撮像素子31が配
置されている。固体撮像素子31としては、例えばCCD(電荷結合素子)が用
いられる。 固体撮像素子31の受像面31aは正方形又は長方形に形成されていて、対物
光学系13の中心軸に対して平行に配置されている。 そして、対物光学系13と固体撮像素子31との間には直角プリズム33が配
置されていて、対物光学系13の光軸が、固体撮像素子31の受像面31aの中
心に垂直に交わるように、直角方向に反射されている。 また、この直角プリズム33と対物光学系13との間には、鏡枠16の後半部
に接続された接続筒34内に、色補正フィルタ35とローパスフィルタ36とが
介挿されている。 このような配置により、第2図左方の被写体の像が、対物光学系13によって
、固体撮像素子31の受像面31aに結像する。 なお、第4図に示されるように、接続筒34及びその内側の光学素子類は、必
要のない無駄な部分をカットして、略正方形に形成されている。 ところで、対物光学系13としては、固体撮像素子31に至る間の主光線が、
第2図に一点鎖線で示されるように全体として徐々に拡がるように設計されたも
のが用いられている。 固体撮像素子31は、従前から用いられているイメージガイドファイババンド
ルと異なり、受像面31aに多少斜めの方向から光が入射しても、受光ロスが小
さいので、主光線が後方で徐々に拡がるようにした対物光学系13を用いること
ができる。 したがって、前方の対物光学系13側から見たとき、直角プリズム33内を通
る光線の外縁は、第6図に2点鎖線で示されるように、受像面31aに向かって
八の字状に次第に拡がっている。 そして、その光線の外縁とほぼ平行になるように、直角プリズム33は、受像
面31aに向かって徐々に拡がる台形状に形成されていて、直角プリズム33の
占める断面積を最少限にしている。したがって、先端部本体11を細く形成する
ことができている。 なお、第6図において、27及び28は、送気管路及び送水管路。29は、処
置具挿通管路(鉗子チャンネル)である。 固体撮像素子31を取り付けた回路基板40は、第5図に示されるように、素
材として一枚の可撓性のある電気絶縁性プラスチック板が用いられている。 回路基板40は、その可撓性を活かして全体としては5つ折りに形成されてお
り、先端部本体11の軸方向に沿う第5図の破線部に沿って順次折り曲げられる
。 回路基板40の、固体撮像素子31が取り付けられた平面40aの両側の平面
40b,40cには、電子回路が配線されていて各種電子部品41が取り付けら
れている。そして、回路基板40の最も外側の平面40eに、内視鏡挿入部から
湾曲部1にわたって挿通されたケーブル43のリード線44をはんだ付けするた
めの、はんだ付け端子45が形成されている。 この回路基板40は、第1図に示されるように、前方の対物光学系13側から
見て、直角プリズム33の外縁形状と同形状の台形状に形成されて、直角プリズ
ム33のすぐ後方に配置されている。したがって、対物光学系13側から見ると
、直角プリズム33の外縁形状と回路基板40とはちょうど重なり合っていて、
どちらもほとんど出張っていない。 回路基板40の、はんだ付け端子45が形成された平面40eは、台形形状の
中央部分に上方から折り込まれており、その台形形状内の空間部には電気絶縁性
のプラスチック材が充填されている。したがって、はんだ付け端子45部分は回
路基板40から後方にも側方にも延出されておらず、回路基板40の長さ及び幅
を短く形成することができる。 なお、ケーブル43が2本ある場合には、第7図に示されるような、はんだ付
け端子45を両側に形成した回路基板40を用いて、両側に各々リード線を接続
するとよい。 再び第2図に戻って、回路基板40の周囲を囲む連結筒12は、後端部(第2
図で右側)付近を除いて円筒状に形成されており、その前半部分は、先端部本体
11の胴部11bの外周に嵌合してビス止め固定されている。 連結筒12の後端側は、最先端の節輪2の内側に嵌着されて、その節輪2にビ
ス止め固定されており、ビス止めのためのねじ穴51を形成するために、連結筒
12の後端部分は、内径を小さくして厚肉に形成されている。 ただし、その部分の内径を単純に小さくしてしまうと、各種内蔵物を通すため
スペースが小さくなってしまうので、第1図に示されるように、ねじ穴51が形
成された3カ所の部分以外の部分は、切り欠かれている。したがって、湾曲部1
から連結筒12にかけては、ねじ穴51が形成された内方への突出部分以外は、
節輪2の内周面まで空間が形成されており、太い処置具挿通路29やライトガイ
ドファイババンドル21など各種内蔵物を障害なく挿通することができる。 なお、連結筒12の後端部は、少なくとも各内蔵物と干渉する部分を切り欠け
ばよく、また、連結筒12と最先端の節輪2とは、銀ロー付けやスポット溶接な
ど、ビス止め以外の手段によって固定してもよい。なお、外皮チューブ5は先端
部本体11の大半の部分を被覆している。 〔考案の効果〕 本考案の内視鏡の先端部によれば、連結筒が湾曲部の最先端部品の内側に嵌合
しているので、その部分の外径は湾曲部の所定の外径寸法より太くならない。し
たがって、良好な挿入性が得られて、患者に与える苦痛を小さなものにすること
ができる。 そして、連結筒は、固定部以外の部分で嵌合部が切り欠かれているので、所定
の性能を発揮するのに充分な量の内蔵物を挿通するためのスペースが確保され、
高スペックを得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、I−I断面図、 第2図は、実施例の側面断面図、 第3図は、実施例の正面図、 第4図は、IV−IV断面図、 第5図は、実施例の回路基板の展開図、 第6図は、VI−VI断面図、 第7図は、実施例の他の回路基板の展開図である。 1…湾曲部、2…節輪、11…先端部本体、11a…頭部、11b…胴部、1
2…連結筒、13…対物光学系、31…固体撮像素子、31a…受像面、33…
直角プリズム、40…回路基板、43…ケーブル、44…リード線、45…はん
だ付け端子、51…ねじ穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】対物光学系などを内蔵した先端部本体を、遠隔操作によって屈曲
    自在な湾曲部の先端に連結筒を介して連結した内視鏡の先端部において、 上記連結筒の後端部付近を上記湾曲部の最先端部品の内側に嵌合させて上記連
    結筒側にネジ孔を形成し、上記連結筒と上記湾曲部の最先端部品とを上記ネジ孔
    に螺合するビスによって固定すると共に、上記連結筒の嵌合部の上記ネジ孔が形
    成されていない周方向の全ての部分を切り欠いて、切り欠かれずに残された部分
    を上記連結筒の軸線方向から見たときの断面形状が上記連結筒の外周側へ向かっ
    て末広がり状に漸次厚肉になるように、上記切り欠かれずに残された部分の側壁
    面の輪郭形状を円弧状に形成したことを特徴とする内視鏡の先端部。

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