JP2537582Y2 - スクリーン用巻取軸 - Google Patents

スクリーン用巻取軸

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JP2537582Y2
JP2537582Y2 JP1990104005U JP10400590U JP2537582Y2 JP 2537582 Y2 JP2537582 Y2 JP 2537582Y2 JP 1990104005 U JP1990104005 U JP 1990104005U JP 10400590 U JP10400590 U JP 10400590U JP 2537582 Y2 JP2537582 Y2 JP 2537582Y2
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JP
Japan
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coil spring
screen
heat
tube
winding shaft
Prior art date
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JP1990104005U
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English (en)
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JPH0462795U (ja
Inventor
守 守谷
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Seiki Hanbai Co Ltd
Original Assignee
Seiki Hanbai Co Ltd
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、巻取式の防虫網戸等に使用されるスクリー
ン用巻取軸に関するものである。
[従来の技術] 例えば巻取式の防虫網戸においては、防虫ネットを巻
き取るための巻取軸として、パイプの内部にコイルばね
を内蔵したものを使用し、ネットを引き出した時に該コ
イルばねに捩りによる弾性エネルギーを蓄積させ、その
弾性エネルギーを駆動源として上記ネットを自動的に巻
き取るようにしている。
ところが、上記従来の巻取軸においては、ネットの引
き出し及び巻き取り時にコイルばねが捩られたり復元し
たりする際に、該コイルばねが巻径の変化や振動、うね
り等を生じて内筒の内面に当接し、騒音を発生したり内
筒を傷付ける等の欠点があった。特に、ネットを引き出
すことによってコイルばねに強い捩りが加えられた時
に、該コイルばねが全体として螺旋状に変形し、内筒内
面に激しく当接することになる。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、コイルばねが内筒内面に当接して騒
音や傷を発生することのないスクリーン用巻取軸を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案は、スクリーンを巻
き取るための外筒の内部に、コイルばねを内蔵した内筒
を配設し、該コイルばねの一端を外筒に固定的に連結す
ると共に、コイルばねの他端を、巻取軸を回転自在に支
持する支持部材に固定的に係止させ、該コイルばねの捩
りによる弾性エネルギーを駆動源として上記スクリーン
を自動的に巻き取るようにしたものにおいて、上記コイ
ルばねの外面に、該コイルばねを本来のばね機能を損な
わない程度に拘束する熱収縮チューブを被着すると共
に、該熱収縮チューブをコイルばねに局部的に食い込ま
せたことを特徴とするものである。
[作用] 上記巻取軸は、それに巻着したスクリーンを引き出す
ことによりコイルばねに捩りによる弾性エネルギーが蓄
積され、スクリーンの巻き取り時には、蓄積された弾性
エネルギーを駆動源として該スクリーンが自動的に巻き
取られる。このとき、コイルばねに被設した熱収縮チュ
ーブにより、該コイルばねが捩られたり復元したりする
際の振動や螺旋状のうねり等が防止され、内筒の内面に
激しく当接することがなく、当接したとしても上記チュ
ーブを介して緩衝的に当接することになるため、騒音や
傷等を発生することがない。しかも、このチューブは、
上記コイルばねを本来のばね機能を損なわない程度に拘
束しているので、スクリーンの引き出し及び巻取り操作
にも支障を来すことなく、コイルばねが振動したり、変
形を生じたりするのを抑止することができる。
さらに、上記熱収縮チューブを局部的にコイルばねに
食い込ませることにより、該コイルばねが捩られたり復
元したりする際にチューブがコイルばねの軸線方向に変
移するのを規制することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
第1図において、1は巻取軸、2は該巻取軸1を回転
自在に内蔵するボックス状のカバー、3は該巻取軸1に
巻き付けられた防虫ネット等のスクリーンを示し、該ス
クリーン3の先端がカバー2に形成されたスリット状の
開口を通じて外部に導出されている。なお、4はスクリ
ーン3の先端に取り付けられた框、5,5はこれらのスク
リーン3及び框4の両端を案内する縦枠材である。
上記巻取軸1は、スクリーン3を巻き付けるための外
筒10と、該外筒10の内部に配設された内筒11、該内筒11
内に内蔵されたコイルばね12、及び該コイルばね12を内
側から支持する支持棒13を備えており、上記内筒11は、
外筒10の両端に嵌着、固定されたエンドブロック14,15
に両端を支持され、コイルばね12は、その一端が一方の
エンドブロック14に係止されることにより該エンドブロ
ック14を介して外筒10に固定的に連結されると共に、他
端が、他方のエンドブロック15に回転自在に支持された
ばね受け16に固定的に係止せしめられ、該ばね受け16に
突設された角軸部16aを介してカバー2の側板2aに固定
的に係止可能となっており、而して、巻取軸1の一端に
おいて上記角軸部16aが側板2aに係止状態に支持され、
且つ、他端において上記エンドブロック14が他方の側板
2bに軸17で回転自在に支持されることにより、該巻取軸
1がカバー2に回転自在に支持されている。従って、ス
クリーン3を引き出すことによりコイルばね12の一端が
外筒10と共に回転して、該コイルばね12に捩りによる弾
性エネルギーが蓄積され、スクリーン3の巻き取り時
に、蓄積された弾性エネルギーが駆動源となって該スク
リーン3が自動的に巻き取られる。
上記内筒11は、外筒10に対して固定的であっても、相
対的に回転可能であっても良い。
また、上記コイルばね12の外面には、第2図からも分
るように、熱収縮性の合成樹脂チューブ20が密着状態に
被着されている。このチューブ20は、コイルばね12に被
設したあと加熱することにより熱収縮させたもので、こ
の熱収縮により硬さが増してコイルばね12を本来の機能
を損なわない程度に拘束し、該コイルばね12が振動や変
形を生じるのを防止する。また、該チューブ20がある程
度の柔軟性も具備していて緩衝作用があり、且つ内筒11
に対する滑りも良いことから、コイルばね12が該チュー
ブ20を介して内筒11に当接する際の当りを柔らかくし、
スクリーン3の引出し及び巻取り操作にも支障を来すこ
とがない。
上記チューブ20は、熱収縮度を高めることにより局部
的にコイルばね12に食い込ませ、それによって該コイル
ばね12に固定しており、これにより、コイルばね12が捩
られたり復元したりする際にチューブ20がコイルばね12
の軸線方向に変移するのを規制することができるように
しているが、第2図に示すように、その適宜箇所をバン
ド21で締め付けることにより、上記コイルばね12に固定
することもできる。また、該チューブ20の両端部20a
は、第1図に示すように収縮度を大きくすることによっ
て内側に絞っても、第2図に示すように収縮度を小さく
することによって外側に広げてもよく、あるいは、他の
中間部分と同じ大きさに形成することもできる。
上記構成を有する巻取軸1においては、スクリーン3
を引き出すことによりコイルばね12に捩りにより弾性エ
ネルギーが蓄積され、スクリーン3の巻き取り時には、
蓄積された弾性エネルギーが駆動源となって該スクリー
ン3が自動的に巻き取られる。このとき、コイルばね12
に被着した熱収縮チューブ20により、該コイルばね12が
捩られたり復元したりする際の振動や螺旋状のうねり等
が防止されるため、内筒11の内面に激しく当接すること
がなく、当接したとしても上記チューブ20を介して緩衝
的に当接することになるため、騒音や傷等を発生しな
い。
[考案の効果] このように本考案によれば、コイルばねの外面に、該
コイルばねを本来のばね機能を損なわない程度に拘束す
る熱収縮チューブを被着したことにより、スクリーンの
引き出し及び巻取り操作に支障を来すことなく、スクリ
ーンの開閉時におけるコイルばねの振動や螺旋状のうね
り等を防止することができると共に、該コイルばねを内
筒の内面に緩衝的に当接させることができ、これによ
り、騒音や傷等の発生を確実に防ぐことができ、また、
熱収縮チューブをコイルばねに局部的に食い込ませたこ
とにより、該チューブをコイルばねに係止させて、スク
リーンの開閉時にコイルばねが捩れたり縮径したり復元
したりする際に、該チューブがコイルばねの軸線方向に
位置ずれするのを確実に防止して、コイルばねの端部が
露出したり、チューブが一端側に寄って皺になるなどの
不都合を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部を省略した断面
図、第2図はその部分破断要部拡大図である。 1……巻取軸、3……スクリーン、10……外筒、11……
内筒、12……コイルばね、20……チューブ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーンを巻き取るための外筒の内部
    に、コイルばねを内蔵した内筒を配設し、該コイルばね
    の一端を外筒に固定的に連結すると共に、コイルばねの
    他端を、巻取軸を回転自在に支持する支持部材に固定的
    に係止させ、該コイルばねの捩りによる弾性エネルギー
    を駆動源として上記スクリーンを自動的に巻き取るよう
    にしたものにおいて、 上記コイルばねの外面に、該コイルばねを本来のばね機
    能を損なわない程度に拘束する熱収縮チューブを被着す
    ると共に、該熱収縮チューブをコイルばねに局部的に食
    い込ませたことを特徴とするスクリーン用巻取軸。
JP1990104005U 1990-10-02 1990-10-02 スクリーン用巻取軸 Expired - Lifetime JP2537582Y2 (ja)

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JPH0462795U JPH0462795U (ja) 1992-05-28
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5776304B2 (ja) * 2011-04-22 2015-09-09 アイシン精機株式会社 車両用シート巻取り装置
JP2014083891A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シート巻取り装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60110596U (ja) * 1983-12-29 1985-07-26 日本発条株式会社 シ−トの巻取装置

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JPH0462795U (ja) 1992-05-28

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